2017年7月6日更新

『アメリカン・スナイパー』のエピソード27選!ブラッドリー・クーパーの役作りに脱帽!

ブラッドリー・クーパーがアメリカ軍兵士クリス・カイルに扮したこの戦争映画は、アカデミー賞へのノミネートともに、スマッシュヒットとなりました。そこでこの映画に関するトリビアをwww.ranker.comよりご紹介します。映画をまだ観ていない人はもちろん、観た人も必見です!

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1:ブラッドリー・クーパーは役作りのために6000カロリーの食事をおこなった

実在の兵士クリス・カイルに扮したブラッドリー・クーパーは「役作りのためにはまず大きくなって増量するところからスタートしなければいけなかった」とは語ります。背丈が一緒だったものの、カイルの筋肉質な身体を再現するために高カロリー食品を摂取する“食事制限”をおこなったそう。

2:ブラッドリー・クーパーはカイルのテキサス訛りを習得するために2ヶ月半毎日5時間のトレーニングに励んだ

クーパーによると「4:30に起き2時間ジム、戻って8:00から10:30まで訛りの練習、14:00から16:30までジム、18:00から20:30まで訛リの練習さ。僕はただ食べて寝てカイルになりきるだけの生活を2ヶ月半送ったんだよ」とのことです。

3:ブラッドリー・クーパーにとって最も過酷な映画だった

「精神的にも体力的にもこれまでで一番きつい撮影だった。彼が実在の人物だったから、準備段階ではただただ不安だった。でもいざ撮影に入ってみると不安は全く感じなかった。僕は彼が用いていた3つの銃が使いやすいとすら思ったんだよ。常にどうやってこの銃を上手に使いこなすかというのを考え続けていたからね。」(クーパー談)

4:デービッド・O・ラッセルとスティーブン・スピルバーグの監督案があった

ラッセルはワーナー・ブラザーズとの折り合いがつかず、またスピルバーグも興味を示したもののその話は流れました。イーストウッドに決まったのはカイルが亡くなった直後だったと言います。

5:クリス・カイルは文字通り「伝説の」狙撃手だった

その腕前はアメリカ史上最強と呼ばれるほどで、生存中に10もの賞を授賞しています。これこそがイラク戦争に派遣され、「レジェンド(伝説)」と恐れられた由縁なのかもしれません。

6:カイルの友人が出演している

実際に特殊部隊シールズでカイルと時を共にしたケヴィン・ラクツが登場しています。彼はクーパーを始めとしたシールズのメンバー役のキャストにトレーニングを施しています。

彼がクーパーに銃の使い方を教えていたとき、「映画に出るなんて考えたことある?」と聞かれたそうです。「自分の演技には自信がなかったけど、クリント(・イーストウッド)にビデオを渡して、だから今ここにいるんだよ」

7:評判の悪い人形の赤ん坊は三番目の選択肢だった

なぜ本物ではなく人形の赤ちゃんを使ったのでしょうか。実は第一候補の赤ん坊は熱を出し、第二候補の赤ん坊は撮影現場に現れなかったためだとか。

8:撮影はモロッコでもおこなわれた

イラク戦争が舞台となっていますが、実際の撮影はほぼカリフォルニアでおこなわれました。また、6日間ずつ2度ほどモロッコでも撮影をおこなったそうです。

9:マイケル・ムーアはこの映画に否定的

2015年1月公開映画の中で最高の興行成績を更新したものの、批判的な意見も聞かれます。

コメディアンのセス・ローゲンはこの映画と『イングロリアス・バスターズ』内のナチスのプロバカンダを比較しています。

また、マイケル・ムーアは自身のTwitterで、自分の叔父が第二次世界大戦中に狙撃手に殺害されたことを引き合いに出し、「狙撃手は背後から撃つ臆病者でヒーローではない」と述べています。

しかしこの2人の意見には批判が殺到しています。

とは言え、上の写真のように映画のポスターに「殺人者」と書かれた落書きがされたといった報告もあるようです。

10:監督自身がカメオ出演している

以前はアクション映画のヒーローとして活躍していたものの、最近では監督業のみでめっきりスクリーンに姿を見せなくなったクリント・イーストウッド。ところが今回はファンには嬉しいことに、映画の冒頭でカイルに聖書を盗まれる老人の役で出演しています。

11:当初主役には別の俳優が検討されていた

ブラッドリー・クーパーは映画化の権利を購入した当初、プロデューサーとしてのみ映画に関わり、主演のクリス・カイル役にはクリス・プラットが候補に挙がっていました。ふたりは『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』で共演しています。

12:クリスの妻タラ・カイル役には他にも3人の候補が居た

シエナ・ミラーがこの役に決まるまでにジェイミー・アレクサンダーケイト・マーラエヴァンジェリン・リリーが候補に挙がっていましたが、結果的にマーラは『ファンタスティック・フォー』、リリーは『アントマン』に出演することになりました。

13:『ローン・サバイバー』のマーカス・ラトレルはシールズでの訓練を通じてクリス・カイルと親友に

カイルとラトレルは訓練で出会い後に親友となり頻繁に連絡を取り合っていました。カイルが自叙伝を執筆するきっかけがラトレリであったとカイルの自伝にも書かれています。

14:180kgものウェイトでスクワット

「劇中でデッド・スクワットをしてた時、あのウェイトは180kgもあったんだ。あれは本物だったんだよ。そしてそういうトレーニングをいつもこなしていたんだ。」と語るブラッドリー・クーパー。

15:2015年のアカデミー作品賞にノミネートされた中で最高の興行収入を記録した作品

『グランド・ブダペスト・ホテル』の3億ドルという興行収入をも超えて今回のアカデミー賞ノミネート作品で最大のヒットを記録したこの『アメリカン・スナイパー』。この記録は他のノミネート4作品『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』、『博士と彼女のセオリー』、『6才のボクが、大人になるまで。』『セッション』の興行収入を合わせた額をも上回るものとなりました。

16:映画で使われた拳銃は3種類

使用されたのは300ウィンチェスターマグナム、338ラプアマグナム、Mk11ライフルの3種類です。

17:なんとトレーニングにも実弾を使用!

ブラッドリー・クーパーによれば「違いは明らかだったよ。『特攻野郎Aチーム THE MOVIE』の時は空砲を使ってたんだけど、クリントはリアルにこだわる人だからね。実際の射撃を経験してか撮影に入ったから本当に役に立ったよ。」とのこと。

18:クリント・イーストウッドの過去の作品でも活躍した制作チームが本作品にも参加

今回の制作チームには、彼の作品『チェンジリング』でタッグを組んだアカデミーにもノミネートされた撮影監督トム・スターン、同じく『チェンジリング』でアカデミー賞にノミネートされたプロダクションデザイナーのジェームズ・J・ムラカミ、そして『許されざる者』アカデミー賞編集賞を受賞したジョエル・コックスというそうそうたる面々がそろっています。

19:クリス・カイルの戦績はアメリカ軍史上最高!

160人を射殺という戦績がレジェンドと呼ばれる由縁になったわけですね。

20:1月公開の映画としては過去最高の興行収入を上げる!

公開一週間で8,950万ドルを売り上げ、これまでの最高記録であった『ライド・アロング〜相棒見習い〜』が売り上げた4,150万ドルの2倍を超える記録を残しました。

21:クライマックスシーンのスナイパー狙撃は実際とはちょっと違う

映画のヤマ場で描かれたシーンは実際とは異なり、カイルが2,100ヤードも離れたところから敵のスナイパーを狙撃したわけではなく、軍の護衛隊にロケット弾を撃ち込もうとした敵兵をスナイパーライフルで射殺したというのが事実だそうです。

22:クリス・カイルを訴えたジェシー・ベンチュラは180万ドルの賠償金を手に

この訴訟の元となったのは2006年カリフォルニア州コロナドのとあるバーでの事件。ベンチュラが「戦争、大統領(当時のブッシュ大統領)の事をこき下ろし、シールズなんて何人か死んだってしょうがないじゃないか」と侮辱されたことにクリス・カイルの自伝の中で触れたのです。後のインタビューでベンチュラは「カイルに会った事も無ければ軍隊の事を批判したことも無い」と強く否定しています。

2012年1月、ベンチュラは名誉棄損で訴えを起こします。2013年2月カイルの死亡後にもこの訴訟を取り下げる事はせず、6日間にわたる審議の後180万ドルもの賠償金を手にします。2014年12月に今度はカイルの自叙伝の出版元であるハーパーコリンズの訴訟へと踏み切ります。

23:カイルとその友人は元アメリカ海兵隊員の銃弾に倒れる

カイルと友人のチャド・リトルフィールドはテキサス州イーラス郡の射撃場で25歳の元海兵隊員エディ・レイ・ロスに撃たれて亡くなってしまいます。PTSD(心的外傷後ストレス障害)に苦しんでいたというロスを助けようと同射撃場に連れて行った所このような事件に遭遇してしまったのです。

24:最後の砂嵐の中での戦闘シーンはカリフォルニア州エルセントロで撮影

このシーンは特殊効果と視覚効果を使用して制作され、イーストウッドとトム・スターンが最新鋭のブラックマジック社のカメラを使って壮大な戦闘シーンを撮影しました。

25:R指定を受けた映画の中では第2位の公開初週売上を達成

2003年公開の『マトリックス リローデッド』の9,180万ドルに次ぐ史上第2位の公開初週売上を達成。

26:サミー・シークがムスタファ役を演じている

サミー・シークによれば「ムスタファはオリンピックにも出場したシリア出身の射撃の名手で、共通の敵(アメリカ)と戦うためにイラクへやってきたんだ。彼は映画の中で一言も発しないけれど、常にリズムを保っている、そんな役なんだ。クリントは僕に『ゆっくり落ち着いて。この役はストレスを受けても冷静な男なんだから』ってね」。

27:ブラッドリー・クーパーは3年間で4つのアカデミー部門にノミネート

クーパーは『アメリカン・スナイパー』で主演男優賞、プロデューサーとして作品賞にノミネートされています。また、2014年には『アメリカン・ハッスル』、2013年には『世界にひとつのプレイブック』でも主演男優賞にノミネートされています。