2017年7月6日更新

『スノーデン』のあらすじ・キャスト・口コミまとめ【またまた映画化!オリバー・ストーン監督】【ネタバレ注意】

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スノーデン

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映画『スノーデン』!世界に衝撃を与えた史上最大の元CIAによる内部告発事件を映画化

『プラトーン』、『7月4日に生まれて』、『ニクソン』等、今までにも数々の社会派映画で政治の腐敗、欺瞞、矛盾を批判し、問題を投げかけてきた巨匠オリバー・ストーン監督。その巨匠が世界中に衝撃を与えたあの元CIA職員で元NSA外部契約社員による内部告発事件「スノーデン事件」を映画化しました。 またもや様々な論争を引き起こすこと必至のこの映画『スノーデン』、日本でも2017年1月に公開決定!今回はその気になるあらすじとキャストをご紹介します!

映画『スノーデン』のあらすじ

米国家安全保障局(NSA)の監視プログラムが職員エドワード・スノーデンによって暴露され、大量の最高機密情報をガーディアン紙に提供、世界に衝撃を与えます。そして彼は世界中で最も追われる人物の一人となることに。 アメリカ合衆国軍に志願入隊し、その後CIA、NSAと国家のために働いてきたスノーデンがなぜこのような重大な告発をしたのか、その過程とガールフレンドであるリンゼイ・ミルズとの出会いやその後の軌跡にも焦点を当てて描き出しています。

映画『スノーデン』のキャスト

エドワード・スノーデンを演じるのは『インセプション』、『ドン・ジョン』のジョゼフ・ゴードン=レヴィット!

アメリカ国家安全保障曲(NSA)の機密情報を暴露した元CIA職員でNSA外部契約社員のエドワード・スノーデンを演じるのはジョゼフ・ゴードン=レヴィットです。 子役としてキャリアをスタートした彼はロバート・レッドフォードがメガホンをとった『リバー・ランズ・スルー・イット』(1992)で映画デビューし、ヤング・アーティスト・アワードの男優賞を受賞。 その後も映画やテレビシリーズに数多く出演してきた、彼は大人気ラブコメディ『(500日)のサマー』(2009)トム役でゴールデングローブ賞主演男優賞(ミュージカル・コメディ部門)にノミネートされました。 その後クリストファー・ノーラン監督作『インセプション』(2010)、『ダークナイト ライジング』(2012)、スティーブン・スピルバーグの『リンカーン』(2012)といった話題作に出演するなどハリウッドに欠かせない俳優へと成長を遂げました。 2013年には彼の初監督作品『ドン・ジョンソン』が公開されています。

『きっと、星のせいじゃない』のシェイリーン・ウッドリーがスノーデンの恋人役!

スノーデンの恋人リンゼイ・ミルズを演じるのはシェイリーン・ウッドリー。 『きっと、星のせいじゃない』(2014)ヘイゼル・グレイス役、『ダイバージェント』シリーズの主人公ベアトリス役で知られる彼女は、今最も注目されている若手女優の一人です。 ミルズを演じるにあたってミルズ自身からポールダンスを教わったそう。さて、本作ではその成果にも注目してみましょう。

ローラ・ポイトラスを演じるのは『フローズン・リバー』で知られるメリッサ・レオ

スノーデンはドキュメンタリー映画作家であるローラ・ポイトラスに接触し、彼女の前で重大な機密を暴露。ポイトラスはその衝撃の告白をドキュメンタリー『シチズンフォー スノーデンの暴露』として製作することになります。 そんなローラを演じるメリッサ・レオは『フローズン・リバー』(2008)レイ役でアカデミー賞にノミネート。『ザ・ファイター』(2010)アリス・ウォード役ではアカデミー賞助演女優賞を始め様々な賞を受賞しました。

グレン・グリーンウォルドを演じるのはスポック役として知られるザカリー・クイント

スノーデンがNSA内部告発のために接触しようとした ジャーナリスト、グレン・グリーンウォルドは元々は憲法と市民権専門の弁護士としてキャリアをスタートさせました。2005年からブログを始め、中央情報局(CIA)やアメリカ国家安全保障局(NSA)などの記事でブロガーとして注目されるようになりますが、NSAの無令状登頂を厳しく非難。賛否両論を起こしています。2012年にイギリスの大手新聞であるガーディアンの寄稿者に就任。 そのグリーンウォルドを演じるのはザカリー・クイントです。彼は主にテレビシリーズで活躍し、『24-TWENTY FOUR 』のアダム・カフマン 役や『HEROES』サイラー役でブレイク、映画ではリブートの『スタートレック』でスポックを好演しています。

ユエン・マッカスキルを演じるのは『フルモンティ』で知られるトム・ウィルキンソン

スノーデンの暴露の報道を助けた『ガーディアン』のジャーナリスト、ユエン・マッカスキルを演じるのはイギリス出身の俳優でハリウッド大作への出演も多いトム・ウィルキンソンです。 彼は『フル・モンティ』で英国アカデミー賞助演男優賞を受賞。『イン・ザ・ベッドルーム』と『フィクサー』ではアカデミー賞にノミネートされています。また2004年にはイギリス王室より大英帝国勲章を授与されました。

ハンク・フォレスターを演じるのは数々のハリウッド映画で主演を務めてきたニコラス・ケイジ

なんとあの『リービング・ラスベガス』、『フェイス/オフ』でもおなじみのニコラス・ケイジがハンク・フォレスターという、元米国諜報機関職員を演じています。 彼はオリバー・ストーンがメガホンをとり、アメリカ同時テロ事件を描いた映画『ワールド・トレード・センター』に主演したことから、本作に小さな役ながら出演することになったそう。

スコット・イーストウッドがNSA捜査官役

ご存知名優クリント・イーストウッドのイケメン息子、スコット・イーストウッドもNSA捜査官役で本作に出演します。

「スノーデン事件」とは?

米国家安全保障局(NSA)がテロ対策として極秘に大量の個人情報を収集していたことを、元NSA外部契約社員のエドワード・スノーデンが暴露した事件。 米国ではテロ対策とプライバシー侵害をめぐる議論が沸き起こり、ヨーロッパや日本などの友好国に対しても盗聴していたと暴露したため、欧州各国が反発、世界中に衝撃を与えました。

事件はすでにトキュメンタリー化!

アメリカ政府のスパイ行為を告発したエドワード・スノーデンによる一連の事件のはじまりと真相を記録したローラ・ポイトラスによるドキュメンタリー『シチズンフォー スノーデンの暴露』は2015年のアカデミー賞長編ドキュメンタリー賞を受賞しています。

機密保持のために

映画脚本がハッキングされたり漏れないようにするために、オリバー・ストーン監督はインターネットにつながってない、単独のコンピューターで脚本を書いたそうです。

ジョゼフ・ゴードン=レヴィットは出演料全額を寄付!

ジョゼフ・ゴードン=レヴィットは、この映画の出演料をテクノロジーと民主主義の関係についての「対話を促進するのを助ける」ために全額寄付することを約束したそうです。

スノーデンからストーン監督へのアドバイスとは?

エドワード・スノーデンがオリバー・ストーン監督にアドバイスしたところによると、アメリカ国家安全保障局(NSA)の司令部は実は緊縮予算のため、映画やテレビに描かれるようなかっこいいものではないそうです。

スノーデンは自分のしたことに満足

エドワード・スノーデン自身が本作の最後に彼のインタビュー場面で登場し、こう述べています。
ハワイを発った時、私は全てを失いました。安定した生活、恋人、家族、そして未来も。私はこの安定した生活を失った代わりに新しい生活を手に入たのです。私はとても幸運です。私は手に入れた最大の自由とは、もはや明日起こることについて心配する必要がないということだと思うのです。なぜなら私は自分が今日したことに満足しているからです。
引用:imdb.com

エドワード・スノーデンとはどんな人物?

今作で本人と見間違うかのような風貌、声色、仕草をマスターしてスノーデンを演じ切ったたジョゼフ=ゴードン。 演じるにあたって実際に本人と会ったジョゼフ=ゴードンはスノーデンについて、以前演じた『ザ・ウォーク』の主人公、綱渡りの大道芸人フィリップ・プティに似ていると言っています。
暖かくて、親切で、思慮深い人だと感じたんだ。とてもフィリップに似ているよ。2人とも自分の信じることに向かって全力を尽くすんだ。

エドワード・スノーデンは今?

2013年6月に香港でガーディアン、ワシントン・ポスト及びサウスチャイナ・モーニング・ポストの新聞社の取材を受け、これらのメディアを通してアメリカ国家安全保障局(NSA)による個人情報収集の告発をした後、米司法局によって逮捕命令が出されています。 ロシア移民局によって期限付きの滞在許可が与えられ、現在ロシアに滞在中です。 2014年にはノーベル平和賞候補に推薦されました。 2015年にはTwitterのアカウントを開設。わずか2 日で118万人のフォロワーを獲得しました。 スノーデンがフォローするのは唯一アメリカ国家安全保障局(NSA)ただ一つとなっています。

映画『スノーデン』の気になる公開日は?

エドワード・スノーデンは英雄なのか、もしくは犯罪者なのか?  ジョゼフ=ゴードンはこう語っています。
僕は疑いもなくスノーデンが何をしたか知っている。彼はそうすることが正しいと信じたから、それが彼の愛する国を助けることになると信じたからしたんだ。彼が言ったわけじゃないけど、正しいか間違っているか彼が言うことじゃない。皆が自分自身で決めることなんだ。皆が自分で決めることを強く勧めるよ。僕は「みんな僕の言うことを聞くんだ!彼のしたことは正しいんだ!」って言うような役者にはなりたくないからね。僕は自分がそういう立場じゃないと思ってる。たとえ彼がしたことが正しいと僕が信じていてもね。
スノーデンのどんな事実が明かされるのか、2017年1月27日に日本公開される本作が楽しみです!

映画『スノーデン』海外での評価・感想は?【ネタバレ注意】

一足先に海外で公開された『スノーデン』。その評価と感想はいかに?

映画館に行って観る価値あり!

構成も、演技も、監督も素晴らしい! 最初、アクションスリラーか恋愛映画になるかと心配したけど、だんだん実際の出来事が色々なスパイ行為の裏側がどうなっているのかが分かってって驚かされた。 個人的にはもう少し政治家や裏方の人たちのこと、彼らがスノーデンの暴露の前後にどう対応したかについて時間を割いて欲しかった。でもそれはまた次の映画のテーマになるのかな。 近代史に関心のある人たちにもオススメ。
引用:imdb.com
この大きな賭けをしてくれたオリバー・ストーン監督へ感謝。この映画を見たことはなんとも言えない安堵感を感じたよ。この話は一般向けには良くはとられないと思ったんだ。主流のメディアが政治に影響される今の時代、真実は貴重なものなんだ。僕はこの映画を見るまで政府がここまで個人の自由を侵しているとは思いもしなかった。事実はむしろ映画に近いってこと。 スノーデンは彼の自由とキャリアを危険に侵してまでアメリカ政府の違法行為を暴露したんだ。 キャストもストーリーの緊張感も素晴らしい。ただ一つ映画で気になったのはシャイリーン・ウッドリーの合わないカツラだったかな。この映画は見る価値あり。
引用:imdb.com

スノーデンの新たな側面を描く!

エドワード・スノーデンのストーリーの個人的な側面をうまく引き出して描いている映画。 彼の極秘の過酷な仕事が、彼の人生と、特に彼のガールフレンドのリンゼイに与える影響に焦点が置かれている。 ストーリーはかなり興味深かった。だからこの映画を面白くて刺激のある、見る価値のある映画にしてるんだけど、時々ちょっとメロドラマチックすぎ。もっといい内容にできたらよかったのにって思う。 もし彼に関して興味があるなら、この映画よりドキュメンタリー映画の『シチズンフォー』を絶対オススメするわ。でも、もう見てるなら、この映画も見る価値があり。
引用:imdb.com

オリバー・ストーン監督は国家に貢献!

10点満点。 この映画をトロントで公開された時に見たのだけれど、批判的な先入観があったんだ。 ドキュメンタリーの『シチズン・フォー』を見ていたし、映画の中で語られる物話を通じて展開されるこの事件に関してはかなり知識もあったから。 観客の中にはこの映画のすべてのショッキングな出来事が実際に起こったか確かじゃないって人もいた。一般の人たちにはこの映画がどれだけ正確かってことは絶対わからないだろうね。 オリバー・ストーン監督の事実に対する忠実さには驚かされた。エンターテイメントのために何一つ歪められたり犠牲になってもいなかった。でも同時にそのことが大いにエンターテイメント性を上げることになったのだけれど。 スノーデンの描写は素晴らしい演技と理解。まさに本人のようだった。 グリーンウォルド役もこれもまた素晴らしい演技だった。時々本物のグリーンウォルドを見ているような錯覚を持ったくらい。 ただ、この役は本物のグリーンウォルドが冷静沈着を装うであろう場面でもちょっと感情的すぎたたかも。 ローラに関しては、ストーン監督が実際に映画で彼女に役割を与えたのは正しかったと思う。だって彼女は自分の映画ではしなかったから。彼女のしたことは映画のクレジットタイトルに名前が載るに値するよ。 オリバー・ストーン監督はこの映画を作ることで、そしてスノーデンの勇敢さを公正に扱うことで自分の国に貢献したと思う。僕たちはその両方のことに感謝すべき。多分この映画が全世界に公開されたら、世界の人たちももっと耳を傾けるんじゃないかな。
引用:imdb.com