『ザ・キャッチャー・ワズ・ア・スパイ』衝撃的実話が映画化
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実話に基づきニューヨークタイムズ紙で連載されたニコラス・ダウィドフのベストセラー、『「大リーガー」はスパイだった モー・バーグの謎の生涯』が映画化される事が決定しました。
今回この実話に基づいた小説の映画化を、『セッションズ』の監督ベン・リューインが手がけます。
じっくり詳しく見ていきましょう。
映画『ザ・キャッチャー・ワズ・ア・スパイ(原題)』のあらすじは?
ストーリーはシカゴ・ホワイトソックスやクリーブランド・インディアンスなど、様々なMLBのチームで15年間キャッチャーとしてプレイし大活躍したモー・バーグの人生を描く模様です。
ベースボールプレーヤーとして活躍するモー・バーグですが、彼は10カ国以上話せる能力を持っています。実は彼は第二次世界大戦でのドイツとの軍事戦争で、アメリカ政府管轄のCIAの前身ともなる組織・戦略諜報局(OSS)の一員として働くスパイでもあったのです。
気になるメインキャストは
裏の顔を持つ主人公モー・バーグを演じるのはポール・ラッド
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『アントマン』で最小のヒーローを演じたポール・ラッド。彼は遅咲きの俳優でありながらも、着々と頭角を表していきました。脇役では意外な人気作品にも出ています(ドラマ『フレンズ』など)。最近では巷で話題になったコメディ映画『ソーセージ・パーティー』で声優を務めました。
『40歳の童貞男』、『ナイトミュージアム』などコメディ俳優の印象の強いポールですが、今回はシリアスな役柄となります。
今回演じるのが表と裏の顔を持つ複雑なスパイ「モー・バーグ」だけに、彼がどのように演じきるのかが本作の最大の見所といえそうです。
第2次世界大戦下にバーグが指令された最大のミッションである、ナチスの原爆開発に貢献したドイツの物理学者ベルナー・ハイゼンベルクに接近するための潜入捜査も描かれるそう。
ちなみに以前、モー・バーグ役はジョージ・クルーニーでという話も上がった事があったそうですが、製作ごと中止になっていたそうです。リベンジ企画なんですね。
名優ガイ・ピアースも出演
Guy Pearce joins Paul Rudd in World War II drama The Catcher Was A Spy: https://t.co/WUoOHKaHVV pic.twitter.com/xEVWL7wlNO
— Empire Magazine (@empiremagazine) 2017年2月2日
『英国王のスピーチ』や『アイアンマン3』にも出演していたガイ・ピアースが出演することが決定しています。
本作で彼は、バーグをサポートしていく軍事専門家のロバート・ファーマンという男を演じます。
シエナ・ミラーが演じるのは?
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シエナ・ミラーも出演が決まっています。彼女は映画『ファクトリーガール』で観客を虜にし、2015年にはブロードウェイ『キャバレー』で主役のサリー・ボウルズ役を務めました。
本作では、彼女はポール・ラッド演じる主人公モー・バーグの恋人役を演じるようです。
なんと日本人俳優・真田広之も出演!?
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そして日本の映画ファンには嬉しいニュースが。
真田広之の出演が決定しているんです!
海外で活躍する真田広之。多くの代表作がありますが、近年は『ウルヴァリン:SAMURAI』、『47RONIN』等ハリウッド映画にも進出し、さらに海外ドラマの出演経験も持つ日本人俳優です。
今回彼が演じるのは、歴史を研究するカワバタ教授という役柄だそうです。役の詳細は未だ明らかにされてはいませんが、今後の発表で徐々に明かされていく事でしょう。
続々と追加キャストが決定
ジェフ・ダニエルズ
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ジェフ・ダニエルズがOSSの創設者であるウィリアム・ドノバン役を演じます。
ダニエルズは、今回リメイクが決まった『愛と追憶の日々』にウィンガーの夫役として出演した事で、一躍注目を浴びそこから脇役スターとしての頭角を現した俳優です。
ポール・ジアマッティ
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ポール・ジアマッティは、第二次世界大戦中にナチスの原子爆弾開発状況を調査するなど、技術顧問として名高い物理学者サミュエル・ゴーズミットを演じます。
ポールは『私がクマにキレた理由』や、『アメイジング・スパイダーマン2』等で脇役映画俳優として名を知らしめましたが、ミニテレビドラマ『John Adams』で2008年のゴールデングローブ賞主演男優賞ミニシリーズ・テレビ映画部門を受賞するなど、主演俳優としてもその演技力を評価されています。
名脇役と評される2人が演じるキャラクターがどう映画に影響を与えていくのでしょうか??ファンは見逃せないですね。
映画『ザ・キャッチャー・ワズ・ア・スパイ』の見どころは?
実話に基づいた映画ということもあり、どのように脚色して表現されるのかが見どころとなる本作。モー・バーグは、そのスパイ活動すら実態が謎に包まれている人物。
大リーガー時代に、メジャーリーグ選抜選手として来日した彼が撮影した東京市街地の映像を、空襲時にアメリカ軍が利用したとの噂も一部では報じられています。またCIAの前身であるOSS職員としてヒトラーの原子爆弾製造計画を知り、さらに自ら関係者を射殺する事で開発を止めたとも伝えられています。
彼の活動の様子をラッドがどのように演じるのかが最大のポイントと言えそうです。現在はチェコで撮影中という本作ですが、情報解禁までうずうずが止まりません。