タップできる目次
- 1.ミック・ジャガーはフランクン・フルター博士を演じたかった
- 2.舞台版のオリジナルキャストを映画でも起用
- 3.作中に出てきた骸骨は本物
- 4.俳優たちの反応も本物
- 5.デヴィッド・ボウイのメイクアップアーティストが参加した『ロッキー・ホラー・ショー』
- 6.パトリシア・クインは毎日髪を赤く染めていた
- 7.ティム・カリーの胸の赤い三角形のマークは?
- 8.撮影場所の屋敷には暖房もトイレもなかった!
- 9.ロッキーを演じたピーター・ハインウッドはモデル出身
- 10.代表曲"タイム・ワープ"は時間を埋めるために作られた!
- 11.エルヴィス・プレスリーがエディ役に興味を示していた!?
- 12.ラボのセットにドアをつけ忘れた大道具スタッフ
- 13.女王陛下や自分の母親を話し方のモデルにしたティム・カリー
- 14.ミッドナイト・ショーから追い出されたティム・カリー
- 15.ダイアナ妃も大ファンだった!?『ロッキー・ホラー・ショー』
1.ミック・ジャガーはフランクン・フルター博士を演じたかった
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イギリスの伝説的ロックバンド「ローリング・ストーンズ」のメインボーカルであるミック・ジャガーは、舞台で話題となっていた『ロッキー・ホラー・ショー』のフランクン・フルター博士役を演じることを希望していました。またアメリカのコメディアン、スティーヴ・マーティンはブラッド役のオーディションを受けていました。
2.舞台版のオリジナルキャストを映画でも起用
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スタジオは人気歌手を起用するという条件で監督のジム・シャーマンにより多くの予算を出すと申し出ていましたが、シャーマンは舞台版『ロッキーホラーショー』に出演していたオリジナルのキャストたちを使うことを主張。予算は少なくなってしまったそうです。
3.作中に出てきた骸骨は本物
"タイム・ワープ"が流れるシーンで時計の中にいる骸骨は本物です。2002年にサザビーズのオークションに出品され、35,000ポンド(約54,000ドル)で落札されました。
4.俳優たちの反応も本物
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フランクン・フルター博士がテーブルクロスを引き抜くと、下からエディーの死体が出てくるシーンがあります。この仕掛けは周りの俳優たちには知らされておらず、彼らの驚きの反応は本物。
また、ブラッド(バリー・ボストウィック)は夕食のシーンでジャネット(スーザン・サランドン)の手にあやまって拳を振り下ろしてしまい、このときのサランドンの反応も本物なのです。
この後"フロア・ショー/世界をバラ色に染めて"のシーンで、サランドンはボストウィックの足をピンヒールで踏みつけてしまい、仕返しすることができました。
5.デヴィッド・ボウイのメイクアップアーティストが参加した『ロッキー・ホラー・ショー』
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舞台版ではキャストたちは自分でメイクをしていましたが、映画版ではデヴィッド・ボウイやミック・ジャガーのメイクアップを担当していたピエール・ラ・ロッシュがそれぞれの化粧をデザインし直しました。ただラ・ロッシュによるメイクアップは時間がかかりすぎた(4時間!)ため、フルター博士を演じたティム・カリーは結局自分で化粧をしていたそう。
6.パトリシア・クインは毎日髪を赤く染めていた
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赤いウェーブヘアのマジェンダを演じたパトリシア・クイン。実際に髪を赤く染めていたわけではなく、収録日に毎回髪に赤いスプレーを吹き付けていたそうです。
7.ティム・カリーの胸の赤い三角形のマークは?
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フルター博士が身につけていた赤い三角形のマークに気づいたでしょうか。これは第二次大戦中ナチスドイツが強制収容所で、同性愛の収容者たちの着る服につけていた逆三角形のマークからきています。フルター博士の胸についている上向きの三角形は、今では同性愛者たちのパレードなどでシンボルとして使われています。
8.撮影場所の屋敷には暖房もトイレもなかった!
『ロッキーホラーショー』の舞台となったのはイギリスのウィンザーにある、オークレイ・コートというマナーハウスです。このお屋敷は現在はホテルとなっており、宿泊することもできますが、撮影当時は暖房設備やトイレがなく、雨漏りもしていたそう。スーザン・サランドンは撮影場所の寒さについて映画会社のトップに訴えましたが聞き入れてもらえず、プールでの撮影後、サランドンは肺炎になってしまいました。
9.ロッキーを演じたピーター・ハインウッドはモデル出身
ロッキーを演じたピーター・ハインウッドはもともと下着のモデルで、演技の経験はありませんでした。セリフはすべてカットされ、歌声は歌手のトレバー・ホワイトによって吹き替えられています。
10.代表曲"タイム・ワープ"は時間を埋めるために作られた!
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リフ・ラフ役のリチャード・オブライエンが執筆したもともとの舞台版の『ロッキーホラーショー』の台本は40分という短いものでした。ヒットソング"タイム・ワープ"は、長い尺の映画の時間を埋めるために作られたものだそう。
11.エルヴィス・プレスリーがエディ役に興味を示していた!?
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エディ役としてスタジオが第一候補に考えていたのは、エルヴィス・プレスリーでした。プレスリー自身もいくらか興味を示していたようです。
12.ラボのセットにドアをつけ忘れた大道具スタッフ
スコット博士(ジョナサン・アダムス)がドアではなく壁を突き破って研究室に入ってくるのは、大道具のスタッフがセットにドアをつけ忘れたからなのです。
13.女王陛下や自分の母親を話し方のモデルにしたティム・カリー
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ティム・カリーは最初ドイツなまりの英語でフルター博士を演じていました。しかしある日バスで大げさなイギリス英語で話す女性を見かけ、エリザベス女王のような話し方をすることを思いついたそう。また後に自分の母親が電話で話すときの声の特徴も取り入れました。
14.ミッドナイト・ショーから追い出されたティム・カリー
『ロッキーホラーショー』の深夜上映が始まると、人々はスクリーンに向って掛け声をかけたり、トーストやお米などのアイテムを投げたりして楽しむようになりました。ある日ティム・カリーはこのような深夜上映を見に映画館へ行ったのですが、案内係に不審人物として追い出されてしまいます。カリーがパスポートを見せると案内係は謝って、もう一度中へ入るように招待しましたが、彼は辞退したそうです。
15.ダイアナ妃も大ファンだった!?『ロッキー・ホラー・ショー』
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ティム・カリーはある舞台製作中にチャールズ皇太子とダイアナ妃に会う機会がありました。これはダイアナ妃が『ロッキーホラーショー』の大ファンで、カリーとの対面を希望したからだそう。