2017年7月6日更新

『サウンド・オブ・ミュージック』あらすじ・キャスト【ミュージカル映画の金字塔】

『サウンド・オブ・ミュージック』

誰もが聞いたことのある名曲が次々と飛び出す、ミュージカル映画の金字塔『サウンド・オブ・ミュージック』。公開から50年以上経ってもその魅力が色あせることはありません。以下では『サウンド・オブ・ミュージック』の基本情報と見所を紹介します。

誰もが知る名曲が続々!史上最高のミュージカル映画『サウンド・オブ・ミュージック』

ミュージカル映画の歴史は長く、1927年公開の世界初のトーキー『ジャズ・シンガー』から2012年にアン・ハサウェイにアカデミー賞助演女優賞をもたらした『レ・ミゼラブル』まで、映画の世界の中でなくてはならない重要な位置を占めています。

そんなミュージカル映画の全盛期であった1960年代に製作され、以後ミュージカル映画の傑作として愛され続けているのが、今回ご紹介する『サウンド・オブ・ミュージック』です。作中に登場する「ドレミの歌」や「エーデルワイス」などは、日本の小学校でも親しまれていますね。

もちろん観たことがあるという人も、まだ観ていないという人も、ぜひ一緒に『サウンド・オブ・ミュージック』のストーリーやキャスト、見どころなどを確認してみましょう。この名作がより面白くなること間違いなしです!

『サウンド・オブ・ミュージック』のあらすじをチェック!

舞台は1930年代のオーストリア。

マリアは歌とおしゃべりが大好きな修道女見習い。そのお転婆な正確が修道院生活に向かないと考えた他のシスターたちによって、一度修道院を離れてみることを進められ、マリアはトラップ家に家庭教師として赴任することになります。

このトラップ家の家長は数年前に妻を亡くした元海軍大佐。さらに彼には年も様々な7人の子どもたちがいました。規律に縛られた生活に窮屈している子どもたちに、マリアは得意の歌を教えます。すると子どもたちの心は次第に開かれていき、父のトラップ大佐までもが以前の明るさを取り戻していきます。

しかしその頃、オーストリアにはナチスドイツの影が迫っていました。今にもドイツ第三帝国に併合されようとしているオーストリアで、祖国を愛するマリアとトラップ大佐は葛藤するのでした…

『サウンド・オブ・ミュージック』のキャストを紹介

ジュリー・アンドリュース:マリア

陽気な家庭教師マリアを演じるのは、1964年の『メリー・ポピンズ』でアカデミー賞主演女優賞を獲得したジュリー・アンドリュース。4オクターブにもわたる持ち前の美声を『サウンド・オブ・ミュージック』でも余すところなく披露しています。

アンドリュースは1935年イギリス生まれ。幼少のときから歌の才能に恵まれ、18歳の頃からブロードウェイで女優として活躍。舞台「マイ・フェア・レディ」の主役も努めますが、映画版ではオードリー・ヘプバーンが採用されました。

しかしアンドリュースは1964年の『メリー・ポピンズ』と1965年の『サウンド・ミュージック』で立て続けに大成功を収め、ミュージカル女優としての地位を不動のものとして確立します。

そのキャリアが尽きることはなく、21世紀に入った後も『プリティ・プリンセス』に出演。80歳を超えた現在、声帯の手術により以前のような歌声は失っていますが、活躍を続ける名女優です。

クリストファー・プラマー:トラップ大佐

1929年生まれ、カナダ生まれのクリストファー・プラマーもブロードウェイ出身。アンドリュースにひけを取らない繊細な歌声が奏でる「エーデルワイス」は、聞く人皆の心を動かすこと間違いありません。

『サウンド・オブ・ミュージック』以降は、一癖ある脇役を演じることが多くなり、性格俳優として有名になります。2011年の『人生はビギナーズ』では82歳でアカデミー賞助演男優賞を受賞。これは演技部門における最高齢記録なんです。

7人の個性的な子どもたち

『サウンド・オブ・ミュージック』ではまたトラップ家の子どもたちも忘れてはならない存在です。7人は一番上の21歳(シャーミアン・カー)から一番下の5歳(キム・カラス)まで、非常に年齢が離れていましたが、撮影当時から今までずっと仲が良かったそうです。

7人のほとんどは、今まで演技未経験。スカウトや数々のオーディション、また実際に彼らが兄妹に見えるかどうか、という審査も得て選ばれた子どもたちでした。もちろん、作中での歌声は全て彼らによる本物の声です。

『サウンド・オブ・ミュージック』のストーリーは実話?

厳格な一家にやってきた家庭教師が、歌で家に明るさを取り戻す、というなんとも心温まるストーリーなのですが、実は実話がベースであることをご存知でしたか?

『サウンド・オブ・ミュージック』はオーストリア生まれのマリア・フォン・トラップの自伝が元になっています。マリアは実際にトラップ家に家庭教師として赴き、後にトラップ・ファミリー合唱団を結成して有名になった人物。

実は彼女、映画にもエキストラとして出演しています!実話と映画、全てが完全に一致する訳ではなく、トラップ一家は映画以上に激動の人生を送ったそうです。

ロジャース&ハーマスタインの名コンビとは?

本作に登場する名曲の数々を作曲したリチャード・ロジャースと、作詞を担当したオスカー・ハーマスタイン2世は、ハリウッドのミュージカル作家として、伝説的とも言える名声を誇っています。

1943年の『オクラホマ!』をはじめとして『王様と私』『シンデレラ』そして『サウンド・オブ・ミュージック』といった歴史に残るミュージカルを数々製作しました。

マリア役の候補にはオードリー・ヘプバーン!

マリアはジュリー・アンドリュースの生涯最高の当たり役となりましたが、実は彼女がキャスティングされたのは『メリー・ポピンズ』が公開される前。アンドリュースがまだ無名の女優であった時です。

監督が決断を下すまでの間、たくさんの女優がマリア役にと考えられていました。例えばグレース・ケリーやドリス・デイといった名だたるメンツ。さらに直前まで最有力候補であったのがオードリー・ヘプバーンでした。

『サウンド・オブ・ミュージック』の美しい風景に注目!

ストーリーはオーストリアの小さな街ザルツブルクが舞台となっています。映画の撮影も、大部分が実際にザルツブルクで撮影されています。スタッフと役者たちは、撮影のため11週間にもわたって現地に滞在したそうです。

マリアの歌にも登場するザルツブルクの美しい山々、高原と広い空、そして歴史ある町並みは『サウンド・オブ・ミュージック』にとって欠かせない背景となっているのです。ぜひ、注目してみてください!