2017年10月16日更新

【ヤシオリ作戦とアメノハバキリ】『シンゴジラ』に出てくる作戦をわかりやすくまとめてみた!

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シンゴジラ

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『シンゴジラ』に登場した作戦をわかりやすく解説!

『シン・ゴジラ』とは、日本のゴジラ映画シリーズ29作目にあたる作品です。2004年に公開された『ゴジラ FINAL WARS』で、ゴジラ映画は最終を迎えました。 しかし2014年ハリウッドで『GODZILLA』が製作され人気を博し、それを機に新たなゴジラ映画が復活を遂げました。 『シン・ゴジラ』の監督を務めたのは、『新世紀エヴァンゲリオン』の監督である庵野秀明監督。歴代ゴジラを越える大きさに加え、ゴジラの5段階形態変化という、新しいゴジラ映画を創り上げたのです。 ここでは、『シン・ゴジラ』のなかで、自衛隊が決行した討伐作戦「ヤシオリ作戦」の内容や、その結果などネタバレを含んでご紹介いたします。

『シン・ゴジラ』に登場する「アメノハバキリ」

『シン・ゴジラ』のなかで、ゴジラに凝固剤を投与する車両部隊が登場します。その部隊がアメノハバキリというコードネームで呼ばれているのです。 では、アメノハバキリの意味とは何でしょうか。これは日本神話で、須佐之男命(スサノオノミコト)がヤマタノオロチを倒したときの剣が、天羽々斬(アメノハバキリ)だと伝えられています。 羽々とは、ヤマタノオロチを意味している言葉で、この剣でヤマタノオロチを退治したことから、天羽々斬と命名されたのです。 『シン・ゴジラ』では、ゴジラをヤマタノオロチに見立て、それを討伐する意味で部隊にアメノハバキリというコードネームをつけられたようです。

ヤシオリ作戦の基になった矢口プラン

『シン・ゴジラ』
(C)2016 TOHO CO.,LTD.
矢口プランとは、巨大不明生物特設災害対策本部の矢口蘭堂が提案した、体内に原子炉を有するゴジラのメカニズムを逆手に取ったプランです。 ゴジラは体内で核分裂を起こし、それをエネルギーに変えて生命を維持しています。しかし、排熱処理不全が起こった場合、原子炉が強制停止して全身が急速冷却されてしまいます。 するとゴジラは凍結状態となるので、これを利用して凝固剤を投与するといったものが矢口プランと呼ばれるもので、ゴジラ討伐に役立てています。

「ヤシオリ作戦」の概要

人類側が攻撃は行うものの、ゴジラからの反撃は首都壊滅状態になってしまうほどの破壊力です。そこで考えられたのが、高熱を帯びてるゴジラを急速冷却するという「ヤシオリ作戦」です。 ヤシオリ作戦は、先ほど説明した矢口プランが基になっており、自衛隊とアメリカ軍が協力して実行。 しかし、ヤシオリ作戦を実行するには、ゴジラを一旦活動停止にして無力化させなければなりません。そこで考えられたのは、わざと放射火炎(口から火を噴出すこと)を起こさせて、無力化させるという作戦です。 そこで、アメリカ軍の無人機でゴジラを攻撃し、放射火炎を起こさせました。すると、エネルギーを消耗したゴジラは、エネルギーを補給するため休眠状態に入ったのです。

作戦実行までの段取り

ヤシオリ作戦を実行するために、4つの段取りが設けられました。まず初めに、無人新幹線に爆弾を搭載し、休眠状態に入ったゴジラを攻撃して目を覚まさせ、あるポイントまで移動させます。 次に、アメリカ軍の無人機で攻撃を行い、ゴジラに放射火炎で攻撃させることで、エネルギーの消耗を狙います。 その後、アメリカ軍の駆逐艦からミサイルを発射したり、設置しておいた爆弾で、周りのビルを倒壊。ゴジラの動きを封じます。 最後はアメノハバキリや、凝固剤を搭載したタンクローリー群、瓦礫を撤去するホイールローダー群ら特殊部隊によって、動きを封じたゴジラの口から凝固剤を投与して、凍結を成功させたのです。

ヤシオリ作戦での結果は?

ヤシオリ作戦を実行する上で、ゴジラが暴れるなど不測の事態に備えて、予備の攻撃手段も用意されていました。 劇中では、凝固剤を投入している最中、ゴジラが暴れてしまうトラブルが発生しています。しかし、予備の攻撃手段により再びゴジラの動きを封じ、投与に成功しました。 ゴジラは凍結させることが出来ましたが、果たしてこの作戦によってゴジラが死亡したかどうかは不明となっています。 このまま沈黙したままなのか、それとも再び息を吹き返してしまうのか……。