黒ひげ、パイレーツオブカリビアンの極悪非道な海賊に迫る!【モデルとなった海賊がいた!?】

2017年7月6日更新

シリーズ第4作目の『パイレーツ・オブ・カリビアン/生命の泉』に登場するヴィラン、黒ひげことエドワード・ティーチ。今回はその冷酷さで悪名高い伝説の海賊黒ひげを詳しく掘り下げていきます。

黒ひげ、『パイレーツ・オブ・カリビアン/生命の泉』のヴィランを徹底解剖!

シリーズの第4作目『パイレーツ・オブ・カリビアン/生命の泉』に登場する黒ひげは、実在の伝説的大海賊をモデルにした、正真正銘の悪者。その非情さで多くの海賊たちを震え上がらせてきました。 今回は黒ひげことエドワード・ティーチがどんな人物なのか、『生命の泉』ではどんな悪行ぶりを見せるのか、ジャックと娘アンジェリカとの関係、バルボッサとの因縁とその結末など、ネタバレありでご紹介します。

黒ひげの基本プロフィール!【アン女王の復讐号の船長】

黒ひげこと、エドワード・ティーチは18世紀の西インド諸島で悪名を馳せた伝説的なイギリスの海賊です。黒ひげという名は、その特徴的な黒いひげと暗黒の魂を併せ持ったところから名付けられたあだ名でした。 彼は1680年ごろ、イギリスのブリストルに生まれたといわれています。初めは公賊として私掠船に乗り込み、スペイン継承戦争に参戦していました。 戦争が終わり無職となった彼は、ジャマイカを拠点としていた海賊ベンジャミン・ホーニゴールドが船長を務めるレンジャー号に乗り込みました。1717年にフランスの奴隷船ラ・コンコルドを捕まえた彼は、ホーニゴールドから指揮を任され、この船を「アン女王の復讐号」と名付けました。 ホーニゴールドが引退した後は、黒ひげが海賊団の指揮を執り、西インド諸島や大西洋沿岸にかけて荒らしまわるようになります。ここから残虐非道な「黒ひげ伝説」が始まったと言われています。

黒ひげを演じる俳優・声優は?

俳優:イアン・マクシェーン

黒ひげを演じたイアン・マクシェーンは、1942年ランカシャー州ブラックバーン生まれのイギリス人俳優です。王立演劇学校で学んだ後、1962年から俳優活動を始めました。 キャリア当初はテレビシリーズに頻繁に出演し、1960年代後半からは映画にも進出。その後数々の作品でならず者や冷酷なヴィランを演じ、悪役俳優として知られる存在となりました。 2017年公開の『ジョン・ウィック:チャプター2』では、キアヌ・リーヴス演じるジョン・ウィックに敵対する元殺し屋ウィンストン役を演じました。 テレビシリーズでは、2017年放送の『アメリカン・ゴッズ』に、北欧神話の主神オーディンであるミスター・ウェンズデイ役で出演しています。

声優:勝部演之

黒ひげの声優を担当したのは、1938年東京生まれの俳優・声優の勝部演之です。1964年に俳優座養成所を卒業し、キャリア当初は劇団NLTに入団し舞台俳優としてスタートしました。 俳優としては主にテレビドラマの時代劇に多く出演し、悪役から善良な役柄まで幅広く演じています。また洋画・海外ドラマの吹き替えも数多く担当してきました。

黒ひげは実在した大海賊がモデル!?

黒ひげのモデルとなったのは、18世紀にカリブ海や大西洋を荒らしたエドワード・ティーチという実在のイギリスの海賊です。『生命の泉』に登場する黒ひげは容姿、性格、生い立ちなど彼を参考に作り上げられていました。 エドワードはイギリスの軍艦スカボロー号を撃退したことで一躍名を馳せ、バハマ諸島ナッソーとカロライナに拠点を構えるようになりました。しかしバハマ総督ウッズ・ロジャーズの本格的な海賊退治政策によって、次第に追い詰められていきます。 ノースカロライナ州オラコーク湾でのイギリス軍艦パールとの戦いで、死闘の末、ついに黒髭は捕らえられ首を切り落とされました。この戦いの前にそれまで集めた財宝をどこかに隠したという、まことしやかな伝説まで残っている大海賊です。 『パイレーツ・オブ・カリビアン/生命の泉』では、オラコーク湾の戦いでは死なず逃れた黒ひげが、寿命を延ばすために「生命の泉」を探すというストーリーになっているようです。

『生命の泉』での黒ひげはどんなキャラクター?

『生命の泉』での黒ひげは実際の伝説通り、冷酷無比なキャラクターとして描かれています。船上での反乱に対しては特に容赦はなく、自分の部下だろうと関係なく宙吊りにする冷酷さを見せつけます。 しかしそんな反面、このキャラクターはディズニー作品ならではのファンタジー要素も持ち合わせています。自らブードゥー教の黒魔術を学び、呪いの人形を作ったり、敵の海賊船をボトルシップにして飾るという奇怪な趣味も。 実際ジャック・スパロウは、彼の黒魔術で自分の呪いの人形を作られたり、ブラックパール号をボトルシップにされて奪われたりしているのです! また「トリトンの剣」という超自然的で不思議な力を持つ武器を持ち、埋め込まれた宝石の力で風力・潮力を自在に操ることもできます。

愛娘アンジェリカとの関係は?

黒ひげは13人の妻を持っており、アンジェリカはその中の一人のスペイン人女性との間に生まれた娘です。彼はアンジェリカに流れているラテンの血を非常に気に入っているようで、アン女王の復讐号の乗組員として乗船させ、右腕として信頼しています。 しかし実はアンジェリカはジャック・スパロウの元恋人!彼女はジャックが持っている「生命の泉」への地図を手に入れるため、ジャックをアン女王の復讐号に乗り込ませる策略を練ります。これらすべての行動は父を想ってのことでした。 相思相愛な父娘関係なようですが、物語のラストには黒ひげのひどい裏切りがあり、アンジェリカは皮肉にもジャックに助けられることになります。 ちなみに『生命の泉』撮影中、ペネロペ・クルスは妊娠していたそうです。だんだん赤ちゃんが大きくなり、衣装に苦心するはめになったため、妹のモニカ・クルスが代役を務めることになりました。 ペネロペは近距離で撮影され、モニカは遠距離の撮影での代役となったそうです。

黒ひげの末路は?運命の宿敵・バルボッサとの因縁!【ネタバレ】

黒ひげは部下のゾンビ乗組員の一人クウォーターマスターに、「片脚の男の手によって死がもたらされる」と予言され、「生命の泉」探索を始めます。この片脚の男こそ、ヘクター・バルボッサです。 そしてバルボッサを片脚にした張本人こそ、黒ひげ!バルボッサは復讐のため、イギリス海軍の公賊となり彼を追っていました。 黒ひげとアンジェリカとジャック、バルボッサ率いるイギリス海軍、また別の理由で生命の泉を探すスペイン軍と三つ巴の戦いが引き起こされます。この乱戦の中、予言通りバルボッサが黒ひげに致命傷を負わせるのです。 同様にアンジェリカも負傷しており、ジャックは生命の泉の水と人魚の涙が入った2つの聖杯をそれぞれ二人に渡します。実は人魚の涙が入っていない方を飲むと、もう一方の涙の入っている方を飲んだ者に寿命を奪われるというものでした。 黒ひげは最後の最後で自分の寿命を延ばそうと醜い行動に出ましたが、ジャックの機転でアンジェリカが救われることになります。 皮肉にも彼は生命の泉の水で命を落とすことになったのです。