2017年12月2日更新

ティム・バートン監督のおすすめ映画15選!

ティム・バートン
©︎Dennis Van Tine/Future Image/WENN.com
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ティム・バートン監督おすすめ映画15選!

ディズニーでアニメーションを学び近年自身でリメイクした『フランケンウィニー』でキャリアをスタートさせた彼のおすすめ作品を集めてみました。 中でも、彼が初期に映画監督として注目を浴びるきっかけとなった「ビートルジュース」、ジョニーデップとの競演スタート作の「シザーハンズ」から、他にもカルトコメディの「マーズアタック!」まで様々でありながら独特の世界観を貫き続ける鬼才ティム・バートンの世界をお楽しみください。

1. 幽霊夫婦が自分たちの家に越してきた家族を追い出そうと、人間退治請負人“ ビートルジュース”を呼び出す

taichimachima いいですねえ。ティム・バートンの頭の中を覗いてみたくなるような映画です。 田舎町の大きな家にたった2人で住む若い夫婦。ある日事故で亡くなった2人はゴーストになってしまう。そして空き家になった家にある家族が越してくるのだが・・・といったあらすじになるんですが、1番の見どころはシザーハンズのころよりも若いウィノナ・ライダー!そしてマイケル・キートンの演技です。バットマンのマイケル・キートンしか知らなかったのでとても衝撃的(笑)

若い夫婦が突然亡くなってしまいます。しかし、彼らの住居に新しい家族が引っ越してきてしまいます。気に入らない彼らは、ビートルジュースで家族を追い出そうとしますが……。 ブラック・ユーモアが光る作品です。

2. 純真無垢な心を持つ未完成の人造人間と少女の交流を描いたラブ・ファンタジー

ash182_ 個人的なジョニー・デップ祭。初めて見た。ちょっと泣いてしまった。ジョニーさん、変な役多いなぁ、と思いながら見ていたはずなのにいつのまにかのめり込んでいた。あのぎこちない笑いとかすごい。はまり役だったんだろう。ていうか、若い。とても若いですわよ! 私の知ってるジョニー・デップはもっといい感じのおじさまのイメージだったので、すごく新鮮でした。 いろんなものを傷つけてしまう、人に触ることができない。それが一体どういうものなのかは体感していなくても、そんなに寂しいことってないと思う。人は見た目で決まると言う。確かにそうだと思うこともあるし、第一印象って重要だと思うけど、私たちは、本質を理解しようとしなくてはならないのかもしれない。

完成間近に発明家に死なれてしまった、両手がハサミの人造人間のエドワード。孤独に暮らす中、セールス・ウーマンが彼の元を訪れ、人間との生活が始まります。そこでひとりの娘に恋をするのですが……。 切ない恋と、孤独の苦しみを描いた、ティム・バートンのイチオシ作品です。

3.30年の時を経て復活。人間vs猿の闘いを描いたスペクタクルムービー

2001年にティム・バートンが監督を努めたSF大作『猿の惑星』のオリジナル作品が公開されたのは、1969年のこと。実に30年以上もの間、リメイクの構想が立ち上がっては消えて、を繰り返してきたそうです。 どんなジャンルでも独創的な世界観を表現し続けてきたバートン監督だけに、この作品でもリメイクではなくリ・イマジネーション「再創造」と呼んで、独自の解釈をもとに物語性を深く掘り下げ、斬新なストーリーを加えています。 高い知性を持った猿が支配する謎の星からの脱出、という物語の骨格はオリジナルをきちんと踏まえています。そこに遺伝子操作で知能を高められた猿など新設定を加え、作品世界をより奥深いものにまとめあげてみせました。とくラストシーンの衝撃は、オリジナルを凌ぐ、とも言われています。

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4. ティム・バートン自身が短編をリメイクした、人気アニメーション映画

HIROY000 モノクロ映画にしたことでT.バートンらしい作品になっている。実験で生き返ったスパーキーは可愛らしキャラになっているけど他の子供達が生き返らしたキャラは不思議な生き物になっているところが面白い。家を抜け出してお墓に戻ったときのスパーキーがなんとも印象的シーンだった。

ティム・バートンの監督デビュー作は、1984年に公開されたストップモーション方式の短編作品『ヴィンセント』でした。本格的なメジャーデビューに繋がったのは、1984年に製作した短編ストップモーションアニメ『フランケンウィニー』だったと言われています。 科学が大好きな少年が、大切にしていた愛犬を事故で失ってしまいます。悲嘆にくれる彼は、雷を使って犬を甦らせることに成功しますが、それをきっかけにとんでもない事件を引き起こすことになってしまいます。 2012年にバートン監督自身の手でリメイクされた本作は、オリジナルをベースに物語性を膨らませたもの。モノクロのストップモーションアニメながら、3D作品として制作されました。さまざまな意味で、バートン監督の創作の原点がそこにあるのです。

5. ティム・バートンがダークでファンタジックな世界観で描く、不思議の国のアリス。

Chanichz ビジュアルが素晴らしい!不思議の国の住人が原作に近いキモ可愛い雰囲気で素敵。 内容は映画オリジナル。 個人的に白の女王がツボ。アン・ハサウェイってホントに凄い女優さんだ。

世界中で愛されている、ルイス・キャロルの「不思議の国のアリス」と「鏡の国のアリス」。その主人公・アリスが、いかれ帽子屋の手で新しい冒険の扉を開けます……。 ティム・バードン目線のアリスの世界が描かれた、壮大なファンタジーです。

6. 火星人来襲におおわらわする地球人たちをコミカルに描くB級映画へのオマージュSFコメディ

Satoko_Suzuki サイコー!!! ジャック・ニコルソンが脚本読んで、「全部の役を俺にやらせろ」と言うワガママぶりに、ティムが2役を与えて我慢させたという、、、(笑) オチも良すぎです!

アメリカで編隊を組んだ円盤を発見したことにより、火星人と対面します。友好的に振舞っていたのに、対面するやレーザー兵器を用いて人々を殺害する火星人たち……。 コメディ要素の強い、地球侵略を目論む異星人のストーリーです。

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7. ちょっとカゲキ?カラフルな世界観が見物なファンタジー・コメディ

aic022 チョコレート工場行ってみたい! ブラックな部分もあるのがいい。 ウンパルンパ族の歌とダンスも楽しいし面白い。 ウォンカチョコレート食べながら観たい。
貧しい家に暮らすチャーリーが、世界でたった5人しか選ばれない、チョコレート工場の見学という幸運を引き当て……。 原作の「チャーリーとチョコレート工場」を、ティム・バートン特有の世界観で映像化した作品。

8.「史上最低の映画監督」を描く、90年代モノクロ映画

Yuka_Nishii 史上最低の映画監督と呼ばれたエドウッドの半生。大根役者、チープなセット、製作費の不足により、作品すべてが興行的に失敗しても、ひたすら映画を撮り続けた彼のひた向きさが切なくなります。ティムバートンが作ったこの映画(全編モノクロ!)自体も、当時の作品の再現なども徹底していて、エドウッドファンということが伺える仕上がりでした。

映画監督になることを夢見て、スタジオで働いているエド・ウッド。彼はあるとき、業界誌からインスピレーションを受け、シナリオを書きます。その後、監督としてデビューしましたが……。 「史上最低の監督」として名を馳せた、エド・ウッドの、実話を描いた作品です。

9. 首なし騎士の都市伝説を題材としたサスペンス・ホラー映画

yuki12241 ティムバートン×ダニエルエルフマン作品。彼の監督作品なので真っ当な推理物はハナから期待していなかったのだが、ただ首なし騎士が暴れているだけの作品ではなくてホッとした。やはり、一番怖いのは人間ってことですね。でも、殺せるときに殺しておかないことに違和感がとてもあったかな。 首が無い死体や首だけなどのちょいグロの描写が結構あるけれども、絶妙に気持ち悪くないのが驚き。 ストーリーよりも何よりも、ジョニー・デップが若くてカッコイイことが一番印象に残った。
人間の首を切り落とす事件が起きている、ニューヨーク郊外。調査に乗り入れた捜査官は、「幽霊騎士」の伝説を耳にしますが……。 南北戦争で生まれた、「首なし騎士」の伝説が、ティム・バートンの手で再編されたホラー作品です。

10. ティム・バートンの一般的なイメージからかけ離れた、父と子の正統派ヒューマンドラマ

hachimitsunoir 完全なおとぎ話じゃなくて、所々が作り話、となっているのがいい。 本当は何の変哲もないことを、おとぎ話のように膨らませて話しているのが現実味を持たせていて、ただのファンタジーではないと思わせてくれる。 ユアン・マクレガーはこういう青年の役が本当に似合う。恋に落ちた表情をさせたら宇宙一のような気がする。きっと純粋に楽しみながら演じていたんだろうな。 ヘレナ・ボナム=カーターも流石と言わざるを得ない演じ分け。奇抜な役ばかり見ていたので、ボブヘアと薄化粧が新鮮で可愛く感じた。 あとはユアンとヘレナの子供時代を演じた子役がどことなく2人に似ていたのに細かいなぁと思わされた。ユアン役の子なんてホクロは勿論のこと、額のおできまであった。 ティム・バートンの作品ではビッグ・フィッシュが一番のお気に入りです。

ウィルの父親は、いつもふざけた嘘をついています。そんな父が、ウィルと妻になるジョセフィーンの結婚式でも、ウィルが生まれた日のことを話し始め……。 ファンタジーとヒューマン・ドラマが織り交ぜられた、感動のストーリーです。

11. 美しきファンタジー。これこそティム・バートン至高のアニメーション映画!

gwashiiii ティム・バートンのコープスブライド/ティム・バートン(2005) ★★★★★★☆☆☆☆ 93年の「ナイトメア・ビフォア・クリスマス」同様、全編ストップモーションによるミュージカルアニメーション。 本監督作ではお馴染みのジョニー・デップとヘレナ・ボナム=カーターが、今回は声優に挑戦している。 ストーリーは先が読めるほどストレートで面白みは少ないんだけど、 その分シンプルに楽しめるとも言えるかな。 それよりやっぱり見所は、ティム・バートンらしさ満載のおどろおどろしくもキュートなキャラとアニメーション。 これがとってもかわいくて魅力的。 小難しいことは抜きにして、アニメーションや音楽を存分に楽しむべき映画。 重く暗い生者の世界と愉快な死者の世界との対比も面白い。 他作同様、好きな人にはたまらんでしょう。

ビクターは恋人との結婚を控えています。しかし、ひょんなことからゾンビの女性と結婚してしまい……。 ティム・バートンらしいコマ撮りによる、ブラック・ユーモアが光るアニメです。

12. デップとヘレナのティム・バートンファミリーによる、最も残酷なミュージカル!

yuki12241 何故ミュージカルにしたのかという意見が散見しますが、それは的外れです。小説に登場するキャラクターをミュージカル化したものを映画化したのが本作だからです。 ホラー×ミュージカルと言えば新しいように聞こえてそうでもなく、『ロッキー・ホラー・ショー』や『リトルショップ・オブ・ホラーズ』などで既に世に浸透しているジャンルです。 ティム・バートン×ジョニー・デップで、シリアスなサイコキラー物をただ映画化するよりも断然正解なのではないかと思います。 ティム・バートンにしては狂気が溢れていて、普通に怖いと感じる珍しい作品なのでは。美容師が髭剃りを武器に復讐に燃えるというストーリーだけで魅力的に感じました。ファンタジックでヌルいミュージカルだと思って油断していたのですが、惨殺シーンやカニバリズム等の攻めた設定が好印象。曲もなかなか良かったので、素直に楽しむことが出来ました。 余談ですが、役者にハリー・ポッター出演者が多かったのでずっとチラついていました。
無実の罪を着せられた主人公。彼は牢獄に入れられている間に、首謀者に家族を、幸せを奪われます。そんな彼が刑期を終え、別の人間となり理髪師としてロンドンのフリート街に戻ってきますが……。 復讐を誓った男の狂気を描いた、ミュージカル作品です。

13. 偉大な画家を題材として、ティム・バートンが紡ぐリアルな伝記映画

Satoko_Suzuki 2015/03/05 ちょっと不気味な「ビッグ・アイズ」と呼ばれる絵を描いた、ゴーストペインターの実話。って事で、素直に観ると、うん、ティムらしさが薄いけど、ちょっとコミカルで、インテリアは可愛いし、音楽も(安心のダニー・エルフマン)最高。、、、ってくらいのものですが、深読みすると、スゴく納得のティムバートン映画でした! ティムは徹底的にマイノリティーに優しい。何故なら、自分が子供の時から、不気味な絵を描いているオタクで、常に周りとの違和感を感じていたから。よって、当然この映画の主人公、マーガレットに自分を重ねただろうし、逆にまた、ずる賢い夫のキャラクターにも自分を重ねて、客観的な分析で世の中を渡る術も持っている、と思える。この夫婦は二人とも、ティムの代弁者。一番伝えたかったのは、アメリカの大衆文化への皮肉ではないのか?自分の目で判断せずに、マスコミに踊らされるままに、その表面だけを「好き」と捉えて、右へならえの大流行。(ああ、この構図、「シザーハンズ」でもあったなあ) 結局、ウォーホルのアート性だって、そういうものから始まっているのかも。そういうものに巻き込まれた(巻き込んだ?)主人公たちが被害者だったのだろう。ティムはいつも「大衆」というものを冷ややかに見ている気がしてならない。 、と小難しく考えてみると、すごく面白いし、いかにも、なティム映画なのでした。 個人的見解なので、まるで的外れの可能性大ですね^_^;
「BIG EYES」シリーズという、大きな子どもの目が印象的な絵が世界中で知られるように。しかし、そのシリーズを描いていたのは、作者ウォルター・キーンではなく彼の妻マーガレットだった……。 内気な女性が絵画に込めた想いを、真実を発表することで世界に知ってもらおうと苦悩する伝記的ストーリーは必見です。

14.アメリカ版昼ドラが原作。ヴァンパイアが子孫とともに悪戦苦闘

物語の始まりは、18世紀後半のアメリカ。商売に成功し裕福なプレイボーイ生活を送っていた青年が、魔女と恋愛トラブルを起こして呪いをかけられてしまいます。ヴァンパイアにされたあげく生き埋めになった彼が偶然、土の下から復活した時には、すでに200年以上が経っていました。 主人公のヴァンパイアを演じたのは、バートン作品ではすっかりおなじみのジョニー・デップ。落ちぶれた末裔たちとともに、家業を復活させるために奮闘する姿が、コミカルかつ不気味なタッチで描かれています。 原作は、60年代後半から70年代にかけて放送されたソープオペラ(アメリカ版昼ドラ)。「バットマン」や「猿の惑星」といった大作映画を復活させる一方で、ロシア民話をもとにした『ティム・バートンのコープスブライド』なども手掛けるバートン監督。その引き出しの多さには、脱帽です。

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15.奇妙な子供たちと美しい守護者たちとの、不思議で怖くて素敵な大冒険

2017年現在最新のバートン作品が、2016年に公開された『ミス・ペレグリンと奇妙なこどもたち』です。主人公の少年が、不思議な力を持つ子供たちや彼らを守る女性と出会ったことから始まる奇想天外な冒険を描いた、ダーク・ファンタジーです。 ジェイクは16才のアメリカ人少年。奇怪な死を遂げた祖父の思い出をたどるためにウェールズを訪れ、ミス・ベレグリンたちと意気投合。しかしやがて彼は、子供たちを狙う恐ろしい存在との戦いに巻き込まれていきます。 同じ「1日」を繰り返し、鳥に変身することができる不可思議な存在ミス・ペレグリンを演じているのは、『ダーク・シャドウ』で美しく冷酷な魔女を演じたエヴァ・グリーン。謎めいた彼女の存在感は、どちらのキャラクターにもピッタリ。本作でもやはり、とても魅力的です。

ティム・バートンが実写版『ダンボ 』でメガホンをとる!

2019年春、ティム・バートン監督の新境地となりそうな新作が公開される予定です。そのタイトルはなんと『ダンボ (原題)』。長い歴史を誇るディズニーアニメの傑作が、ついに実写化されることになりました。 戦争帰りの青年がつぶれる寸前のサーカスを空飛ぶ象とともに救う、というファンタジーストーリーは、斬新。主人公は、バートン作品初登場のコリン・ファレルが演じます。 ほかにダニー・デヴィートやマイケル・キートン、エヴァ・グリーンなど、バートン監督にも縁のある名優たちが揃い踏み。果たしてどんなダンボの冒険を見せてくれるのか、今からとても楽しみです。