梶芽衣子のプロフィール
梶芽衣子は、1947年3月24日東京都出身の女優です。デビュー当時は、本名である太田雅子の名で芸能活動をしていました。「太田雅子」時代を不遇の時代と振り返っており、撮影の現場でも苦労をしていたそう。
1969年、マキノ雅弘監督の映画『日本残侠伝』で芸名を「梶芽衣子」に改名し、今に至ります。マキノ雅弘監督によって改名させられたそうですが、それ以降ヒット作に恵まれ、不遇の時代を抜けることが出たそうです。
若い時から美貌を誇る梶芽衣子ですが、映画『曽根崎心中』(1978)では、美しい白肌と強烈な目力を堪能することができます。この映画で主人公のお初を演じ、数々の映画賞を受賞しています。
映画『女囚さそり』シリーズが大ヒット!
梶芽衣子の代表作といえば1972年からスタートした映画『女囚さそり』シリーズです。梶芽衣子は、1972年~1973年に公開された劇場作品4本の主演を務め、それ以降、様々な女優たちを主演にしたリメイク版が制作されました。
松島ナミこと、サソリの異名を持つ女囚701号が主人公です。恋人の裏切り、冤罪による収監、リンチや暴力など精神的、肉体的屈辱を強いられ、沸々とその復讐心を募らせていく主人公サソリ。
ラストでは、これまでの怨みを晴らすように暴力を加えていた男たちに仕返しをしていきます。凄惨なシーンが多く目を覆いたくなりますが、主人公を演じる若き日の梶芽衣子が本当に美しく、一見の価値があります。
映画『女囚さそり』シリーズは業界でもファンが多く、ハリウッドの映画監督クエンティン・タランティーノもこの作品の大ファンなんだとか。彼の映画『キル・ビル』の中で、梶芽衣子が歌う「修羅の花」、「怨み節」が流れますのでチェックしてみてください。
映画『野良猫ロック』で和田アキコと共演
梶芽衣子のもう一つの代表作が、映画『野良猫ロック』シリーズです。こちらのシリーズは、1970年からスタートしており、実は映画『女囚さそり』シリーズより前の作品です。
この『野良猫ロック』シリーズの第一作目、『女番長 野良猫ロック』(1970年)の主人公・アコ役を務めたのが、和田アキ子でした。梶芽衣子は、アコと一緒に決闘する女メイ役です。暴走族ともレディースとも違う血気盛んな若者たちが、昭和の新宿を舞台に決闘を繰り広げます。
昭和独特の雰囲気やサイケなファッション、今では想像できない都会の無法地帯感が新鮮です。3.4作目では、梶芽衣子を主演にして作品が制作されています。
梶芽衣子は結婚しているの?
梶芽衣子は、これまで結婚歴はなく未婚です。とても綺麗で、業界内でも性格がよいと言われているのに、なぜ未婚なんでしょうか。
実は、1972年の映画『女囚701号/さそり』に出演していた時には、結婚を前提とした恋人がいたそうです。この映画への出演後、女優を引退して専業主婦をする予定だったのですが、異例の大ヒット。映画会社からの続編制作の話を断りきれず、最終的には恋人の元を去る形に。
それ以降、誰とも結婚しないという約束を守っているそうで、とても切ない過去をお持ちですよね。
美人すぎる梶芽衣子
2016年69歳になりますが、その年齢には見えないほどいつまでも綺麗な梶芽衣子。若々しさにはポイントがあるそうで、食生活では、お肉と野菜を7:3の割合で食べていたり、納豆、オリーブオイル、ヨーグルト、ミネラルウォーターにもこだわりを持って取り入れているそうですよ。
また、若いころから美髪ですが、シャンプー前にブラッッシングをして汚れを払い、お湯でよく髪をゆすいでからシャンプーしているそうです。
梶芽衣子と柴咲コウがそっくり?親子なの?
梶芽衣子と、女優の柴咲コウがそっくりだと話題になっています。確かに、お二人の顔は、力強い瞳、綺麗なストレートの黒髪など似ている部分が多いですね。二人は親子なのではないかという噂もあったほどですが、梶芽衣子は未婚ですし、そのような事実はありません。
二人とも映画界を代表するクールビューティであることは間違いないですね。
梶芽衣子の現在の活動は?
梶芽衣子の現在の芸能活動は、あまりドラマ、映画などへの出演も少なくなってきました。その代わり、バラエティで見かけることが多くなり、その美人さと気さくな人柄とのギャップでお茶の間を沸かせています。
子役の時から知り合いだというタレントの坂上忍とも、番組内で親しく会話をしていました。