2019年1月13日更新

クレア・フォイを徹底紹介 エリザベス女王絶賛の女優が『ドラゴンタトゥーの女』続編の主演に

クレア・フォイ
© Face to Face/Avalon.red

2019年1月11日公開の映画『蜘蛛の巣を払う女』の主演に抜擢された女優、クレア・フォイ。日本国内でも注目され始めている彼女ですが、実はその実力は国外ではすでに広く認知されています。この記事では、今後さらなるブレイク必至の女優、クレア・フォイの魅力を紹介しています。

2019年ブレイク必至の女優、クレア・フォイを徹底紹介

クレア・フォイ
© Face to Face/Avalon.red

2019 年1月11日公開の『ドラゴンタトゥーの女』の続編『蜘蛛の巣を払う女』。本作で主演に抜擢された女優、クレア・フォイが現在注目を集め始めています。この作品がきっかけで彼女の名前を初めて知ったという人は少なくないようですが、彼女は本作以前から多くの作品で活躍する、世界的に認められている女優なのです。 日本では今回の主演で一躍知名度を高めたクレア。しかし過去の出演作など、彼女がどんなキャリアを歩んだ女優なのかまではあまり広く知られてはいません。 今回はそんな彼女の過去や出演作などを紹介しながら、その魅力の深層に迫ります。

イギリス生まれのクレア。女優デビューは意外と遅め?

クレアは1984年、イギリスで3人兄弟の末っ子として生まれました。彼女が演劇について学んだのは大学生の時でした。リバプールの大学とその後在籍したオックスフォード演劇大学で、映画や演劇を専攻していたそうです。 そんなクレアが女優としてのキャリアをスタートさせたのは意外と遅く、2008年、24歳の時です。 デビュー作はイギリスで放送されたテレビドラマ『ビーイング・ヒューマン』でした。そしてその後彼女は数々のテレビドラマにコンスタントに出演していきます。

『デビルクエスト』で映画デビュー、この作品が結婚のきっかけとなる

テレビドラマでキャリアを積んだクレアは、2011年にニコラス・ケイジ主演の『デビルクエスト』で映画デビューを果たします。14世紀のヨーロッパを舞台に十字軍の姿を描いたダークファンタジーで、彼女は魔女の疑いをかけられた少女を演じました。 クレアの映画初出演作となった本作は、彼女の結婚のきっかけにもなった作品。クレアは本作で共演したスティーヴン・キャンベル・ムーアと2014年に結婚しています。残念ながらその3年後に2人は離婚していますが、その間にクレアは彼との間に1人の娘を授かっています。

ドラマ『ウルフ・ホール』で話題に

2015年、クレアはイギリスのテレビドラマ『ウルフ・ホール』に出演しました。世界各国で放送され、2016年にはゴールデングローブ作品賞を受賞しているほど高く評価されている作品です。 本作は16世紀のイギリス宮廷を舞台とした歴史ドラマです。低い身分の出身ながらたぐいまれな頭脳で国王、ヘンリー8世の家臣にまで上り詰めた政治家のクロムウェルの視点から、宮廷での愛憎や陰謀うずまく様子を描いています。史実に大変忠実に作られている部分も見どころの1つです。

クレア・フォイは「悲劇の王妃」アン・ブーリンを演じた

本作でクレアが演じたのは、ヘンリー8世の2番目の妻で「悲劇の王妃」とも言われるアン・ブーリン。高貴な身分でありながら大変野心家なアンは、クロムウェルに負けじと権力を手にするべく画策します。クレアは本作でのアンについて、「冷酷なところが好き」とコメントしています。 アン・ブーリンは波乱に満ちた一生を送ったことから、歴史ドラマの題材となることの多い人物です。その美貌で国王ばかりか多くの男性を虜にしたアンは、しばしば傲慢なキャラクターとして描かれます。 しかし今回、クレアはそんなアンを聡明さとカリスマ性を持ち合わせた繊細な女性として演じてみせました。結果作品中のアンはその魅力で多くの視聴者の支持を集めたキャラクターとなり、クレアの演技力と気品のある美貌に注目が集まりました。

『ザ・クラウン』でエリザベス女王を熱演。絶大な評価を受ける

2015年に注目を集め始めたクレア・フォイは翌2016年、女優としてキャリアの転機となる作品に出演します。それはNetflixで配信されたドラマ『ザ・クラウン』。 『ザ・クラウン』は世界で最も長く在位している君主として知られ、イギリス国民から広く愛される女王エリザベス2世の激動の半生を描いた作品です。 ついにクレアは主人公のエリザベス2世役に抜擢されたのです! 2019年現在も在位中の女王、それも国民から絶大な人気を誇る人物を演じるのは強烈な重圧だったのではないでしょうか。

女王が絶賛&ゴールデン・グローブ賞受賞で一躍人気女優に

そんなエリザベス2世を演じたクレアは「女王である彼女は、私たちのように家族やパートナーに自分の思いを自由に伝えられない存在で、その職務のために大切な家族を犠牲にしなければならなかった孤独な人」と気付き、それからは「1人の人間としてのエリザベス2世を誠実に演じられたと思う」とコメントしています。 本作でクレアはゴールデン・グローブ女優賞を受賞し、また本作も作品賞を受賞しています。それにとどまらず、エリザベス2世本人が本作を絶賛したことで本作は一躍話題となり、彼女の女優としての実力は世界中に広まることになったのです。

2019年、『蜘蛛の巣を払う女』の主人公リスベット役に抜擢

2019年1月11日公開の映画『蜘蛛の巣を払う女』の主役に抜擢されたクレア・フォイ。2012年に公開され、世界中で大ヒットを記録した『ドラゴン・タトゥーの女』の続編で、前作の監督デヴィッド・フィンチャーは、製作総指揮をとっている注目の作品の主演という大役です。 本作は背中にドラゴンのタトゥーを入れた天才ハッカー、リスベットは、AI研究の権威であるバルデル博士に「私が犯した”罪”を取り戻してほしい」と仕事を依頼されます。この依頼を引き受けたことで、彼女の壮絶な過去が明らかになり……というストーリー。

「ドラゴン・タトゥーの女=リスベット」という異色の役柄を演じ切る

蜘蛛の巣を払う女

クレアが演じるのは主人公のリスベット。短い髪にパンクな服装、背中一面に入ったドラゴンのタトゥーと、これまでの彼女が演じてきた役とはかけ離れた役柄のように思えます。 本作でメガホンを取ったフェデ・アルバレス監督はクレアを「直感的にキャスティングした」とし、「これまでの彼女を知っている人なら誰もが驚くよ。それほどの名演技だ」と彼女の演技を高く評価しました。

『ラ・ラ・ランド』のタッグで話題の『ファースト・マン』にも出演

近年クレアが出演した話題作は『蜘蛛の巣を払う女』だけではありません。彼女は2019年2月8日公開の『ファースト・マン』にも出演しています。 『ラ・ラ・ランド』のデイミアン・チャゼル監督と主演のライアン・ゴズリングが再度タッグを組んだことで注目を浴びた本作。人類で初めて月面を歩いた実在の宇宙飛行士、ニール・アームストロングを中心に1960年代のNASAのミッションを描いた作品です。

今回は「歴史の影の立役者」に

クレアが演じるのはアームストロングの妻、ジャネット。死と隣り合わせのミッションを遂行しようと奮闘する夫を支えながら、2人の息子を育てる強い女性という役です。本編映像では夫の身を案じるあまり、怒りを露わにする彼女の姿を見ることができます。 クレアは、自身が演じたジャネットについて「彼女をはじめ宇宙飛行士の妻たちは歴史を作った影の立役者」「でも彼女たちにスポットが当たることはなかった」と、役へ臨む熱い想いを語っています。 その想いあっての熱演で、彼女は2019年のゴールデングローブ助演女優賞にノミネートされました。

いま世界が注目する実力派女優、クレア・フォイ

蜘蛛の巣を払う女

今最も注目を浴びている女優、クレア・フォイ。彼女の魅力はその上品な美貌だけではなく、幅広い役になりきることのできる演技力でもあるのです。 まだまだ日本では認知され始めたばかりの彼女ですが、今回の『蜘蛛の巣を払う女』、『ファースト・マン』での演技によって、2019年にブレイクすることは間違いないでしょう。