2022年12月20日更新

2023年大河ドラマ『どうする家康』相関図・キャスト一覧!あらすじはどうなる?

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『どうする家康』は古沢良太脚本による大河ドラマ。誰もが知る武将・徳川家康を新たな視点からとらえ直す試みで注目を集めています。この記事では、本作のあらすじや出演キャストについて紹介していきます。

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主要キャストを解説!四天王・ヒロインに抜擢されたのは?

『どうする家康』の主人公・徳川家康を演じるのは「嵐」の松本潤。ジャニーズで主演に起用されたのは、第53作目『軍師官兵衛』(2014年)の岡田准一以来5人目です。ちなみに、岡田は家康の憧れの存在となる織田信長役での出演が決定しました。 ヒロイン・築山殿(瀬名)役の有村架純も、松本と同じく大河ドラマへの出演は今回が初です。共演自体は3度目ですが、「温かく楽しい夫婦漫才を演じるのが楽しみ」とのこと。 そして「徳川家四天王」は、ベテランから若手まで個性豊かな俳優陣が勢ぞろいしました! 家臣団をまとめる酒井忠次役は、『龍馬伝』(2010年)で武市半平太役を演じた大森南朋。“ただ勝つ”と名付けられた、最強の武将・本多忠勝を山田裕貴が演じます。俳優集団「D-BOYS」のメンバーで、大河ドラマは『おんな城主 直虎』(2017年)以来です。 一方、四天王の貴公子・榊原康政役は大河ドラマ初主演を果たす杉野遥亮が、御曹司の美少年・井伊直政役には板垣李光人が抜擢されています。板垣は『青天を衝け』(2021年)にも出演しており、同作では最後の将軍・徳川慶喜の弟にして、分家御三卿・清水家の第6代当主でもある徳川昭武役を演じていました。

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相関図

どうする家康

徳川勢

まず最初に、主人公・徳川家康を影に日向に支えた徳川勢のキャストを紹介します! 今川家の人質となった松平元康は、松平家の再興に燃える旧臣たちと再会。群雄割拠の乱世へ身を投じた彼は、のちに徳川家康と名を改め「太平の世」を築きます。彼の成功の裏には、初恋の人や「徳川四天王」、激動期を共にした側室の存在がありました。

徳川家康役/松本潤

本作の主人公・家康は、情けなさと気品を持ち合わせた人物。今川家の人質として生涯を終えると思っていましたが、三河武士の熱意に押され、織田信長、武田信玄らがしのぎを削る世界に飛び込むことになるのです。 2020年をもって活動を休止したアイドルグループ「嵐」のメンバーである松本潤は、これまでにも俳優として多くのドラマや映画に出演してきました。ドラマ「花より男子」シリーズや「99.9 -刑事専門弁護士-」シリーズ、映画『ナラタージュ』(2017年)など多くの代表作があります。 本作のオファーを受けた松本は、「自分に大河のオファーが!?しかも誰もが知っている、あの家康を!?脚本が僕も大好きな古沢良太さん!!」と驚いたといいます。 そして熟考を重ねた末に、出演を決意。「日曜の夜を大河ドラマが好きな方はもちろんの事、若い世代の皆さんにも楽しんでいただけるようなエンターテインメントをお届けできるよう一所懸命やらせていただきたいと思います。」と公式サイトに気合充分のコメントを寄せました。

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「嵐として2020年いっぱいまでは走り切りたい」

昨年2020年の11月に本作への出演を打診されたという松本潤。 しかし嵐が翌年から活動休止に入ることが決定していたため、「嵐として2020年いっぱいまでは走り切りたい」と返答を保留にしていたそうです。このことから彼の嵐に対する思い入れや、そのストイックな姿勢がうかがえます。 そして年が開けてから、「新たな冒険の先を見つけようとしている僕にとってこんなに大きな挑戦はありません。」と出演を承諾。晴れて大河初主演が決定しました。 嵐のファンにとっては、グループ活動休止後の各メンバーの活動が気になっていただけに、このニュースは喜ばしいものですね。

築山殿(瀬名)役/有村架純

有村架純
©️ciatr

瀬名は今川家家臣・関口氏純の娘。明るく陽気で、周りを照らす太陽のような存在です。家康の初恋相手であり、のちに仲睦まじい夫婦となります。しかし桶狭間の戦いをきっかけに、彼女の運命は大きく捻じ曲がってしまうことに……。

酒井忠次役/大森南朋

大森南朋

酒井忠次は家康に仕える家臣団のリーダー的存在で、家康の叔父です。今も昔も家康のことを心から心配しており、彼を守ることを第一としています。特技は宴会芸の「えびすくい」というお茶目な一面も。家康からも部下からも心から慕われている、頼れる人物です。

本多忠勝役/山田裕貴

本多忠勝は最強のサムライと名高い武将。生涯で57回戦い、ただの一度も傷を負わなかったという逸話もあります。とにかくまっすぐで、曲がったことは大嫌いという気持ちの良い性格です。女性には奥手という弱点もあります。

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榊原康政役/杉野遥亮

榊原康政は文武両道を地で行く若き武将。名門榊原家の生まれですが、次男なので自由奔放に生きていました。しかしその才能を家康に見出され、徳川家臣団の重要人物となります。基本的にマイペースで、ちょっとひねくれ者です。

井伊直政役/板垣李光人

井伊直政は女城主直虎に育てられた井伊家の御曹司。顔立ちの整った美少年で、周りの女性からの人気も高いです。徳川家臣団に加わり、新戦力として活躍を見せます。頭の回転が速いですが、誰に対しても不遜なのでトラブルを起こしがちです。

鳥居元忠役/音尾琢真

鳥居元忠は徳川一筋の忠義者です。一本筋が通っており、漢気にあふれています。生涯を通じて家康を守り続け、人質時代にも主君に付き添い続けました。ふだんは少し不器用な気の良い男ですが、戦場では人が変わったかのような大活躍を見せます。

大久保忠世役/小手伸也

小手伸也

大久保忠世は家康の家臣のひとり。面倒見がいい性格で、周りから頼れる兄貴として慕われています。戦場では敵を恐れず大活躍しますが、私生活では髪の薄さを気にする繊細な男です。身なりにも気を遣っており、三河で1番の色男を自称しています。

平岩親吉役/岡部大

平岩親吉は家康が幼い頃から彼のそばにいた家臣のひとりです。どんなときも笑顔を忘れず、そのまっすぐさと明るさで周りに元気を与えます。敵の懐に入るのも得意です。何を命じられても笑顔で引き受ける、強い男でもあります。

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鳥居忠吉役/イッセー尾形

イッセー尾形

鳥居忠吉は父の代から家康を支え続けてきた忠臣で、元忠の父親でもあります。家康不在の岡崎城を預かり、質素倹約で金銀食糧を貯め込んでいました。その財があったおかげで、家康の三河統一の道が拓けることに。今は年老いたせいか、たまによくわからないことを言いだします。

於愛の方(おあいのかた)役/広瀬アリス

広瀬アリス

於愛の方は家康の側室。読書が大好きで極度に目が悪いです。ユーモラスな言動をとることが多く、周りはそんな彼女に心癒されています。家康も例外ではなく、彼女の存在に幾度も助けられてきました。かつて夫を亡くし、幼い子を連れて側室になったという過去を持ちます。

服部半蔵(正成)役/山田孝之

山田孝之

服部半蔵はあの有名な忍者・服部半蔵の2代目です。先祖は忍者ですが本人は自分のことを武士だと思っています。自分にあまり自信がなく、対人関係で苦労することも。伊賀忍者を使って諜報活動をすることもありますが、たまに失敗してしまいます。

石川数正役/松重豊

石川数正は酒井忠次と同じく古参の家臣で、家康からもっとも信頼されている常識人です。非常に頭脳明晰で、外交役も務めます。どんな相手でも恐れず正論を言い、持ち前の度胸で戦国武将とも渡り合ってみせます。

本多正信役/松山ケンイチ

松山ケンイチ

本多正信は大久保忠世の紹介で家臣団にやってきた人物です。どこからどう見ても胡散臭く、無責任な進言をすることもしばしば。しかし一方で常識にとらわれないため、家康の野心を刺激するのに役立ちます。やがて天下統一に欠かせない存在となることに。

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夏目広次役/甲本雅裕

夏目広次は武骨な男揃いの家臣団にあって、事務面で家康を支える男です。地味で目立たないため、家康からは名前を覚えてもらえません。しかし大事な局面ではとてつもない働きをしめし、武田家との大決戦・三方ヶ原での戦いでも大活躍しました。

本多忠真役/波岡一喜

本多忠真は松平家に代々仕える本多家の武将。槍の名手です。忠勝の叔父であり、彼に武芸を徹底的に叩き込んだ人物でもあります。いつも昼間から飲んだくれていますが、戦場ではスイッチが入ったように大活躍します。

渡辺守綱役/木村昴

木村昴

渡辺守綱は武芸を極める家系に生まれた武将。特に槍を得意としており、「槍半蔵」と呼ばれることもあります。普段はおしゃべり好きな陽気な男です。信心深く心優しい一面もあり、三河一向一揆では家康の敵となりました。

登与役/猫背椿

登与は酒井忠次の妻。家康不在の岡崎城を支えてきました。個性豊かな家臣団の面々を支える裏方で、夫とともに「えびすくい」を踊るお茶目な女性でもあります。瀬名や家康の母・於大とも仲が良く、世間話で盛り上がることもしばしばです。

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徳川信康役/細田佳央太

細田佳央太

徳川信康は家康の息子。三方ヶ原の戦いで成果を上げ、家臣の心をつかみました。幼い頃から両親が苦労を重ねてきたのを見ているため、徳川家のために強くなろうと一生懸命です。心優しく勇敢でまっすぐですが、その純粋さが危うさに転じることもあります。

大鼠(おおねずみ)役/千葉哲也

大鼠は服部半蔵に仕える忍者集団のリーダーです。呼び名の由来は、“鼠のように這いつくばり、素早い動きをする”ことから。常に冷静沈着なベテラン忍者で、半蔵の役に立とうと奔走します。しかしその強い想いが裏目に出てしまうことも……。

女大鼠(おんなおおねずみ)役/松本まりか

松本まりか

女大鼠は大鼠の娘で、同じく優秀な忍者です。体が柔らかく、どんな場所にも忍び込むことができます。町娘に遊女、武士など、変装もお手のものです。半蔵とコンビを組むことも多く、ドジを踏みがちな彼のフォローも務めます。

織田勢

続いて紹介するのは、「第六天魔王」こと織田信長率いる織田勢のキャストたち。 信長は家康が背中を追い続けた存在であり、政略結婚や同盟を通じて繋がりを強めます。一方、最大のライバルとなる豊臣秀吉も織田家の家臣から出世していきました。 後世に「戦国三英傑」と呼ばれる、織田信長・豊臣秀吉・徳川家康と関係が深い勢力です。

織田信長役/岡田准一

織田信長はカリスマ的なオーラを持つ武将。常識にとらわれず、誰も思いつかなかった革新的な戦術を次々と生み出していきます。精神力も非常に強いです。自分に追いつこうと必死で食らいついてくる家康のことを気に入っています。

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豊臣秀吉役/ムロツヨシ

ムロツヨシ

豊臣秀吉は農民から信長の小物にまでのし上がった人物。人懐っこい性格が最大の武器です。自分の欲望を達成するためならどんなことでもしてみせます。頭の回転が早く、口が回るのも早いです。人たらしなタイプですが、家康からは苦手意識を抱かれています。

お市役/北川景子

北川景子

お市は信長の妹。戦国一とも言われる美貌の持ち主です。織田と徳川が盟約を結んだことをきっかけに、数奇な運命をたどることになります。さらに彼女が産んだ三人の娘も、家康の生涯に深くかかわっていくことに……。

織田信秀役/藤岡弘、

藤岡弘、

織田信秀は信長の父で、織田家繁栄の基礎を築いた人物です。どんなピンチにも怯まない、勇敢で豪胆な人物です。岡崎城主の松平広忠と対立し、幼い頃の家康を人質にとりました。父親としては厳格な人物で、信長も彼から大きな影響を受けています。

柴田勝家役/吉原光夫

吉原光夫

柴田勝家は織田家の家臣で、熊のような見た目と柱を壊すほどデカい声が特徴です。気が小さい家康はいつも彼の存在に怯えていました。とにかく強く武骨な男で、秀吉とはあまり相性が良くないです。急進的な信長を懸命に支えます。

明智光秀役/酒向芳

大河ドラマ第59作目『麒麟がくる』の主人公にも選ばれた明智光秀。歴史上では「本能寺の変」の重要人物として有名ですが、謎めいた部分が多い戦国武将です。 もともとは室町幕府の第15代将軍・足利義昭に仕えていたものの、いざ義昭の地位が危うくなった途端、自らを高く評価した信長の配下に……。一見、笑顔で媚びへつらっているようで、鋭いまなざしの中には底知れぬ本心が見え隠れします。

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佐久間信盛役/立川談春

佐久間信盛は信長の父・信秀の代から仕えている織田家の筆頭家老。次世代の台頭や主君の無謀な振る舞いに危機感を持ちながら、信長に30年余を仕えた宿老です。徳川家の監視役を任されると、織田家の足元を支え続けてきた見事な老獪っぷりを発揮します。 家康に伯父の水野信元を殺すよう命じるなど、ありとあらゆる無理難題を突きつけてきて……。

今川勢

家康を戦国の乱世へと導く、駿河国の大名・今川義元率いる今川勢のキャストも見逃せません! 徳川勢と今川製の間で特に重要と言える出来事が「桶狭間の戦い」。家康が今川家から離反する一方で、今川家筆頭家老の娘である瀬名は危うい立場になります。義元亡き後は息子・氏真が当主になりますが、今川家は混迷の一途を辿るのでした。

今川義元役/野村萬斎

野村萬斎

今川義元は強大な軍事力と富を持つ駿河国大名です。東海最強の武将と呼ばれる一方、非常におだやかで公家文化にも詳しい教養人でもあります。今川家の人質だった家康にも目をかけ、彼から実の父親のように尊敬されていました。

今川氏真役/溝端淳平

溝端淳平 

今川氏真は今川義元の嫡男で、プライドが高いばかりのお坊ちゃんです。父が偉大すぎるがゆえ、劣等感に苦しめられています。さらに父が元信(のちの家康)に目をかけていたせいで、余計にコンプレックスを膨らませることに。父が討たれたことをきっかけに今川家当主となります。

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糸役/志田未来

志田未来

糸は北条氏康の娘で、今川・北条・武田が三国同盟を結んだ際、今川氏真の妻となります。義元が信長によって討たれた後、家臣たちに裏切られ孤独になった氏真を支え続けました。一見おっとりしていますが、その裏には強い意志を秘めています。

関口氏純(せきぐちうじずみ)役/渡部篤郎

関口氏純は今川義元を支える筆頭家老。愛娘の瀬名を溺愛しており、彼女にはとにかく甘いです。彼女とただの人質だった元信(のちの家康)との恋も認め、2人が夫婦となるのを後押ししました。桶狭間の戦いの後、家康が織田側につくと危うい立場に追い込まれてしまいます。

巴役/真矢ミキ

真矢ミキ

巴は瀬名の母で今川義元の義妹です。当初は瀬名と元信(のちの家康)の結婚に反対したものの、のちに2人の良き理解者となります。瀬名が家康と離れ離れになってからは、不安に押しつぶされそうだった彼女のことを支え続けました。

たね役/豊嶋花

たねは関口家の侍女で、瀬名の世話をしてきました。元康(のちの家康)が織田方についたことで、主である瀬名とともに囚われてしまいます。どんなに苦しいときでも瀬名と彼女の子どもたちに寄り添い続ける、強い女性です。

お田鶴(おたづ)役/関水渚

お田鶴は鵜殿長照の妹で、瀬名とは幼なじみです。今川と徳川が敵対関係になってからも、瀬名との友情を大切にしていました。今川家の家臣・飯尾連龍に嫁ぎ、夫が亡くなった後も城主として城を守り続けます。芯が強くまっすぐな女性です。

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鵜殿長照(うどのながてる)役/野間口徹

鵜殿長照は今川家の重臣です。頭が切れる知性派で、服部半蔵が差し向ける忍者部隊を翻弄してみせます。今川と織田が戦った際には元康(のちの家康)から援護を受けますが、のちに敵となった家康と戦うことに……。

武田勢

ここからは、戦国最強と謳われた武将・武田信玄が率いる武田勢のキャストを紹介します。 「三方ヶ原の戦い」では徳川軍を全滅寸前まで追い詰め、家康に敗戦を味わわせた信玄。その上、知略と武力をもって家族や家臣団との絆までも脅かしてきます。徳川勢はより結束を強めていき、家康は彼から大きな影響を受けたことに気づくのでした。

武田信玄役/阿部寛

阿部寛

武田信玄は戦国最強の生けるレジェンド。家康のやることなすことすべてを先読みし、圧倒的な実力差を見せつけてきました。家康は彼のおかげで、戦国で生き残る厳しさを身をもって学ぶことに。生前も死後も家康を苦しませ続けた存在です。

山県(飯富)昌景役/橋本さとし

山県(飯富)昌景は武田信玄の家臣で、若い頃から彼のことをサポートしてきました。武田最強部隊と呼ばれた「赤備え」を率いた人物でもあります。信玄に駿河侵攻を命じられた際には、その圧倒的な強さで家康から恐れられました。

穴山梅雪役/田辺誠一

穴山梅雪は武田氏の一門・穴山家の当主で、主君である信玄からの信頼も厚い忠臣。冴えわたる知略を活かして、主に外交戦略のエキスパートとして活躍します。 駿河侵攻においては先兵として今川家を切り崩し、徳川家や織田家とも対峙することに。史実では信玄の息子・勝頼の代になって武田家を裏切り、本能寺の変では家康に同行。帰路の途中、京都府南東部の宇治田原で一揆勢に襲撃されて亡くなりました。

東海地方の領主ほか

それでは最後に、様々な事情と思惑をもって家康と関わるその他キャストを紹介します! 敵対はしないまでも家康の頭を悩ませる伯父と義父、虎視眈々と家康の転覆を狙う松平家の家臣、目的が読めない巫女などなど……一癖も二癖もある面々ばかりです。浅井長政は織田勢とも言えますが、北近江をまとめる一戦国大名なのでこちらに含みます。

浅井長政役/大貫勇輔

浅井長政は北近江の戦国大名。戦国の世にあって珍しい、愚直なまでに信義を通す男で、彼の誠実さに同盟相手の織田信長も心を開いていました。 政略結婚をした信長の妹・お市を大切に慈しみ、彼女との間に茶々・初・江の三姉妹を授かります。しかし、覇道を突き進む信長に次第に不信感を募らせ、「姉川の戦い」へ発展することに。どこまでも真摯だった長政の言葉は、家康の心にも響いていたようです。

水野信元役/寺島進

水野信元は家康の伯父で、織田家に味方しています。世渡り上手で度胸があるタイプで、ちょっとズルい一面も。事あるごとに家康のもとを訪れ、「信長の代理」などといってさりげなく脅しをかけてくることもあります。

久松長家役/リリー・フランキー

リリー・フランキー

久松長家は家康の母である於大の方の再婚相手。時代の流れを読んでその時々で同盟相手を変えるという、良く言えば臨機応変な、悪く言えば節操がない男です。とにかく適当な人間で、のちに家康のもとでヒモ同然の生活を送ることに……。

松平昌久役/角田晃広

角田晃広

松平昌久は松平氏のひとつ・大草松平家の当主。松平元康(のちの家康)の宗家当主という地位を狙う野心家です。家康が岡崎城に戻ってきた際、表面上は服従の態度を見せつつ、こっそり転覆させる機会をうかがいます。

空誓(くうせい)役/市川右團次

市川右團次

空誓は鎌倉時代後期、慶円が創建した真宗大谷派の寺院「本證寺(ほんしょうじ)」の住職。民を苦しめているのは武士であると説き、救済によって民衆の心を掴んでいきます。しかし、三河統一を目指す家康にとって彼は目の上のたんこぶでしかありません。 両者は次第に対立を深め、家康はついに本證寺へ攻め込むことを決意します。空誓は自ら鎧と鉄棒を身に着けて戦い、三河一向一揆の中心人物となりました。

千代役/古川琴音

古川琴音

千代は本證寺の境内で神秘的に舞う巫女。家康と空誓が出会うきっかけを作り、ある意味では一揆の火種を生んだと言えるかもしれません。 普段は全国を渡り歩いて各地の情報を握り、重要人物たちとの繋がりを作っているようです。 巫女として振る舞ってはいるものの、彼女の素性も狙いが何かも分かりません。家康の敵か味方かすら不明のミステリアスな人物ですが、不思議な縁で結ばれていきます。

茶屋清延(ちゃやきよのぶ)役/中村勘九郎

三河の田舎大名・徳川家康に出世を見込んで、彼に自らの財を預けた茶屋清延。大博打と言える行いでしたが、それに勝つ力と商魂を持っている陽気な男です。 「本能寺の変」や重要な局面で家康の危機を救い、徳川家の呉服御用を一手に担うように……。京都の豪商へのし上がっていき、通称「茶屋四郎次郎」と呼ばれました。三代目茶屋四郎次郎を襲名した清延の次男・清次は、家康の側近や代官の役割も務めたようです。

脚本家・古沢良太が思い描く、令和版NEW“明るい徳川家康”とは

『どうする家康』の脚本を担当するのは、脚本家の古沢良太です。彼は映画『ALWAYS 三丁目の夕日』(2005年)をはじめとして、これまで計4作品で日本アカデミー賞の優秀脚本賞を受賞しています。 そのほかドラマ「鈴木先生」シリーズや「リーガル・ハイ」シリーズ、「コンフィデンスマンJP」シリーズ、映画『ミックス。』(2017年)などこれまで数多くのヒット作を生み出してきました。 コメディ要素の強い作品を得意とする古沢が生み出す大河ドラマは、いったいどんなものになるのでしょう。今から期待がふくらみますね。

ナイーブで頼りない少年が“現代に通ずるリーダー像”にまで成長

天下人でありながら、「カリスマでも天才でもなく、天下取りのロマンあふれる野心家でもない」家康に惹かれるという古沢。 彼が本作で描こうとしているのは、ひとりの弱く繊細な若者が、個性的な仲間たちとともに必死にもがきながら乱世を生き抜いていく姿だとか。 そして「それこそ誰もが共感しうる現代的なヒーローなのではないか。」と、これまでになかった家康像を語っています。そんな「ナイーブで頼りないプリンス」役に、主演の松本潤がぴったりとマッチしていると感じているそうです。 「彼(松本)と一緒に、毎週ハラハラドキドキ泣いて笑ってともに駆け抜ける一年間をぜひお楽しみに!」と自信をのぞかせています。

【徹底予想】徳川家康の来歴をおさらい!あらすじや登場人物はどうなる?

本作の主人公である徳川家康。『どうする家康』では、彼が江戸幕府を成立させるまでのさまざまな出来事が描かれると予想されます。 そこでここからは、そんな家康の人生を振り返ってみましょう。彼が人生のなかで幾度となく「どうする?」と決断に迫られてきたことがわかるはずです。 またその時々で彼に大きな影響を与えてきた、ほかの戦国武将との関わりについても紹介します。それぞれの武将を演じる俳優が誰になるのかも、気になるポイントですね。

8歳で今川義元の人質になる

1542年、三河(愛知県)で岡崎城主・松平広忠のもとに生まれた竹千代(のちの家康)。母である於大の方は彼が3歳のころに離縁され、母子は生き別れになってしまいました。 その後、6歳のころ今川義元の人質になるため駿府に送られる途中、尾張の織田信秀に連れ去られます。その2年後、今川家の人質となって駿府で12年生活することになりました。 一説には尾張にいた2年間に織田信長と知り合い、8歳年上の信長は彼をとてもかわいがっていたといわれています。

20歳で織田信長と同盟を組む

1560年、桶狭間の戦いで織田信長の奇襲攻撃にあい今川義元が討死したため、家康(当時は松平元信)の人質生活は終了し、今川家から独立。岡崎城に戻ることになります。 20歳で信長と軍事同盟である清洲同盟を組んだ彼は三河国を統一し、戦国大名となりました。清洲同盟はその後もつづき、姉川の戦いや長篠の戦いなどで信長に援軍を送っています。

今川家を武田信玄とともに滅ぼす

武田信玄と組んで今川家を滅ぼし、遠江国を手に入れた家康でしたが、その後武田家と対立。1582年、40歳のときに武田家を滅ぼし、信長から駿河国の領有を認められました。 しかし同年、本能寺の変で信長が亡くなり、武田家が治めていた甲斐・信濃は混乱します。家康はそこに攻め込み、北条氏との戦いを経てこの2国を領有することに成功しました。

豊臣秀吉と1年以上にわたって戦う

1584年、小牧・長久手の戦いが勃発。家康は信長の子・織田信雄と組んで秀吉と戦います。しかし領地で地震などの災害が発生し、その対応にも迫られました。 2年後、秀吉との抗争を断念し、その家臣となって政権を支えることになります。

関ヶ原の戦いで石田三成を破る

1590年、秀吉の小田原征伐に従軍して数多くの戦績をあげた家康。北条氏が滅ぼされると、秀吉から関東8国を与えられ、江戸城に拠点を移します。 秀吉から五大老に任命されていた彼は秀吉の死後、横暴な振る舞いをみせるように。これが反発を呼び、関ケ原の戦いへ突入。石田三成率いる西軍に圧勝し、天下人となりました。 『どうする家康』では、家康が天下人となるまでの波乱万丈な人生が描かれるのではないでしょうか。

2023年大河ドラマ『どうする家康』の続報に期待!【あらすじ・キャスト】

松本潤を主演に迎え、古沢良太が脚本を務める2023年NHK大河ドラマ『どうする家康』。 現代にも通じるリーダー像としての家康が描かれるという本作は、そのほかのキャストなどまだ明らかになっていないことが多くあります。 今後もciatrでは最新情報を紹介していきますので、ぜひ引き続きチェックしてくださいね。