2017年7月6日更新

映画『JOY』あらすじ・キャスト【『世界にひとつのプレイブック』タッグによる最新作】

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ジェニファー・ローレンス
© Avalon.red

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『世界にひとつのプレイブック』タッグによる最新作!『JOY』

デビッド・O・ラッセル監督の最新作、映画『JOY』。今作品では、ジェニファー・ローレンスが主役を務め、脇役をロバート・デ・ニーロ、ブラッドリー・クーパーが固めており、ラッセル監督の大ヒット作品『世界にひとつのプレイブック』のメンバーが再集結しています。 2015年にアメリカで公開され、ジョイ・マンガーノという実在のアメカ人女性発明家の半生をもとに描いた作品となっています。若手ながらも実力派女優として知られるジェニファー・ローレンス主演のこの作品について、基本情報からトリビア、感想などを紹介します。 日本では2017年2月にDVDリリース予定です。

デヴィッド・O・ラッセル監督最新作、映画『JOY』のあらすじ

『JOY』の舞台は1989年のアメリカです。二人の子供を持つシングルマザーのジョイは発明のアイデアをたくさん持っていながらも、空港のチケットカウンターでしがない職についていました。 ある日、彼女は手に怪我をしたことをきっかけに、手を使わずに水を絞ることができるモップを思いつきます。なんとか父親の恋人に投資を頼み、父親の工場でジョイはアイデアの製品化に成功します。 最初は誰も彼女の発明に見向きをしませんでしたが、ある日ショッピングチャンネルで商品が取り上げられることになり、ようやくジョイに成功の兆しが見え始めます。しかし、彼女には乗り越えなければならない困難がまだ多く立ちはだかっていたのでした。 シングルマザーとして子育てに奮闘する傍ら大企業を築いていく、ジョイのたくましさを伝記的に描いています。

スタッフとキャストは、『世界にひとつのプレイブック』の面々が再集結!

ジョイ役でアカデミー賞にノミネートされたジェニファー・ローレンス

ジェニファー・ローレンスは、ラッセル監督作品の『世界にひとつのプレイブック』でアカデミー賞主演女優賞を受賞。その後、『アメリカン・ハッスル』でもラッセル監督作品に出演。 今回のジョイ・マンガーノ役でもゴールデングローブ賞主演女優賞(コメディ/ミュージカル部門)を受賞。アカデミー賞主演女優賞候補にもなりました。 14歳の頃にはすでに女優になることを決意していたというローレンスは、両親を説得してニューヨークに行き、オーディションを受けたそうです。特に演技の勉強をしていなかったにもかかわらず、その演技は評価され、2年早く高校を卒業して演技の道に専念しています。

ロバート・デ・ニーロは、ジョイの父親・ルディを演じる。

ロバート・デ・ニーロは、1960年代後半から映画界で活躍しているベテラン俳優です。『ゴッドファーザー PARTⅡ』で、アカデミー賞助演男優賞を受賞。 以降、1976年の『タクシードライバー』や、1987年の『アンタッチャブル』など犯罪映画に多く出演し、存在感を与えてきましたが、1980年代中ごろからはコメディ作品にも多数出演するようになっています。近年では2000年の『ミート・ザ・ペアレンツ』や2002年の『アナライズ・ユー』でコミカルなキャラクターを演じています。 ラッセル監督作品には3度目の出演で、2012年の『世界にひとつのプレイブック』でアカデミー賞助演男優賞候補になりました。

ラッセル監督作品常連のブラッドリー・クーパーも、ネル・ウォーカー役で出演!

ジョイの発明品を通販番組で紹介してくれるきっかけになった、ショッピングチャンネルの人物ニールを演じたのは、アメリカ出身の俳優ブラッドリー・クーパーです。 ブラッドリー・クーパーは、1998年のテレビドラマ『セックス・アンド・ザ・シティ』に出演したことがきっかけでブレイク。以降テレビドラマを中心に活躍し、舞台俳優としてはブロードウェイのステージに立った経験もあります。 ラッセル監督の『世界にひとつのプレイブック』、『アメリカン・ハッスル』、そして『アメリカンスナイパー』でアカデミー賞にノミネートされました。

ジョイの夫・トニーを演じるのは、今話題のエドガー・ラミレス。

ヴェネズエラ出身のエドガー・ラミレスは、現在活躍中の俳優。出演作には、『X-ミッション』『ドミノ』などがあります。2016年公開予定の『The Girl on the Train』にも出演しています。

監督は、『世界にひとつのプレイブック』や『アメリカン・ハッスル』のデヴィッド・O・ラッセル。

1987年から映画製作を始めたラッセルが映画監督として話題になった作品は、1999年の『スリー・キングス』です。湾岸戦争をテーマに、ジョージ・クルーニー主演で製作されたこの作品は、全世界で興行収入が1億ドル以上という功績をなしとげたヒット作となりました。 デヴィッド・O・ラッセル監督は、『ザ・ファイター』でアカデミー賞監督賞に初ノミネート。『世界にひとつのプレイブック』では、作品賞をはじめとする8部門にノミネートされました。 2013年の実際にあったFBIを巻き込んだ収賄事件をもとした作品『アメリカン・ハッスル』は、アカデミー賞10部門以上にノミネートされ、ラッセルの映画監督としての地位を確かなものとしました。

ジョイの力強い生き様に、心を打たれること必至!

2015年の『マイ・インターン』やNHK連続テレビ小説『あさが来た』のヒットもあり、世界的にも日本国内でも働く女性に焦点を当てた作品が多く作られ、ヒットしています。 今作品も、働く女性がテーマ。 働く女性ならではの悩みである家庭との両立と、それに対して壁にぶつかりつつもたくましく挑んでいくジョイの姿を描きます。ジョイの頑張る姿勢と家族愛に、観客は心打たれること間違いなし!

実は伝記映画ではなかった

映画『JOY』は、実在の女性発明家に関する伝記映画とされています。実際、主人公ジョイのモデルになったジョイ・マンガーノはアメリカのショッピングチャンネルでよく姿を見せる女性発明家です。 しかし、監督であるラッセルは、ジョイ・マンガーノの半生に、たくさんのオリジナル要素を加えて、ラッセルならではのストーリーに作り上げたそうです。そのため、撮影中にもラッセルは実在のマンガーノ氏には会うことはなく、電話で話をしただけでした。 実際、劇中でジョイの名字が明かされることはありません。この映画は、純粋にある一人の女性の成功ストーリーなのです。

ラッセル作品では常に年上を演じているジェニファー・ローレンス

ラッセル作品にはこれが3度目の出演になるローレンスですが、常に実年齢より年上の役を演じています。 『世界で一つのプレイブック』で彼女が演じたティファニーは、原作では40代の設定だったのが20代後半に変更されましたが、それでもローレンスは当初21歳でした。『アメリカン・ハッスル』のロザリンも40代の設定ですが、ローレンスはその時もまだ25歳でした。 『JOY』の主人公、ジョイが初めて発明品を販売し始めたのは30歳になってからという設定ですが、ローレンスは撮影当初は25歳だったので、今回も5歳ほど年上の女性の役を演じています。

映画『JOY』の感想や評価は?【ネタバレ注意】

海外では劇場公開され、日本でも配信およびDVDが発売予定の『JOY』の感想をまとめました。
『JOY』はシンデレラのような現代版おとぎ話だ。王子様が出てこないけど、それがまた魅力。
ローレンスの演技は紛れもなく見る価値があるけど、モップの発明ストーリーは特段面白いものではない。
この作品は賛否が分かれるものだと思う。ローレンスの演技は共感を生むものだし、ヒロインの人生にも興味がわいてくる
ローレンスの演技に対する評価は高いようですが、ストーリーは賛否両論のようです。
JOY
joy
2015年11月30日公開
アメリカ
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