オリバー・ストーン監督のおすすめ映画9選!

2017年11月16日更新

オリバー・ストーン監督といえば、ハリウッドをいや現代映画を代表する社会派映画の第一人者。今回はそんな巨匠オリバー・ストーンのおすすめ映画を厳選して紹介します。

問題作連発!社会派監督オリバー・ストーンのおすすめ映画

1974年にホラー映画『邪悪の女王』で長編監督デビューしたオリバー・ストーンは、それ以降アメリカの社会問題を扱った作品を数々世に送り出してきました。今や社会派映画監督としての認知度が最も高い監督の一人といっても良いでしょう。 アカデミー賞監督賞を受賞した『プラトーン』と『7月4日に生まれて』では、自身の従軍体験を基にベトナム戦争の功罪について深く掘り下げました。『ウォール街』とその続編『ウォール・ストリート』では、アメリカ資本主義を象徴するウォール街を取り上げています。 またアメリカ政府を直接批判するような政治色の濃い作品もあります。『JFK』ではケネディ大統領暗殺事件を、『ニクソン』ではウォーターゲート事件を、そして『スノーデン』では国家機密暴露事件を追及しています。 斬新な映像もさることながら、中心となる人物像やその心情を細やかに描き出す秀逸な才能を持っています。これからもアメリカが抱える問題を、光と闇の両方に焦点を当てて作品を次々と生み出してほしい監督です。

1.アカデミー作品賞と監督賞を受賞したオリバー・ストーンの名前を世界に広めたベトナム戦争を題材にした作品

Hujita_Takumi 戦争映画がだけど戦闘シーンよりドラマに焦点が当たってる。

1986年に公開された戦争映画で、ベトナム戦争の実相を描いた作品です。ベトナム戦争に従軍した経験を持つオリバー・ストーン自身の実体験を基にしています。 若き日の自分を投影した主人公クリス・テイラーを演じたのは、この作品で注目されるようになったチャーリー・シーン。オリバー・ストーン監督作には、1987年『ウォール街』にも出演しています。 「プラトーン」とは軍隊編成単位の一小隊のこと。クリスが配属された小隊で見た戦場の狂気を、小隊の二大勢力である鬼軍曹バーンズと人道派のエリアス軍曹の対立を軸にシビアに描いています。

2.アメリカンドリームを掴みたいウォール街で生きる投資銀行家の物語。実際のウォール街にも多大な影響を与えたほどの話題作!

suuumin126 株の事あまり詳しくないけど、おもしろい!! 今時ゲッコーくらい欲にあふれてる人っていないよな。 ウォールストリートの方ももう一度見たい

1987年公開の作品で、ウォール街で暗躍する貪欲な投資家ゲッコーと、出世願望の高い若き証券マンのバドを主人公にした金融サスペンスです。企業買収とインサイダー取引の裏側を描き、ウォール街をはじめとした当時の経済金融業界に大きな影響を及ぼしました。 伝説の投資家ゴードン・ゲッコーを演じたマイケル・ダグラスは、続編『ウォール・ストリート』でも再主演しています。バドを演じたチャーリー・シーンは、この作品で実父マーティン・シーンと親子役で共演しました。 バドが自身の功名のためゴードンに持ちかけたのは、父が務める会社の企業買収!「強欲は善だ」と言い切るゲッコーと、「金は厄介だ」と息子を諭す父カール。金権主義のウォール街への批判を込め、さらに親子の物語にも焦点を当てたストーン監督の手腕が光る秀作です。

3.戦争とはなんのためにやるのか!?人として考えなければならない社会派映画!トム・クルーズの執念の役作りにも注目!

Satoko_Suzuki 当時はハンサムナイスガイばかり演じていたトム・クルーズが、オリバーストーンの社会派映画に出てイメチェンか?、という軽い気持ちで観てみました。 、、、ガーン!スゴイぜ、トム様。ここまでやる?!、と打ちのめされました。 好きな映画、という訳では無いですが、現代人なら観るべき映画です。

ストーン監督2度目のベトナム戦争をテーマにした作品で、1989年に公開されました。本作にも自身がベトナム帰還兵だった経験が生かされています。 元アメリカ海兵隊員で反戦活動家として知られるロン・コーヴィックの同名自伝的小説が原作となっています。ロンを演じたのはトム・クルーズで、1年間車椅子生活をしたり容姿を限りなくロンに近づけたりと、その役作りも話題となりました。 ベトナム戦争に従軍したロンは過酷な戦場経験で心身に傷を負って帰国しますが、帰還兵に対する冷遇に落胆することになります。一帰還兵の目を通してアメリカ社会の現実を描き出した、戦争の意味を真摯に問う作品です。

4.大統領暗殺をめぐる唯一の訴訟であるクレイ・ショー裁判にいたる捜査を映画化!真実は自らの目で暴け!

tromboy18 WHAT IS PAST IS PROLOGUE“過去の出来事はプロローグである” 206分という大作でしたが見ごたえあり!ラストの法廷シーンは台詞の一言一言に重みがあります。エンドロールの「この作品を真実を探求する若者にささげる」には鳥肌。

1991年公開の作品で、ケネディ大統領暗殺事件の謎を追った実在の検事ジム・ギャリソンの国家との戦いを描いています。真相究明に執念を燃やすギャリソン検事をケビン・コスナーが演じました。 原案となったのはギャリソンが著した『JFK ケネディ暗殺犯を追え』。当時ニューオーリンズの地方検事だったギャリソンが、大統領暗殺を共謀したとするクレイ・ショーを逮捕し送検した「クレイ・ショー裁判」に至るまでの記録が克明に綴られています。 大統領暗殺の実行犯はリー・ハーヴェイ・オズワルド、その黒幕にCIAや大物政治家、さらにはマフィアまでが共謀していたとする見解が語られています。このセンセーショナルな共謀説は、本作によって瞬く間に全米はおろか世界に知られるようになりました。

5.賛否両論を巻き起こした超バイオレンスな問題作!ミッキー&マロリーは生まれついての殺人者か、現代のアンチヒーローか?

1994年公開作で、殺人カップルのミッキーとマロリーの逃避行を描いたアクション・バイオレンスです。過激な描写から年齢制限や上映禁止などの波紋が広がり、さまざまな賛否両論を巻き起こした問題作でした。ミッキーをウディ・ハレルソン、マロリーをジュリエット・ルイスが演じています。 実の父親から性的虐待を受けていたマロリーを救うため、恋人のミッキーはマロリーの両親を殺して逃亡生活を選びます。行く先々で殺人を繰り返す二人をマスコミはまるで現代のアンチヒーローのように扱い、世論を操るようになっていきます。 フィルムやVTR、アニメ合成やMTVのような斬新な映像と音楽が目まぐるしく変わり、サブリミナル的な表現が特徴的です。本作の主軸はマスコミ批判ですが、模倣犯が多発したり訴訟が起きたことで、本筋から外れた批判を受けることにもなりました。

6.9.11アメリカ同時多発テロを題材にしたノンフィクション映画。リアルな描写に涙が止まらない…

rujjero 開始17分で泣けました。しいて言えば、これから観る方は先にグラウンドゼロを訪れておくことをおすすめします。

7.前作から23年「ウォール街」の続編。リーマンショック後のウォール街をリアルに描く。前作でのウォール街と比較しながらも面白い!

tanaka 人間金に溺れてはいけない…

いい映画

前作『ウォール街』から23年後の2010年に公開された続編で、ストーン監督とゲッコー役のマイケル・ダグラスが続投しています。リーマンショックが起こった金融市場崩壊の時代をリアルに描き出しています。 ウォール街で働く電子取引トレーダーのジェイコブは、恩師を自殺に追い込んだ投資銀行投資家のブレトンに復讐するために元カリスマ投資家のゲッコーに近づきます。ゲッコーはサブプライムローンが金融市場の崩壊を招くことを見抜いていました。 復讐に燃える若きトレーダーのジェイコブをシャイア・ラブーフ、ゴードンとも敵対するブレトンをジョシュ・ブローリン、ゲッコーの娘でジェイコブの恋人ウィニーをキャリー・マリガンが演じています。

8.メキシコ巨大麻薬組織から恋人を奪い返せ!麻薬ビジネスの裏側を描いたクライム・サスペンス作品。

ドン・ウィンズロウの犯罪スリラー小説『野蛮なやつら』をオリバー・ストーン監督が映画化!大麻栽培のベンチャービジネスで成功した若者が、奪われた恋人を取り戻すためメキシコ麻薬密売組織に戦いを挑む姿を描いています。 主人公のベンとチョンをそれぞれアーロン・ジョンソンとテイラー・キッチュが、二人の共有の恋人オフィーリアをブレイク・ライヴリーが演じています。植物学者のベンは元傭兵の親友チョンと大麻ビジネスを成功させますが、メキシコ麻薬組織に目を付けられ、オフィーリアを誘拐されて配下に入るよう迫られます。 麻薬組織のラドを演じるベニチオ・デル・トロの悪役ぶりも徹底していますが、悪徳麻薬捜査官デニスを演じたジョン・トラボルタもかなりのワルっぷり!ストーン監督の疾走感あふれるスタイリッシュな映像にも注目です。

9.オリバー・ストーンが描く、アメリカに背いた男スノーデンの伝記映画!国家にとっては犯罪者、国民にとっては英雄か?

2016年に公開されたポリティカル・スリラーで、国家機密をメディアに暴露したコンピュータ専門家エドワード・スノーデンの伝記映画です。アメリカ政府に追われる身となったスノーデンが、なぜ身の危険を冒してまで国家機密を暴露したのかを明らかにしています。 システム分析官として国家による情報収集活動に関わったスノーデンは、アメリカ国家安全保障局の個人情報収集の方法に疑問を抱き、2013年に香港でメディアを通じて告発しました。これによりアメリカ司法当局から逮捕状が出され追われる身となったスノーデンは、ロシアに一時亡命しています。 映画化にあたり、ストーン監督はロシアへ赴きスノーデンに直接話を聞いたといいます。ジョセフ・ゴードン=レヴィットがスノーデンを演じ、彼の恋人リンゼイ・ミルズ役にはシャイリーン・ウッドリーがキャスティングされました。