『ダークナイト・ライジング』の知られざる驚きの事実19選
タップできる目次
- 1.『ダークナイト・ライジング』バットマンが昼間に姿を出した瞬間!
- 2.レオナルド・ディカプリオがリドラーとして出演!?
- 3.ジプシー訛りのベイン!?
- 4.ファンも映画製作にかかわっていた!?
- 5.あの名セリフはアドリブだった!?
- 6.トム・ハーディーは本当に恐ろしい人間!?
- 7.あの名女優達もオーディションに参加していた!?
- 8.バットマンスーツの秘密
- 9.撮影地はシカゴじゃない!?
- 10.カメラを壊しちゃった!!
- 11.空飛ぶバットの秘密
- 12.何言っているか全くわからないベイン
- 13.ベインのコート制作期間は何と!?
- 14.バットマンの医者ってあの映画にも出てなかった??
- 15.シークレットブーツを履いていたあの悪役
- 16.脚本家がキャットウーマンのファンだった!?
- 17.キャットウーマンのモデルとなった人物がいた!?
- 18.映画オリジナルキャラクターの誕生秘話
- 19.『ダークナイト・ライジング』のエンディングシーンは監督の夢?
1.『ダークナイト・ライジング』バットマンが昼間に姿を出した瞬間!
ティム・バートン監督の「バットマン」シリーズであろうと、ジョエル・シュマッカーが監督を務めた「バットマン」シリーズであろうと、バットマンは暗闇の中で活躍します。 バットマンが日中に姿を現したのはクリストファー・ノーランが監督を務めた『ダークナイト・ライジング』の最後の戦闘シーンの時だけなのです。
2.レオナルド・ディカプリオがリドラーとして出演!?
クリストファー・ノーラン監督の「ダークナイト三部作」の最終作の制作が発表されたときには、ベイン(『ダークナイト・ライジング』のヴィラン)ではなく全く違うキャラクターが登場すると世界中が予想しました。そのキャラクターとは1995年公開の映画『バットマン・フォーエヴァー』でジム・キャリーが演じたリドラーでした。 そして世界中の人々がレオナルド・ディカプリオがリドラーを演じることを望んだのです。彼はクリストファー・ノーラン監督と、映画『インセプション』で素晴らしいコンビネーションを見せています。
3.ジプシー訛りのベイン!?
『ダークナイト・ライジング』でヴィランのベインを演じたのはトム・ハーディ。観客が驚いたのは彼がベインを演じた際の声、喋り方でしょう。ベインは男らしく、力強い声を出すのではなく、むしろ知恵を蓄えた年老いた男のような話し方をするのです。 トム・ハーディーは役作りをする際に元ボクシング世界チャンピオンのバートリー・ゴーマンの喋り方を参考にしたと述べています。バートリー・ゴーマンはボクサーであり、旅人でもあり、自由に生きる放浪者でもあったのです。
4.ファンも映画製作にかかわっていた!?
ベインのセリフの背景で流れる音楽を制作する際には、何千人という人々の声を集める必要性がありました。しかし実際に人々の声を集めるのはとても困難なチャレンジ。そこで制作陣はインターネットを使って映画ファンに声の収集を頼んだのです。 実際に数多くの声を集めることができ、曲も完璧な仕上がりを見せました。何千人というファンが制作に関わったのですね。
5.あの名セリフはアドリブだった!?
ベインがスタジアムを襲う前に、国歌斉唱を耳にします。その時にベインが言った「良い声じゃないか」(=that'a lovely, lovely voice)というセリフはトム・ハーディーのアドリブだったのです。 またスタジアムにいる観客は冬用の服を着こんでいますが、撮影は真夏日に行われていました。
6.トム・ハーディーは本当に恐ろしい人間!?
トム・ハーディーのアドリブについて語るなら、このシーンを外すことはできません。ベインが証券取引会社の社員を殺す前に、社員の肩に手を置き、ゆっくりと不気味に手を動かし社員の首を触るシーン。実はこれもトム・ハーディーのアドリブだったのです。 アドリブでこんなにも不気味な演技ができるトム・ハーディーはもしかしたら実生活でも不気味な人間なのかもしれません。
7.あの名女優達もオーディションに参加していた!?
『キック・アス』シリーズのクロエ・グレース・モレッツ、『ハンガー・ゲーム』シリーズで知られるジェニファー・ロペスは、何とキャットウーマンの親友ジェン役のオーディションに挑んだのです。そんな猛者ぞろいのオーディションを勝ち抜いて見事役を得たのがジュノー・テンプルでした。 ジュノー・テンプルは2013年公開の映画『トランストリップ』で主演のアリスフィアを演じ、スィッジェス国際映画祭で主演女優賞を受賞しています。
8.バットマンスーツの秘密
バットマンスーツは何と110ものバラバラの部品を組み合わせて作り上げられています。また制作チームは様々なシーンで見栄えを良くするために、50種類ものの違う長さ、形、サイズをしたマントを作ったのだそうです。 戦闘シーンで使われるマントはバットマンが歩くシーンで使われることはありませんでした。
9.撮影地はシカゴじゃない!?
『バットマン ビギンズ』、『ダークナイト』のロケ地がワシントンだったため『ダークナイト ライジング』のロケ地もシカゴだと思っていたファンも多いのではないでしょうか? 実は『ダークナイト ライジング』の撮影はピッツバーグで行われたのです。ピッツバーグが選ばれた理由としては、前部作でシカゴの全てを撮影しきってしまったからだそうです。
10.カメラを壊しちゃった!!
アン・ハサウェイが映画で演じるのはキャットウーマン。彼女がバットポッドと呼ばれるバイクに颯爽と乗るシーンはスタントマンが代わりに演技をしていたのです。 撮影には通常の映画よりも大きなサイズの映像を記録できるIMAXカメラが使用されていました。なんとバットポッドに乗っていたスタントマンはIMAXカメラに突っ込んでしまったのです。もちろんカメラは壊れました。
11.空飛ぶバットの秘密
バットとはバットマンの秘密兵器の飛行用ビークルです。映画では空を飛んでいますが、実際には飛びません。ある撮影方法によって飛んでいるように見せることにできたのです。 その撮影方法とは、ワイヤーで固定したバットをクレーン、もしくはヘリコプターで浮かすというもの。また車を持ち上げるために作られた乗り物を使ってバットを持ちあげて撮影していました。
12.何言っているか全くわからないベイン
元々、ベインの声はもっと聞き取りにくいものでした。特にファイナルシーンではベインが何を言っているのか、聞き取ることはほぼ不可能だったため、後にレコーディングをし直したそうです。
13.ベインのコート制作期間は何と!?
ベインのコートを制作するまでにかかった期間は約2年だそうです。 コートはスウェーデンの軍隊のジャケットとフランス革命時のフロックコートにインスパイアされて作られました。独裁的で反乱を起こすベインをイメージしたそうです。
14.バットマンの医者ってあの映画にも出てなかった??
ブルース・ウェインの担当医を演じたトーマス・レノンはクリストファー・ノーラン監督の他の映画で同じ様な役を以前演じていました。その映画は2000年に公開された『メメント』。この映画でトーマスはサミー・ジャンスキを診る医者を演じたのです。 『メメント』は事件に巻き込まれて10分間しか記憶を保つことができなくなった主人公レナードが妻殺しの犯人に復讐を果たそうとする映画です。
15.シークレットブーツを履いていたあの悪役
身長175cmのトム・ハーディーは撮影中バットマンたちと同じ背の高さにするためにシークレットブーツを履いて撮影しなければいけませんでした。 バットマンを演じるクリスチャン・ベールは183cm、ルーシャス・フォックスを演じたモーガン・フリーマンは何と188cmもあるのです。
16.脚本家がキャットウーマンのファンだった!?
劇中アン・ハサウェイは、素晴らしい演技でキャットウーマンを演じました。しかし当初クリストファー・ノーラン監督はキャットウーマンを映画内に登場するつもりはなかったそうです。 彼の弟で脚本を担当したジョナサン・ノーランが「バットマン」シリーズを完成させるのなら、キャットウーマンの登場は避けては通れないと強く感じたといいます。 ジョナサンの熱意が遂にクリストファー・ノーラン監督を動かしたのです。そして私たちはあの魅力的なキャットウーマンを見ることができました。
17.キャットウーマンのモデルとなった人物がいた!?
アン・ハサウェイがキャットウーマンを演じるにあたり研究を重ねたある女優がいます。彼女の名はヘディ・ラマー。 1940年公開の映画『ブーム・タウン』でスペンサー・トレイシーを演じたオーストラリア人女優です。アン・ハサウェイはキャットウーマンの生みの親が、ヘディ・ラマーをモデルとしてキャットウーマンを制作したということを聞いたのでした。 特にアン・ハサウェイが真似をしたのはヘディの呼吸の仕方だそうです。彼女の呼吸は長く深く息を吸って、ゆっくりと時間をかけて息を吐いていたんだとか。アンはそれをキャットウーマンを演じるにあたり真似しました
18.映画オリジナルキャラクターの誕生秘話
ジョゼフ・ゴードン=レヴィットが演じたジョン・ブレイクは警察官としてバットマンをサポートし、物語の最後には彼が新たなバットマンとして活動しています。 ジョン・ブレイクの本名はロビン・ジョン・ブレイク。ロビンという名を聞いてあることを思い浮かべるファンもいるのではないでしょうか?コミックスではバットマンに相棒がいます。彼の名はロビンなのです。 ロビン・ジョン・ブレイクという映画オリジナルキャラクターを制作するにあたり、ノーラン監督、原案を担当したデヴィッド・S・ゴイヤー、ジョナサン・ノーランはコミックスに登場する3代のロビンの要素を取り入れたのです。
19.『ダークナイト・ライジング』のエンディングシーンは監督の夢?
クリストファー・ノーラン監督について勉強をした方はご存知かと思いますが、彼はエンディングを軸として映画を製作しているのです。そしてこの手法は『ダークナイト ライジング』にも採用されました。 『ダークナイト ライジング』のエンディングはノーラン監督が意識がはっきりしていない時に思いついたんだとか。彼は映画がどのように終わるのかという夢を見たそうです。そしてその終わりに向かって何年もかけてむかっていったとのことです。