2017年7月6日更新

高島礼子出演のおすすめドラマ・映画5選

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長崎ぶらぶら節

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凛とした美貌と演技力を兼ね備えた女優・高島礼子

高島礼子は1964年7月25日生まれ、神奈川県横浜市出身です。当初はレースクイーンとして活動していましたが、1988年にとらばーゆのCMに出演したのをきっかけに、芸能界入りすることになりました。 高島礼子の演技は、強く生きる女性でありながら、それでいて優しく深みのある人間性の表現に定評があります。役によってガラリと雰囲気が変わります。

離婚を乗り越えて

極道の妻や刑事のような強い女性だけでなく、過去には暗く目立たないような女性をも演じていたオールマイティな高島礼子。その幅広い演技力で日本アカデミー賞優秀助演女優賞を受賞しています。 大女優の仲間入りを果たしたのは、決してただ恵まれていたからではなく、下積み時代の時代劇の殺陣をひたむきに練習し、当時の共演者ら大御所からの教えをしっかり守ってきた積み重ねがあるからでしょう。 夫の高知東生との離婚を乗り越えて、これからますます女優として成長していくことは間違いありません。ここでは、高島礼子出演のおすすめドラマと映画を厳選して5作品紹介します。

1.高島礼子のデビュードラマ『暴れん坊将軍III』【1998】

高島礼子は、1998年、25歳の時に連続時代劇ドラマ『暴れん坊将軍III』の御庭番役でデビューします。『暴れん坊将軍』シリーズは、松平健が徳川吉宗を演じ、江戸の町を舞台に勧善懲悪をテーマにした時代劇です。 高島の起用は同年に放送されていた出演CMを松平健が見て、キャストに推薦した事がきっかけです。その為、74話から登場しています。殺陣や足蹴りなど、強い女性のイメージはこの時から活かされていますが、デビュー間もない高島は立ち回りでも動きが悪く、馴れるまでに相当時間がかかったという事です。 今も松平について高島は頭が上がらないと語っています。しかし恩に報いる為に演技力を磨き、今や普段の優しそうな瞳と、殺陣シーンでの敵を強く見据える瞳とのギャップで、多面性のある役を見事に演じきる女優です。

2.出世作となった映画『極道の妻(おんな)たち』シリーズ【1999-2005】

1999年、彼女の出世作となる『極道の妻(おんな)たち』シリーズに抜擢され、岩下志麻、かたせ梨乃、三田佳子など名だたる大女優たちの仲間入りを果たします。1999年の『極道の妻たち 赤い殺意』と『極道の妻たち 死んで貰います!』含め、合計シリーズ5作品に登場しました。 愛する男性の無念を晴らす為ホステスになり、背中に覚悟の不動明王を背負う女。そんな任侠の世界で生きる女の強さ、情愛を見せつけた高島。本シリーズも、高島の着物姿のCMを見た東映上層部がヒロインに熱望した事が起用のきっかけでした。当初は、歴代の大女優に比べ若さゆえ凄味に欠けてしまうと、社内でも賭けだったそうです。しかし監督が、普通の女性が極道の世界へ足を踏み入れる、いわば極道の妻の誕生編にしようと提案、これが見事に大ハマりします。それまでとは異なる新たな展開になり、また違ったファン層を獲得しました。 松平健に東映上層部と、様々な俳優女優を見てきたトップがそれぞれの作品のヒロインとして彼女を推してきました。高島の出演作は数多くありますが、この上記2作は、その起用に至るまでのエピソードから、高島が若くから人を強く惹きつけるスター性を持っていた事を物語っています。

3.日本アカデミー賞優秀助演女優賞を受賞した映画『長崎ぶらぶら節』【2000】

先述の、日本アカデミー賞優秀助演女優賞を受賞し、いよいよ演技派女優としての地位を不動にした映画がこちらの作品です。なかにし礼の小説を深町幸男が映像化。主人公の長崎の芸者を演じたのが吉永小百合、その相手役の男を渡哲也が務めています。 高島礼子は、吉永と同じ芸者を艶やかに演じました。仲間を引き連れ、存在感たっぷりに登場するシーンでは、主役の吉永を食ってしまうほどの名演技を見せています。

4.圧巻の特殊メイクが話題になったNHKドラマ『精霊の守り人』【2016】

NHKの大河ファンタジー『精霊の守り人』にも、高島は出演しています。元々は児童文学として出版されたファンタジー小説でしたが、年齢を問わず多くのファンがいる作品。主人公の女用心棒を、綾瀬はるかが演じています。 高島は、主人公を助ける呪術師・トロガイ役として登場しますが、その特殊メイクは圧巻。一見すると高島だとわからないほど世界観に溶け込んだメイクと、それに勝るとも劣らない迫力のある演技を見せています。 以下の通り意欲を語っていました。
作品全体としても、スタッフとキャストの力、そしていろんな技術が駆使された本当に見事なファンタジー作品になったと思いますね。映像がどんなふうにでき上がったのか、私自身もとっても楽しみにしています。
引用:nhk.or.jp

5.高島礼子出演の最新映画『ボクの妻と結婚してください。』【2016】

そして、2016年11月5日には最新作『ボクの妻と結婚してください』が公開されました。2012年刊行、樋口卓治による『ボクの妻と結婚してください。』が原作。斬新な設定と心温まる物語で世代を問わず支持される恋愛ストーリーです。内村光良主演で2014年に舞台化、翌2015年にテレビドラマ化され、高い人気を誇りました。映画化された本作では、主人公を織田裕二、妻を吉田羊が演じています。 働き盛りの主人公が体に異変を感じ、病院で受けた余命宣告。残された妻を自分の代わりに支えてくれる新たな伴侶を探そうと決意。高島が演じたのは、そんな主人公を友人として支える結婚相談所経営の社長・知多かおりです。元敏腕リサーチャーと言う設定との事ですが、まさに高島のイメージにピッタリの役ですね。 自然で、本当にそんな人物が居るかのように思わせてくれる演技力はとても説得力があります。サポート役としての出演ですが高島礼子の存在感はきらりと光っています。