大河ドラマの歴代主演俳優が豪華すぎる!【21世紀編】

2017年7月6日更新 8066view

毎年大作が披露されるNHK大河ドラマ。骨太な戦国の戦物語からアットホーム的な要素の強い家族や一族の絆を描いた物語まで、21世紀に話題となった作品と2017年の新作、併せて18作品を、主演を務めた俳優・女優と共にご紹介します。

スターが揃い踏み!大河ドラマ主演俳優

おんな城主 直虎

毎年1年を掛けて大作が放送されるNHK大河ドラマでは、歴史に名を遺した数々の歴史人を、多くの名俳優たちが演じてきました。

戦がテーマのもの、家族や絆をテーマにしたもの、小説が原作のものからオリジナリティあふれる作品まで、今回は21世紀に入ってから放送された作品の豪華な主演俳優にフォーカスしてご紹介します。

堺雅人『真田丸』2016年

真田丸 堺雅人

日の本一の兵と讃えられた真田幸村を主人公とした真田一族の戦いを描いた作品です。真田一族は元々は武田に仕えていた家臣でした。しかし武田は織田によって滅ぼされ、真田一族は父・匡幸の知略を中心に、可能性という名の細い糸を辿りながら乱世を生き延びていきます。

そんな真田家の自由奔放な次男坊・真田信繁(後の幸村)は俳優・堺雅人が演じています。後に徳川家康を追い詰める程の男となる信繁ですが、最初は父・昌幸に「面白が勘に頼り過ぎる」と言われ失敗を繰り返してばかりでした。徐々に戦の中で様々な経験を通し、人間として大きく成長していく信繁。

堺自身もこのように語っています。

「誰かが死ぬことによって、主人公の信繁は成長していく。その人の死からいろんなことを学んでいくので、物語上、無駄に死ぬ人がいない。そこに脚本家・三谷幸喜の愛を感じるんです。この時代を描いた作品としては、実はすごいことなんじゃないかなと思います」

井上真央『花燃ゆ』2015年

花燃ゆ 井上真央

動乱の幕末を生きた吉田松陰の末の妹・文の物語です。文は吉田松陰と同じく長州藩の出身である久坂玄瑞の妻であり、幕末の志士を影から見守り支えた人物の1人。元々は他人と付き合う事が苦手だった文ですが、逞しく好奇心旺盛な兄の姿に感化されるかのように成長していきます。

動乱の時代の中、逞しく生きる文は井上真央が演じました。井上は今作品が大河初主演でしたが、初手の頃よりも後半の方が演技に自然さが加わっており、スタッフからも井上の演技の成長が見られる、天才女優と改めて感じた、とのコメントがあがりました。

岡田准一『軍師官兵衛』2014年

軍師官兵衛

出典: buta-neko.net

天才軍師として名高い軍師黒田官兵衛の生涯を描いた作品です。戦国から江戸時代前期までを生きた大名で豊臣秀吉を天下人へと押し上げた名将として、広く知られています。頭が良すぎるが故、警戒される程の天才ぶりで、秀吉は「官兵衛に100万石を与えれば次に天下を取るのはあいつだ」と恐れていたと言います。

真直ぐさと腹黒さを兼ね備えた官兵衛を見事に演じ切った岡田准一の演技は大河以前から評判が高く、戦のシーンの鬼気迫る表情は特に光りました。足を引き摺りながら登場する官兵衛は貫禄にあふれ、特に女性からの評価が高かったようです。

綾瀬はるか『八重の桜』2013年

綾瀬はるか

福島県会津出身で同志社の創設者である新島襄の妻・八重の生涯を描いた作品です。八重は会津藩の精神「ならぬものはならぬ」を貫き通す、活発で行動力のある女性です。砲術師範の家に生まれ故に銃の世界に身を投じており、戦の際には男装をして戦争に参加するなど、男勝りな人物でもありました。

後に生きがいを銃から学問へと変えた八重ですが、その魅力は何ら変わる事はなく、市井の人々を魅了し、後に夫となる新島襄をも魅了していきました。逞しく快活な女性・八重を演じたのは綾瀬はるかで、普段のふんわりした雰囲気とは違い「カッコイイ」との意見が多く、戦闘シーンでは機敏な動きで周囲を驚かせたそうです。

松山ケンイチ『平清盛』2012年

平清盛 松山ケンイチ

出典: topicks.jp

平清盛を中心とした平家一門の物語を、源頼朝の視点で描いた作品です。大河ドラマといえば戦国時代や幕末のイメージが強く、平安末期を取り扱うのは初の試みでした。栄枯盛衰をまさに文字通り大言した平家一門と、その中心となった平清盛ですが、非常に荒々しい性格をしており、それが清盛も魅力でもあった様です。

少年時代から荒くれ者で、晩年になっても衰える事を知らない平清盛を務めたのは松山ケンイチで「ワル」な部分を全面的に出した演技が光った作品でした。2016年11月公開の映画『聖の青春』では主演の村山聖を務めるため20キロ増を目指して役作りをしたんだとか。カメレオン俳優っぷりは今も健在です。

上野樹里『江〜姫たちの戦国〜』2011年

『江〜姫たちの戦国〜』

出典: www.hulu.jp

主人公となった江は江戸幕府第2将軍・徳川秀忠の側室です。今作品は、江の視点から見た武将たちの活躍、その武将たちを支える女性たちの姿を描いた作品で、女性に焦点を当てた物語となっています。

天真爛漫で好奇心旺盛な江を演じたのは上野樹里です。今作品では幼少期から大人に至るまで一貫して同じ女優を使う、という演出をしており、幼い頃は奔放で大胆な演技を、大人になってからは声質と抑揚を変え、雰囲気の違う演技を魅せました。

福山雅治『龍馬伝』2010年

龍馬伝

出典: topicks.jp

明治維新の立役者、坂本龍馬の生涯を描いた作品です。坂本龍馬が育った土佐には当時武士の中にも身分制度があり、龍馬は武士でありながら虐げられる生活を送っていました。この経験から、身分に縛られず誰もが自分の意志を伝えられる国造りをしたい、と龍馬は奮闘します。

龍馬の人懐こく物怖じしない性格は多くの人を惹きつけ、当時は勿論、今も日本中から愛されています。そんな龍馬演じたのは福山雅治で、新しい龍馬を、という意気込みで演じました。生死を彷徨う切迫したシーンでは表情の繊細さや息遣い伺える臨場感ある演技を見せています。

歌手としても活躍する福山が大河ドラマ主演を務めたことは、彼の俳優人生にとって大きな一歩となったでしょう。

妻夫木聡『天地人』2009年

妻夫木聡

上杉景勝に仕えた武将・直江兼続の生涯を描いた作品です。直江兼続は戦の時に用いる兜に「愛」という文字を掲げている事で有名で、今でも実物が残っています。これは利を追及する時代に愛を重んじた己の思想を掲げたもので己の信念を貫く直江兼続らしさを表したものでもあります。

非常に実直で義を重んじる忠義の人、直江兼続を演じたのは妻夫木聡です。妻夫木は演技の幅が広い俳優ですが、柔らかい印象が強かった為、年を重ねる演技には苦労した様子。妻夫木の凛々しい演技は多くの人の支持を集めました。

宮崎あおい『篤姫』2008年

篤姫

徳川13代将軍・徳川家定の正室である篤姫の生涯を描いた作品。篤姫は大変男勝りな性格で、行動力もある積極的な女性でした。夫婦の絆を大切にし、自分の居場所である大奥を守る強く美しい女性の姿は視聴者からの共感を呼びました。

幕末といえば徳川が衰退していく時期であり、幕府の外側から描かれる作品が多い中、幕府側からの目線で描かれた事で新鮮さもあったようです。徳川を影で支えた篤姫を務めた宮崎あおいは、当時史上最年少の主役として放送開始前から話題になっていました。

内野聖陽『風林火山』2007年

風林火山

戦国時代の甲斐の国を舞台に、武田信玄の軍師を務めた山本勘助の生涯を描いた作品です。勘助には妻・ミツを殺された事で武田家に恨みがあり、初めは復讐の為に武田家に士官しました。しかし、後に武田信玄となった武田家の嫡男・晴信の想いに触れる内、いつしか晴信に天下を取らせたいと願うようになっていきます。

主演を務めたのは内野聖陽で、内野は勘助が諸国を求め放浪する際、汚れた人間臭い勘助をリアルに表現しようとメイクや衣装、立ち回りに至るまで徹底した拘りを見せました。

仲間由紀恵・上川隆也『功名が辻』2006年

功名が辻

「内助の功」という言葉の元となった妻・千代と夫・山内一豊の物語を描いた物語です。夫婦の絆をテーマに描いており、織田信長から徳川家康まで、天下が移り変わり激動の時代、一豊は千代の機転により功名を立てて行きます。

千代は明るく細かい事は気にしない女性で、端切れを集めてパッチワークで着物を仕立てたり、旗を手作りしたり、とユニークなアイデアで「カリスマ主婦」的な一面を見せています。夫を支えた妻・千代は仲間由紀恵が。妻に支えられ功名を立てた夫・一豊は上川隆也が務め、殺伐とした戦国の世で微笑ましい夫婦を演じました。