2017年9月9日更新

映画『嘘八百』あらすじ・キャスト【中井貴一×佐々木蔵之介】

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『噓八百』
©2018「嘘八百」製作委員会

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中井貴一と佐々木蔵之介が映画『嘘八百』でW主演!

TVドラマ『最後から二番目の恋』の中井貴一と映画『超高速!参勤交代』の佐々木蔵之介が、2018年公開予定映画『嘘八百』でW主演を務める事になりました。 『嘘八百』は、安藤サクラ主演で話題になった『100円の恋』の武正晴監督と、脚本家の足立紳が再びタッグを組んだオリジナル脚本作品。大阪の堺市を舞台に、「大人のコメディ」として中井貴一と佐々木蔵之介が丁々発止のやりとりを繰り広げます。出演者、監督、脚本すべてが映画ファン注目の作品です。

『嘘八百』のあらすじ

大阪・堺市。関東から来て古物商を手がける則夫(中井貴一)。冴えない日々を送る彼は、ある日則夫はひょんなことから陶芸家の佐輔(佐々木蔵之介)と知り合います。そして、二人の前に突然現れた「利休の茶器」。幻の名品と言われるこの茶器を巡り、二人は一攫千金が目当てで一世一代の「だまし合い」を企みます。 お互いの家族や大御所の鑑定士、挙句の果てには文化庁までをも巻き込んだ「だまし合い」の結末はいかに?

『嘘八百』のキャスト

則夫/中井貴一

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関東から堺に移り住み、古物商を営んでいる男性、則夫。陶芸家の佐輔と知り合った後、「利休の茶器」を見つけた事で、一攫千金を企みますが……。 演じる中井喜一は1961年9月18日東京生まれ。1982年にNHKのTVドラマの主演でデビューした中井貴一。早速翌年のTBS系ドラマ『ふぞろいの林檎たち』で人気を集め、1988年に主演した大河ドラマ『武田信玄』で人気を不動のものにします。その後は主役から脇役まで、確かな存在感で演じています。 2003年には中国映画『ヘブン・アンド・アース 天地英雄』で海外の映画にも出演するようになった中井貴一。則夫を演じるにあたって、現在役作りのために古美術関連の本を読みあさっているそうです。『ヘブン・アンド・アース 天地英雄』の時も全編中国語の撮影に臨んだだけに、完璧主義な姿勢は今回も健在です。

佐輔/佐々木蔵之介

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関西出身の陶芸家・佐輔。則夫と共に幻の名品と呼ばれている「利休の茶器」を発見し、家族から文化庁までを巻き込んだ一大騒動を繰り広げますが……。 演じる佐々木蔵之介は1968年2月4日京都生まれ。大学在学中から劇団惑星ピスタチオに所属し、看板俳優として舞台で活躍しました。その後上京し、NHK朝の連続テレビ小説『オードリー』で堺雅人と共に注目されます。多くのドラマ・映画の出演を経て2009年のTBS系ドラマ『ハンチョウ〜神南署安積班〜』ではとうとう主演を務めました。 2014年に主演した『超高速!参勤交代』は、そのコミカルな内容で大ヒットし、2016年には続編も公開されました。シリアスな役からコミカルな役、現代劇から時代劇まで幅広く演じる佐々木蔵之介。また、今回は大阪の堺市が舞台。佐々木蔵之介自身は京都出身ですが、彼の関西弁の演技も楽しみですね。

映画のみどころ

大阪・堺を舞台に起こる壮大な「嘘」のドラマ

本作に関して、佐々木蔵之介は次のようにコメントしています。
大阪人の『おまえ、ホンマか?! 嘘つけ!』は完全に褒め言葉です。『浪華の八百八橋』と言いますが、200橋くらいです。大阪では大きく盛った方が勝ちです。結果、オモロかったら良いんです
引用:http://eiga.com/
本作は幻の名品「利休の茶器」を巡り、ベテラン鑑定士どころか文化庁まで巻き込むというスケールの大きな「嘘」。商業の街として長い歴史を誇る堺は、その大きなスケールもユーモラスに包み込む器の大きさがあるのでしょう。舞台設定の堺の街も注目です。

本作が正式な初共演の二人

本作でW主演を務める中井貴一と佐々木蔵之介。彼らは2017年公開予定の野村萬斎主演映画『花戦さ』でも共演していますが、はっきりとした共演は本作が初めてとの事。 関東から関西へと移り住んだ中井貴一演じる則夫と、関西で生まれ育った佐々木蔵之介演じる佐輔。事なるバックグラウンドを持つ二人がどのように嘘をつくの楽しみですね。

監督と脚本は本作で再タッグ

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監督:武正晴

監督を担当した武正晴は1967年生まれ。助監督として工藤栄一や井筒和幸などの元で長年キャリアを積み、2014年には監督として安藤サクラ主演の『百円の恋』を公開します。 引きこもりの女性が自分を取り戻していくストーリーの同作品は、アカデミー外国語賞の日本代表としてノミネートされ、主演した安藤サクラは日本アカデミー賞の最優秀主演女優賞を受賞するなど、国内外で高く評価されました。 今回主演を務める中井貴一は武正晴に大きな信頼を寄せ、このようにコメントしています。
助監督からたたき上げで映画を撮ってこられた武さんは、人間描写に長けている監督だと感じていたので、今回お話をいただき是非お引き受けしたいと思いました。
撮影は先月2月から堺市でスタートしているようですが、どのようなコメディを見せてくれるのか、映画ファンから厚い期待のまなざしが注がれていると思います。

脚本:足立紳

脚本を担当した足立紳は1973年生まれ。巨匠・相米慎二のもとで助監督などを務め、やがてシナリオを書き始めました。武正晴監督と組んだ『百円の恋』は、松田優作賞を受賞した足立紳の脚本を映画化したもので、彼はこの映画で日本アカデミー賞最優秀脚本賞に輝きました。 2016年には『14の夜』で自身も監督デビューをしていますが、今回は武正晴監督と再びタッグを組み、原作のないオリジナルの脚本を担当します。

映画『嘘八百』は2018年1月公開!

実力派二人に加え、『百円の恋』で手腕をふるった監督と脚本家がタッグを組むのですから、期待せずにはいられません。2018年の公開が楽しみですね。