映画『GANTZ』(ガンツ)、人気漫画が原作【実写映画化】
『GANTZ』(ガンツ)は奥浩哉原作の漫画を斉藤信介が実写化したSFアクション映画です。2011年1月に前編『GANTZ』が、2011年4月に後編『GANTZ PERFECT ANSWER』公開されました。前後編共にPG12指定を受けています。 前編の『GANTZ』は日米同時公開され、アメリカにあるグローマンズ・チャイニーズシアターで邦画史上初の日米同時舞台挨拶が行われました。
PART1『GANTZ』あらすじ
大学生4年生・玄野計は、人生になんの目標も持てないまま就職活動を続け、連敗続きの毎日を過ごしていました。黒野の幼馴染・加藤勝は小学生の弟・歩と2人暮らし。歩との生活を支えるため高校進学を断念し働いています。 ある日、酔っぱらって地下鉄の線路に落ちてしまった男性を助けた加藤。ホームに上ろうした加藤の玄野が手を差し伸べますが2人とも線路へと落ちてしまい電車に轢かれ命を落とします。 死んだはずの2人は、2LDKの部屋で目を覚まします。そこには巨大な黒い球体”ガンツ”が…。 玄野・加藤含むガンツメンバーと、地球侵略を目論む星人との戦いが始まります。
PART1『GANTZ』の結末【ネタバレあり】
幼い頃、ヒーローに憧れた玄野は地球を救うために頑張ることを決意し、戦いの中でスーツが自分の力を増幅させることに気付き特訓をする一方で、同級生の小島多恵と親しくなります。 そして3回目のミッション、おこりんぼう星人を倒すため国立博物館にワープします。金剛力士像を破壊した玄野ですが、敵の千手観音がいたことに玄野は気づきませんでした。そして、千手観音によって加藤は死亡。 なんとか千手観音を破壊し、部屋に戻った玄野でしたが、加藤が死亡者リストに加わったのを見て怒ります。 100点を取って加藤を生き返らせるため、メンバーに協力を仰ぐのでした。
PART2『GANTZ PERFECT ANSWER』あらすじ
戦いに目覚めた玄野、しかし戦いを否定する加藤は戦いの末に命を落としてしまいます。加藤を失って初めて、その存在の大きさに気付いた玄野。星人を倒す、または転送させるごとに加算される点数が100点に到達すると選ぶことが出来る特典で加藤を生き返らせるために戦いを続けます。 その頃、有名なモデル女優・鮎川映莉子は巨大な黒い球体GANTZの小型版であるGANTZボールを手に入れます。そして、GANTZボールの指令により星人ではなく一般人を殺していきます。3人目を殺した後、GANTZボールは玄野の恋人・小島多恵を殺すよう指令を出しました。 鮎川の動きに気付くことがない玄野たちは順調に点数をかさね、もうすぐ加藤を生き返らせることが出来るところまでに来たのですが......
PART2『GANTZ PERFECT ANSWER』結末【ネタバレあり】
ミッションを重ね94点まで到達した玄野、あと6点で加藤を生き返らせる事が出来ると喜んだ矢先、玄野の家に死んだはずの加藤が現れます。なぜ生き返ったのか聞く玄野ですが、加藤は質問に答えず、小さなGANTZボールの行方を聞き立ち去ってしまいました。その後、GANTZに召集された玄野は、死亡者リストを確認しますが、そこには加藤の名が記載されたままでした。 ならば、目の前に現れた加藤は誰だったのか、そんな玄野の疑問をよそにGANTZから新しいミッションが下され、敵は”黒服星人”です。地下鉄にワープしたGANTZメンバーですが、同じ地下鉄には小島・鮎川が乗り込んでいます。 そして、先頭車両にいた玄野たちに近づく黒服集団は玄野たちに攻撃を仕掛けます。玄野たちは一般人を巻き込みながらも黒服集団を倒すことに成功しました。
GANTZがある部屋に戻ってきた玄野たちの元に、地下鉄から逃げ出したものの駅通路で加藤に殺された鮎川がワープしてきます。鮎川はGANTZに記載されている加藤を指さし「この人に殺された」という発言をします。 「加藤に殺された」という鮎川の発言の真偽を確かめるため、100点を突破した鈴木は加藤を生き返らせます。部屋に本物の加藤が現れ、鮎川を殺した加藤は偽物で星人だと判明しました。 そして、玄野は西を生き返らせ、西は星人ではなく一般人を殺させるというGANTZの異常について、GANTZの寿命が近づいているのではないか?と指摘します。
GANTZは球体の中にいる男のエネルギーを吸って動いていたため、男が死ぬとGANTZも停止してしまうのです。 GANTZの謎が明らかになる中、GANTZは「ニセ加藤より先に多恵を殺せ、倒したものは100点、他は点数没収」という指令を出します。玄野は多恵を守るため、味方とニセ加藤の両方から追われることになります。しかし、多恵はニセ加藤に殺されてしまいます。 玄野がGANTZがある部屋に戻ると、部屋を突き止めた星人との戦いが再び始まります。何とか勝利しましたが、GANTZの寿命が尽きてしまいました。そして、玄野は戦いによって死んだ全ての人間を蘇らせるため、ガンツボールを引き継いだのでした…。
『GANTZ』映画キャスト
玄野計/二宮和也
人生になんの目的もないまま就職活動をする大学4年生・玄野計。星人との戦いで自分の存在価値を見出していきます。加藤が死んだときは生きる気力を失いかけますが、多恵の支えで再び立ち上がる決意をしました。 二宮和也はジャニーズグループ・嵐のメンバーの1人です。アイドルとしても大人気ですが、映画『硫黄島からの手紙』でハリウッドデビューも果している他、数々の話題作に出演し、実力派俳優としても活躍しています。
加藤勝/松山ケンイチ
加藤の小学校の同級生。弟を守るために父親を殺し少年院に入っていた過去を持ち戦いを避けていました。小学校時代はいじめられていて、玄野に助けられていたため、玄野に憧れています。正義感に溢れた青年です。 松山ケンイチは2002年にドラマ『ごくせん』で俳優デビューしました。映画『デスノート』でL役を演じ注目を浴びるようになりました。映画『デトロイト・メタル・シティ』やドラマ『銭ゲバ』など数々の作品に出演しています。
西丈一郎/本郷奏多
玄野・加藤が召喚される以前からガンツ世界にいる高校生です。頭が良いですが冷酷な性格なため、仲間を囮に戦うことが得意です。 本郷奏多は映画『リターナー』で俳優デビューしました。映画やテレビドラマの他、舞台でも活躍する人気俳優です。
小島多恵/吉高由里子
玄野と同じゼミの同級生。玄野に思いを寄せており、玄野を主人公のモデルにしたヒーロー漫画を描いている。 吉高由里子は2006年に映画『紀子の食卓』でデビューしました。2007年の映画『蛇にピアス』でブレイクを果たし、2014年にはNHKの連続テレビ小説『花子とアン』でヒロイン・村岡花子を演じました。
話題になった夏菜の大胆ヌード
岸本恵役で出演した夏菜ですが、今作が映画初出演でした。オーディションは300人以上の規模で行われましたが、スタッフの満場一致で選出されました。 全裸での登場シーンのために数日前から下着を身に着けず、体に下着のラインが付かないようにしたそうです。そして、映画が公開されると大胆ヌードの体当たり演技で話題となりました。気になる方は本編をご覧ください!