2017年12月4日更新

『火花』映画とドラマのキャストを比較してみた

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又吉直樹

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又吉直樹原作の『火花』ドラマと映画のキャストを比較!

2015年に発行された、お笑い芸人・又吉直樹による小説『火花』。又吉直樹は、お笑いコンビ・ピースとして活動していますが、本大好き芸人として、芥川龍之介のファンとしても知られています。『火花』は、初の執筆作品ながらも芸人が書く純文学小説ということから話題を集め、小説が発売されてからは、増刷されるほどの売れ行きをみせ、第153回芥川龍之介賞の受賞作にも輝きました。 2016年にはドラマ化。Webドラマとしてネット配信され、翌年の2017にはNHKで再編集版が放送されました。 そして、勢い新たなキャストを迎えて実写映画化もされました。映画は2017年11月23日に公開されています。

『火花』のあらすじ

又吉直樹『火花』
お笑いコンビ・スパークスを結成するも、売れない芸人として下積み生活を送る徳永。そんな時、営業で訪れた熱海の花火大会で、先輩芸人で、お笑いコンビ・あほんだらとしても活躍する神谷と出会う。 その後、徳永は「俺(神谷)の伝記を書く」という条件つきで、天才肌としても知られる神谷の弟子入りを果たすことになります。人間味があるものの人付き合いの悪い神谷は、徳永を弟子につけたことで次第に心を開くようになり、芸を伝授するようになっていきます。

徳永(とくなが)を演じたキャスト

ドラマ版:林遣都

林遣都
お笑いコンビ・スパークスのボケ担当で、電撃的な出会いから神谷の弟子となる徳永。ドラマでは、林遣都が徳永を演じました。 林遣都は、1990年12月6日生まれ、滋賀県出身の俳優。中学在学時の2005年にスカウトを受けたことをきっかけに芸能界入りし、2007年に映画『バッテリー』で俳優デビューしました。主演での俳優デビューながらも、演技の評価は高く、日本アカデミー賞では新人賞を受賞。一躍、注目を集めます。2009年に高校を卒業と同時に上京。本格的に俳優として活動を始め、数々の映画・ドラマ作品に出演しています。そして、2016年にドラマ『火花』の徳永 役に抜擢されました。

映画版:菅田将暉

菅田将暉
映画では、徳永 役を菅田将暉が演じます。 菅田将暉は、1993年2月21日生まれ、大阪府出身の俳優。2008年に行われた「第21回 ジュノン・スーパーボーイ・コンテスト」でファイナリストに選ばれたことをきっかけに芸能界入りし、2009年に特撮ドラマ『仮面ライダーW』で俳優デビューしました。デビュー作で、初連続ドラマ出演・初主演を果たし、仮面ライダーシリーズ最少年での仮面ライダー役としても話題となります。2013年には映画『共喰い』で主演を務め、日本アカデミー賞で新人俳優賞を受賞。 また、2015年KDDIのCMに鬼ちゃんを演じたことでも話題となり、映画・ドラマだけでなく、バラエティ番組やイベントなど多くの場面で活躍するようになりました。

神谷(かみや)を演じたキャスト

ドラマ版:波岡一喜

波岡一喜
お笑いコンビ・あほんだらのボケ担当で、徳永の先輩芸人の神谷。ドラマでは、波岡一喜が神谷を演じました。 波岡一喜は、1978年8月2日生まれ、大阪府出身の俳優。2004年に映画『パッチギ!』で、モトキ・バンホー役として出演。脇役ながらも、俳優としての存在感を見せ、同年には特撮ドラマ『幻星神ジャスティライザー』で悪役の神野司郎/デモンナイトを演じます。その後も、迫力ある演技からVシネマにも出演し、2014年にはNHK連続ドラマ小説『ごちそうさん』で闇市を仕切るチンピラ役を演じたことでも注目されました。 そして、2016年にドラマ『火花』の神谷 役に抜擢。人付き合いの悪さから、芸人の間で悪名高い天才肌の芸人を熱演しています。

映画版:桐谷健太

桐谷健太
映画では、神谷 役を桐谷健太が演じます。 桐谷健太は、1980年2月4日生まれ、大阪府出身の俳優。高校卒業後に大学進学のため上京、同時に俳優養成所「アクターズクリニック」で演技を学び始めます。2002年にドラマ『九龍で会いましょう』の山崎ケン役で俳優デビュー。2008年にはドラマ『ROOKIES』に出演し、バカが付くほど単純な男・平塚平を演じ、その熱くて爽快な存在感から注目を集めました。 2015年には、KDDIのCMに浦島太郎(浦ちゃん)役として出演したことから「2015年度CMタレント好感度ランキング」で男性部門1位に輝きました。また、CM中にも歌われた「海の声」も話題となり、2016年には本人名義で初のアルバム「香音-KANON-」を発売、第67回NHK紅白歌合戦出場まで果たしています。

真樹(まき)を演じたキャスト

ドラマ版:門脇麦

門脇麦、菅田将暉『二重生活』
神谷の同居人の真樹。ドラマでは、門脇麦が真樹 役を演じました。 門脇麦は、1992年8月10日生まれ、東京都出身の女優。高校卒業後に芸能界入りし、2011年にドラマ『美咲ナンバーワン!!』大和田麦 役で女優デビューしました。2013年には、映画『スクールガール・コンプレックス』で初主演を果たし、2014年には映画『愛の渦』でオールヌードのラブシーンを演じたことでも話題となります。また、その女優としての演技も認められ、「第36回ヨコハマ映画祭」で最優秀新人賞を、「第88回キネマ旬報ベストテン」で新人女優賞なども受賞しました。

映画版:木村文乃

木村文乃 ファースト写真集 『 ふみの 』
映画では、真樹 役を木村文乃が演じます。 木村文乃は、1987年10月19日生まれ、東京都出身の女優。2004年に映画『アダン』(公開は2006年)のヒロインオーディションに参加し、見事ヒロインに選ばれ女優デビューしました。2006年には映画『風のダドゥ』で初主演、2006年NHK大河ドラマ『功名が辻』でドラマ初出演など活躍の場を広げます。しかし、その後、仕事に恵まれない時期が続いたこと、病気の悪化などから女優活動を一時休止。2011年頃に復帰し、再度注目を集めるようになっていきます。また、透明感ある美人女優として男性を中心に人気を集め、2013年には写真集も発売されました。

山下(やました)を演じたキャスト

ドラマ版:好井まさお(井下好井)

お笑いコンビ・スパークスのツッコミ担当で、徳永の相方の山下。ドラマでは、好井まさおが山下を演じました。 好井まさおは、1984年4月27日生まれ、大阪府出身で、漫才コンビ・井下好井のボケ担当です。東京NSC11期生で、井上昌城と2006年にコンビ結成。単独ライブや漫才イベントを中心に活動し、2017年1月には人気バラエティ番組『人志松本のすべらない話』に出演し、MVSを獲得します。また、好井まさおは俳優としてドラマにも出演。ドラマ『せいせいするほど、愛してる』(2016年)の第7話で里田 役を、ドラマ『増山超能力師事務所』(2017年)の第2話で白石耕太 役を演じました。 プライベートでは、原作者の又吉直樹と仲が良いことでも知られています。

映画版:川谷修士(2丁拳銃)

映画では、山下 役を川谷修士が演じます。 川谷修士は、1974年5月17日生まれ、兵庫県出身で、お笑いコンビ・2丁拳銃のツッコミ担当です。1993年に小堀裕之とコンビを結成。結成後、1997年には「第18回ABCお笑い新人グランプリ」で優秀新人賞、「NHK上方漫才コンテスト」で優秀賞などを受賞し、大阪を中心に絶大な人気を集めていきます。2000年からは、活動拠点を大阪から東京に移し、2003年には『M-1グランプリ』で決勝4位に輝きました。そして、映画『火花』で俳優デビューを果たします。

大林(おおばやし)を演じたキャスト

ドラマ版:村田秀亮(とろサーモン)

お笑いコンビ・あほんだらのツッコミ担当で、神谷の相方の大林。ドラマでは、村田秀亮が大林 役を演じました。 村田秀亮は、1979年12月3日生まれ、宮崎県出身で、お笑いコンビ・とろサーモンのツッコミ担当です。大阪NSC21期生で、高校時代の同級生でもある、久保田和靖と2002年にコンビを結成。単独ライブやお笑いイベントを中心に活躍し、2007年には村田秀亮のピンとして「第3回BGO上方笑演芸大賞」で技能賞を獲得、コンビとしてだけでなくピンでも活動しています。また、これまでに俳優経験はなく、ドラマ『火花』が俳優デビュー作品となりました。

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映画版:三浦誠己

三浦誠己
映画では、大林 役を三浦誠己が演じます。 三浦誠己は、1975年11月16日生まれ、和歌山県出身の俳優。1996年にお笑いコンビ・トライアンフを結成、翌年に解散するも2003年頃まではピン芸人として活動しました。2003年からは、俳優に転向。映画『69 sixty nine』や、ドラマ『輪舞曲』(2006年)などに出演し、俳優として注目を集めていきます。2012年には、映画『彼女について知ることのすべて』で共演した、笹峯愛との結婚を発表しました。 お笑い芸人としての経歴を持つ三浦誠己の、芸人役に注目です。