瀧内公美が映画『彼女の人生は間違いじゃない』で主演!
今注目の女優・瀧内公美とは?
瀧内公美は、1989年10月21日富山県生まれ。12歳から女優を夢見ていたと語る彼女は、大学進学のために上京します。その後大学4年生の時にエキストラとして撮影に参加し、卒業後は女優への道へ。2012年には見事女優デビューを果たしました。現在は多くのテレビドラマや映画、舞台で活躍中です。 7月15日公開予定の映画『彼女の人生は間違いじゃない』では主演を務め、東日本大震災の傷跡を背負いながら生きるヒロインを演じました。これまでの作品で、過激なシーンに躊躇せず演じ切る姿勢が高く評価されている彼女。演技に注目が集まります。
『彼女の人生は間違いじゃない』では、震災後を生きるヒロインに!
廣木隆一監督が自身の小説を自ら映画化した『彼女の人生は間違いじゃない』。廣木監督の出身地である福島県を舞台に、東日本大震災の深い傷を抱えながら生きていく人々の姿を描いています。出演は瀧内公美の他に高良健吾、光石研、柄本時生らが共演します。 瀧内公美が演じるのは東日本大震災の時に母親を失い、恋人とも溝ができてしまった女性・みゆき。みゆきは平日は地元いわき市の市役所に勤めながら、週末はデリヘルのバイトをするために夜行バスに乗って渋谷まで行く、という二重生活をおくっています。この生活スタイルに彼女の深い傷が隠されているのです。
みゆきを忘れられず、彼女に連絡をとる元彼の山本(篠原篤)。母親の死から立ち直れず、汚染された土壌で畑仕事もできないために自暴自棄になるみゆきの父・修(光石研)。同じく震災で心に深い傷跡を負った勇人(柄本時生)。みゆきの周囲も震災で人生を狂わされた人々です。 みゆきを演じるにあたって、撮影中は自宅に帰らないほど役に入り込み徹底的に役作りをしたという瀧内公美。監督が震災について「福島だけの問題ではない」と語った言葉が心の支えになったと言います。
瀧内公美の出演作品
2012年から様々なTVドラマや映画に出演している瀧内公美。そんな彼女の魅力を感じる作品をご紹介します。
『グレイトフルデッド』【2014年】
2014年に公開された内田英治監督のサスペンスタッチのブラックコメディ映画です。瀧内公美はオーディションを受けて見事合格。笹野高史とW主演という形で、記念すべき初主演を務めました。出演者の一人、木下ほうかは、なんと本作のプロデューサーとしても参加しています。 孤独な人を観察することを楽しみとした「孤独ウォッチャー」として生きる女性・ナミ( 瀧内公美)。そんな彼女もまた孤独な日々を送っていました。ある時、ナミは孤独な老人の塩見(笹野高史)を見つけます。家族と疎遠なまま孤独死しそうな塩見でしたが、宗教に救いを見つけたため、ナミは憤ります。
『日本で一番悪い奴ら』【2016年】
2002年に北海道で実際に起きた事件を基に、白石和彌監督が映画化した問題作。主演の綾野剛に加え、ピエール瀧、中村獅童などの個性派が多く出演しました。瀧内公美は綾野剛の同僚で同じ刑事の敏子という女性の役で出演しています。 人一倍強い正義感を持つ諸星要一(綾野剛)。その気持ちから刑事になりますが、仕事面ではイマイチ冴えない日々を過ごしていました。そんな時、先輩の凄腕刑事・村井から「刑事は点数稼ぎが大事。そのために裏社会でS(スパイ)を作れ」と言われます。そのアドバイス通りに行動する諸星ですがー。
『闇金ウシジマくん Part3』【2016年】
闇金融と借金を巡る衝撃の人間ドラマを描き、原作コミックと共に大ヒットした『闇金ウシジマくん』シリーズ。本作は2016年にドラマのseason3終了後に公開された映画版第三作目です。主演は引き続き山田孝之が演じました。 瀧内公美が演じたのは美緒と言う女性。瀧内公美本人いわく、「とてもトンチンカンな役」とのことで、彼女自身とても楽しく演じる事が出来たとオフィシャルブログで語っています。
過激なシーンもためらわない姿に称賛の声が続々!
『日本で一番悪い奴ら』では、瀧内公美演じる敏子は諸星(綾野)に襲われるシーンがありました。しかし撮影後にその映像を見るとあまりにも強烈過ぎる場面だったために、監督の判断により編集段階でカットされたそうです。瀧内公美はこのシーンについて「犬に襲われているようだった」とコメント。 また『グレイトフルデッド』では、W主演の笹野高史と40歳以上の年齢差をものともせず(?)、血みどろの壮絶なシーンを演じています。これらの過激な役を演じる事について、瀧内公美は「無難に何かをやるのがすごく嫌」だと話します。徹底した役作りの姿勢に、観客からも称賛が続々上がりました。
金鳥のCMで藤原竜也と共演!
映画ではエキセントリックな役を体当たりで演じる瀧内公美。一方、金鳥蚊取り線香のCMでは、さわやかな美女として出演しています。共演はなんと藤原竜也!蚊取り線香について熱く語る藤原竜也を相手に、可愛らしく息の合った演技を披露しています。
大学は教育学部に在籍していた瀧内公美。しかし・・・
12歳の頃から女優になることを夢見ていた瀧内公美。ちなみに、大学時代は教育学部に在籍していました。子どもが好きだったことから選んだ専攻だったそうです。もちろん彼女は大学在学中に教育実習に行き、最終的には教員免許も取得するなど教員としても将来を固めます。 しかし女優を目指したきっかけも教育現場に携わっている際に生まれたものでした。教育実習中、実習先の学校の近くで映画撮影に遭遇し、エキストラを募集していることを知ります。応募してエキストラを経験した事で、演じる事の楽しさや手ごたえを感じた瀧内公美は、大学卒業後に芸能事務所へ入ったのでした。
女優として成長し続ける瀧内公美から目が離せない!
孤独を抱えて狂気に走る女性や、悪徳刑事と恋愛をする女性刑事など、これまで一筋縄ではいかない複雑な役を演じてきた瀧内公美。2017年7月15日公開の『彼女の人生は間違いじゃない』でもまた彼女の新しい顔を見る事が出来そうです。 徹底した役作りと、演じる事に物おじしない姿勢を持つ瀧内公美は、これからの活躍も期待できます。新作の公開を楽しみに待ちましょう!