映画『ファーストマン』未知なるミッションに挑んだ宇宙飛行士の半生を描く【2019年2月公開】
『ラ・ラ・ランド』の最強コンビ再び!!ライアン・ゴズリングの最新作『ファーストマン』
本予告映像が解禁!
宇宙飛行士、ニール・アームストロングの人生が描かれた著書“ファーストマン”を元にした、月面着陸までを描いた伝説のミッションをが映画化。私たちはその光景を目撃することになります。 そんな映画『ファースト・マン』で『ラ・ラ・ランド』のデイミアン・チャゼルとライアン・ゴズリングが2度目のタッグを組みます!今回は、そんな映画『ファースト・マン』のあらすじやキャスト、日本公開情報まで、一挙にご紹介します。
映画『ファースト・マン』のあらすじ
映画『ファースト・マン』はアメリカ人宇宙飛行士、ニール・アームストロングの伝説に残る半生を描いた壮大なスケールで描いた映画になります。原作は、ジェームズ・R・ハンセンによる同名の伝記小説。アームストロングが初めて月面着陸するまでの1961年から1969年までが描かれています。 宇宙旅行の歴史の中で最も危険な任務のため犠牲になったものや国家とニール本人が支払った代償は何だったのか、その真相を探っていきます。
主演キャストはライアン・ゴズリング!宇宙飛行士ニールに扮する
ニール・アームストロング/ライアン・ゴズリング
本作でニール・アームストロングを演じるのは、ライアン・ゴズリングです。 1980年、カナダのオンタリオ州に生まれたライアン・ゴズリング。彼のデビューは姉マンディと参加したタレントコンテストでした。モントリオールで行われたテレビドラマ『ミッキーマウスクラブ(MMC)』の公開オーディションに1993年1月に参加し、17000人もの強豪たちを圧倒しました。 通常の演技訓練を受けていないにもかかわらず、『MMC』出演後仕事が途切れることはなく、ドラマ『ヤング・ヘラクレス(原題)』や『ブレイカー・ハイ』、映画『The Slaughter Rule(原題)』、『タイタンズを忘れない』(2001)、『完全犯罪クラブ』(2002)などに次々と出演。 ライアンの演技が論議を醸し出した映画『The Believer』ではサンダンス映画祭で審査員大賞を受賞しました。『きみに読む物語』(2005)出演後には雑誌“ピープル”のイケてる50人の独身男性に選ばれ、『Half Nelson』ではアカデミー主演男優賞にノミネートされています。 その後も、『ブルーバレンタイン』(2011)、『ラブ・アゲイン』(2011)、『ドライヴ』(2012)、『スーパー・チューズデー 〜正義を売った日〜』(2012)、『ラ・ラ・ランド』(2017)他、数々の作品に出演し、今や人気スターであることは言うまでもありません。
その他の出演キャスト
ディーク・スレイトン/カイル・チャンドラー
テストパイロット兼エンジニアでマーキュリー計画に参加した宇宙飛行士・ディーク・スレイトンを演じるのは、カイル・チャンドラー。 1965年、ニューヨーク州バッファローで生まれたチャンドラーは、2005年の『キング・コング』や『アルゴ』といった映画に出演した名脇役です。 しかし、近年では『キャロル』での主人公・キャロルの夫・ハージや『マンチェスター・バイ・ザ・シー』でのケイシー・アフレック演じる主人公の兄など、助演級の重要な役も演じています。
バズ・オルドリン/コリー・ストール
アームストロングの次に月面歩行を果たしたアポロ11号の宇宙飛行士・バズ・オルドリンを演じるのは、コリー・ストール。 1976年にニューヨークで生まれたストールは、ウディ・アレン監督の『ミッドナイト・イン・パリ』でアーネスト・ヘミングウェイを演じました。 そして2015年の『アントマン』では、イエロージャケットことダレン・クロスを演じ、注目されました。
デイヴィッド・スコット/ジョン・バーンサル
月面を歩いたアポロ15号の船長・デイヴィッド・スコットを演じるのは、ジョン・バーンサルです。 1976年にワシントンD.C.で生まれたバーンサルは、『ウルフ・オブ・ウォールストリート』でのドラッグの売人や『ベイビー・ドライバー』での強盗メンバーのグリフなどを演じています。 しかし、なんといっても一番有名なのは、テレビシリーズ『ウォーキング・デッド』のシェーン・ウォルシュ役でしょう!
エド・ホワイト/ジェイソン・クラーク
アメリカ人として初めて宇宙遊泳を行なったエド・ホワイトを演じるのは、ジェイソン・クラークです。 オーストラリア出身のジェイソン・クラークは、『ゼロ・ダーク・サーティ』での主人公の同僚・ダンや『猿の惑星: 新世紀』のマルコム、『ターミネーター:新起動/ジェニシス』のジョン・コナーといった役を演じてきました。 2018年には『ウィンチェスターハウス アメリカで最も呪われた屋敷』にも出演しています。
ジャネット・シェアロン/クレア・フォイ
アームストロングの妻・ジャネットを演じるのは、イギリスの女優・クレア・フォイ。 まだあまり知名度の高い女優ではありませんが、モーションアクターのアンディ・サーキスが監督デビューした『ブレス しあわせの呼吸』でアンドリュー・ガーフィールドの妻を、スティーヴン・ソダーバーグ監督の『Unsane』で主役を演じます。 また、「ミレニアム」シリーズ最新作である『The Girl in the Spider's Web』にも出演することが決定しています。
『ファーストマン』のみどころ・関連情報
ヴェネツィア国際映画祭オープニング作品に!
世界三大映画祭の一つでもあるヴェネツィア国際映画祭。 2018年8月29日から開催された第75回ヴェネツィア国際映画祭のオープニング作品として、『ファースト・マン』が上映されました。 同映画祭のオープニング作品に選ばれた映画としては、ここ数年は『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』や『ゼロ・グラビティ』といったアカデミー賞ノミネート作品が受賞する傾向にあり、『ファースト・マン』も早くもアカデミー賞に期待できるのではないか、と囁かれています。 ちなみに、デイミアン・チャゼル監督の作品は他にも『ラ・ラ・ランド』がヴェネツィア国際映画祭オープニング作品として上映されています。
初めからゴズリング主演で構想していた!
デイミアン・チャゼル監督はニール・アームストロング役にはライアン・ゴズリングと初めから決めていたそうです。構想段階からゴズリングは配役されると噂されていましたが、公には何も確定していませんでした。 『ラ・ラ・ランド』(2017)でチャゼルと仕事をして初めて公式に『ファースト・マン』を引き受けることになったとのことです。
脚本は、「スポットライト」のジョシュ・シンガー
この作品はデイミアン・チャゼルが初めて脚本を書かず、監督のみ担当する作品になるので、どのような作品に仕上がるのか、そちらもポイントです。 そして、今回脚本を手掛けるのは、アメリカの脚本家・ジョシュ・シンガーです。 ハーバード大学大学院で経営学修士を取得したのち、『ザ・ホワイトハウス』や『LAW & ORDER:性犯罪特捜班』といった社会派テレビドラマの脚本を担当。 その後、映画の脚本も手掛けるようになり、2015年の『スポットライト 世紀のスクープ』でアカデミー脚本賞を受賞。2017年には、スティーヴン・スピルバーグ監督の『ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書』の脚本も手掛けています。 そのほか、ブラッドリー・クーパーが監督・主演する『Bernstein』の脚本も担当することが明らかになっています。
映画『ファースト・マン』日本公開は?
そんな気になる映画『ファースト・マン』は2019年2月8日に公開されます。 2019年といえば、アポロ11号の月面着陸からちょうど50年のメモリアルイヤー。月面着陸に思いを馳せてぜひ劇場に向かいたいところですね。