タップできる目次
- 1.ファミリー向けのファンタジー映画だが、ウンパ・ルンパの強烈なルックスはトラウマになるかも!?
- 2.マペットの可愛さの裏で、ドラッグやエイズ、ポルノなど人間の負を描写したシーンはぞっとしてしまう
- 3.少しの水と食料で生き抜く127時間の生々しい描写、さらにこれが実話に基づいていると聞けば頭から離れなくなる
- 4.ドラッグにハマっていく普通の人たちをありのままに描いている、後味の悪い映画
- 5.数少ない伏線と難解なストーリー、気づいたら主人公と同じく地の底に転がり落ちている?巨匠デイヴィッド・リンチらしい一作
- 6.気が狂ったり、正気に戻ったり…重い雰囲気に“耐えなければいけない”一作
- 7.激しい差別と偏見を持ったキャラクターに嫌悪感を抱くかも?本当にこんな人がいたら怖い
- 8.人殺しに快感を覚えるシリアル・キラーと被害者が“犯した”7つの大罪に戦慄を覚える
- 9.復讐のためのレイプシーンが衝撃的すぎると話題になった、フランス人監督ギャスパー・ノエの問題作
1.ファミリー向けのファンタジー映画だが、ウンパ・ルンパの強烈なルックスはトラウマになるかも!?
トンネル内でのサイケな映像、ウンパルンパのキャスト等、子供向けなわりにちょい攻めな感じが好み。
2.マペットの可愛さの裏で、ドラッグやエイズ、ポルノなど人間の負を描写したシーンはぞっとしてしまう
ピーター・ジャクソン2作目 まだニュージーランドに居ます、ジム・ヘンソンのマペットをもっと汚なくしたマペット達で繰り広げられる悪趣味の極みのような作品、マペット同士のセックスや、うんこブリブリや下品な笑いが大丈夫な方はどうぞ、ハリウッドに飽きたらまたニュージーランドに戻って独自な作品を作って欲しいけど もうムリかな?
3.少しの水と食料で生き抜く127時間の生々しい描写、さらにこれが実話に基づいていると聞けば頭から離れなくなる
#eiga #movie 限界まで追い詰められた人間がどうなるのか、軽快な音楽とユーモアを混ぜながら、ただひとりの男が演じる。 前に最初のナイフのシーンで痛々しすぎて観るのをやめていたけど、あのシーン以外は見応えあったな。おちゃらけな主人公にも嫌悪感を持ってたのに、だんだんと可哀想に思えてきて、心から応援していた。人間はひとりでいても話さずにはいられない生き物なのかな。弱くて、でも生きようと必死で、強い。
まず印象に残ったのは長めでしかもスタイリッシュな冒頭。 そして、ほぼ一箇所のみのシチュエーションで進行していきます。 途中までは比較的軽快さも感じるようなタッチで描きつつも、妄想や幻想とリアルを交えて絶望さを描いてます。 ラスト近くの神経を切るシーンはこっちも歯をくいしばるくらいのリアルさです。 あー痛って。
4.ドラッグにハマっていく普通の人たちをありのままに描いている、後味の悪い映画
反戦映画と言うジャンルがあるのだから、反ドラッグ映画と言うジャンルも確立されてドラッグ=絶対悪、格好悪い人って流れになって欲しいです 残念ながら戦争も薬物も無くなりそうにありませんが だからと言って諦めたり無関心が一番イカン。
ドラッグを求めすぎた人間の悲惨な末路を描く作品。薬物の恐ろしさを身をもって体験してるかのような演出というか映像の撮り方はテンポがよくて凄く好みでした。ラストにかけて四人の群像劇ぽくなるところの音楽も絶望感漂ってて最高。 胸糞映画とか後味悪い映画とかによく名前が挙がるけど、これは自業自得じゃないだろうかなんて思っちゃったり。 この映画見た人でドラッグに手を出そうなんて考える人いないのでは…と思う程怖かった、、。
5.数少ない伏線と難解なストーリー、気づいたら主人公と同じく地の底に転がり落ちている?巨匠デイヴィッド・リンチらしい一作
オープニングからエンドロールに至るまで用意周到に徹底的に計算し尽くされた完璧さ。難解だという事前情報を得ていたのでかなり注意深く見ていたがそこまで難しい話でもなく、ハリウッドに夢と希望を抱き上京した一人の若き女性の夢と現実と回想が幾重にも重なり合って一つの物語となっていた。独特の色遣い、奥まった空間性や小物の配置、巧妙な伏線、効果的なPOV、サウンドのオン/オフなど圧倒的なセンスで観る者を飽きさせない造りは素晴らしいの一言。小説などの文字情報だけでは表現仕切れないまさに映像表現の極みのような作品であった。リンチの作品が数多くのホラーやサスペンスに引用される所以が理解できた。
6.気が狂ったり、正気に戻ったり…重い雰囲気に“耐えなければいけない”一作
リンチ最高。 ずっと流していたい。
ぶっちゃけて言えば、「リンチ、お前やりすぎ」。 劇場で観たのですが、わっけわかんねーわ!という感じでした。劇場で売られていたインタビュー本も見たところ、テーマを聞かれたリンチ監督の答えは「わかる人にはわかる」。リンチファンの私の知人もさすがに苦笑と絶句の狭間でした。 一応なんとなく言っておくと、虚構と現実が絡み合ってもつれて融合すらしていくような感じです。リンチあなたそこにいくつの世界ぶっこんだのよ・・ってくらい複数の世界が混在してます。その世界同士の関係性がまた解釈困難です。 さあこの謎解いてみろ と言われてる気がしてならない。 映像的には面白いです。
7.激しい差別と偏見を持ったキャラクターに嫌悪感を抱くかも?本当にこんな人がいたら怖い
人は人に影響を及ぼし及ぼされる。交友関係と環境が人の思想を形作る。それを思い知らされる。 白人至上主義に傾倒する兄弟を通じてアメリカの慢性的で根強い差別意識を真正面から扱った衝撃的ドラマ。 差別される側に立った映画は多いけれど差別する側の目線で撮ったものは少なく、まず、その点だけでもインパクトは大きい。差別は良くないことだけど、すべての差別を教科書的にただ悪い悪いと声高に叫ぶのではなく、差別する側にもその原因となった出来事があり問題の根深さを訴求している点もリアリティがあった。 人種差別の根っ子が、自分や身内を襲った不幸な事件への個人的恨みや、不法入国による治安の悪化に起因する日常生活の脅威から来るものである場合は、当事者からすると『合理的理由がある』という主張になるのだろうし、そういう事件の裏には貧富の差があったりするからますます一筋縄ではいかない。 しかし、エドワード・ノートンのカメレオンぶりが凄過ぎる。服役前の殺気立った目とスキンヘッドの筋肉ムキムキ男と、穏やかな目をした やや線の細い印象の出所してきた男性が立ち居振る舞いも含め同一人物に見えない。。 ラストはショックだった。これは人種問題を取り扱った映画というだけでなく、後悔と贖罪を促す人間ドラマと捉えればいいのだろうか。 『怒りは君を幸せにしたか?』
8.人殺しに快感を覚えるシリアル・キラーと被害者が“犯した”7つの大罪に戦慄を覚える
一秒も隙の無い完璧なミステリー・サスペンス映画。三度目の観賞ですが、むしろ観る度に驚きと感動とそして大きな絶望を味わうことができます。サディスティックな殺人事件を追う二人の刑事、という一見するとよくある刑事モノですが、最初から身の引き締まるような映像演出でもって展開されるストーリーは、とんでもない事実を孕んでいるかのようです。この辺りの巧みさはやはりフィンチャーであるな、と思います。 驚愕のラストシーンはあまりに有名ですが、個人的にはそのラストシーンに向かうまでの道中が好き。明らかに”アイツ”は二人の刑事に向けて、だけではなく観ている自分たちに向けて話しています。「この映画を観ているお前等にも拭いきれないほどの罪があるんだよ!忘れんな!」とものすごく強い口調で言われ、ガーンとなります。考えすぎかも知れませんが、「セブン」を観ている行為自体が既に罪なのではないでしょうか。つまり”罪”本体が直接語りかけてくるという恐怖が味わえるわけです。こんな映画ないよ・・・。猟奇的なシーンがあるのでかなり鑑賞には注意が必要ですが、もしかしたら鑑賞に躊躇っていることすら”罪”なのかもしれません。(頭がおかしくなりそう)是非観てください。 同じく一番大好きなミステリ・サスペンス映画である「ユージュアル・サスペクツ」にもケヴィン・スペイシーが出演しています。
9.復讐のためのレイプシーンが衝撃的すぎると話題になった、フランス人監督ギャスパー・ノエの問題作
カルネ、カノン、アレックスという順で観るべきだったのですね、カノン抜かして本作を観てしまいました。オープニングは前2作に出てくる肉屋でしょう。その肉屋の隣の建物から出てくるのが本作の主人公。基本ベースを『カルネ』にして、より現実味のある展開を逆回しで描いていきます。逆回しというとちょうどクリストファー・ノーランの『メメント』です。あれは理論的でしたが、こちらは非常に感覚的。まるで悪夢かのようにさかのぼります。この逆回しには賛否あるようですが、僕は賛成派です。どんどん不幸になっていく人々の様子を逆回しにすることで、過去の幸せと未来の不幸せが対照的になる気がします。不可逆性、因果律などを問われます。 撮影技法としては本作をレベルアップさせたのが『エンター・ザ・ボイド』ですね。『エンター・ザ・ボイド』は難解で理解不能ですが、本作はずいぶんわかりやすい。ですが、あのレ◯プシーンは過酷でした。