不朽のイギリス文学『高慢と偏見』関連映像化作品5選

2017年7月6日更新

18世紀のイギリスを舞台に5人姉妹の身分違いの恋愛模様を描いた、ジェイン・オースティンの名作小説『高慢と偏見』。発表から200年以上経った今なお、さまざまなバージョンで実写映像化されているこの作品をひも解きます。

恋愛小説の金字塔『高慢と偏見』とは?

『高慢と偏見』は、イギリスを代表する女流作家のジェーン・オースティンが1817年に発表しました。女性に相続権がなかった18世紀末のイギリスを舞台に、金持ちの男性との結婚を夢見るベネット家の5人姉妹と、彼女らを取り巻く男性たちの恋のさや当てを描きます。

身分違いの恋を描いたラブ・ストーリーのひな形として全世界に知られるようになり、原作に忠実な映像化やアレンジを加えた映像化など、さまざまなバージョンが生まれました。

1:原作小説の最初の映画化:『高慢と偏見』(1940年版)

1940年に製作された当時の大スター、グリア・ガースンとローレンス・オリヴィエが出演した、原作を最初に実写映像化した作品。

日本では長らく未公開状態でしたが、2006年にパブリックドメイン版のDVDが発売されたことで、ようやく陽の目を見ました。

2:評価の高いテレビドラマ版:『高慢と偏見』(1995年版)

イギリスBBCが1995年に製作したテレビドラマ版。いまやオスカー俳優となったコリン・ファースがダーシーを、ジェニファー・イーリーがエリザベスをそれぞれ演じています。なお製作当時、この2人は交際していました。

このドラマのファンだったイギリスの女流作家ヘレン・フィールディングは、オマージュとして現代風にアレンジした小説『ブリジット・ジョーンズの日記』を執筆し、後にこれも映画化され、劇中でダーシーに当たる男性をコリン・ファースが演じることとなります。

3:エリザベス役のキーラ・ナイトレイの魅力全開

edinburghttt 綺麗な映画。一見暗い映画かと思ってしまうけど、見終わったあとにすごく爽やかな気分になれる。身分とか資産とか昔の結婚って複雑だったんだね。
Riyon_Yamamoto 撮り方がとても美しい作品だった。 まだまだ女性の地位が低く、結婚イコールそのいえの財産をどれだけ増やせるかという時代の話。キーラナイトレイがとても綺麗。

原作でのキーパーソンとなるエリザベスとダーシーの恋にポイントを絞って製作された映画版。エリザベスを演じたキーラ・ナイトレイがヒロイン役を熱演し、アカデミー主演女優賞を含む計4部門でノミネートされました。

4:古典恋愛劇とゾンビが究極のコラボ!

アメリカの作家セス・グレアム=スミスが、『高慢と偏見』を下地としたホラー小説を実写化した異色作で、日本では2016年9月に公開予定。

謎のウイルスにより人間がゾンビ化した19世紀のイギリスを舞台に、ゾンビと戦うベネット家5姉妹の活躍と恋を描いた、バカバカしくも痛快な内容となっています。

5:悩み多き30代独身女性の日常をユーモラスに描く

epocheche コリン・ファースとヒュー・グラントの取り合いになるブリジットがただただ羨ましい! ダーシーの堅物な感じ、お母様からプレゼントでもらった野暮なニットを着ている感じ、ブリジットに一途な感じ、もうこれを演じられるのはコリン・ファースしかいない!と確信しました。 ヒュー・グラントの女誑しな役もはまっていて、ブリジットは一体どちらに転ぶのだろう?と終始ドキドキハラハラした作品でした。
polo1026 主人公のブリジットがぼっちゃりキュートってところが世の女性から共感を集めるポイントでしょうね~ いつもタイミングの悪いブリジットを「頑張れ!」って応援したくなっちゃう。 これぞ王道のラブコメ!

『高慢と偏見』を現代風にアレンジしたコメディ。レニー・ゼルウィガー演じる痛々しい等身大の30代女性が共感を呼び、シリーズ化されるヒットとなりました。

BBCドラマ版『高慢と偏見』に出演していたコリン・ファースと、『ノッティング・ヒルの恋人』などで知られるヒュー・グラントといった相手役にも注目です。なお最新作『ブリジット・ジョーンズの日記 ダメな私の最後のモテ期』が、2016年9月30日に公開されます。