2017年7月6日更新

堀部圭亮、お笑い芸人「火野玉男」が才能開花し俳優に!現在に迫る

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堀部圭亮『12人の優しい日本人』

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お笑い芸人から俳優へ!マルチな才能で活躍する堀部圭亮

お笑い芸人として芸能界デビュー後、今や独特の存在感を放つ個性派俳優として活躍する堀部圭亮(ほりべけいすけ)は、1966年3月25日生まれ、東京都台東区出身です。当初から俳優志望で、俳優になるため高校を中退したと言います。 1986年、中学の同級生だった須間一弥の二代目相方となって芸人コンビ「パワーズ」を結成し、ついにデビューを果たします。当時は「火野玉男」という芸名を名乗っていました。1991年にコンビを解散してからは、本名「堀部圭亮」に戻します。翌年には勝俣州和と「K2」を結成し、90年代は『笑っていいとも』など様々なバラエティ番組で人気を博しました。 1994年には、武田鉄矢と明石家さんまが主演した映画『とられてたまるか!?』に脇役ながら出演し、正式な形で念願の俳優デビューを果たします。以後は、数々のドラマや映画へオファーが相次ぎ、俳優としても着実にキャリアを重ねていきました。

「ガキ使」などを手掛ける人気放送作家としても活動

芸人や俳優として活躍するかたわら、「竜泉」の名義を持つ放送作家として複数の人気バラエティに関わっていました。1989年の放送開始時から2007年まで担当していたのが『ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!!』です。番組構成を担当していたほか、準レギュラーとして出演もしていました。 その他にも『とんねるずの生でダラダラいかせて!!』や『ウッチャンナンチャンのやるならやらねば!』など人気番組の構成を複数担当しています。 2000年代に入ると「K2」としての活動は自然消滅すると同時に、お笑い芸人ではなく俳優としての活動がメインになっていきます。しかしながら『タモリ倶楽部』や『ダウンタウンDX』などにはときおり出演し、俳優とは違う堀部圭亮の素顔を披露しています。

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SABUや石井克人監督に重用され、個性派俳優の道へ!

『とられてたまるか!?』で映画デビューした2年後の1996年には、SABUの初監督作『弾丸ランナー』で銃オタクの刑事役に抜擢されます。続いて1997年にはやはりSABU監督・堤真一主演の『ポストマン・ブルース』で個性的なヤクザの野口修二役を好演し、強い印象を残しました。 SABU監督作品の常連俳優として活躍するかたわら、1999年には石井克人監督の『鮫肌男と桃尻女』に犬塚役で出演。同作をきっかけに、以後『PARTY7』や『茶の味』など石井作品でも脇になくてならない俳優として重用されようになっていきます。 以後は、2006年の『ハチミツとクローバー』におけるオカマの藤原ルイジ役、2008年の『陰日向に咲く』のホームレス役など数々の話題作に出演し、どんな役柄を演じる分ける実力派としてキャリアを重ねています。最近では『ヒミズ』や『希望の国』など園子温監督作にも連続して抜擢されています。

三谷幸喜作『12人の優しい日本人』など舞台でも確かな存在感を放つ

2005年には三谷幸喜の代表作の一つでもある芝居『12人の優しい日本人』で陪審員6号役に抜擢され、舞台デビューを果たします。出演した同舞台は、江口洋介、鈴木砂羽、生瀬勝久、石田ゆり子、筒井道隆などこれまでになかった豪華キャストが勢揃いして話題に。堀部はそんな中でも堂々とした存在感を放っていました。 三谷幸喜作品では、2008年の映画『ザ・マジックアワー』でも劇中劇にバンビ役で登場します。 舞台は、その後もたびたび良作に出演。最近の作品では2015年に東京芸術劇場で上演された青山真治演出の芝居『フェードル』に、とよた真帆や松田凌とともにテゼー役で出演し、話題になりました。

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『悪夢のエレベーター』でついに映画監督デビューした堀部圭亮

俳優の枠に留まらず、2009年にはついに『悪夢のエレベーター』で映画監督デビューを果たします。木下半太の同名小説を原作に、2007年のテレビドラマ化、2008年の舞台化に続いての映画化を堀部圭亮が手掛けました。 エレベーターの中に閉じ込められた4人が、なんとか脱出しようと苦心するうちに、思ってもみなかった展開に巻き込まれていく姿をコミカルに描きます。4人を演じたのは、関西ヤクザ風の安井三郎に内野聖陽、ゴスロリの愛敬カオルに佐津川愛美、ジャージを着た親父・牧原静夫にモト冬樹、そして出産間際の妻を抱える浮気男・小川順に斎藤工です。 堀部圭亮は、本作に先立つ2007年、人気コミックの映像化作品『やさぐれぱんだ』で監督を担当していますが、長編映画としては本作が事実上のデビュー作。堀部は監督と同時に脚本も担当し、その多才ぶりをいかんなく発揮しています。

『平清盛』など大河ドラマはこれまで3作品に出演

映画のみならず、もちろんテレビドラマでも数々の作品に出演。NHK大河ドラマだけでも、2004年の『新選組!』、2012年の『平清盛』、2015年の『花燃ゆ』とこれまですでに3作品に抜擢されています。 とりわけ松山ケンイチが主演した『平清盛』では藤原忠通役でレギュラー出演を果たし、一躍全国レベルの知名度を得るにいたりました。藤原忠通は、國村隼演じる藤原摂関家の長・藤原忠実の長男であり、鳥羽帝の時代に摂関を歴任するという重要人物の一人です。 ちなみにNHKの朝ドラでも2014年の『花子とアン』にラジオ局のアナウンサー・有馬次郎役で登場し、花子をいじる演技が秀逸でした。

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2017年4月から放送中のドラマ『リバース』に出演中!

TBS系列の「金曜ドラマ」枠で4月14日から放送中のミステリードラマ『リバース』。これまで数々のベストセラーを生み出し、多数が映像化されてきた人気作家・湊かなえの同名小説が原作です。10年前の学生だったときに起きた親友の失踪事件にまつわる真相と、告発文が届く現在の人間模様を中心に物語は展開します。 主人公の深瀬和久を藤原竜也、そして恋人の越智美穂子を戸田恵梨香が演じているほか、小池徹平や三浦貴大、市原隼人、玉森裕太らが大学のゼミ仲間を演じています。 本作で堀部圭亮が扮しているのは、玉森裕太演じる高校教師・浅見康介の生徒であり、サッカー部キャプテン・相良了平の父親役です。了平には鈴木仁が扮しており、部の飲酒問題が騒動を巻き起こします。

ネット配信の短編映画『明日、アリゼの浜辺で』で水谷果穂と共演

6月よりGYAO!でネット配信される短編映画が『明日、アリゼの浜辺で』です。2013年に『リアル脱出ゲーム 密室美少女』でドラマデビューした期待の若手女優・水谷果穂が主演し、本作の主題歌「青い涙」で歌手デビューも果たすという話題作。 原作・監督・脚本の三役を務めるのは、大ヒットシリーズ『アンフェア』の原作者である秦建日子。恋人に裏切られてどん底の女性大生・山口愛子を水谷果穂が演じ、書置きを残して突然ニューカレドニアに失踪した父の山口彰男を堀部圭亮が演じています。 実際、ニューカレドニアでロケが行われたようで、堀部圭亮の公式ツィッターにはその様子がたびたび報告されています。

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堀部圭亮が岡田准一主演の大作『関ヶ原』に出演!

2017年8月26日の公開が決定した大作映画『関ヶ原』。その名の通り、司馬遼太郎の傑作同名小説を原作に、秀吉の死から関ヶ原の戦いに至る激動の乱世を、石田三成と徳川家康を主人公に描きます。 監督・脚本を手掛けるのは『わが母の記』の原田眞人、そして三成にV6の岡田准一、家康には役所広司という2大スターが扮しています。

堀部圭亮は三成の腹心である八十島助左衛門役に抜擢。その他、時代劇初出演となった有村架純、東出昌大、松山ケンイチ、平岳大、西岡徳馬ら多くの豪華キャストが名を連ねる中、堀部が脇でどんな個性的な存在感を見せてくれるか、大変楽しみです。