カテリーナ・ムリーノのプロフィール
1977年9月15日イタリアのサルディーニで生を受けたカテリーナ・ムリーノは1996年ミスイタリアコンテストで第4位になったことをきっかけに、ミラノへ移りモデルとして活動を始めました。
マスターカード、メルセデスベンツ、ネスカフェなど様々なコマーシャルに出演した後、ムリーノは演技の世界へと足を踏み入れることになります。
カテリーナ・ムリーノの女優デビューは舞台だった!
華々しくモデルデビューしたムリーノでしたが、意外なことに女優デビューはテレビや映画ではなく舞台でした。
1999年から2000年まで彼女はイタリアの演劇学校で演技を学び、リチャードⅢ世の舞台で女優デビューすることになります。その後もいくつかイタリアの舞台に出演し演劇経験を積みました。
ブレイクのきっかけはフランスのコメディ!?
2002年からテレビ映画業界に進出したカテリーナ・ムリーノは2004年出演したフランスのコメディ『L'enquête corse (原題)』でレアを演じ世界から注目される存在となります。
本作はフランスの大人気コミックジャック・パルマーシリーズを原作とし、クリスチャン・クラヴィエ演じる私立探偵を主人公としたコメディ映画。クリスチャン・クラヴィエの他にも、『レオン』でお馴染みのフランスの名優ジャン・レノ出演の話題作でした。
ボンドガールとして大ブレーク!
着々とキャリアを積み上げてきたカテリーナ・ムリーノの大きな転機は2006年に訪れました。
マーティン・キャンベルがメガホンをとったダニエル・クレイグ版ボンド映画第1作『007 カジノ・ロワイヤル』にはエヴァ・グリーン演じるヴェスパー・リンドという象徴的なボンドガールの他に、もう1人テロ仲介人のボンドガール“ソランジュ・ディミトリオス”が登場します。
そのソランジュに大抜擢されたのがカテリーナ・ムリーナでした。ソランジュを好演したムリーノの世界的知名度は飛躍的にアップする結果となります。
カテリーナ・ムリーノのパフュームも
『007 カジノ・ロワイヤル』公開時、カテリーナ・ムリーノはボンドガール“ソランジュ”として007の女性用香水の広告に登場していました。この香水はオリエンタルかつミステリアスなボンドガールの香りがしたそうです。
特技は乗馬!3カ国語を操るなど才能豊かなカテリーナ・ムリーノ
イタリア人のカテリーナ・ムリーノは母国語イタリア語の他にもフランス語と英語を流暢に話すトライリンガルです。
運動神経抜群で、タンゴ、フラメンコ、オリエンタルダンス、歌、乗馬など才能は多岐にわたると言われています。
カテリーナ・ムリーノ最近の活躍
『007 カジノ・ロワイヤル』でボンドガールを演じた後、カテリーナ・ムリーノはアガサ・クリスティの小説を原作としたミステリー映画『華麗なるアリバイ』(2008)、エリック・ヴァレット監督作『プレイ-獲物-』などフランス映画に多数出演していました。
MVにも出演!
2011年カテリーナ・ムリーノはフランスのDJボブ・サンクラーの“Far l'amore”のミュージックビデオやイギリスのバンド“ザ・グリスピー・クインズ”、“l'Italiano”のミュージックビデオに出演しました。
ボリウッド作品にも進出!
2016年カテリーナ・ムリーノはインド映画業界にも進出。ボリウッド映画『フィーバー(原題)』でイリーナという女性を演じています。本作は暗殺者の男が記憶を失くすサスペンススリラー映画です。