1.もともとはひとりぼっちで冒険する予定だった?
スティッチの物語はもともと、森でひとりぼっちで暮らすエイリアンが、自分はどこから来たのか知るために冒険するものだったそうです。
ストーリーが決定するかなり後半まで、リロが登場する予定はなかったのだとか。
2.映画の舞台はハワイじゃなかった!?
『リロ&スティッチ』の舞台がハワイに決定する前は、ケンタッキー州かカンザス州の田舎町が候補に挙がっていたそうです。
ディズニー作品でハワイが舞台となったのは『リロ&スティッチ』が初めてですが、今となっては、他の場所は想像がつきにくいですね。
3.スティッチの音楽の好みは最高!
エルヴィス・プレスリーの大ファンであるスティッチは、音楽の趣味もいい生まれつきのDJと言えます。
『リロ&スティッチ』のサウンドトラックには、スティッチの大好きなエルヴィスや映画の挿入歌『ハワイアン・コースター・ライド』などが収録され、自宅でのパーティーやハワイ風バーバキューにはぴったりです。
4.リロと一緒なら水もへっちゃら!
スティッチは体の構造上の関係で水に浮くことができず、水を大変怖がっていました。しかし、映画のなかでリロやナニとサーフィンなどを楽しむうちに、彼らと一緒なら水のそばでも安心していられるようになりました。
5.スティッチはしゃべらない予定だった
スティッチは当初しゃべらない予定でした。しかし、映画の結末では彼が自分を表現する必要があると気づいた制作陣は、スティッチの声を考え始めます。
テスト映像の際に、監督のクリス・サンダースが声をあてたものを、完成版でもそのまま使うことになったそうです。
6.スティッチはギャングのリーダーだった?
最初の脚本では、スティッチは銀河をまたにかけるギャングのリーダーで、ジャンバ博士はその元相棒という設定だったそうです。
悪者だったスティッチがリロと出会い、ギャングになる前の自分を思い出していくというストーリーになる予定でしたが、ご存知のとおり変更されました。
7.リロは変わった犬だと思ったけど……
リロは初めてスティッチを見たとき「見たことないくらい変わった犬」だと思った人も多いのではないでしょうか。しかし、スティッチは、遺伝子実験によって生まれたミュータントのエイリアンです。
自称「悪の天才科学者」ジャンバ博士によって、全てを破壊し混乱を生み出す存在としてつくられました。
8.本当の名前は「試作品626」
遺伝子実験によって生み出されたスティッチの本当の名前は「試作品626」。626番目につくられたミュータントという意味です。では、スティッチより前につくられた試作品が625匹いるはず。
ビデオ作品『スティッチ!ザ・ムービー』(2003)や『リロ&スティッチ2』(2005)、テレビ映画『リロイ&スティッチ』(2006)、またディズニーチャンネルで放送されたテレビシリーズ『リロ&スティッチ ザ・シリーズ』でスティッチは、”いとこ”と呼ばれる自分と同じ試作品たちを全員探し出し、それぞれの能力にあった新しい居場所を見つけました。
9.「オハナ」は家族
悪いことをするためにつくられ、実験施設から地球に逃げてきたスティッチでしたが、リロと出会いさまざまな体験をともにすることで彼女の「オハナ(家族)」となりました。
家族は血のつながりだけでなく、お互いを思いやることで自分たちで作り出せるんですね。