久保ミツロウ原作の漫画『モテキ』の実写化!
2011年に公開された映画『モテキ』の原作は、久保ミツロウが描いた漫画で、講談社の漫画雑誌イブニングに連載されていたものです。2008年イブニングで連載される以前に、2003年『週刊ヤングマガジン』で主人公の中学生時代を、2009年『マガジンSPECIAL』には高校時代を描いた別ストーリーが掲載されています。
漫画は160万部を超える大ヒットとなり、2010年テレビ東京でドラマ版が放送されました。そこで主人公の藤本幸世役に抜擢されたのが森山未來。 ヒロインたちには、野波麻帆、満島ひかり、松本莉緒、菊地凛子という豪華な女優陣が顔を揃えました。 そのドラマも大ヒット、2011年に待望の映画化となります。主人公を演じた森山未來はそのままに、映画版ヒロインたちには長澤まさみ、麻生久美子、仲里依紗、真木よう子が抜擢されました。
映画『モテキ』のあらすじ
映画『モテキ』は、ドラマ版から1年先を描いた完全オリジナルストーリーです。本作の主人公は、金なし、夢なし、彼女なしな、モテない草食系男子・藤本幸世。1年前に謎のモテ期を経験しましたが、結局そのチャンスを活かせず、これから先の人生もつまらない生活が続くと思っていた矢先・・・何故か突然、彼に第二のモテ期が訪れます。 ライター見習いとして働いている幸世の前には、編集者・松尾みゆき、みゆきの友人・るみ子、子持ちホステス・愛、同僚の素子が現れ、幸世の生活と心をかき乱します。さて、幸世は今度こそモテ期をモノにできるのでしょうか!? 監督は、ドラマの演出も務めた大根仁が監督しています。 うだつの上がらない幸世の毎日を彩るように、ミュージカルテイストあり、フジファブリックはじめ最新ミュージックの挿入あり、音楽も見所の一つです。笑いと胸キュンポイントをふんだんに取り入れた、恋愛エンターテイメントムービーになっています。
藤本幸世/森山未來
主人公のモテない草食系男子藤本幸世を演じるのは、森山未來です。1984年8月20日生まれ神戸出身の俳優で、ダンサーとしても活躍しています。2004年に公開された映画『世界の中心で、愛をさけぶ』で主人公の高校生役を演じ、一躍注目を浴びました。 以降、主に映画や舞台などで活躍することが多く、2016年には映画『怒り』で田中信吾役として出演し、その年の日本アカデミー賞では優秀助演男優賞を獲得しました。
松尾みゆき/長澤まさみ
幸世が恋心を抱くヒロイン、編集者の松尾みゆきを長澤まさみが演じます。「殺人級の笑顔の女」と呼ばれ、映画の中で男性をイチコロにする笑顔を何度も披露してくれます。 演じる長澤まさみは、1987年6月3日生まれ静岡県出身の女優です。 森山未來とは、前述の映画『世界の中心で、愛をさけぶ』で共演しており2度目の共演となりました。2017年には漫画原作の映画『銀魂』で志村妙役を演じ話題になりました。
升元るみ子/麻生久美子
みゆきの地元の友人で、幸世に恋心を抱き一夜を共にするお嬢様系の一途な女・るみ子を演じるのは、女優の麻生久美子です。 1978年6月17日生まれ千葉出身で、映画をメインとして活躍しています。主演作も多く、2009年公開『インスタント沼』元編集者の沈丁花ハナメ役、2012年公開『グッモーエビアン!』シングルマザーの広瀬アキ役などがあります。 プライベートでは、スタイリストの伊賀大介と結婚しており、二人のお子さんに恵まれています。
愛/仲里依紗
25歳子持ちのホステス・愛を、仲里依紗が演じます。1989年10月18日生まれ長崎県出身の女優で、2013年に俳優の中尾明慶と結婚し、第一子が誕生しています。 2006年に劇場アニメ『時をかける少女』の主人公・紺野真琴の声を担当し、一気に注目を集めた仲里依紗。また、2010年の映画実写版『時をかける少女』でも主人公の芳山あかりを演じ、彼女の代表作となっています。
唐木素子/真木よう子
幸世の同僚のツンデレS女・唐木素子を真木よう子が演じました。1982年10月15日千葉県出身の女優で、2009年に娘を出産、2015年には離婚しています。映画やドラマで活躍しており、演技力にも定評があります。 2013年公開された主演映画『さよなら渓谷』では、第37回日本アカデミー賞最優秀主演女優賞をはじめとする各映画賞を受賞しました。 その他には、是枝裕和監督作にもよく出演しており、2013年公開の映画『そして父になる』斎木ゆかり役、2016年公開の映画『海よりもまだ深く』響子役があります。
山下ダイスケ/金子ノブアキ
みゆきの彼氏で既婚者の山下ダイスケを演じたのは、金子ノブアキです。1981年6月5日生まれ東京都出身で、俳優として活躍する他、ロックバンド・RIZEの一員としてもアーティスト活動しています。 都会の若者、危なげなイメージをうまく利用し、2009年公開の映画『クローズZERO II』では鳴海大我役、2015年公開映画では『新宿スワン』の葉山豊役などを好演しました。
島田雄一/新井浩文
原作の漫画にも登場し、ドラマ版から引き続き新井浩文が演じているのは、幸世の親友・島田雄一。中学、高校で幸世と同級生であり、今は会社員になっています。ドラマ版のヒロインだったいつかや、桜子と恋仲になったり、幸世とは違いチャンスをモノにしている男性です。 演じた新井浩文は、1979年1月18日青森県出身で韓国籍の俳優。映画やドラマの脇役として多数出演しており、クールな役からちょっと冴えない役まで、欠かせない名脇役の地位を確立しています。 2014年公開の『百円の恋』ではボクサーの狩野祐二役を演じ、2017年に公開された映画『奥田民生になりたいボーイと出会う男すべて狂わせるガール』では主人公の先輩役に抜擢されています。