2017年7月6日更新
中井貴一のダンディーな魅力!実は曲も出してる?!華々しいキャリアから私生活までまとめ10選
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1:映画『連合艦隊』でデビュー、日本アカデミー賞新人俳優賞も受賞
ダンディーで実力派俳優の中井貴一(1961年9月18日生)。幼い頃、俳優だった父・佐田啓二を交通事故で亡くしています。その後、父の17回忌の法要の際にスカウトされたことが、自身も芸能界へ進むきっかけとなりました。
本格的に俳優活動を開始したのは成蹊大学在学中で、デビュー作は1981年の映画『連合艦隊』です。海軍中尉の小田切正人役を演じ、日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞しました。
2:父は昭和のトップスター!
中井貴一の父は昭和のトップスター佐田啓二です。1947年のデビュー作である映画『不死鳥』で、後にベルリン国際映画祭最優秀主演女優賞を受賞することになる田中絹代の相手役に抜擢されます。その後も数々の作品に出演しトップスターの仲間入りを果たし、主演のみならず悪役としても活躍します。しかし、1964年撮影への移動中に事故に遭い、37歳という若さでこの世を去りました。中井貴一が2歳のときでした。
3:ドラマ『ふぞろいの林檎たち』で一世を風靡
華々しいデビューを飾った中井貴一は、1983年にドラマ『ふぞろいの林檎たち』で主役を演じます。“ふぞろいの林檎”とは“落ちこぼれ”を意味するそうで、学歴社会にもまれ苦悩する若者たちの等身大の姿を描き、大きな共感を呼び、15年に亘って4シリーズが製作される大ヒット作品となりました。
同時に、中井貴一の知名度も一気に上がり、俳優としての地位を確立していきます。
4:なんと歌手としてのキャリアも
演技派俳優のイメージが強い中井貴一に、なんと歌手活動の経歴もありました。若い頃、ドラマや映画の主題歌を歌い、アルバムも複数出しています。
みんなのうたにも、二曲だけ歌い手として参加していたそうです。近年では、ドラマで共演した小泉今日子とのデュエット曲があります。
5:2000年には一般女性と結婚
そんな中井貴一のプライベートですが、2000年の誕生日に38歳で結婚しています。お相手は、年下の一般女性の方。若くして他界した父の年齢を自らが超えたことで、独身生活から卒業する決意をされたそうです。
公式のブログで奥様の手料理を紹介するなど、仲睦まじい様子が伺えます。
6:映画『壬生義士伝』で日本アカデミー賞最優秀主演男優賞を受賞
シリアスな役柄からコミカルな演技まで幅広くこなし、俳優としてのキャリアを着実に重ねる中井貴一。受賞歴も多く、2003年公開の映画『壬生義士伝』では主役の吉村貫一郎を熱演し、日本アカデミー賞と日刊スポーツ映画大賞で主演男優賞を受賞しています。また共演した佐藤浩市も最優秀助演男優賞を受賞し、演技力の高さを見せつけました。
中井貴一は本作品で、家族への仕送りのために仲間から後ろ指を指されるほどの金に執着する吉村貫一郎役で主演を務めています。
7:並々ならぬ俳優魂
2004年には、中国映画『ヘブン・アンド・アース 天地英雄』で海外進出を果たしました。実は、この作品では全編に亘り中国語で会話をしています。慣れない語学を猛特訓し、見事に演じ切ったのです。
また、2008年に放映されたドラマ『風のガーデン』で末期癌の医者を演じた際には、役作りとして半年間で9キロの減量を成功させました。ちなみに、その方法はキャベツダイエット。演技にかける情熱、並々ならぬ俳優魂です。
8:トレードマークの七三分けを続ける理由
中井貴一の髪型はデビュー当時から一貫して七三分けです。時代劇のようなカツラを被る役以外で、他の髪型は目にしたことがありません。それはある理容師の言葉が心に残っているからとのこと。
床屋で交わされた会話の中で、「男で髪型を変えるヤツは信用できない」、「あなたは信用できる男であって欲しい」との言葉が心に響いたそうだ。
9:ジャニーズから大物俳優まで、幅広い交友関係
中井貴一は本名です。俳優であった父の佐田啓二が映画監督・小津安二郎の作品に多く出演しており、小津監督に「貴一」と名付けられました。
中井自身も幅広い交友関係を持ち、市川崑監督作品で共演している石坂浩二、『ふぞろいの林檎たち』での時任三郎、柳沢慎吾らと親交があります。またジャニーズタレントとも共演し、SMAPの木村拓哉、嵐の松本潤との交流もあるとか。
さらに、同年代の真田広之や佐藤浩市、出身が同じ世田谷区という縁で、三谷幸喜、木梨憲武とも親交が深いそうです。
中国映画『ヘブン・アンド・アース 天地英雄』への出演依頼が来た際、尊敬する高倉健に相談したところ、「外国の映画に1本出ることは、日本の映画に10本出ることと同価値だ」とアドバイスを受け出演を決意した、というエピソードもあります。
10:演技だけではなく、その声を生かしナレーター業もこなす
中井貴一の活躍は、ドラマや映画に留まりません。テレビコマーシャルはもちろんのこと、重厚なドキュメンタリーのナビゲーターや、ほのぼのとしたバラエティ番組のナレーションも務めます。
2011年から出演しているNHK総合の『サラメシ』では、サラリーマンを中心に、様々な職場で働く人々の昼食をピックアップ。ゆるく、ユーモアあふれる独特のナレーションで、それぞれのランチにまつわるエピソードを語っています。