『ズートピア』吹き替え声優一覧【「アナ雪」のアナ役の声優も出演!?】

2017年10月22日更新

2016年に公開され大ヒットした3Dアニメーション映画『ズートピア』。本作の吹き替え声優陣は、ディズニー作品らしく非常に豪華なキャスティングとなっています。この記事では英語版と日本語版の『ズートピア』で吹き替えを担当した声優を紹介します。

『ズートピア』の英語・日本語吹き替え声優を一挙紹介!

『ズートピア』は2016年に公開された3Dアニメーション映画です。制作はウォルト・ディズニー・アニメーション・スタジオ。 ウサギの新米警官ジュディ・ホップスとキツネの詐欺師ニック・ワイルドの2人が物語の主人公です。可愛い動物たちが暮らす国「ズートピア」で発生した連続行方不明事件の解決をストーリーの中心に据えつつ、ズートピアに根付いた社会問題をえぐる作風も話題を呼びました。 大ヒットを記録した本作は、吹き替え声優陣も非常に豪華です。今回は原語版にあたる英語版と、日本語版の吹き替え声優を紹介します。

ジュディ・ホップスの吹き替え声優

ジュディ・ポップスは本作の主人公のウサギです。幼い頃から正義感が強く、ウサギとしては初めて警官になりました。 着任先は作品の舞台となる大都市、ズートピア。最初は署内で冷遇を受けるものの、やがて行方不明事件の捜査に抜擢されます。 ジュディは詐欺師の狐ニック・ワイルドと手を組み、行方不明事件解決に奔走します。 ジュディ・ポップスの吹き替えを担当したのは英語版ではジニファー・グッドウィン、日本語版では上戸彩でした。

ジニファー・グッドウィン

ジニファー・グッドウィンは1978年生まれ。テネシー州メンフィス出身です。 元々の名前はジェニファーでしたが、出身地の発音に合わせつつ、自分の名前を目立たせるためにジニファーに改名しました。ボストン大学やロンドンなどで演技を学び、2001年にテレビドラマ『ロー&オーダー』でデビューを飾ります。 代表作はアメリカのファンタジードラマ『ワンス・アポン・ア・タイム』シリーズです。このドラマはおとぎ話の登場人物たちが現実世界で生活しているという筋書きで、ジニファーは白雪姫を演じています。

上戸彩

女優の上戸彩は1999年にアイドルユニットZ-1の一員として芸能界にデビューし、2000年には『涙を拭いて』で女優としてのキャリアをスタートさせました。 2001年には『3年B組金八先生』(第6シリーズ)にレギュラーとして出演。性同一性障害を抱える影のある少女・鶴本直という難かしい役柄を見事に演じきり、実力派女優として注目を集めます。 また、Z-1の活動を休止した後も2009年までは歌手としても活動を続け、年2枚を超えるペースでのCDリリースと2年に一度のライブツアーを継続していました。

ニック・ワイルドの吹き替え声優

ニック・ワイルドはキツネで、年齢は30を越えた男性です。ズートピア一の詐欺師で、1日の稼ぎは200ドルに達します。 順風満帆な詐欺師家業を抜け目なくこなしていたニックですが、ジュディに脱税の証拠を盾に脅され、乗り気ではないながらも彼女が追う行方不明事件の捜査に協力しました。諦めずに頑張るジュディの姿に心を動かされ、物語の最後には自身も警察官となります。 敵も多いものの詐欺師の仕事で獲得した豊富な情報網は本物。ジュディと組んだ際にはこの情報網を活かしました。 英語版でニック・ワイルドを演じたのはジェイソン・ベイトマン、日本語版でニック・ワイルドを演じたのは森川智之です。

ジェイソン・ベイトマン

ジェイソン・ベイトマンはアメリカの俳優で、子役としてデビューしました。テレビドラマで堅実にキャリアを重ねた後、2000年代以降は映画での活躍を増やしています。 アメリカではコメディーからシリアスなドラマまで出演作・演技共に幅広くこなす実力派中堅俳優として親しまれている役者です。代表作は『ズートピア』の他に『ハンコック』が上げられます。 ベイトマンは2児の父であり、娘のためにディズニー・アニメの声優となることを切望していました。『ズートピア』への出演は願ったり叶ったりの仕事だったのです。

森川智之

声優の森川智之は、学生時代にアメフトで鍛えた肉体と生来の声帯の強さから生み出される声量が特に秀でています。初主演作『宇宙の騎士テッカマンブレード』の必殺技のシャウトでマイクを壊したという逸話も。 アニメではクールな二枚目や美形キャラクターを演じることが多く、吹き替えでもトム・クルーズなどのハリウッドスターの専属声優として活躍中です。2011年には同じく声優の福山潤とともに声優事務所・アクセルワンを設立、同事務所の代表となりました。

ボゴ署長の吹き替え声優

ボゴ署長は水牛で、その巨体は907kgにもなります。事件の捜査は自分のような大型の動物にしかできないと考えていました。 そのため、小さく新米であるジュディの捜査への参加を許しません。堅物で厳格な上司です。 アーティストのガゼルにぞっこんで、ガゼルが絡むと普段とは違った一面を見せることもあります。 ボゴ署長を演じたのは、英語版ではイドリス・エルバ、日本語版では三宅健太でした。

イドリス・エルバ

イドリス・エルバはイギリスの俳優で、1972年に生まれ。俳優になる前はDJとして活動していた時期もありました。 家計が苦しかったため、俳優としての立場が安定するまでは昼は演劇の勉強、夜は工場の職員と二足のわらじを履きながらオーディションを受ける日々を過ごしていました。 代表作には『マイティ・ソー』や『パシフィック・リム』があります。2016年には俳優の投票によってその年一番の俳優を選出する全米映画俳優組合賞で、史上初の映画部門・テレビ部門のダブル受賞を達成しました。

三宅健太

三宅健太は1977年生まれの声優です。沖縄県出身で、デビューは1999年でした。低く鋭い声を活かし、活動初期からチョイ役として吹き替えの仕事を数多くこなしています。 代表作に『マイティ・ソー』の吹き替えや『ジョジョの奇妙な冒険 スターダストクルセイダーズ』モハメド・アヴドゥル役など。「ジョジョの奇妙な冒険」については出演前から同作の熱狂的なファンだったため、同作のオーディションでは愛が強すぎるゆえに緊張してしまい、うまく演技ができなかったと語っています。

ベルウェザーの吹き替え声優

ベルウェザーはズートピアの副市長で、市長であるライオンハートから秘書のように扱われていました。ライオンハートにいつもこき使われており、休む暇もない忙しい日々を送ります。 小型動物ながら大型動物ばかりが活躍する警察の世界へ足を踏み入れたジュディを小型動物の誇りと思い、彼女の手助けをすることもありました。自身もジュディと同様に大型動物ばかりの社会で苦労に苦労を重ね、大型動物に対する恨みを抱いています。 ベルウェザーを演じたのは英語版ではジェニー・スレイト、日本語版では竹内順子でした。

ジェニー・スレイト

ジェニー・スレイトはアメリカのコメディエンヌ、女優です。2004年から舞台に立ち、深夜のトークショー番組やバラエティ番組にレギュラーとして出演しました。 女優としての活動は2010年代に入り本格化しました。日本以外では珍しいことではありませんが、彼女は俳優として活躍すると同時に多くのアニメの声を担当する、声優としての一面も持っています。 代表作にはアメリカの大人気バラエティ番組『サタデー・ナイト・ライブ』です。2009年から1年に渡りレギュラーとして出演し、特にセレブのモノマネが好評を得ました。

竹内順子

竹内順子は声優として活躍する傍ら、舞台女優としても活動しています。劇団BQ MAPに所属し舞台に立つ中、1996年に声優としてのキャリアを開始、以降メキメキと頭角を現していきました。 声優としては少年役を担当することが多く、特に代表作『NARUTO -ナルト-』のうずまきナルトが有名です。女性役としては『Yes!プリキュア5』の夏木りん役が当たり役として知られています。

クロウハウザーの吹き替え声優

クロウハウザーはズートピア警察署の受付を担当するチーターです。スイーツが大好きで、食べすぎた結果一見してチーターとはわからないほどに太っています。 強面・高圧的な面々が揃うズートピア警察署の職員の中では珍しく、ジュディに友好的に接する人物です。 クロウハウザーの声を担当したのは英語版ではネイト・トレンス、日本語版ではお笑いコンビサバンナの高橋茂雄となっています。

ネイト・トレンス

ネイト・トレンス(写真右)はアメリカの俳優で、1977年にオハイオ州カントンで生まれました。2003年に放送されたテレビドラマ『CSI:科学捜査班』で俳優としてデビュー。以降順調にキャリアを重ねていきました。 代表的な出演映画は『ゲット スマート』(2008年)。同作のスピンオフオリジナルビデオドラマ『ブルース&ロイドの僕らもゲット スマート』ではマシ・オカ(写真左)と共に主役を張りました。

高橋茂雄(サバンナ)

高橋茂雄はお笑いコンビ、サバンナのボケ担当としてデビューしました。サバンナのコントで使用する予定だったキャラクター、犬井ヒロシに扮して『エンタの神様』に出演したところ、大ブレイクを果たします。 芸能界随一の太鼓持ちとして知られ、先輩や後輩の様子を伺い機嫌を良くして盛り上げる芸人として重宝されているそうです。太鼓持ちに重要な空気を読むセンスはフリートークでも発揮され、『エンタの神様』で高橋をブレイクさせたプロデューサーの五味一男は彼の空気づくりの上手さに感心したといいます。

ライオンハート市長の吹き替え声優

ライオンハートはズートピアの市長です。「誰でも何にでもなれる」というスローガンを掲げ、ズートピアが動物たちの楽園として維持されるよう日夜努力しています。 巨体と大きな声からくるカリスマ性は非常に高く、行政運営で強いリーダーシップを発揮しています。小型草食動物の社会進出を夢見ており、ジュディの警察官就任を喜びました。 ライオンハート市長に命を吹き込んだのは、英語版ではJ.K.シモンズ、日本語版では玄田哲章でした。

J. K. シモンズ

J.K.シモンズは『スパイダーマン』シリーズのJ・ジョナ・ジェイムソン役で知られるハリウッド俳優です。大学で音楽を学び、ブロードウェイ・ミュージカルやオペラで活躍した後映像業界へ進出しました。 代表作は『スパイダーマン』シリーズの他、『セッション』(2014年)があります。同作では音楽を学んだ経験を活かして音楽教師を演じ、自身初のアカデミー賞助演男優賞を受賞しました。

玄田哲章

玄田哲章はアーノルド・シュワルツェネッガーの吹き替えがよく知られる声優です。同じく声優の野沢那智の勧めで声優業を始め、『科学忍者隊ガッチャマン』(1972年)にてデビューを飾ります。 太く響く低音が持ち味で、アーノルド・シュワルツェネッガーの他シルヴェスター・スタローンやスティーヴン・セガール等、筋肉質な俳優の吹き替えを歴任しました。アニメにおいても吹き替えと同様筋骨隆々なキャラクターを担当することが多い声優です。

ヤックスの吹き替え声優

ヤックスはヤク(牛の一種)の男性です。ヨガの先生をしています。行方不明者が彼のヨガ教室に通っていたため、ジュディが聞き込みに訪れました。 動物は自然が一番という信念を持つナチュリスト(ヌーディスト)であり、常に裸で過ごしている上に体も洗わないため、いつも周囲に蝿がたかっているという変わり者です。 ヤックスの声優は英語版がトミー・チョン、日本語版が丸山壮史となっています。

トミー・チョン(チーチ&チョン)

トミー・チョンはコメディアン、ミュージシャンで、チーチ・マリンと共にコメディ・ミュージシャン・グループ「チーチ&チョン」として活躍しています。 1970年代にはマリファナやヒッピーを題材とした映画や音楽で人気になりました。チーチ&チョンは1985年に一度解散となりますが、2008年に再結成し、活動を再開しています。 根っからのヒッピーであるトミーはアメリカでマリファナの合法化を主張し、自身も非合法のマリファナ喫煙具を販売したことから2003年に逮捕された経験もありました。ヤックスの自然主義はヒッピーに通じる点があるため、トミーは適任と言えるでしょう。

丸山壮史

丸山壮史はプロダクション・エース所属の声優です。デビュー以来洋画の吹き替えを専門としていましたが、2000年代に入りアニメのアテレコもこなすようになりました。代表作はレベルファイブ制作のテレビゲーム『タイムトラベラーズ』犬山かける役で、同作が初のゲーム作品への出演となっています。 多数の吹き替え経験を活かし、様々な役を演じ分ける事が得意な声優です。『そらのおとしもの』(2009年)ではこの特技を活かし、僅か1クール全13話の中で準レギュラーを含む12の役を演じて視聴者を驚かせました。

オッタートン夫人の吹き替え声優

オッタートン夫人はカナダカワウソです。夫のエミット・オッタートンが行方をくらましたため、度々ズートピア署を訪れ夫の捜索をするよう直訴していました。 ジュディは彼女の直訴を聞き入れたことから、48時間に解決するという条件を突きつけられながらも、念願の事件捜査に携われることになります。 オッタートン夫人の声優は英語版がオクタヴィア・スペンサー、日本語版が根本圭子となっています。

オクタヴィア・スペンサー

オクタヴィア・スペンサーは1970年生まれのハリウッド女優です。元々は映画会社に勤めるキャスティング担当者だったのですが、『評決のとき』監督のジョエル・シュマッカーの勧めで同作のオーディションを受け合格、女優としてのキャリアをスタートさせます。 代表作は2011年に出演した『ヘルプ~心がつなぐストーリー~』です。オクタヴィアは同作でアカデミー賞助演女優賞を受賞しました。

根本圭子

根本圭子は吹き替えを中心に活躍する声優です。出身は千葉県、2000年代から活躍をはじめました。 女性役のほか、少年役も多数こなします。夫は同じく声優の高塚正也です。 代表作に『セックス・アンド・ザ・シティ』(2008年)のルイーズ(演:ジェニファー・ハドソン)の吹き替え、『ロックマンエグゼ』シリーズ(2002年~)のフォルテ役が上げられます。 また、『TOKYO→NIIGATA MUSIC CONVOY』のマンスリーパーソナリティーの経験もある他、『日立 世界・ふしぎ発見!』のボイスオーバーも担当しています。

ガゼルの吹き替え声優

ガゼルはズートピアが誇るスターです。圧倒的な歌唱力とダンス技術、そして美貌を兼ね備えており、その知名度はズートピア外にも及びます。 芸能人として活躍する傍ら、オピニオンリーダーとしても影響力をもっているらしく、肉食動物に対する排斥運動が起こった際には中立的な立場で共存共栄を訴えるインタビューがテレビで放映されていました。作中のキャラクターの間でも評判は高く、クロウハウザーやボコ署長もガゼルのこととなると熱くなるほどのファンです。 ジュディも彼女のファンであり、『ズートピア』の主題歌「トライ・エヴリシング」はガゼルが歌い、ジュディのお気に入りであるという設定になっています。 ガゼルの声と歌を担当したのは英語版ではシャキーラ、日本語版ではDream Amiです。

シャキーラ

シャキーラはコロンビア出身のシンガーソングライター。フルネームはシャキーラ・イサベル・メバラク・リッポールです。 10歳の頃から地元の様々なイベントに招かれるようになり、1991年に『Magia』(ソニー・コロンビア)でメジャーデビュー。1995年の『Pies descalzos』が400万枚以上を売り上げる大ヒットとなり、彼女の存在が世界的に認知されるようになります。 彼女は主にスペイン語で書かれた楽曲を発表していますが、21世紀に入ってからは英語を用いた楽曲も発表しています。シャキーラはマルチリンガルで、英語・スペイン語の他にもポルトガル語やイタリア語などを扱えます。

Dream Ami

Dream Amiは日本の歌手です。本名は中島麻未で、デビュー当初はこの名義で活動していました。 2002年、ダンス&ボーカルグループのDreamに加入しました。2011年には同じくダンス&ボーカルグループであるE-girlsの一員としても活動を開始し、2015年にDream Amiとしてソロデビューを果たします。 2017年にはソロ活動に専念するため、E-girls、Dream両者での活動を終了しました。代表的な楽曲には『トライ・エヴリシング』の他、『Lovefool -好きだって言って-』があります。

フラッシュの吹き替え声優

フラッシュは免許センター職員を勤めるナマケモノ。何をするにも動作がスローで、自分のペースを崩さないマイペースなキャラクターです。フラッシュのマイペースぶりは、予告編でもフィーチャーされていました。 監督のリッチ・ムーアは、彼の独特なテンポを作るのにとても苦労したといいます。一刻も早く情報を得たいジュディと、自分のテンポを崩さない彼との掛け合いは必見です。 声優は英語版がレイモンド・パーシ、日本語版が村治学が担当しています。

レイモンド・パーシ

レイモンド・パーシはアメリカで活躍するアニメ作家です。2010年に『シンプソンズ』の各話演出でデビューした後、2012年にはウォルト・ディズニー・ピクチャーズに移籍し、『シュガー・ラッシュ』の制作に関わると共にボイスアクターも担当するようになります。 以降『ミッキーのミニー救出大作戦』などの短編を中心に制作・声優の両者を兼任するスタッフとして活躍しています。ズートピアにおいても、フラッシュの声のほかストーリー・アーティストを担当しています。

村治学

村治学は吹き替えを中心に活躍する声優です。主な持ち役にアンドリュー・スコットがあります。 80年代には実写俳優として活動しており、1999年には『生きたい』で11年ぶりの実写出演を果たしました。 代表作には『ズートピア』の他『CSI:科学捜査班』のグレッグ(演:エルリック・スマンダ)の吹き替えがあります。

Mr.ビッグの吹き替え声優

リムジン会社の社長であり、ニックからは闇のボスとして恐れられているのがMr.ビッグです。老齢のトガリネズミの男性で、部下のホッキョクグマの手に乗った椅子に座っています。 祖母の葬式に使うウールの絨毯をニックから購入したことがありましたが、詐欺師のニックは安物のスカンクの絨毯を売って利益を上げました。Mr.ビッグはこの一件を理由にニックを激しく憎んでいます。 仕事の仲間を手厚くもてなす一方、侮辱や裏切りには冷酷な制裁を下すMr.ビッグの姿はまさにマフィアのボスです。事実、制作スタッフはマフィアを描いた名作映画『ゴッドファーザー』シリーズを参考にMr.ビッグの造形や登場シーンの演出を行っています。

モーリス・ラマーシュ

英語版でMr.ビッグを吹き替えたのはモーリス・ラマーシュ。カナダで活躍しており、海外では珍しい生粋の声優です。 日本以外では実写俳優がアニメのアテレコや海外映画の吹き替えを兼業するのが一般的なのですが、モーリスは実写作品で俳優として活動することが殆どありません。代わりに、特にモノマネを得意とするコメディアンとしてカメラの前に立ちます。 このモノマネの才能が遺憾なく発揮されたのが『ズートピア』のMr.ビッグ役でした。彼はMr.ビッグのモデルである『ゴッドファーザー』のドン・ヴィトー・コルレオーネ(演:マーロン・ブランド)の雰囲気をきっちりと真似てMr.ビッグの風格を作り上げたのです。

山路和弘

対して日本語版でMr.ビッグを演じたのは山路和弘。代表的な持ち役であるアル・パチーノは『ゴッドファーザー』シリーズで主人公であるマイケル・コルネーオを演じており、山路はその吹き替えも担当しています。彼は同シリーズを参考にしているMr.ビッグの吹き替えにピッタリの配役と言えるでしょう。 山路は三重県出身の舞台俳優であり、声優です。80年代にピンク映画で活躍した後、舞台に活動の中心をシフトさせていきました。2011年にはミュージカル『宝塚BOYS』『アンナ・カレーニナ』で菊池一夫演劇賞を受賞しています。 声優としては2000年代までは吹き替えを中心に活動していましたが、2010年代に入りテレビアニメでの活躍が増えました。『PSYCHO-PASS サイコパス』シリーズの雑賀譲二など渋い切れ者キャラを得意としています。