2017年7月6日更新

ドラマ『ミスタービーン』に出演していたキャストの現在

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ミスタービーン

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25周年を迎えたドラマ『ミスタービーン』

ドラマ『ミスタービーン』は世界で最も有名なコメディTVシリーズです。 主人公のビーンが、日々起こるトラブルをユニークな方法で解決していくドタバタコメディ。厄介な状況からなんとかしてあげたいと皆を思わせてしまう、ビーンの憎めないキャラクタ―が世界中で大人気です。 イギリスの大手民間テレビ局であるITV(アイティーブイ)が1990年1月に放送を開始して以来、190以上の地域で放送され、3500万ものDVDやビデオが販売されました。 さらには、フェイスブックには約6600万ものファンがおり、Youtoubeの『ミスタービーン』公式チャンネルの動画は約23億6千回も再生されています。 放送開始から25年以上経った今も高い人気を維持しているドラマ『ミスタービーン』。全14話にはビーンを含めたくさんのキャストが出演していますが、現在どうしているのでしょうか?出演者のこれまでの活躍をご紹介します。

ミスタービーン/ローワン・アトキンソン

『ミスタービーン』と言えばこの顔!ビーンはイギリスのコメディアン・俳優として活躍するローワン・アトキンソンが演じました。 『ビーン』(1998年)や『Mr.ビーン カンヌで大迷惑?!』(2008年)などの劇場映画版としても公開され、ドラマと同じくローワン・アトキンソンがビーン役を演じています。 またアトキンソンは、2012年のロンドンオリンピック開会式に、ビーンとして出演しています。 今もなおビーンとしてのイメージが強いアトキンソンですが、オリンピックが終わった2012年の11月に、イギリスの新聞紙のインタビューにこのように話しています。
「商業的に大ヒットした『ミスタービーン』は、体力的にもかなりハードでね。ますます限界を感じてきている。私の体力の衰えは別としても、50代の男性があの幼稚な役を演じ続けるのは少し悲しいものがあるよ。」
『ミスタービーン』引退宣言をしたアトキンソンですが、2015年9月4日、大好評となった第10話『ミスター・ビーンの日曜大工』の名場面を自身で再現しファンを喜ばせました。 ビーンの衣装を身にまとったアトキンソンが、愛車ミニの屋根にひもでくくりつけられたソファに座り登場。ロンドンの観光名所を巡ったあと、バッキンガム宮殿で25と書かれたケーキで25周年を祝いました。 2013年にはイギリスの勲章、「大英帝国勲章」を受勲しその功績をたたえられています。 最近では、イギリスのテレビドラマ『メグレ警視』シリーズ(2016年)で、主人公のジュール・メグレ警視を演じ、61歳となった現在、シリアスな役でも人気を得ています。

イルマ・ゴッブ/マチルダ・ジェグラー

マチルダ・ジェグラーは、ビーンの彼女役イルマ・ゴッブとして合計5話に登場しました。初登場したのは第3話に当たる「ミスター・ビーン、とんだヤブヘビ」。 イルマ・ゴッブはビーンに恋心を抱いているようですが、二人の仲はラブラブというよりイルマ・ゴッブの一方的な愛にも見えます。 本作出演後マチルダは、『セックス・トラフィック』(2004年)や『ラークライズ』(2008-2011)など、イギリスのテレビドラマを中心に活躍しています。 またアニメ版『ミスタービーン』では、イルマ役として吹き替えも担当しました。

警官役等/ロビン・ドリスコル

ビーンの次に出演数が多いのがロビン・ドリスコルで、合計6話中に違った役柄で様々なシーンに登場しています。実は、ロビン・ドリスコルは、ドラマ『ミスタービーン』の脚本担当者の1人でもあります。 これまで数々のイギリスドラマに出演していますが、『ビーン』(1998年)や『Mr.ビーン カンヌで大迷惑?!』(2008年)の脚本を手掛けたことで最も知られています。 写真の真ん中の男性がロビン・ドリスコルです。

オルガン奏者等/ハワード・グッドール

第1話「ミスター・ビーン」での後ろ姿のオルガン奏者や、第4話「ミスター・ビーン、町へ行く」に登場する音楽家がハワード・グッドールです。本作のオープニングとエンディング曲をともに作曲しました。 イギリスで活躍する作曲家で、アトキンソンとは学生時代からの親しい友達でもあります。写真は真ん中がハワード・グッドールです。 その後、劇場版『ビーン』(1998年)や『Mr.ビーン カンヌで大迷惑?!』(2008年)、またアニメ版でも音楽を担当しています。 現在も、ミュージカルや合唱、テレビ番組などの作曲家として忙しい日々を送っており、2009年、イギリスのエミー賞とコンポーザー・オブ・ザ・イヤーを受賞しました。

レストランのウェイター/ロジャー・ロイド=パック

第2話「帰ってきたミスター・ビーン」でレストランのウェイター役で登場しているのが、ロジャー・ロイド=パックです。 『インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア』(1994年)や『ハリー・ポッターと炎のゴブレット』(2005年)のバーティ・クラウチ役など、ヒット作に出演しましたが、2014年1月15日、膵臓がんによって亡くなりました。

イギリス近衛兵役等/ルパート・ヴァンシタート

ルパート・ヴァンシタートは、第9話 「ミスター・ビーンの日曜大工」でパーティ客や、第13話「おやすみなさい、ミスター・ビーン」ではイギリス近衛兵役として出演しています。 イギリスの人気ドラマ『刑事フォイル』で保安局職員として出演するなど、イギリスのテレビドラマを中心に活躍しています。 また、映画『マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙』(2012年)への出演や、アメリカの人気テレビドラマシリーズ『ゲーム・オブ・スローンズ』ではアリン家の貴族として登場するなど幅広く活動しています。

床屋で頭の真ん中だけ剃られた子/ジェイミー・イェイツ

ジェイミー・イェイツは、第14話 「ミスター・ビーンの床屋」でビーンに頭の真ん中だけ剃られた子を演じています。 『ミスタービーン』で衝撃的な役を演じたジェイミー・イェイツは、映画『ハリーポッターと賢者の石』(2001年)と『ハリーポッターと秘密の部屋』(2002年)に出演。 クィディッチスリザリン代表チームのキャプテン役を演じますが、その後、メディアへは姿を現していません。