色あせない魅力のあるアニメ版『DEATH NOTE』
『DEATH NOTE』は原作・大場つぐみ、作画・小畑健の同名人気コミックを原作にするアニメで、2006年から2007年に渡り放送されていました。
放送開始当時から原作の忠実な再現具合や迫力満点のアニメーションでファンたちを騒然とさせてきた『DEATH NOTE』は、放送終了から10年近く経った現在でも見ごたえ抜群です。今回はアニメ版『DEATH NOTE』のキャラクター・声優をご紹介します。
アニメ版『DEATH NOTE』のあらすじ
主人公・夜神月はある日道端に落ちていた一冊のノートを拾ってしまいます。実はそのノートは、名前を書かれた人間を殺す事の出来る「デスノート」でした。夜神月は「キラ」という名前を名乗り、犯罪者を次々に抹殺し、自分の理想の世界を作り上げようとします。
「キラ」の名前が世間に知れ渡り、キラを崇拝する若者たちの中でキラブームが起きた事、もう一人の主人公で世界一の名探偵・Lが現れ…。二人の天才たちの頭脳戦を描いた物語です。
キャラクター
夜神月/宮野真守
夜神月は1989年生まれ、私立大国学園高等学校に通う高校3年生。のちに東応大学の大学生となります。警察庁刑事局局長・夜神総一郎を父親に持つエリートです。
ある日、死神・リュークが落としたデスノートを拾った事で、次々と犯罪者を殺す「キラ」として暗躍することになります。
あらゆる手立てを使い、警察庁情報通信局情報管理課技官に就任し、Lの死後はLの2代目を名乗り表向きではキラ事件を追いながらキラとしての活動を続けることになります。
夜神月の声を担当していた宮野真守は1983年埼玉県生まれの声優・歌手です。小学生の頃から劇団ひまわりに所属し、子役として主に舞台え活動していました。現在は声優や歌手をメインに活動しています。
声優としては主役など主要な登場人物を演じる事が多く、代表作に2007年放送のアニメ『機動戦士ガンダム00』での刹那・F・セイエイ役や、2015年公開のアニメ映画『バケモノの子』での一郎彦役などがあります。
L/山口勝平
本作のもう一人の主人公・Lは1982年生まれで、世界を飛び回り数々の迷宮入り事件を解決する世界一の探偵です。ゆるめのデニムパンツと白いシャツを着ていて、猫背なのが特徴です。また、極度の甘党で甘いものを好んでたべています。
Lの声優・山口勝平は1965年福岡県出身の声優です。高校を卒業してアナウンスを学んだ後、劇団に所属し舞台俳優として活動するかたわら、声優として活動しています。
1989年放送のアニメ『らんま1/2』の主人公・早乙女乱馬役で本格的に声優デビューを果たしました。代表作には1996年から放送のアニメ『名探偵コナン』の工藤新一や怪盗キッド、2000年から放送の『犬夜叉』での犬夜叉役などがあります。
ニア/日高のり子
ニアは1991年、イギリス・ハンプシャーのウィンチェスターの孤児院ワイミーズハウスでLの後継者として育てられた天才少年です。Lの死後のストーリーを描いた第二部ではLに代わる主人公として登場しています。見た目は髪や服装まですべて白で統一されており、常に敬語を話す点などLに似た特徴を多く持っています。
ニアの声優を担当した日高のり子は1962年東京都出身の声優・女優・ナレーターです。
活発な少年や少女の役を演じる事が多く、代表作は1985年放送のアニメ『タッチ』での浅倉南や、1987年放送の『らんま1/2』での天道あかねなどです。
メロ/佐々木望
メロは1992年生まれで、ニアに次ぐLの後継者として孤児院ワイミーズハウスで育てられた少年で、第二部のメインキャラクターの一人です。
ニアとは対照的に黒いエナメル素材の服装をしており、常に板チョコをかじっています。非常に負けず嫌いな性格で、ニアに対しては対抗意識を燃やしています。目標達成のためなら手段を択ばない人物です。
メロの声を担当した佐々木望は1967年広島県出身の声優・ナレーター・歌手です。日本ナレーション演技研究所の2期生としてナレーションを学び、その後声優オーディションを受け、声優活動を始めました。
代表的な作品としては1992年放送のアニメ『幽☆遊☆白書』での浦飯幽助役などがあり、青年役のメインキャラクターを担当する事が多いです。
弥海砂/平野綾
弥海砂は1987年生まれでティーン雑誌のモデルをやっている少女です。ストーカーから自分を救ってくれた死神・ジェラスからデスノートを譲り受け、第二のキラとして事件を起こします。
弥海砂を演じた平野綾は1987年愛知県出身の声優・女優・タレント・ナレーターです。
9歳の頃に東京児童劇団に入団し、子役として活動を始め、14歳だった2001年に放送されたアニメ『おとぎストーリー 天使のしっぽ』でサルのモモ役として声優デビューを果たしました。
声優としての代表作は2006年放送のアニメ『涼宮ハルヒの憂鬱』での涼宮ハルヒ役などがあり、声優のほかにも舞台やドラマなどで活躍しています。
原作に忠実なアニメ版の魅力
これまで実写映画や舞台化など様々な作品として作られてきた『DEATH NOTE』ですが、アニメ版はオリジナルなアレンジが少なく、原作に忠実に描かれているところがファンからも支持されています。
また、原作では理解しずらかったキャラクターの繊細な心理描写が、アニメとしてセリフや動き、音楽で補強されることで分かりやすくなっているのも魅力の一つです。
原作単行本の末尾で掲載されていた「デスノートのルール」はアニメのアイキャッチとして放送されるなど原作ファンでも楽しめて、なおかつ分かりやすい演出がたくさんあります。アニメにすることで心理戦のシーンや死亡場面などもアニメらしい派手な動きになっているのも見どころです。
『DEATH NOTE』作品ごとにラストが違う
『DEATH NOTE』は2006年公開の映画を皮切りに、アニメ、舞台、ドラマ、ゲームと様々な作品が作られてきました。これまでたくさんの作品として作られてきた『DEATH NOTE』の楽しみ方の一つに、「作品ごとの違いを見る」というものがあります。
細かい設定だけでも原作と映画、アニメとでは微妙な変化があるのですが、それぞれにラストが大きく異なります。作品ごとに見比べてみるのも良いかもしれません。
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