2024年1月12日更新

大河ドラマ『篤姫』キャストと相関図!最終回の結末もネタバレ

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2005年の大河ドラマ『義経』の原作も務めた宮尾登美子原作の『天璋院篤姫』を基に、江戸時代末期での篤姫に焦点を当て大奥要素を含めホームドラマ的要素を強めた大河ドラマとなっています。 それまで視聴率が伸びなかった幕末ものでありながら女性の支持を集めた今作は、平均視聴率24.5%と高視聴率を収め、高い評価を得た作品です。また、宮崎あおいはドラマの放送が始まった時点での年齢が22歳1ヶ月で、これは大河ドラマ史上最年少での主演を務めたことになりました。 本記事では、『篤姫』に出演していたキャストの現在を紹介します!

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『篤姫』の相関図

『篤姫』相関図

天璋院役/宮崎あおい

江戸幕府13代将軍・徳川家定の正妻。鎖国状態にあった江戸時代末期の日本で歴史の影に隠れていた篤姫、のちの天璋院(てんしょういん)役を演じたのは当時22歳だった宮崎あおい(みやざきあおい)です。 『篤姫』出演後は、2009年『少年メリケンサック』や2012年『わが母の記』、2013年『舟を編む』などで日本アカデミー賞優秀主演女優賞を受賞しています。 さらに『篤姫』放送終了から2年後の2011年、映画『ツレがうつになりまして。』では今作でも夫婦役を演じた堺雅人と再共演し、再度夫婦役を演じました。 2015年にはNHK連続テレビ小説『あさが来た』、2016年には映画『世界から猫が消えたなら』や『ラストレシピ~麒麟の舌の記憶~』などにも出演し、好評を得ました。

【キャスト】徳川家の人々

徳川家定役/堺雅人

篤姫の夫で江戸幕府13代将軍を演じたのは、堺雅人(さかいまさと)です。 堺は2010年の映画『武士の家計簿』や、2012年『鍵泥棒のメソッド』にて日本アカデミー賞優秀主演男優賞を受賞しました。さらにテレビ離れが進む現代で、主演を務めた2012年ドラマ『リーガルハイ』や2013年『半沢直樹』で高視聴率をマークするなど、今や大物俳優として名を馳せています。 2016年の大河ドラマ『真田丸』では主人公・真田信繁役に抜擢され主演を務めました。2020年には大ヒットドラマ『半沢直樹』の第2シリーズも放送され、高視聴率をマークしました。

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和宮役/堀北真希

孝明天皇の妹で家茂の御台所として大奥入りした和宮(かずのみや)を演じたのは女優・堀北真希(ほりきたまき)です。 『野ブタ。をプロデュース』や『クロサギ』、『花ざかりの君たちへ~イケメン♂パラダイス~』、『特上カバチ』、『梅ちゃん先生』など、主演を務めたドラマは数々のヒットを生んできた堀北。 2016年、共演をきっかけに結婚した山本耕史との間に第1子を授かった事を正式に発表し、現在は芸能活動を一時休止しています。

徳川家茂役/松田翔太

江戸幕府14代将軍で天璋院の良き理解者となった徳川家茂(いえもち)役を演じたのは、松田翔太(まつだしょうた)です。 代表作に『花より男子』や『LIAR GAME』があり、携帯会社auのCM「三太郎」シリーズの桃太郎役でも一躍注目を集めた松田。 2016年には自身が主演を務めたドラマ『ディアスポリス 異邦警察』の続編となる映画が同年9月に公開しています。2019年に公開された『東京喰種』では、人間を喰らう月山習役を怪演し、その演技力が評価されました。

【キャスト】江戸城大奥の女性

幾島役/松坂慶子

斉彬の姉で、大奥では武道や礼法に通じた才女である幾島(いくしま)は、松坂慶子(まつざかけいこ)が演じています。 1981年『青春の門』や1990年『死の棘』で最優秀主演女優賞を受賞している松坂は日本と韓国のハーフで、2013年の映画『牙狼-GARO-~蒼哭ノ魔竜~』では還暦にして初のワイヤー・アクションシーンに挑戦し話題となりました。 その後も、ドラマ『スミカスミレ』や『早子先生、結婚するって本当ですか?』などに出演しました。

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滝山役/稲森いずみ

千人もの大奥女中の総取締役を務める冷静沈着の滝山を演じたのは、稲森いずみ(いなもりいずみ)です。 沢村一樹と同じ鹿児島県出身で、同じ作品に起用された稲森。『篤姫』の他にも、2005年『義経』や2013年『八重の桜』などの大河ドラマにも出演しています。 その後も、2014年『同窓生~人は三度、恋をする~』や2015年の主演ドラマ『戦う!書店ガール』、2016年『レンタル救世主』に出演しました。

本寿院役/高畑淳子

高畑淳子(たかはたあつこ)が演じたのは、斉彬と慶喜を毛嫌いする家定の生母・本寿院(ほんじゅいん)です。 個性的なキャラクターと圧倒的な演技力で多くの作品に起用され、ドラマや映画・舞台などコンスタントに出演し続けている高畑。 2016年だけでも、NHK大河『真田丸』、日本テレビ『ぼくのいのち』『時をかける少女』、フジテレビ『ナオミとカナコ』『ラヴソング』『松本清張スペシャルかげろう絵図』、テレビ朝日『女たちの特捜最前線』、舞台『雪まろげ』主演など映画を含めると10以上の作品に出演しました。

【キャスト】幕末の政治家

阿部正弘役/草刈正雄

ペリー来航後の難局でも幕政改革を志向した備後福山藩主・阿部正弘を、草刈正雄(くさかりまさお)が演じました。 端麗な容姿と魅力的な声を持ち資生堂専属モデルを経て俳優となった草刈は、映画『沖田総司』や『新撰組始末記』で演じた沖田総司役が有名です。 2016年には大河ドラマ『真田丸』にて真田信繁の父・真田昌幸役を演じたことで注目され、同世代に限らず若い世代にも一躍人気となりました。

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勝海舟役/北大路欣也

北大路欣也(きたおおじきんや)は、真っ直ぐな性格で天璋院の1番の話し相手になる旗本・勝海舟を演じました。 映画『父子鷹』で勝海舟の少年時代役でデビューした13歳の頃から、人気俳優として第一線で活躍し続けてきた北大路欣也。 ドラマや映画の出演に留まらず、「ソフトバンクモバイル」の白いお父さん犬の吹き替えをはじめ、2016年公開の『ONE PIECE FILM GOLD』の吹き替えやCM「ドラゴンクエストモンスターズ」での竜王役での出演など、活躍の場を広げています。

坂本龍馬役/玉木宏

大政奉還に大きく貢献し世界の海援隊を志した土佐藩出身の武士・坂本龍馬(※画像右)は、玉木宏(たまきひろし)が演じました。 代表作に『ただ、君を愛してる』や『のだめカンタービレ』があり、2015年にはNHK朝ドラ『あさが来た』で主人公の夫役を演じ注目を集めた玉木。 2016年には主演を務めた映画『探偵ミタライの事件簿 星籠の海』が公開し、同年10月からはフジテレビ系連続ドラマ『キャリア~掟破りの警察署長~』の主演・遠山金志郎役を演じました。

岩倉具視役/片岡鶴太郎

のちに政府の重鎮として政治に参加する孝明天皇の側近・岩倉具視役は、片岡鶴太郎(かたおかつるたろう)が務めています。 芸人として世に出るも今や俳優としての活動も多く、『篤姫』の他にも『毛利元就』や『軍師官兵衛』など5つの大河ドラマにも出演し俳優としての地位を築き上げた片岡。 さらに主演の金田一耕助役を務めたドラマ「金田一耕助」シリーズは9作品にも及び、自身の代表作となりました。2016年のNHK朝ドラ『とと姉ちゃん』では、隈井栄太郎役を演じました。

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【キャスト】昔の仲間たち

小松帯刀役/瑛太

肝付(きもつき)家の三男。篤姫に想いを寄せ、肝付尚五郎から名を変えた小松帯刀(こまつたてわき)役は、永山瑛太(ながやまえいた)が演じています。 2003年のドラマ『WATER BOYS』で一躍有名となり、CMや映画にドラマと数々の作品に出演。『篤姫』出演後は2009年映画『ガマの油』や『なくもんか』、2011年映画『それでも、生きてゆく』や『まほろ駅前多田便利軒』に出演し注目を集めました。 2016年には映画『64-ロクヨン-』や『殿、利息でござる!』に出演したほか、テレビCM「住友生命 1UP」シリーズでの演技も話題となりました。

西郷吉之助役/小澤征悦

西郷家の下級藩士。尚五郎と身分を越えた友人で、のちの西郷隆盛である吉之助を演じたのは小澤征悦(おざわゆきよし)です。 有名指揮者・小澤征爾を父にもち、母は女優の入江美樹、従兄はミュージシャンの小沢健二という芸能一家に生まれた小澤。『篤姫』の他にも、1998年『徳川慶喜』や2005年『義経』などの大河にも出演し、有名俳優が多く出演する中でも独特の存在感を放っています。 2014年映画『るろうに剣心 伝説の最期編』や、2016年『64-ロクヨン-』など有名作品にも起用された小澤は、2016年富士山の樹海を舞台にしたハリウッドのホラー映画『JUKAI 樹海』にてハリウッドデビューも果たし、日米にて注目を集めました。

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大久保正助役/原田泰造

西郷の幼なじみで、後に大久保利通として日本の政治に携わった大久保正助(おおくぼしょうすけ)を演じたのは、お笑い芸人の原田泰造(はらだたいぞう)です。 ネプチューンのボケ担当として数々のバラエティ番組で活躍している他、役者としても着実にキャリアを積んでいる原田。2004年『奥さまは魔女』では主演・米倉涼子の夫役を、2010年『龍馬伝』では近藤勇役を務めました。 映画では2011年『神様のカルテ』や『アントキノイノチ』、2013年『少年H』や『四十九日のレシピ』など数々の作品に出演。また、2016年には自身が出演する映画『ボクの妻と結婚してください。』が公開されました。

【キャスト】今和泉島津家の人々

島津忠剛役/長塚京三

今和泉島津家の第10代当主にして、篤姫の実父でもある島津忠剛(ただたけ)を長塚京三(ながつかきょうぞう)が演じています。 ソルボンヌ大学在学中、フランス映画の主演に抜擢され1974年に俳優デビュー。「ナースのお仕事」シリーズや本作をきっかけに、幅広い世代から認知されました。 その後も、2015年大河『花燃ゆ』や2017年『CRISIS 公安機動捜査隊特捜班』などに出演しました。

島津忠敬役/岡田義徳

篤姫の兄で小松帯刀の友人。篤姫とは喧嘩ばかりで少々軽薄な忠敬(ただゆき)役を岡田義徳(おかだよしのり)が演じています。 2002年放送の人気ドラマ『木更津キャッツアイ』のうっちー役で一躍有名となった岡田は、『篤姫』出演後もドラマ『マザー・ゲーム~彼女たちの階級~』や『探偵の探偵』などに出演。 狂気的な犯人役や陽気な夫役など、端役ながらも幅広い役の演じわけを得意とする演技派俳優です。2016年には映画『復讐したい』や『アイアムアヒーロー』に出演しました。

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【キャスト】薩摩藩島津家

島津斉彬役/高橋英樹

薩摩藩藩主。篤姫を家定の御台所として大奥へと送り込んだ物語の要ともいえる斉彬(なりあきら)を演じたのは、高橋英樹(たかはしひでき)です。 『桃太郎侍』の印象の強い高橋は、若い頃中尾彬らと共に日活映画に多数出演。『篤姫』の他大河ドラマにも多く出演しており、時代劇には欠かせない俳優となっています。 時代劇のほかにも、2008年ドラマ『CHANGE』や、2014年ドラマ『地獄先生ぬ~べ~』に出演し、2011年には劇場版ポケットモンスターのゼクロム役でアニメ声優に初挑戦しました。近年では、娘・高橋真麻とともにバラエティ番組へ積極的に出演するなど、活躍の場を広げています。

英姫役/余貴美子

斉彬の正妻。御簾越しでしか対面しない誇り高い女性・英姫(ひさひめ)役を演じたのは余貴美子(よきみこ)です。 余貴美子は、2008年『おくりびと』、2009年『ディア・ドクター』にて日本アカデミー賞最優秀助演女優賞を2年連続で受賞。大ヒット映画、B級作品、主役脇役関係なくとぎれることなく出演し実力派女優として様々な役を演じ分けています。 映画では2014年『寄生獣』、2016年には『シン・ゴジラ』、『後妻業の女』に出演しました。

【キャスト】その他の薩摩藩の人々

小松清猷役/沢村一樹

薩摩国吉利の領主。島津斉彬の側近で右腕の小松清猷(こまつきよみち)役を演じたのは、沢村一樹(さわむらいっき)です。 『篤姫』の舞台が鹿児島県ということで、鹿児島県出身の沢村が起用されました。それまで脇役での出演が多かった沢村ですが、『篤姫』出演後は、2011年ドラマ『DOCTORS~最強の名医~』や、2014年ドラマ『ブラック・プレジデント』にて主演に抜擢されています。 2016年1には主演の明辺悠五役を演じる日本テレビ系連続ドラマ『レンタル救世主』が放送され、2017年朝ドラ『ひよっこ』にも出演しました。

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有馬新七役/的場浩司

西郷と同じ下級藩士の有馬新七(ありましんしち)を演じたのは、俳優・的場浩司(まとばこうじ)です。 1989年『はいすくーる落書』や『ママハハ・ブギ』などのドラマに出演以降注目を集めた的場は、大河ドラマ『毛利元就』や『利家とまつ』、『軍師官兵衛』にも出演。 近年ではスイーツ好きとしても知られ、数々のバラエティ番組にも引っ張りだこですが、2016年映画『テラフォーマーズ』や、新春時代劇『信長燃ゆ』、舞台『雪まろげ』など話題作に多数出演しました。

【キャスト】京都・近衛家(篤姫の養家)

近衛忠煕役/春風亭小朝

島津家と縁深い近衛家の当主・近衛忠煕(ただひろ)を演じたのは、落語家・春風亭小朝(しゅんぷうていこあさ)です。 1970年に5代目春風亭柳朝に入門して以来、落語家として活躍するも俳優としてもその名を馳せ、『鬼平犯科帳』や『必殺仕事人』など有名シリーズにも参加しています。 2014年には岡田准一主演で話題となった大河ドラマ『軍師官兵衛』にて明智光秀役で出演し、2015年の落語を題材としたスペシャルドラマ『赤めだか』では春風亭小朝・本人役で出演しました。

【ネタバレ】『篤姫』の最終回の結末は?

江戸城無血開城の後、徳川家16代当主・徳川家達は家臣と共に駿河へ。静寛院(和宮)も京へと帰り、明治新政府のもと急激な改革が行われます。 徳川家の存続を守り切って、家達を養育しつつ平穏な日々を送る天璋院。故郷の薩摩からは母や兄が訪れ、勝海舟や静寛院との交流も続いていました。そして明治元年、小松帯刀が大坂で病死したとの報せが入り、多くの別れも経験します。 その後、家達と近衛㤗子の婚約が決まり、お祝いに懐かしい大奥の面々が集まりました。 㤗子の懐妊を祝いに勝海舟が訪ねてきた日の夜。1人縫い物をしていた天璋院は、ふとこれまでの日々を懐かしむように静かに微笑みます。 そうして、故郷から遠く離れた東京で49年の生涯に幕を下ろしたのでした。

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ドラマ『篤姫』のキャスト・相関図を紹介!最終回のネタバレも

幕末の動乱を生き、徳川家を守り抜いた女性の生涯を描いた『篤姫』。今もなお再放送が続く本作のキャストと相関図、最終回を振り返ってみました。 激動と呼べる令和の時代にも、篤姫の生き様から多くのことを学べるかもしれません。