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新作『シン・エヴァンゲリオン劇場版:||』について気になること4選徹底考察【映画は2020年公開】

2018年8月3日更新

『ヱヴァンゲリヲン新劇場版』は『新世紀エヴァンゲリオン』のリメイク作品となっており全4部作品を予定しています。第4部作品、最後の物語公開は2020年になることが明らかになりました。今回は、様々な憶測や噂が飛び交っている新作映画情報や今までのストーリーのおさらいをまとめました。

第4部作品『シン・エヴァンゲリオン劇場版:||』の公開が2020年に決定!

特報がついにYouTubeでも解禁!

2018年7月20日、全国の劇場版で『シン・エヴァンゲリオン劇場版:||』の特報が解禁されました。 「新劇場版」シリーズは2007年に第1作である「序」が、2009年に第2作「破」、2012年に第3作目の「Q」が公開されたのち、長らく沈黙を続けていました。ファンにとっては待望の完結編です。 特報によると、映画公開は2020年になるとのこと。この記事ではこれまでのシリーズを振り返りながら、最新作について噂されている気になることを考察していきます。

「シン・エヴァンゲリオン劇場版」公開騒動の経緯

監督の庵野秀明がコメントを発表

「エヴァ:Q」の公開後に精神的にも体力的にも疲労していたという庵野監督はホームページにて2015年4月1日にコメントしました。

「2015年。旧エヴァの放送から20年後の今、すでに2年以上もお待たせしている、シン・エヴァンゲリオン劇場版の完成への実現に向けた作業も、なんとか進められています。僕の周囲の方々、そしてアニメファンの皆様が、再び完結に向かうというモチベーションを支えてくれているからです。本当に、感謝します。そして、皆様から、シン・エヴァの公開まで今しばらくの時間をいただければ、幸いです。」

偽予告公開騒動も

2016年1月26日「株式会社カラー」名義でYouTubeに特報がアップされましたが、同日、カラーが公式のものではないと発表しました。

2017年4月5日、「シン・エヴァ」の制作が進んでいることが判明!!

2017年4月5日、庵野秀明が代表を務めている株式会社カラーの公式ツイッターに突如「シン・エヴァ」鋭意製作中とのツイートが。そもそも制作が進んでいるのかも謎だった「シン・エヴァ」でしたが、このツイートでファンの期待がさらに高まったようです。

新劇場版1~3作のあらすじをおさらい!『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序』

2007年、始まりはリビルト(再構築)だった。

テレビシリーズをベースに、リメイク(再制作)ではなくリビルト(再構築)と呼んで復活させた新劇場版第1作。主人公の少年、碇シンジが汎用ヒト型決戦兵器「エヴァンゲリオン」初号機のパイロットとして戦う姿を描いています。 舞台は、未曾有の大災害「セカンドインパクト」によって人類の半数が犠牲になってから15年後の日本。かつての首都東京の名を受け継いだ第3新東京市を、謎の生命体「使徒」が次々に襲います。その目的は、新東京市の地下都市に隠されている「リリス」との融合。再びの絶滅の危機「サードインパクト」の引き金となるためです。 葛城ミサト、綾波レイらNERVの仲間たちとともに使徒と戦う中で、シンジは死の恐怖を味わい、一度はその使命から逃げ出そうとします。しかし彼らの決死の覚悟に勇気を奮い起こし、ミサト発案の奇策「ヤシマ作戦」に参加。レイと力を合わせて、使徒撃退に成功するのでした。

『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破』あらすじ

2009年、物語は破壊されていく。

新劇場版第2作はそのタイトルどおり、テレビシリーズの世界観を「破」壊する物語。冒頭に登場する真希波・マリ・イラストリアスを始めオリジナルキャラクターや使徒が登場、同じエピソードでも異なる展開を見せ始めます。 シンジとともに物語を引っ張るのが、エヴァ2号機のパイロット、式波・アスカ・ラングレーです。シンジらと同居しながら同じ中学校に通いながらともに戦ううちに、孤独を愛する彼女の心に変化が起き始めます。レイもまた次第に人間らしさを身につけ始め、シンジはそんな彼女に心惹かれていくのでした。 しかし、シンジの穏やかな日々は長くは続きません。エヴァ3号機が起動実験中に使徒に乗っ取られ、アスカが瀕死の重傷を負って前線を去ります。さらにジオフロント内にあらゆる攻撃を受け付けない強力な使徒が侵入、迎え撃った綾波レイは零号機とともに使徒に取り込まれてしまいます。 レイを救いたいあまり、シンジは我を忘れます。その時、初号機が覚醒。新たな大災害への序章「ニアサードインパクト」が始まってしまうのでした。人類だけでなく、すべての生命に滅亡の時が訪れます。

『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q』あらすじ

2012年、物語は終わるハズだった。

碇シンジが目覚めたのは「破」の物語から14年後、世界はすべてが変わっていました。これまでとはまったく異なる世界観へと拡大したエヴァの物語は、そこから再び新たな歴史を刻み始めるかのように混迷の度合いを深めていきます。 「サードインパクト」によって世界が荒廃した後、ミサトやアスカなど、かつてのNERVの仲間たちは、新たに「WILLE(ヴィレ)」を組織。空中戦艦AAAヴンダーを旗艦に、NERVに反旗を翻していました。目覚めたシンジはまるで戦犯扱い。エヴァに乗ることすら許されず、軟禁状態にされてしまいます。 やがてシンジは綾波レイのクローンのひとりに誘われるままヴンダーを脱出、ゲンドウが指揮するNERVに合流します。本部で渚カヲルと出会い自らの行いが生んだ悲劇を知ったシンジは、すべてを「やり直す」ために、エヴァ第13号機に乗ってサードインパクトの爆心地へと向かいます。 そこからはまさにアスカ曰く「ガキ」のようにシンジが暴走。あげく「フォースインパクト」の引き金を引いてしまいますが、ミサトらの決死の活躍によってなんとかその進行を食い止めることに成功するのでした。そのさなか、カヲルは死亡し、残されたシンジは茫然自失としていました。

【最新作に関する考察1】「:||」が意味するものとは?

「シン」がついたり「エ」と「オ」に戻って謎が謎呼ぶ『シン・エヴァンゲリオン劇場版:||』。「:||」の意味するところについて、ファンの間でさまざまな深読みが展開されています。 その中でもかなり説得力があるのが、楽譜で五線譜の中で使われる「リピート(繰り返し)」を意味する記号ではないか、という説でしょう。能楽由来の「序破急」というタイトルといい、カヲルが弾くピアノといい、「エヴァ」はシリーズを通して音楽に関連したマニアックな謎かけが散りばめられています。 「:と組み合わされた太さの違う二本線」もまた、そうした音楽にまつわる謎かけのひとつ。新たな劇場版から再び、異なる物語のリピートが始まろうとしていることを、ほのめかしているのかもしれません。一方で「:」が「序」や「破」と同じ単なるコロンなのだとすれば、二本線は終止線と呼ばれるフィナーレを意味する記号だと考えられます。

【シン・エヴァ考察2】なぜ「エヴァンゲリオン」に「戻った」のか

ある意味、「破」は究極のハッピーエンドでした。テレビシリーズから始まり、旧劇場版までもつれた碇シンジと綾波レイのか細い赤い糸は、「サードインパクト」というオマケ付きで全人類を犠牲にした上で、永遠不滅の絆を生み出しました。 それが「Q」では、すべてが覆されてしまいます。「破」で築き上げていた仲間たちとの絆は14年のラグによって失われ、結局、溝は埋まらないまま曖昧模糊としたエンディングを迎えます。 その曖昧感は、テレビ版の「おめでとう」な幕切れや、旧劇場版『Air/まごころを、君に』での人類液状化現象にも共通する「釈然としない」もの。それを庵野監督はあえて初期のタイトルを使うことで、これまで投げかけてきたすべてのエヴァの物語に、決着をつけようとしているのではないかと考えられます。 庵野監督がアルファベットで綴った新作のタイトルは「EvanGeLion:3.0+1.0 etc.」でした。新劇場版とともに、「序」のベースとなったテレビシリーズについてもなんらかの形で触れる、という意味にもとれます。 そういう視点で考えるなら「Q」の中で渚カヲルがシンジに語ったセリフが、もしかすると『シン・エヴァンゲリオン劇場版:||』のコンセプトを端的に物語っているのかもしれません。 「エヴァで変わったことは、エヴァでふたたび変えてしまえばいい」

【考察3】「碇」が「綾波」に。「惣流」が「式波」に。名前の違いを深読みする。

テレビ&旧劇場版と新劇場版3部作の設定には、大筋としてのプロット以外にも細かな部分で違いがあります。 たとえば、キャラクター名の変更。碇ゲンドウの妻であり碇シンジを生んだユイは、テレビシリーズでは旧姓も結婚後も「碇」でした。これはゲンドウ(旧姓、六分儀)がゼーレの高官の娘であるユイに下心ありで近づき、婿入りしたという設定です。 しかし新劇場版では、彼女がゲンドウのもとに嫁いだカタチで「碇」を名乗ります。旧姓は「綾波」。これはレイがユイのクローンであることを、より強く印象付ける製作者の意図がある、と言われています。 アスカが「惣流」から「式波」に変更された理由が、キャラ的な変貌でした。社交性に富んでいたテレビ版「惣流」に対して、新劇場版「破」では排他的な面が強調されています。少しずつ人間性が変わっていきますが、結局はエヴァ参号機とともに使徒に侵食されてしまいました。 「Q」ではさらに、「エヴァの呪縛」によって年齢を重ねることができない「ヒトではないもの」になっているようです。もともと「式波」の由来は海上自衛隊の護衛艦「しきなみ」にあるそうですが、それが「あやなみ型」の4番艦である、というあたりにも、ついつい深読みしたくなるいわくが隠されていそうです。

【考察4】真希波・マリ・イラストリアスもまた「エヴァの呪縛」の申し子か?

漫画版「新世紀エヴァンゲリオン」のコミックス第14巻(最終巻)には、ファンの好奇心をくすぐる新たな仕掛けが。28ページの書き下ろし作品「EXTRA STAGE 夏色のエデン」では、1998年の京都を舞台に、大学時代のゲンドウとユイの姿が描かれました。 ただし物語の主人公は、アニメ版では新劇場版から登場する新キャラ、真希波・マリ・イラストリアスです。彼女は、ただエヴァを動かすだけでなく裏モード「ザ・ビースト」まで発動させるなど、その異能ぶりを見せつけてきました。 60〜70年代の懐メロ好きも含めての年齢不詳ぶりはファンの間でさまざまな憶測を呼んでいましたが、漫画版から年齢を推測する限り、どうやら彼女もアスカ同様「エヴァの呪縛」にかかった「ヒトではないもの」である可能性があります。 もともとマリは、テレビ版からの流れを打ち消すための役目が与えられていたそうです。しかし、漫画版に登場したということは、テレビ版と連動した「エヴァ」の世界にも彼女が存在していたことを意味しています。 そう考えるなら、マリもまたテレビ版と新劇場版をつなぐ大切な絆のひとつ、と考えられるのではないでしょうか。

『シン・エヴァンゲリオン劇場版』の声優キャスト情報もチェック!

主人公、碇シンジ役の緒方恵美

テレビアニメ版、新劇場版から引き続き最終作まで碇シンジ役をつとめるのは、もちろん緒方恵美。近年は、『PERUSONA』シリーズの天田乾役として活躍しており、2015年、2016年と連続で劇場版が公開されます。

式波・アスカ・ラングレー役の宮村優子

惣流・アスカ・ラングレー時代から引き続き式波・アスカ・ラングレーを演じるのは宮村優子。2015年現在は、それほど活発に声優活動しておらず、アスカ役のほかに『名探偵コナン』の遠山和葉役を継続しているのみとなっています。

綾波レイ役の林原めぐみ

綾波レイを日本代表する声優林原めぐみが演じます。『らんま1/2』の女らんま役、『名探偵コナン』の灰原哀役など多数の代表作を持ちます。綾波レイはこの人にしか演じられません。

葛城ミサト役の三石琴乃

「サービス、サービス♪」でお馴染みの葛城ミサト演じるのは三石琴乃。『美少女戦士セーラームーン』の主人公月野うさぎ役などで知られています。

渚カヲル役の石田彰

『エヴァンゲリオン』ファンの間でも特に女性人気の高い渚カヲルを演じるのは石田彰です。渚カヲル役で知名度を上げて以降、20年にわたり声優業界で活躍し続けています。

劇場版『ゴジラ対エヴァンゲリオン』製作決定!?

エヴァンゲリオン ゴジラ

2016年4月1日に劇場版『ゴジラ対エヴァンゲリオン』の製作決定を映画会社の東宝が発表しました。しかしこれは、映画『シン・ゴジラ』の宣伝の一環としてのエイプリルフールの話題作りだったようです。

ゴジラとエヴァが対峙するイメージボードは、前田真宏が製作したものです。前田真宏は『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q』(2012)の監督であり、『シン・ゴジラ』のゴジライメージデザインを担当しているため、本格的な仕上がりになっています。

映画製作は行われませんが、『ゴジラ対エヴァンゲリオン』のコラボ商品が続々と展開されるのは事実だそうです。

『シン・エヴァンゲリオン劇場版:Ⅱ』は2020年に公開予定!

「2016年8月31日に公式サイトにて発表」という情報や、「2016年8月31日に公開決定」という説明文を含むYoutub動画(既に削除済み)も出回り、様々な情報が行き交ってきた『シン・エヴァンゲリオン 劇場版:Ⅱ』。

2018年にやっと公式からの発表があり、最新作は2020年に公開されるということです。

兎にも角にも最後のエヴァンゲリオン映画、期待して待ちましょう!!