2017年12月19日更新

ジュリアン・ムーアの才能がすごすぎ!【アカデミー賞女優】

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実力派女優ジュリアン・ムーア

ジュリアン・ムーアといえば、世界的に有名な実力派女優の一人です。アカデミー賞やゴールデン・グローブ賞など数々の賞を受賞し、世界三大映画祭で賞を総なめしているなど、驚異的な受賞歴をもつ彼女ですが、今回はそんな彼女がなぜ女優の道を歩みだしたのか、彼女の私生活など、様々なバックグラウンドをご紹介しようと思います。

ジュリアン・ムーアが大女優になるまでの道のり

アメリカのノースカロライナ州で精神科医の母と陸軍大佐の父の間に生まれた彼女はアメリカやドイツ国内を転々としていましたが、ドイツのフランクフルトの高校に通っていた際、演劇部顧問の薦めもあって、演劇の道を歩みはじめました。 その後、ボストンの大学で演劇を専攻し、卒業後はウエイトレスとして働きながらオーディションを受ける生活を送っていました。彼女はその生活を「苦しくも、でも役を演じられるんだと思うことで諦めずにオーディションを受けていたわ」と振り返っています。その中で1985年、ソープオペラに出演したことをきっかけに、多くの舞台で役柄を演じるようになったのです。

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“アワード・メーカー”と称される女優・ジュリアン・ムーア

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ソープオペラに出演したのちに多くの仕事を獲得していく彼女ですが、映画女優としてのデビューは1990年の「Tales from the Darkside」でした。 2015年日本公開の映画『アリスのままで』では主演を務め、アカデミー賞、ゴールデン・グローブ賞をはじめとする16もの主演女優賞を獲得しました。ここから、某映画誌や監督たちの間では彼女を「アワード・メーカー」と呼ぶ人もいるのだそう。

50歳を超えても精力的に活動!

自主製作作品から超大作まで

ジュリアン・ムーアの女優としての大成はその貪欲さにもあります。いいと思ったものは、自主製作であるかどうかなんて関係なく出演し、幅広く活躍しています。

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1995年『暗殺者』

2008年『美しすぎる母』

軽く並べるだけでも『ゆりかごを揺らす手』『9か月』『ロスト・ワールド/ジェラシックパーク』『イーグル・アイ』などなど。 群集劇に多く出ていますが、ちょっとした役でも存在感のある印象に残る演技をしてくれるのが、ジュリアン・ムーアの魅力ですね。

3大映画祭をコンプリート?!

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多くの人々を魅了させる役柄を見事に演じる彼女ですが、なんと過去にインディペンデント映画(自主製作映画)も作っていました。彼女曰く「自分の好き勝手に思い通りに作れる映画にもただ演じるだけではなくこのような魅力があるのか、と新鮮だった」と語っており、また今後も作る計画を立てているとか、いないとか。 アクティブで何に対しても積極的な姿勢を見せる彼女は、世界三大映画祭女優賞を制覇している、という驚きの快挙も成し得ています。受賞作は以下の通り。

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ヴェネツィア国際映画祭女優賞獲得作品

igagurichan 50年代アメリカの中流家庭が舞台。メロドラマ映画…なのですが、今でだからこそ当時の酷い人種差別。偏見の目が秀逸に描かれています。 信頼や絆など大切なものは外見に捕らわれない事を感じさせる映画です。 ジュリアン・ムーアがとても美しく、衣装も華やかで見事に着こなしています。当時妊娠中だったからフワッとしたフレアースカートを着ているのですが、素敵です。紫色のスカーフがキーポイント。何一つ解決しないけど切なく美しい余韻が残る映画。

この作品ではヴェネツィア国際映画祭女優賞以外にも、数々の有名女優賞を獲得しています。アカデミー賞主演女優賞にもノミネートされましたが、惜しくも受賞はなりませんでした。

ベルリン国際映画祭女優賞受賞

Ryohei_Shiota とにかくこの3人の演技が凄すぎ! 特にジュリアンムーアが怪演。 キュートな顔してるのに影があったり、お婆ちゃんの役の時の眼光とリップノイズが素晴らしかった。 物語はちょっと難解だったので後半のチャプターを繰り返し見ました。 生きるという事に何かしらの疑問を抱いている人には共感できる箇所がいくつもあると思います。 選択肢は2つある。 でもどちらも容易ではない。

『エデンより彼方に』と同じ年、この作品ではアカデミー賞助演女優賞にノミネート。二つの作品で、女優としての圧倒的な存在感を見せつけました。

カンヌ国際映画祭女優賞獲得

Yuko_Nakanou 禁断のテーマにハリウッド風刺たっぷり。 ジュリアンムーアのコロコロと変わる表情が豊かで、美しい女優の顔や幽霊に悩まされる苦痛の顔、そしてビッチな顔。 精神を病む時、まともな時との境界線が紙一重で難しい。

落ちぶれていくかつてのスターたちに焦点をあてた風刺的要素が強い作品。作品自体の評価も高く、ジュリアンが女優賞を獲得したカンヌ国際映画祭ではパルムドール(最高賞)にノミネートされました。

実は日本人俳優たちとの共演歴あり?

実は、彼女が日本人俳優と共演したことがあるのをあなたはご存知でしたか?というのも、第61回カンヌ国際映画祭にて日本・ブラジル・カナダ合同作品として作られたこの『ブラインドネス』で俳優・
と女優・木村佳乃と共演しているんです。日本でも人気の高い彼らと彼女の演技が同じスクリーンで見れるとあって、多くの反響を呼んだ映画となりました。

念願のアカデミー賞に輝いた!若年性アルツハイマーを描いた『アリスのままで』

数々の有名女優賞を受賞しながらも、オスカーだけは手にできていなかったジュリアン・ムーア。そんな彼女が第87回アカデミー賞でついに主演女優賞を受賞しました!

5度目の正直!誰もが認める名女優、ついにオスカー女優へ。

映画『ことの終わり』、『エデンより彼方に』で二度の主演女優賞ノミネート、『ブギーナイツ』、『めぐりあう時間たち』で二度の助演女優賞ノミネートに輝きながらも、あと一歩オスカーに届かなかったジュリアン・ムーア。 5度目のノミネートにして54歳で栄冠を手にした実力派ハリウッド女優の快挙に、彼女や関係者だけでなく、多くの映画ファンたちから祝福と称賛の声が聞かれました。

「アカデミー賞を受賞すると5歳寿命が延びるという記事を読んだのですが、それが本当ならアカデミーにお礼を言いたいです。だって私の夫は年下なのですから。」というユーモアあふれる表現で受賞スピーチをはじめ、観客の笑いをさらったジュリアン。 アカデミー賞受賞の嬉しさと感動を噛みしめながら、「女優にとってこれ以上の喜びはない」と感謝の気持ちを語りました。

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ジュリアン・ムーアをオスカーに導いた映画『アリスのままで』

Now, more than ever, it's important we stay united. I'm extremely proud to support the #IAmAnImmigrant movement.

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YU66 若年性アルツハイマー、 頭の片隅で自分には関係ないだろうけど、もしそんな病にかかったらどうしよう…と誰でも思った事はあるのでないでしょうか? 主人公のアリスは50歳の誕生日を迎えてもなお、美しい妻であり優しい母であり頭の良い自立した女性であり、そのキラキラした姿に「何て素敵な歳の重ね方をしているのか、こうなりたい」と見惚れてしまいます。 でも病は進行性であり残酷で輝いていたアリスとの比較に耐えられない辛さが多々ありますが、それが作り物ではない誰にでも起こり得るリアルさが存分に描かれていてとにかく脱帽です。 自分なら?と問わずにはいられなくなり、また家族や周りの大切さを思い知らされる見るべき映画だと思います。

ベストセラー小説「静かなアリス」の映画化したこの作品。若年性アルツハイマーに冒された言語学の教授・アリスを演じています。言葉が思い出せなくなるなど進行していく病に、「自分でなくなる恐怖」を感じたアリスは自分であり続けるためにある行動を起こします。 病気に立ち向かうアリスと、その家族の絆が描かれた作品です。 この映画では、アカデミー主演女優賞以外にもゴールデングローブ賞主演女優賞をはじめとして数々の映画賞を総なめにしています。

ついに6大映画祭を制覇した実力派女優の活躍から目が離せない!

人気シリーズ「ハンガーゲーム」の2015年公開の最終章後篇『ハンガー・ゲーム FINAL: レボリューション』ではアルマ・コイン首相役を演じています。 キャリアを重ねても精力的に活躍をみせる名女優・ジュリアン・ムーア。 ゴールデン・グローブ賞、英国アカデミー賞、そしてアカデミー賞を手にして、映画史上初めて6大映画祭とよばれる世界の主要映画祭で主演女優賞を獲得しました。そんな彼女の作品にこれからも要注目です!