リリー・フランキーの演技力がやばい!54歳にして独身を貫く多彩俳優の魅力まとめ【出演映画、名言集】
リリー・フランキーの多彩な才能
1963年11月4日福岡県北九州市で生まれ、武蔵野美術大学で芸術を学んだリリー・フランキー。俳優は勿論のことライターやエッセイスト、小説家などの物書きだけではなく、あの人気NHKアニメ「おでんくん」の作者として有名なように、イラストレーターや絵本作家としても活躍しています。 それだけに留まらず、大学で学んだものを生かしてアートディレクターやデザイナー、フォトグラファー、構成作家や演出家を務めたり、ジャンルは全く別ですがミュージシャン、作曲家、作詞家、ラジオナビゲーターとして活躍するなど、その活躍は多岐に渡っています。
「リリー・フランキー」という名前の由来
そもそも、どうして「リリー・フランキー」という名前なのでしょう。彼の芸名は、大学時代の友人たちから命名された名前に由来する、とのこと。「フランキー」という名前はイギリスのポップ・ミュージック・バンドであるカルチャー・クラブのボーイ・ジョージが好きなことが転じて、「性別も国籍もわからない謎めいた名前にしたい」という思いからつけられたそうです。 ちなみに、ミュージシャンとして番組に出演する際にはロックバンド「TOKYO MOOD PUNKS」のボーカル、エルヴィス・ウッドストックという名義で活動をするそうです。
『東京タワー 〜オカンとボクと、時々、オトン〜』で一躍有名に!
『東京タワー 〜オカンとボクと、時々、オトン〜』は、リリー・フランキー自身の実体験を基にした長編小説です。2005年6月29日に扶桑社から発売され、200万部を超す大ヒットを記録し話題となりました。 『東京タワー 〜オカンとボクと、時々、オトン〜』の大ヒットによりリリーの名前は一気に誰もが知る名前になりました。今日の活躍の重要なきっかけとなったといえるでしょう。
変わり者エピソードを紹介!
今夜の第7話には情報屋南を演じるリリーフランキーさんも出演します!笑わない人はいないんじゃないか?っというぐらいの出来事が!????見どころの1つです!みなさんお楽しみに????#ハロー張りネズミ #ハロネズ #リリー・フランキー #新感覚探偵ドラマ pic.twitter.com/PE7T4JbXo8
— ハロー張りネズミ【公式】ハロネズ (@hello_hrnzm) August 25, 2017
公私共に認める遅刻魔
「頼まれたことは断る理由がないから全て受ける」
トークでは下ネタが多い
彼女はラブドール?!
リリー・フランキーの演技力がやばい
同時期に公開された映画『凶悪』『そして父になる』で、どちらもキネマ旬報ベスト・テン助演男優賞など数々の賞を受賞したリリー・フランキー。この2作の演技の振り幅が話題になりました。 『凶悪』では残忍に人殺しを行う悪人、『そして父になる』では町の電気店を経営する優しい父親を演じ、「極悪非道なリリーさんの演技を観た直後、もうひとりのリリーさんにすぐ癒してもらうという驚異の振り幅を体感した」などの困惑する声がネットで上がりました。 映画解説者の中井圭は、『凶悪』ではリリーフランキーの善なる部分が感じられないと語ります。優しい見た目なだけに、悪を演じると際立つんだとか。『そして父になる』に対しては、「お金はないけど明るいお父さん」という人間っぽさを繊細に演じているとコメントしています。
善人と悪人、どちらを演じる際も、リリーの“普通の人っぽさ”がその役のキャラクターを引き出しています。『そして父になる』の監督・是枝裕和も「善人か悪人かわからないところがいい。カメラの前で何もしないことの凄さをすごく理解している」と評価しています。
悪人ぶりが際立つ『凶悪』(2013年)
小説『凶悪 -ある死刑囚の告発-』を原作とした白石和彌監督の初長編作品です。原作は実際の事件である「上申書殺人事件」をベースに、死刑囚が告発した殺人事件の真相を暴き、真犯人逮捕に至るまでを追ったサスペンス。 収監中の死刑囚・須藤(ピエール瀧)から雑誌「明潮24」に一通の手紙が届きます。記者の藤井(山田孝之)が須藤に面会して話を聞いて来ることに。そこで明らかになったのは、3つの殺人事件とその首謀者である「先生」(リリー・フランキー)の存在でした。 リリーは悪感が全く無く、他人への共感性が欠如しているサイコパス(人格異常者)、木村孝雄役を熱演。彼の際立った悪に震撼します。
いいお父さんを演じた『そして父になる』(2013年)
スピルバーグが絶賛!『そして父になる』のリリー・フランキー
映画『そして父になる』が、スティーブン・スピルバーグ監督率いる米映画製作会社のドリームワークスによってリメイクされることが決定し、是枝裕和監督がスピルバーグ監督と対談しました。そのときの一節でスピルバーグ監督が彼を絶賛しています。
特に絶賛したのはショッピングモールで、お金で解決を図る野々宮に対し、リリー演じる斎木が憤怒し頭をたたく場面。「頭をたたくときの躊躇の仕方が素晴らしい」と賞賛しました。 しかし、実は台本をもらったときからあのシーンが嫌で仕方がなかったそう。人を叩くのはもちろん、プライベートでも親交のある福山雅治を叩くことにためらいや嫌悪感を持っていて、「本当に謙遜じゃなくて福山くんと監督あってのシーンなんですよ。」と述べています。
リリー・フランキーの名言集
オレはオトナになってからも、「毎年ドラフトにかからないかな」って思ってるよ。
飲み屋のオカマが、「人は汚れれば汚れるほど、涙もろくなる」って言ってたよ。
「人にコテンパンに見られる」っていう経験は大事だよ。
細かいことを考えて悩むことがいかに無意味かっていうことは、多くの音楽が表現してるよ。
おしゃれなデザインをつくるっていうのは簡単なことで、そこにちょっと崩れたところを作って色気を出すことが難しいんだよ。
女友達同士だと同情しあうことはあっても、向上しあうことはないよね。
女は、10代はクールな人、20代は面白い人、30代はお金持ち、40代はかまってくれる人、50代は健康な男を好きになるんだ。
主な出演映画を紹介
近年役者としての活躍が著しい彼の出演歴を紹介します。
『トイレのピエタ』(2015年)
原案手塚治虫。RADWIMPS・野田洋次郎の俳優デビュー作。美大を卒業したが、フリーターとして毎日をただ過ごしている青年・園田宏(野田洋次郎)。しかし、彼は突然倒れ医者から胃がんで余命3か月であることを告げられます。女子高生、真衣(杉咲花)は「今から一緒に死んじゃおうか?」と園田宏に語りかけます。 リリー・フランキーは宏の入院仲間で女好きな男性・横田役を演じました。
『海街diary』(2015年)
『野火』(2015年)
大岡昇平の小説の映画化。監督・脚本・製作・主演は構想に20年を費やした塚本晋也。太平洋戦争末期の日本の劣勢が固まりつつある中でのフィリピン戦線が舞台で、戦場の最前線での兵士たちの極限状態を映しました。 主人公田村(塚田晋也)は肺病のために部隊を追われ、野戦病院からは食糧不足のために入院を拒否されます。さらにフィリピン人たち日本軍を敵と見なします。孤独、殺人、人肉食への欲、そして仲間を狩って生き残ろうとするかつての戦友(リリー・フランキー)達の様子は、ことごとく彼の望みを絶ち切るのでした。
実写版映画『バクマン。』(2015年)
1年で8作の映画に出演!2016年以降のリリー・フランキーの出演映画
主演作『シェル・コレクター』(2016年)
2016年2月公開の日米合同製作映画となる『シェル・コレクター』でリリー・フランキーが主演を務めました。演じるのは離島に住む盲目の貝類学者。寺島しのぶ演じる女の奇病を貝の毒で治したことで彼の生活が翻弄されます。
『海よりもまだ深く』(2016年)
『そして父になる』や『海街diary』の是枝裕和がメガホンをとった『海よりもまだ深く』。阿部寛が売れない小説家を演じ、その男を取り巻く家族模様を団地を舞台においたストーリーの本作にリリー・フランキーも出演しました。2016年5月に公開されました。
『二重生活』(2016年)
今注目の若手女優、門脇麦が主演を務め、禁断の人間模様を描いた本作で、彼は篠原という教授を演じています。2016年6月25日に公開されました。
『秘密 THE TOP SECRET』(2016年)
近未来の日本を舞台にしたSFサスペンスの漫画原作を映画化した本作。映画版オリジナルの登場人物である精神科医・斎藤純一郎を演じました。2016年8月6日公開に公開されました。
『SCOOP!』(2016年)
爽やか系の福山雅治が『バクマン。』『モテキ』の大根仁監督とタッグを組み、今までにない芸能スキャンダルのパパラッチという汚れ役をやるということで話題になっている本作。リリー・フランキーは情報屋のチャラ源を演じ、その他二階堂ふみ、吉田羊、滝藤賢一と共演。2016年10月1日に公開されました。
『お父さんと伊藤さん』(2016年)
上野樹里とリリー・フランキーが20歳差のカップルを演じることで話題の本作。彼は給食センターでアルバイトをしているバツイチの男・伊藤さんを演じます。2016年10月8日に公開されました。
『美しい星』(2017年)
『桐島、部活やめるってよ』で一躍有名になった監督、吉田大八。彼の手がける三島由紀夫作品の実写映画への主演が決まりました。宇宙人へと覚醒してゆくとある家族の父親を演じます。長男を亀梨和也、長女を橋本愛、母を中嶋朋子が演じます。映画は2017年5月26日に公開されました。
2017年にはリリー・フランキー主演映画の『一茶』が公開!
直木賞作家・藤沢周平の『一茶』は、世間に知られている小林一茶のイメージを一新した傑作小説です。その小説を原作に、2017年リリー・フランキー主役で全国公開されます。 リリーは、家族との確執や周りから孤立に苦しみながらも句を生み出し続けた小林一茶の生涯を演じます。 今後も話題作への出演を数多く控えています。彼の幅広い演技に目が離せません!