『パイレーツ・オブ・カリビアン/デッドマンズ・チェスト』あらすじ・キャスト・ネタバレ【シリーズ2作目】

2017年9月12日更新

『パイレーツ・オブ・カリビアン』2作目となる『パイレーツ・オブ・カリビアン/デッドマンズ・チェスト』もジャック・スパロウ船長の魅力が満載です。この記事では本作のあらすじ・キャストを映画の魅力・感想と共にお届けします。

第2作『パイレーツ・オブ・カリビアン/デッドマンズ・チェスト』は壮大なスケール

空前の海賊ブームを巻き起こした第1作『パイレーツ・オブ・カリビアン/呪われた海賊たち』から3年。2006年にシリーズ2作目となる『パイレーツ・オブ・カリビアン/デッドマンズ・チェスト』が公開となり、ジョニー・デップ扮するジャック・スパロウ船長が復活しました!

2作目でも、魅力的なキャラクターや物語は健在。多くの観客を予測不能なアドベンチャーへと誘いました、

この記事では本作のあらすじ・キャスト・関連情報などをまとめてご紹介します。

『パイレーツ・オブ・カリビアン/デッドマンズ・チェスト』のあらすじ

ウィル・ターナーとエリザベス・スワンは、結婚準備で浮足立っていました。ところが、死刑囚だった海賊のジャック・スパロウ船長を逃がした罪でウィルとエリザベスは逮捕されてしまいます。 それは、東インド貿易会社のベゲット卿による策略だったのです。ベゲット卿の目的は、ジャックが所有している”コンパス”。そのコンパスは、自分の欲しいものの場所を指し示すとういう不思議なコンパスだったのです。ベゲット卿は、そのコンパスと引き換えに、2人を釈放するという条件で取引を持ちかけました。 ジャックを探すため、再び荒波に乗り出したウィルとエリザベスでした。やっとの思いで見つけたジャックは、コンパスと引き換えに”ある鍵”を探すよう求めてきたのです。そして、再結成したジャック、ウィル、エリザベスの3人は不吉な予感を胸に再び航海にでるのですが...。

『パイレーツ・オブ・カリビアン』第1作から続投のキャスト&キャラクター!

ジャック・スパロウ船長/ジョニー・デップ

ジョニー・デップは、本作でも引き続き独特な雰囲気をかもしだすジャック・スパロウ船長を演じました。スパロウ船長は、ブラックユーモアと機転が利いたコミカルなキャラクターでファンを魅了します。 演技派俳優として世界中にその名を轟かせているジョニー。しかし、最初は「The Kids」というバンドでリードギターを務めたミュージシャンだったのです。 20歳前半で、『リービング・ラスベガス』主演の個性派俳優、ニコラス・ケイジのアドバイスにより俳優業に転身しました。そして、1984年にホラー映画『エルム街の悪夢』で初出演を果たし、その後『シザーハンズ』でその名を世界に知らしめました。

ウィル・ターナー/オーランド・ブルーム

鍛冶屋の息子として育てられたウィル・ターナー。実の父が海賊でその血がウィルにも流れていることが分かり、海へと冒険の旅に出ていきます。そんな、ウィルを好演するのは、イギリス出身のオーランド・ブルームです。

オーランドは、1999年『ロード・オブ・ザ・リング』でエルフ族のレゴラス王子役をこなし、その美貌から一躍有名になりました。話題作への出演が多いオーランドは、その容姿も評価されるようになりました。

その美貌は、2002年にアメリカの雑誌「ティーン・ピープル」では”25歳以下のイケメンスター25人”に選ばれたほどです。また、2004年にアメリカの雑誌「ピープル」では、”世界の美男・美女50人”の中にも入っています。

エリザベス・スワン/キーラ・ナイトレイ

キーラ・ナイトレイが演じるのは、総督の一人娘エリザベス・スワン。父の勧めで政略結婚させられそうになりますが、海賊のコインを持っていたことによりウィルと出会うのです。戦う時は強く頼もしい女性ですが、ひとたびドレスをまとえば海賊をも惑わす美貌を持ち合わせています。

1999年『スター・ウォーズ エピソード1/ファントムメナス』に出演。『ブラック・スワン』のナタリー・ポートマン演じるアミダラ王女の影武者としてキーラは抜擢されました。この映画で、キーラとナタリーがアミダラ女王のメイクをすると、2人の母親でも見分ける事が出来ない位似ていました。このことで、キーラへの注目度が高くなったともいえるでしょう。

知名度が上がったのは、ナタリーと似ているというだけではありませんでした。彼女の美貌は、アメリカの雑誌「ニュー・ウーマン」で2004年、”最も美しい有名人”で1位に輝いたのです。その美しさは映画界での活躍だけでなく、有名ブランドの香水や日本のCMなどに起用されるほどでした。

ウェザビー・スワン/ジョナサン・プライス

イギリス帝国領ポート・ロイヤル総督であり、エリザベスの父親。温厚で気がよく、正義感のある総督ですが、母を早く亡くしたおてんばなエリザベスには頭が上がりません。 そんな娘想いのスワン提督を演じるのは実力派俳優、ジョナサン・プライス。 ロンドンの王立演劇学校出身のプライスは、舞台でデピューしました。プライスの『ハムレット』、『ベニスの商人』は特に有名です。 また、『ミスサイゴン』ではロンドンだけでなくブロードウェイでも出演し、大絶賛を浴びトニー賞ミュージカル主演男優賞を受賞しました。 一方で映画では、その名前を広く知らしめた初主演映画『未来世紀ブラジル』(1985)や、『エビータ』(1996)でのマドンナ演じるエヴァ・ペロンの夫ファン・ペロン大統領役等、数々の舞台映画で幅広く活躍しています。

『パイレーツオブカリビアン デッドマンズチェスト』からの新キャラクター

カトラー・ベケット/トム・ホランダー

会社の利益が最優先の東インド貿易会社の権力者。その性格は口癖の「It's just good business.」(損のない商取引を)に集約されています。

通商にとって障害になり得る海賊の事を疎ましく思っており根絶やしにすることを目論んでいます。

カトラー・ベケットを演じたのはトム・ホランダー、1967年8月25日生まれのイギリスの俳優です。ロンドン映画批評家協会賞で助演男優賞を受賞した『プライドと偏見』が代表作です。

デイヴィ・ジョーンズ/ビル・ナイ

幽霊船「フライング・ダッチマン号」の船長、顔は無数のタコの足で覆われ、右手の人差し指もタコの足になっていて、左腕と右足はそれぞれ蟹のハサミと足になっています。

体外に心臓が存在するため不死身という設定、第2作目でその心臓はカトラー・ベケットの手に渡りました。

デイヴィ・ジョーンズを演じたのはビル・ナイ、1949年12月12日生まれのイギリスの俳優です。英国アカデミー賞の助演男優賞を受賞した『ラブ・アクチュアリー』やゴールデングローブ賞の主演男優賞を受賞した『ナターシャの歌に』などが代表作です。

ビル・ターナー/ステラン・スカルスガルド

ウィルの父親として本作から登場、全身にヒトデやフジツボが張り付く異様な姿をしています。 デイヴィ・ジョーンズと契約を交わしフライング・ダッチマン号の船員となりますが、宝箱の鍵を盗むためウィルに加担したことがジョーンズに知れてしまい独房に閉じ込められてしまいました。 ビル・ターナーを演じたのはステラン・スカルスガルド、1951年6月13日生まれのスウェーデンの俳優です。近年では『マイティ・ソー』、『アベンジャーズ』など大作への出演も目立っています。

ローリング・ストーンズのキース・リチャーズがカメオ出演する予定だった!?

ジョニー・デップがローリング・ストーンズのキース・リチャーズをジャック・スパロウのキャラクターのモデルにしたというのは有名な話です。 そのキース・リチャーズがなんと『デッドマンズ・チェスト』にカメオ出演する予定があったのだとか。しかしローリング・ストーンズのワールド・ツアーのため、残念ながら実現できなかったそうです。 そんなキースは次作『ワールド・エンド』で見事出演を果たし、ジャック・スパロウの父親であるティーグ船長を演じました。 ちなみに、ジョニー・ディップはキースの息子の友人だそうです。

ブラック・パール号とフライング・ダッチマン号は実際に造船されていた!

『デッドマンズ・チェスト』と続編『ワールド・エンド』の制作ためにブラック・パール号とフライング・ダッチマン号の2隻が実際に作られていたそうです。 ちなみにブラック・パール号はアラバマでオイルタンカーの船体をベースに制作されていました。

フライング・ダッチマン号のトリビア

『デッドマンズ・チェスト』から登場する幽霊船フライング・ダッチマン号。ブラック・パール号と同格の艦船で、本シリーズで重要な役割を担うことになります。

フライング・ダッチマン号の由来とは?

フライング・ダッチマン号の名前はイギリスに伝承される幽霊船のさまよえるオランダ船、フライング・ダッチマン号に由来しています。 オランダ人船長が風(神)を罵ったために呪われ、船は幽霊船となり、港に入ることなく船長はたった1人で永遠にさまよい続けることになったという伝説。そして、その姿は悪天候のときのみに見ることができると言われています。 ちなみにこの話はリヒャルト・ワーグナーのオペラ「さまよえるオランダ人」の題材としても有名。 オペラでは、船長は永遠にさまよわなくてはならない運命ながらも7年に1度陸に上がることができ、その時船長を愛する女性と出会えれば呪いから解放、つまり死ぬことができるわけです。

フライング・ダッチマンの乗組員達はゴーストになるはずだった!?

フライング・ダッチマンの乗組員達はもともとはゴーストの設定だったのだそうですが、ゴア・ヴァービンスキー監督がこの設定を嫌って貝やウツボ、ヒトデ等が付着し海洋生物化された姿になったのだとか。 ちなみに新しく乗組員となった人はくっついている貝類等も少なく、その海洋生物化の度合い も低く、その乗船歴が長ければ長いほど海洋生物化が進んだ姿になっています。 ウィルの父、ビル・ターナーを演じるステラン・スカルスガルドはそのメイクアップに4時間も掛けてウツボや貝、ヒトデ等をくっつけていたのだそうです。

『デッドマンズ・チェスト』ネタバレ解説!

ジャック・スパロウはフライング・ダッチマン号の船員として100年間働き続けなければならないというデイヴィ・ジョーンズとの契約から逃れるため、彼の弱点である心臓が入れられた箱、そして鍵を探していました。 ジャックに加担したことで投獄されていたウィルは、彼が持つ羅針盤を手に入れ、それを差し出す事を交換条件に解放され、大西洋に船出しジャックと合流します。 ジャックは羅針盤を差し出す代わりにジョーンズの心臓の入った宝箱の鍵を要求。 ジャックは宝箱を手に入れ、ウィルは鍵を手に入れますが、そのどちらも他の者の手に渡ってしまい、ジャックは結局ジョーンズが呼び出した怪物クラーケンに海賊船ごと飲み込まれてしまいました。 ”死者を生き返らせる方法がある”と言う占い師の言葉をもとに、ウィルとエリザベスたちは旅立ち、第3作『ワールド・エンド』へと続きます。

『デッドマンズ・チェスト』の計算された完璧なシーン

手足を縛られ、串焼きにされそうになったジャック・スパロウは、脱出する為に串刺し状態で走り去り、崖から崖へ空中でクルクル回りながら飛び越え、体操選手のように着地しました。この飛び越えるシーンは誰もがハラハラしたのではないでしょうか。

実はこのシーン、CGや命綱もなく実際に人が縛られて飛び越していたのです。それは、まさに、緻密な距離や速度の計算を基に作られた完璧なシーンでした。

リアクションも自然体を求めた

エリザベスがジャックにキスをするシーンがあります。もちろん、ジョニー・デップとキーラ・ナイトレイの台本にはありましたが、オーランド・ブルームの台本にはそのキスシーンが載っていませんでした。 製作陣はオーランドから2人のキスシーンを観た時の自然なリアクションを引き出そうとしていたのです。

人喰い族については賛否両論だった!?

本作のロケはカリブ海のドミニカ国で行われ、作中に登場する邪悪な人喰い族とはインディオのカリブ族のことでした。

映画のエキストラとしても現在でも暮らすカリブ族の人達を出演させようとしたため現地では、カリブ族の首長や関係者、メディアなどが「差別なのでは?」という批判や反対の意見が飛び交いました。

しかし、結局は100人余りカリブ族の人達が1日当たり95ドルの報酬を受取って、映画の撮影に協力しました。