2017年7月6日更新

『クズの本懐』がエロくて切ない。実写ドラマ・アニメ化された衝撃作を解説【あらすじ・キャスト・声優】

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クズの本懐

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アニメ&実写ドラマ化された『クズの本懐』に視聴者が戸惑った!?

横槍メンゴによる『クズの本懐』は2017年ドラマ化&アニメ化されました。原作を再現したエロいシーンがそのまま地上波で放送されたことに、放送当時ネットではざわつく視聴者が続出。 「そのまま放送していいの?」「エロすぎない……?」と多くの視聴者を戸惑わせた本作。過激な描写が話題になったものの、すれ違う恋心と、綺麗事だけでは語れない人間の醜さを正面から描いた意欲作です。 そんな『クズの本懐』を実写ドラマ版とアニメ版について徹底解説します。それぞれのあらすじの違いや、視聴者がざわついた理由も交えて、作品の魅力を紹介しましょう。

『クズの本懐』のあらすじ

主人公の安良岡花火は、同じ高校に通う粟屋麦と恋人同士。しかし二人は表面上だけの関係で、実はお互いが想いを寄せる人がいることを了承済みなのです。 花火の心には幼い頃から憧れている鐘井鳴海がいて、麦は元家庭教師の皆川茜に恋心を抱いています。どちらかの恋が実ったら関係を終わらせることを条件に歪んだ仮面恋愛を続ける二人。 二人の思いびとである鳴海と茜が急接近することで、奇妙な四角関係が繰り広げられていきます。

好きの矢印が入り乱れるキャラクター相関図解説

クズの本懐 相関図
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花火と麦、そして絵鳩早苗は同じ高校の同級生です。そしてその高校には、花火の想い人である鐘井、麦の想い人である茜が教師として働いています。 花火にとって鐘井はずっと大好きな人ですが、彼にとって花火は家族のように思っている存在。そして麦にとって茜は家庭教師として出会ったときから好きな人ですが、茜にとっては生徒の1人にすぎないのです。 話が進むなかで、幼い頃から麦が大好きなモカこと鴎端のり子や、麦の中学時代の先輩の早川芽衣、早苗のことが好きな早苗の従兄弟の桐嶋篤也、茜の家庭教師時代の生徒の1人でセフレである寺内タクヤらが四角関係をよりいびつにしていきます。

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実写ドラマ『クズの本懐』メイン登場人物&キャスト一覧

安楽岡花火/吉本実憂

主人公の安楽岡花火は、高校2年生の優等生。幼い頃から"お兄ちゃん"と慕っていた鐘井鳴海に恋をしています。しかし、その恋心を隠し、同じ学校に通う粟屋麦とお互いの片思いの寂しさを慰めあうだけの歪んだ恋愛関係を続けています。
主人公の女子高生・花火を演じるのは、吉本実憂。 月9ドラマ『5→9〜私に恋したお坊さん〜』への出演のほか、映画『罪の余白』では怖すぎる女子高生を演じ、話題となりました。人気を博した朝ドラ『とと姉ちゃん』にも出演していました。

粟屋麦/桜田通

ヒロイン安楽岡花火と交際している少年、粟屋麦は、実はかつて家庭教師をしてもらっていた皆川茜に想いを寄せています。表面上だけの恋人同士である花火との関係ですが、お互いの身体の欲求には忠実なふたり。花火以外にも関係を持つ女性が麦には数人います。
花火と不思議な関係を築く麦には、注目の若手俳優・桜田通。 数々のドラマに出演経験があり、近年では『HOPE〜期待ゼロの新入社員〜』や『わたし、定時で帰ります。』に出演していました。

鐘井鳴海/水田航生

安楽岡花火が幼少の頃から密かに恋心を抱いている相手が、"お兄ちゃん"こと鐘井鳴海です。 鐘井は、花火たちが通う高校の新任教師として赴任。花火は複雑な心境で学生生活を送らなくてはいけなくなります。 しかも、鐘井が恋をしているのは、粟屋麦が想いを寄せる皆川茜。取り巻く環境はどこまでも複雑を極め、花火と麦はどんどん歪んでいきます。
そんな"お兄ちゃん"を演じるのは若手俳優の水田航生。 『テニスの王子様』のミュージカルの他、映画『カノジョは嘘を愛しすぎてる』などに出演していました。

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皆川茜/逢沢りな

粟屋麦が恋をしている皆川茜は音楽教師であり、鐘井鳴海と同時期に麦たちが通う高校に新任教師として赴任してきます。 清楚なルックスとは裏腹に、人から男を奪うことにしか興味がない茜。同僚である鐘井と徐々に親しくなっていき、花火の対抗心に火をつけます。
主人公麦の家庭教師・皆川茜役を女優でグラビアモデルの逢沢りなが演じています。 麦が惹かれる大人の女性の役どころですが、テレビ・映画での出演も豊富な逢沢りなが見事に好演しました。

絵鳩早苗/池上紗理依

早苗は花火の唯一の女友達。一緒に買い物に行ったりお泊まり会をしたりと非常に仲が良いです。しかし、早苗は花火と麦の表面的な関係を感じ取り疑問を抱いています。
早苗を演じるのは池上紗理依。9歳の時に子役デビューをし、ジュニアアイドルとして活動していました。現在はグラビアアイドルとして活躍しながら、女優としての活動の幅も広げています。

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アニメのメイン声優一覧

安楽岡花火/安済知佳

安済知佳は、中学生の頃から声優の勉強をスタートさせ、2009年にはアニメ『あにゃまる探偵 キルミンずぅ』でデビューします。その後も話題のテレビアニメに多数出演し、2013年の『ダンボール戦機WARS』での細野サクヤ役、2014年の『悪魔のドリル』での首藤涼役で人気と知名度を得ました。

粟屋麦/島﨑信長

粟屋麦役を務める声優は、島崎信長です。2009年『あにゃまる探偵 キルミンずぅ』の地井ハヤト役でデビューし、2012年には『あの夏で待ってる』の霧島海人役で初主演を務めます。『好きっていいなよ。』や『銀の匙 Silver Spoon』など、その後実写映画化された話題作品にもメインキャラクターとして数多く出演している、注目の人気声優です。

鐘井鳴海/野島健児

鐘井鳴海を演じる野島健児は、1996年にテレビアニメ『家なき子レミ』でデビューし、1999年のBLUE GENDERの海堂祐司役で主演を務めます。2010年『バクマン。』でのハヤト役や2014年『弱虫ペダル』、最近では2016年放送の『美少女戦士セーラームーンCrystal』でタキシード仮面こと地場衛役を務め、話題となりました。

皆川茜/豊崎愛生

皆川茜役を務める豊崎愛生は、2007年にデビューを果たし、順調にキャリアを重ねてきた声優です。歌手としてもユニットを結成するなど、精力的に活動しています。2009年から放送されている『けいおん!』の平沢唯役で大きな人気を得るとともに、声優アワードの新人女優賞も獲得しました。

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絵鳩早苗/戸松遥

絵鳩早苗役を務める戸松遥は2007年に声優デビューを果たしました。その後『To LOVEる -とらぶる-』や『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』で重要な役どころを演じ知名度を上げました。美しいルックスで歌手やグラビアなど声優以外での活躍の幅も広げています。

地上波で放送して大丈夫?視聴者がざわついた理由と見どころ

お互いに思う人が別にいながら表面上だけの恋愛関係を続ける花火と麦。さらに、2人が想いを寄せる鐘井や茜、クラスメイトたちもまた同じように心の中にドロドロとした感情を常に抱えています。 ピュアなラブストーリーでは描かれることのないような、男女間の醜い感情や理屈にならない欲望などをリアルに描いているのが見どころといえます。それをかなり忠実にアニメ化・ドラマ化したことが、大きな話題を呼びました。 アニメ版では美しい色彩と可愛らしいタッチのキャラクター描写と裏腹に、際どいシーンもそのまま放送。ドラマ版では俳優・女優たちの絡み方が生々しく、よりリアルな質感を作品に与え、衝撃作として話題になったのです。

アニメとドラマの違いを解説!何から楽しめばいい?

アニメとドラマが放送された2017年に原作も完結しています。アニメ版は原作をほぼ全巻網羅する形でアニメ化されており、同じ結末が描かれました。 一方のドラマも、多少設定の違いはあるものの2人が選んだ結論は原作通りとなっています。ただ、ドラマの場合は第1話が夏休み後の2学期からスタートしていました。 原作やアニメでは、この夏休み中に花火と麦の関係が進展する大事な時期です。違和感はないものの、原作を知っていると第1話から少し驚いてしまうかもしれません。 まずはアニメか原作を観て、それからドラマとの違いを楽しむといいのではないでしょうか。

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原作『クズの本懐』は横槍メンゴによる漫画

ドラマ・アニメ『クズの本懐』の原作は同名の漫画で、著者は横槍メンゴです。 横槍メンゴの作風は、繊細で女性向け漫画のようなタッチの絵柄でありながら過激な性描写があることが特徴で、男性からも女性からも支持されている人気漫画家のひとり。 原作はコミックス8巻で完結しましたが、その後番外編にあたる『クズの本懐 décor』を発表しました。この番外編では、高校卒業後の花火や麦、茜と鐘井、早苗、モカたちの姿が描かれています。 番外編は苦い経験を糧にそれぞれ自分なりの道を進んでいく姿に、救われた気持ちになれる作品です。

ドラマ『クズの本懐』各話あらすじ【ネタバレ注意】

第1話あらすじ・ネタバレ

安楽岡花火と粟屋麦は同じ高校に通う同級生。誰もが羨む美男美女のカップルです。しかし二人には人には言えない共通の秘密があるのです。 なんと、花火と麦はお互い別に好きな相手がいるのです。しかもどちらも2人が通う学校の教師。報われない恋に苦しむ2人はお互いの寂しさを慰め合う歪んだ関係に身を落として行くのです…。 2人の思いびとである鐘井と茜は若手教師同士ということで急接近していきます。そんな2人の様子を見て更に歪んでゆく花火と麦。 そんな時に花火と麦がキスをしているところを麦に思いを寄せる女子生徒に覗かれてしまうのです。

第2話あらすじ・ネタバレ

花火はある日唯一の女友達である早苗と買い物に出かけ、その帰りにカフェに寄ります。そして、「なぜ麦と付き合っているのか」と聞かれます。麦との関係は表面的なものであると言えるはずもなく花火は口ごもってしまいます。 そんなある日花火は鳴海から本を借りるため会いに行きます。そしてそこで自分が借りたかった本を鐘井は先に茜に貸していたことを知り、花火は傷つきます。そしてストレス発散のため麦とカラオケに行き、「好きになってしまったらもうその人しかダメで、諦めるとか諦めないとかそういう問題ではない」という切実な胸の内を明かすのです…。 鳴海への報われない思いを麦で慰める日々を送る花火に思いがけない出来事が起こります。なんと、女友達だと思っていた早苗にキスをされたのです。早苗は泣きながら「自分でも花火を慰められる」と告白するのでした。

第3話あらすじ・ネタバレ

早苗の告白を受け、人の好意の重さを思い知る花火。その反面麦といると楽であることに気づき、麦のことを好きになれたら良いのにと願います。 花火と麦は麦の部屋でいつものように片思いの相手のことを思いながら互いのことを慰めあっていました。そして2人で夜にファミレスに向かうとなんとそこには見知らぬ男を連れた茜の姿が。茜は意味ありげに口に指をつけ花火に向かって「内緒だよ」というポーズをするのでした。

第4話あらすじ・ネタバレ

ある日花火が鐘井にお弁当を渡そうそしていると茜が現れます。花火は茜が他の男と歩いていたことをバラそうとするが再び茜に口止めをされます。そして結局お弁当を渡すことができなかった花火は、麦に泣きつきます。 その翌日茜は自ら鐘井をお昼ご飯に誘い、手作りの春巻きを差し出します。春巻きは鐘井の大好物で昨日花火が作ってきた弁当にも入っていたものでした。そして茜は花火の目の前で鐘井に自分への好意を告白させるのです。 清楚に見える茜ですが、人に求められないと意味がない、人の好意を搾取するのが気持ちよいという正反対の思考の持ち主だったのです。茜がそう思うようになったきっかけは中学生の時。興味本位で友達の好きな人を奪い、そして悲しそうに笑うその友達の姿を見て「搾取される側にはなりたくない」と感じたとのこと。それ以来茜は他人の好きな男を落とすことに快感を覚えるようになったのです。 そして失恋して傷ついた花火は早苗に頼り、体を許してしまいます。人の好意を搾取する茜の行為に嫌悪感を抱きながらも花火もまた早苗の好意を利用しているのです。そしてこれが花火のクズ思考の開花の引き金となり……。

第5話あらすじ・ネタバレ

茜に鐘井をとられ、傷ついた花火は早苗との関係に溺れていきます。その一方で麦も中学時代の先輩である芽衣(吉田志織)と再開し、茜の本性を知ることになります。 寂しさを埋めるためだけの関係なら早苗で十分であり、麦はもういらないのではないかと思い始める花火。そんな時花火は久々に麦と学校の屋上で会うことになる。いらないはずなのにそれでも麦と花火はどこかお互いに惹かれるところがあるようで……。

第6話あらすじ・ネタバレ

告白の返事をもらいたい鐘井を、茜は居酒屋に誘います。酔っ払った茜は、勢いに任せてキスをし、そのままホテルに誘い身体の関係を持つのです。 一方で、麦に激しく迫る花火は最後までしようと提案しますが、痛さで途中でやめてしまいます。そんな花火に、麦はちゃんと付き合うことを持ちかけました。 翌朝、廊下で茜から鐘井と寝たことを知らされる花火。呆然とした後、麦の元へ足を運ぶと付き合おうと告げるのでした。

第7話あらすじ・ネタバレ

「麦とちゃんと付き合うことにした」と早苗に告げる花火ですが、早苗は花火を手放す気がありません。拒絶する花火に傷つきながらも、早苗は学校で花火に積極的に迫るのでした。 一方、花火は以前茜といたタクヤ(猪野広樹)と出会い、彼を誘惑します。そんなことを知らない麦は、理想の彼女のように振る舞う花火に違和感を覚えますが、その理由にはたどり着けないまま彼氏彼女としてのキスを重ねます。 麦が花火を家に誘うと、それを邪魔するようにモカこと鴎端のり子(志保)が現れるのでした。

第8話あらすじ・ネタバレ

モカは麦の幼馴染で、お姫様になりたいモカにとって麦が憧れの王子様でした。デートをすることにしたモカと麦は、別れ際にキスをし、そのまま麦は部屋にモカを招き入れます。 身体の関係を持ちたがったモカに麦は謝罪し、新たな決意を抱くのでした。 花火はタクヤとデートをする関係をまだ続けていました。すぐ花火をホテルに誘うタクヤでしたが、誰かからの呼び出しにすぐ帰ろうとします。そんなタクヤを花火は引き止めますが、その行為の矛盾を心の中の花火が鋭く指摘するのでした。 翌日、屋上で会った麦と花火はお互いに、茜と鐘井に告白することへの決意を口にするのです。

第9話あらすじ・ネタバレ

模試が終わってから告白することにした麦と花火。キスをしながらお互いに身代わり以上の存在になっていることを感じます。しかし、花火はその気持ちを口にはせず、告白を頑張ろうと励まし合うのでした。 模試会場には、早苗に思いを寄せるいとこの桐嶋篤也(根岸拓哉)もやってきました。そして早苗は女の子が好きであることを彼に告げるのです。 模試後、花火と麦はそれぞれ告白をします。花火の思いを聞いた鐘井は優しく花火を抱きしめました。一方で、茜は麦の気持ちを知っていたと告げ、麦はそれを知っていたと答えます。 そしてホテルに向かう麦と茜。花火は麦との待ち合わせ場所でひとり、約束の時間が過ぎていくのを眺めていました。

第10話あらすじ・ネタバレ

傷心旅行に出かけることにした花火と早苗が別荘につくと、そこには篤也がいました。篤也を邪魔者扱いにした早苗は、傷心で泣いている花火にキスをし、花火はそのまま身体を委ねてしまいます。 翌朝、篤也から早苗に対する気持ちをはっきりさせてほしいと言われた花火は、公園で早苗とキスをしながら自分の気持ちを探りました。 その日、早苗は花火を諦めることを告げます。そんな早苗に、友達でいたいという花火。早苗はいつになるか分からないけど、忘れられたら……と2人の写真を眺めます。 告白のあと、身体を重ねた麦と茜。週末デートに誘いますが、鐘井との約束を理由に断られてしまいます。そして麦はもう一度茜を押し倒すのでした。

第11話あらすじ・ネタバレ

水族館で鐘井と茜がデートをしていますが、身体を求めてこない鐘井に茜は困惑していました。水族館では偶然タクヤと出会い、タクヤは鐘井に茜の本性を告げます。それを聞いても、鐘井は茜に男遊びをやめなくていい、と言うのでした。 麦は茜との身体の関係を続けています。茜を変えるために自分が変わろうとする麦は、茜に何度も思いを伝えました。 久々に登校した花火は廊下で麦とすれ違います。無言のまま通り過ぎた花火が振り返ると、そこには振り向かない麦の背中があったのでした。 水族館の一件後、鐘井を温泉旅行に誘った茜。そこで茜は鐘井の真意を聞き、2人はそれぞれ花火と麦に会う約束を取り付けます。 約束の日、鐘井は花火に、茜は麦に、それぞれ結婚することを告げるのでした。

最終回(第12話)あらすじ・ネタバレ

卒業シーズン、卒業生を送る会の係になった花火と麦。周りにも別れたことが知られてしまいましたが、2人は気にしている様子を見せません。 屋上でいままでのことを振り返りながら寝てしまった花火が目を覚ますと、隣には麦がいました。それから2人は、キスなどをすることなくただただたくさん話をします。最初に交わした契約は終わり、お互いようやく向き合うことができました。 卒業生を送る会のあとは鐘井と茜の結婚を祝う会が行われることに。準備中に男子に声をかけられた花火を助ける形で、久々に会話を交わした花火と早苗。お互いに謝罪をして、友情を確認しあいます。 下校時、お互いの存在に気が付きながらも言葉を交わすことなく麦と花火は離れ、物語は幕を閉じます。

うまくいかない恋心にリアルが漂う『クズの本懐』は必見

きれいな感情ばかりが恋ではありません。嫉妬したり、騙したり、試したりしてしまうものです。 そんな恋愛のリアルな感情がそれぞれのキャラクターに散りばめられているのがこの『クズの本懐』の魅力であり見どころではないでしょうか。 恋がうまくいかないとき、失恋してしまったとき。そんなときは心がえぐられる思いのするこの作品を観て、辛い恋とそこから生まれる感情の行く末を見届けてみてはどうでしょうか。