『パイレーツ・オブ・カリビアン5/最後の海賊』あらすじ・キャスト・ネタバレ評価【衝撃のラストを見逃すな!】
『パイレーツ・オブ・カリビアン』は、2003年の『パイレーツ・オブ・カリビアン 呪われた海賊たち』から始まる大人気アクション映画シリーズ。莫大な興行収入をたたき出しています。 ウォルト・ディズニー映画の一つであり、もともとはディズニーランドのアトラクションである「カリブの海賊」から着想を得ています。 第1作から3作までをゴア・ヴァービンスキー監督が担当し、4作目は『シカゴ』で有名なロブ・マーシャルが監督を務めました。ジョニー・デップやオーランド・ブルーム、キーラ・ナイトレイ等、豪華なキャスト陣も大きな見所となっています。 この記事では5作目『パイレーツ・オブ・カリビアン/最後の海賊』のあらすじ・キャストを紹介。記事後半に重大なネタバレを含むためご注意ください!
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5作目「最後の海賊」のあらすじ
伝説の矛を手に入れるためにジャック・スパロウが奔走する!
魔の三角水域から蘇った"海の死神"、キャプテン・サラザール。彼はジャックに恨みを持っており、長年復讐の機会を待っていました。 それを知ったキャプテン・ジャック・スパロウは、”最後の海賊”だけが見つけることができるという「ポセイドンの鉾」を手にいれようと考えます。 そんななか、かつて冒険をともにしたウィル・ターナーの息子ヘンリーと、天文学者のカリーナが、それぞれの目的から旅についてくることに。 そこへジャックの宿敵バルボッサも現れ、事態はさらに混乱。 はたしてヘンリー、カリーナ、ジャックの3人は無事「ポセイドンの鉾」を手に入れ、目的を果たすことができるのでしょうか。
ジャック・スパロウ役はもちろんこの人、ジョニー・デップ!
ジャック・スパロウはもちろんジョニー・デップが演じます。前作からの4年間、『ローン・レンジャー』や『チャーリー・モルデカイ 華麗なる名画の秘密』で製作にも携わってきたジョニー・デップ。本作でさらにパワーアップしたジャック・スパロウを演じました。
ディズニーランド、カリブの海賊のあの場面がタイトルに!?
今までパイレーツ・オブ・カリビアンシリーズの映画タイトルは全て製作者が作り出したオリジナルのものでしたが、最新作「デッドメン・テル・ノー・テイルズ(原題)」というタイトルは初めてディズニーランドのアトラクション、カリブの海賊の一場面から直接引用された作品となります。 アトラクションに乗ると、乗客はまず“Pirates Cove”というエリアへと誘われます。そこで耳を澄ますと“デッドメン・テル・ノー・テイルズ”という不気味な声が響き渡ります。 過去作では『パイレーツ・オブ・カリビアン/呪われた海賊たち』犬の骨のシーンなどアトラクションからインスパイヤーされた場面がいくつか存在しました。最新作では今まで以上にライドアトラクションからインスパイヤーされたシーンが増えることになるかもしれません。
新キャストも超豪華!
悪役、キャプテン・サラザールにハビエル・バルデム
ジャック・スパロウの敵となるのがキャプテン・サラザール(キャプテン・ブランド)。その重要な役どころを演じるのは、スペイン出身のハビエル・バルデムです。前作に出演したペネロペ・クルスのご主人でもあります。 キャプテン・ブランドは兄弟の命を奪ったジャック・スパロウに恨みを持つ人物です。ブランドの物語が今作のタイトル『パイレーツ・オブ・カリビアン/最後の海賊』の真相を明らかにすることになるそうです。
紅一点のヒロイン、カリーナ・スミスにカヤ・スコデラリオ
今作のヒロイン、天文学者のカリーナ・スミスをモデル出身のカヤ・スコデラリオが演じます。元々英国で活躍していた彼女ですが、『メイズ・ランナー』でハリウッドでも注目され、今作への抜擢となりました。 大学で学ぶ権利のために戦い、その過程で、ポセイドンの矛を探すことになるとのことです。
ジャック船長の相棒ヘンリーは初登場のブレントン・スウェイツ
ウィル・ターナーの息子ヘンリーを演じるのは今注目のブレントン・スウェイツ。1989年8月10日生まれオーストラリア出身の俳優、『マレフィセント』のフィリップ王子役で注目された彼がジャック・スパロウとどんなコンビネーションを見せるのか注目です。
人気キャストがカムバック!
因縁のライバル、キャプテン・バルボッサにはジェフリー・ラッシュ
ジョニー・デップと同様全シリーズに登場しているのがキャプテン・バルボッサ役のジェフリー・ラッシュ。『英国王のスピーチ』での英国アカデミー賞授賞を始め、オスカーやゴールデングローブ賞での受賞・ノミネート経験を持つ演技派俳優でもあります。
ウィル・ターナーが戻ってくる!キャストはもちろんオーランド・ブルーム
シリーズ3作目までウィル・ターナー役で出演していたオーランド・ブルームのシリーズ復帰が正式に決定しました。
キーラ・ナイトレイが10年ぶりに帰ってくる!
シリーズ第3弾までヒロイン、エリザベス役を演じていたキーラ・ナイトレイ。今後の出演はないと語っていた彼女でしたが、今回、ウィル・ターナーが返ってくるということもあって、再び出演することを決心したそうです。 演じるのはもちろんエリザベス役。しかし、今回はそれほど重要な立ち位置ではないようです。しかし、続編の第6弾では、もっと重要な役割を担うかも、と映画関係者は語っているそうです。
ロック界の生きる伝説、ポール・マッカートニーが出演!
#PiratesLife pic.twitter.com/9GXS5QB931
— Paul McCartney (@PaulMcCartney) May 13, 2017
ザ・ビートルズの元メンバー、ロック界の生ける伝説ポール・マッカートニーが本作に出演します。これにより、映画ファンはもちろんのこと、音楽ファンの注目も集めることになりそうです。
期待のノルウェイ人コンビが監督に!?
『パイレーツ・オブ・カリビアン』シリーズは第1作目から3作目までゴア・ヴァービンスキーが監督を務めていました。 しかし、ヴァービンスキーがカメレオンを主人公としたアニメーション映画『ランゴ』を監督することが決定したため、第4作目『パイレーツ・オブ・カリビアン/生命の泉』は『シカゴ』などで有名なロブ・マーシャルが抜擢されました。 ディズニーは第5作目でも新たな血を入れることを決断。ノルウェイ人監督ヨアヒム・ローニング&エスペン・サンドベリを監督として招聘しました。 彼らはネットフリックスの新シリーズ『マルコポーロ』や『コンティキ』など海を舞台とした作品を立て続けに手掛けているため、パイレーツ・シリーズにうってつけの監督と言えるでしょう。 『コンティキ』はとある学者がイカダで南アメリカからポリネシアまで航海に出る物語で、第85回アカデミー外国語映画賞にノミネートされました。
『キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン』の脚本家が作品に参加!
ディズニーは新監督に加え、脚本にも新たな血を入れる決断をしました。スティーブン・スピルバーグ監督、レオナルド・ディカプリオ主演『キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン』で脚本を務めたジェフ・ナサンソンが新たに脚本家として加わります。 第1作目から脚本を務めてきたテッド・エリオット&テリー・ロッシオのコンビではなく、テッド・エリオットが抜け、ジェフ・ナサンソン&テリー・ロッシオのコンビが脚本を担当します。 ナサンソンは『キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン』の他にも『ペントハウス』『メン・イン・ブラック3』やスピルバーグ監督、トム・ハンクス主演『ターミナル』の脚本を務めています。
『最後の海賊』豪華声優陣が発表に
『最後の海賊』のオリジナルキャストはもちろん豪華ですが、本作の吹き替えを務める声優陣も負けず劣らず豪華なラインナップとなっています。
カリーナ・スミス/栗山千明
天文学者カリーナ・スミスの声優を務めるのは、栗山千明です。2000年公開、深作欣二がメガホンを取った『バトルロワイヤル』で注目を集めたのち、ドラマや映画など様々な作品に出演。 『スタートレック・イントゥダークネス』など吹き替え声優の経験も持つ実力派です。
ヘンリー・ターナー/中川大志
ヘンリー・ターナーの吹き替え声優を務めるのは中川大志です。1998年6月生まれの彼は子役としてデビューした後、様々なドラマに出演。 『きょうのキラ君』『ReLIFE リライフ』に主演したことで女子中高生から絶大な支持を獲得しました。本作で吹き替え声優デビューとなります。
ジョニー・デップが撮影で負傷!?
2015年3月、撮影地のオーストラリアから米国へと帰国するジョニー・デップの写真がアップされました。 どうやら撮影中に手を負傷し、手術をするための帰国だったとか。スケジュールには影響せず、その後の撮影は順調だということですが、今後はこのような事故がないようにと願うばかりです。
危険なロケーション!?
『パイレーツ・オブ・カリビアン 最後の海賊』の公開は2017年7月ですが、すでに2014年9月からオーストラリアで撮影が始まっています。 『パイレーツ・オブ・カリビアン』シリーズといえば、美しい海と無人島がトレードマークの一つになっていますが、今回はオーストラリア北西に位置する美しいビーチ、ポートダグラスがロケ地として選ばれました。 ポートダグラスは美しいだけでなく、悲劇が起きた場所としても有名。2006年、世界的に有名だったオーストラリア人クロコダイルハンター、スティーブ・アーウィンがエイに刺されて死亡するという悲劇がこの場所で起こりました。
ペネロペ・クルスは出演しない!?
『パイレーツ・オブ・カリビアン/生命の泉』で黒ひげが死んでしまったことで、ジャック・スパロウが恋に落ちた黒ひげの娘、アンジェリカ(ペネロペ・クルス)が孤立してしまう結果となりました。 第4作目のエンディングでジャックの形の呪い人形を持つアンジェリカが登場したため、次作での彼女のリベンジシーンに期待した人も少なくなかったはず。しかし、第5作目の撮影が始まった現在もペネロペ・クルスは契約にサインしていません。 そのため、アンジェリカもまた新作に登場しない可能性が高いです。しかし、ジャック・スパロウが必要のないロマンスに捕らわれないで済む分、『パイレーツ・オブ・カリビアン/最後の海賊』はエンターテインメント性がより高まった作品になるかもしれません。
「最後の海賊」で最後!?
まだ話が早いかもしれませんが、本作を鑑賞した人なら、シリーズの次作を期待してしまうことでしょう。しかし、シリーズのプロデューサー、ジェリー・ブラッカイマーによると2017年現在のところ、続編製作の予定はないそうです。 果たして『最後の海賊』がパイレーツシリーズ最後の作品となってしまうのでしょうか?
『パイレーツ・オブ・カリビアン/最後の海賊』の海外評価感想!【ネタバレ注意!?】
日本では2017年7月1日公開となる『最後の海賊』ですが、アメリカでは2017年5月に公開となりすでに評価や感想が多くアップされています。一体海外の観客たちは本作に対してどんな感想を抱いたのでしょうか? 本作は海外の大人気映画サイトimdbで平均7.0とまずまずの高評価を獲得。その中から印象的なレビューをご紹介します。 本見出しには重大なネタバレを含むためご注意ください!
ついに第1作と同格の『パイレーツ』作品が生まれたという絶賛レビューも!
これまでのシリーズ全4作品を鑑賞してきた筋金入りのファンのレビューが投稿されていました。 本シリーズといえば第1作が特に高く評価されていますが、それと同格の『パイレーツ・オブ・カリビアン』作品が生まれたとファンならではの賛辞を贈るレビューがアップされていました。 本作は単にジャック・スパロウの物語が語られる訳ではなく、その他のキャラクターの物語にも重きを置いていると言います。 この鑑賞者は特にヘンリーとカリーナの物語に強く惹かれたそうです。
ジェフリー・ラッシュのパフォーマンスに注目!【ネタバレ】
本作でのジェフリー・ラッシュのパフォーマンスが素晴らしく、感動的だという感想もアップされていました。 このレビューによると、本作でジェフリー・ラッシュ演じるバルボッサはこれまで以上に重要な役割を担っていると言います。 本作でもバルボッサはアン女王の復讐号の船長として登場。ひょんなことから、恐ろしい海賊サルザールと手を組むようになります。そして映画終盤、彼にまつわる衝撃的な展開が......。 その衝撃の展開とは、バルボッサがカリーナ・スミスの命を救うため勇敢な行動をとり、死を遂げるというものだそうです。