映画『ソラニン』あらすじ・キャスト・ネタバレ【宮崎あおい×高良健吾】

2017年11月11日更新

浅野いにおの同名漫画を原作とした映画『ソラニン』。元OLの芽衣子(宮崎あおい)と音楽への夢を諦めきれないフリーター種田(高良健吾)との「ソラニン」を通じて思いを繋げる青春ラブストーリーです。あらすじ・みどころ・キャストをご紹介します!

浅野いにおの人気作品『ソラニン』が映画化

『ソラニン』は、『僕等がいた』や『アオハライド』の三木孝浩が監督を務め、2010年に公開された青春音楽ラブストーリー。原作は2005年から2006年まで週刊ヤングサンデーで連載され、全2巻の単行本を発売した浅野いにお原作の青年漫画です。 宮崎あおいと高良健吾を主演に迎え、二人の間の恋愛模様や周りとの人間関係、音楽という夢への想いなどがリアルに描かれています。 作中の主題歌とエンディング曲はどちらもASIAN KUNG-FU GENERATIONが担当。原作は2009年のアイズナー賞の候補に選ばれ、映画はオリコンDVD映画週間ランキングで1位を獲得するなど若者を中心に大人気となった作品です。

『ソラニン』のあらすじ【ネタバレ注意】

音楽への夢を諦めきれず、バイトをしながらも趣味程度にバンド活動をしていた種田と共に暮らすOL2年目の芽衣子。毎日出勤する会社に嫌気が差していた芽衣子は、種田に背中を押してもらう形で突如会社を辞めてしまいます。 それがきっかけで始まった喧嘩の末「バンドをやってほしい」という芽衣子の想いを聞いた種田は、バイトを辞めバンド活動に専念。新曲「ソラニン」を制作しデモCDをレコード会社に送るなどしますが空振りに終わり、夢を諦めた種田は芽衣子に別れを告げます。

その場は収まり和解。その後散歩に出た種田の帰りを、種田が作った曲「ソラニン」の歌詞を指でなぞりながら待ち続ける芽衣子でしたが、二人の住む家に種田が戻ってくることは二度とありませんでした。

「ソラニン」を歌う芽衣子を演じたのは宮崎あおい

OA機器メーカーのOL2年目で、やりがいのない仕事や面倒な人間関係に嫌気が差し突如会社を辞めてしまう本作の主人公・井上芽衣子。種田とは大学時代軽音サークルで知り合ったことがきっかけで付き合い、種田からは「芽衣子さん」「芽衣子」と呼ばれています。 音楽への思いを押さえ込んでバイトに励む種田に行動するよう促し、夢に破れ叶えられなかった種田の想いや存在を自らで証明しようと行動するなど、頑固者ですが芯の通った女性です。

そんな芽衣子を演じたのは『篤姫』や『舟を編む』など話題作への出演の多い東京都出身の女優・宮崎あおい(みやざきあおい、1985年11月30日生)。 歌は得意ではないという宮崎ですが、劇中ではギターを弾きながら「ソラニン」を歌うシーンに挑戦しました。

高良健吾は原作の種田のイメージぴったり!

バイトを続けながらもバンドで売れるという夢を諦めきれずにいるギター兼ボーカル。芽衣子とは6年間交際を続け、お金が無い為1年前から芽衣子と同棲を開始しています。 本気で音楽にのめり込む勇気が無く、将来の不安と焦りから中途半端な生活を送っていましたが、芽衣子に背中を押されバイトを辞めて本格的に音楽に専念。しかし夢は破れ空振りに終わり仕事をしながら芽衣子と共に歩んでいく事を決意しますが、種田の想いは虚しく帰らぬ人となってしまいます。

種田を演じたのは高良健吾(こうらけんご、1987年11月12日生)、熊本県出身の俳優です。 代表作は『横道世乃介』や『おひさま』、『蛇にピアス』など。2016年フジテレビ月9の『いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう』で主演を務めていたのが記憶に新しいでしょう。

脇役キャストも個性豊かな面々!

山田二郎(ビリー)/桐谷健太

バンドのドラム担当。実家の薬局で働いており、種田たちの親友です。ビリーというあだ名は小学生の時体育の跳び箱でズボンがビリっと破けたことから。映画では詳しく描かれていませんが、芽衣子へ昔から恋心を抱いています。 演じた桐谷健太(きりたにけんた、1980年2月4日生)は、携帯会社のCMでのキャラクターがヒットし近年引っ張りだこの注目俳優です。まっすぐで暑苦しさの残るキャラクターを見事に好演しています。

加藤賢一/近藤洋一

2年留年中の大学6年生・加藤はベース担当。加藤、デブと呼ばれており、一つ年上の小谷アイとは4年間口説き続けてやっと交際に至っています。 加藤を演じたのはサンボマスターでベースを担当している近藤洋一(こんどうよういち、1977年6月16生)。今作が映画初出演作品です。

小谷アイ/伊藤歩

伊藤歩
©️ciatr

加藤の彼女である小谷アイを演じるのは、伊藤歩(いとうあゆみ、1980年4月14日生)です。芽衣子の良き相談相手でもあるお姉さん的存在ですが、加藤にはビール瓶で殴るなどかなり大胆な一面があります。

冴木隆太郎/ARATA(井浦新)

井浦新(いうらあらた、1974年9月15日生)演じる冴木は、種田たちがデモCDを送るレコード会社の新人開発部担当者。種田たちに新人アイドルのバックバンドを組ませようとけしかけます。

大橋/永山絢斗

芽衣子がバイトを始める花屋で働く大学生・大橋を演じたのは永山絢斗(ながやまけんと、1989年3月7日生)。瑛太の弟で徐々に実力をつけてきた注目若手俳優です。

鮎川律子/岩田さゆり

加藤が通う大学の軽音サークルに入部してくる女の子。加藤に懐き音楽業界に歩みを進めていく通称サバ川を、岩田さゆりが演じています。

原作者は独特の観点でリアルな心情を描く浅野いにお

『ソラニン』の原作を描いたのは、漫画家・浅野いにお(あさのいにお、1980年9月22日生)です。 『素晴らしい世界』、『おやすみプンプン』など、独特の感性で現代人のリアルな心情を描くのに定評がある浅野は、2015年人気アニメ『すべてがFになるTHE PERFECT INSIDER』のキャラクター原案も担当しています。 タイトルを決めたきっかけは、当時交際していた彼女がASIAN KUNG-FU GENERATIONの新アルバムの名が「ソルファ」のところを「ソラニン」と言い間違えた事だったそう。「ソラニン」の言葉の音感と、じゃがいもの芽の毒という意味を気に入りタイトルに決定したと語っています。

アジカンが主題歌「ソラニン」を担当!

この映画に無くてはならない「ソラニン」の曲。原作に登場する歌詞にASIAN KUNG-FU GENERATIONがメロディをつけ劇中で演奏されました。歌詞には種田の「種」、芽衣子の「芽」が使用されストーリーとリンクした曲になっているので、映画を観た後曲の歌詞を見るのも楽しみ方の一つでしょう。 また、エンディング曲『ムスタング』もアジカン提供で、この曲についてボーカル兼ギターの後藤正文は

『ムスタング』は『ソラニン』を読んで、自分の内側からわき出た叙情を歌にしたものです。『ソラニン』と同時進行の、私なりの思い。反対に、『ソラニン』は作品そのものの中に潜り込んだつもりで旋律を紡ぎました。
引用:natalie.mu

と作品についての想いを語っています。