【超厳選】実写化されたラノベ原作のおすすめ映画8選

2017年7月24日更新

毎年何作品もライトノベル、通称ラノベを原作としたアニメが放送され人気を博しています。そんな中、実はラノベを原作としている名作映画が何本も存在しています。今回紹介する8作品の中からあなたも気になるラノベ原作のおすすめ映画を探してみてはいかがでしょう。

意外と知られていないラノベ原作映画!

2016年は『君の名は。』をはじめアニメ映画が日本映画界を席巻し、2017年は『銀魂』、『ジョジョ』と人気漫画の実写化が続いています。劇場でもオリジナル映画やハリウッド大作以外の選択肢もここ数年で増えてきました。まだ数は少ないですがライトノベル原作映画もチェックしてみてはどうでしょう。 ラノベと聞くと男性向けのイメージがありますが、実写映画化されているのはラノベとしては設定が尖っていたり、シナリオの出来がずば抜けていたりと、意外と男女問わず楽しめる作品が多いです。今回は青春ものから話題になった初のハリウッド実写化作品まで8本を選びました。

1.ベタだけど泣ける恋愛もの『半分の月がのぼる空』

急性肝炎で入院した高校二年生の戎崎裕一は、夜な夜な病院から抜け出す素行の悪い患者。彼はとあるきっかけから同じ病院に入院している秋庭里香と出会います。里香の病室に通い徐々に仲を深める裕一でしたが、ある日、里香から治る見込みの薄い難病であることを告げられます。 2010年に公開された『半分の月がのぼる空』は橋本紡のライトノベル原作の映画。ファンタジーやSFを扱った作品が多い大手レーベル電撃文庫の作品にもかかわらず、現代日本で展開する人間ドラマに重きを置いた異色作です。 病と恋愛を扱った割と定番の悲恋もので、大ヒットした『セカチュー』系の泣ける映画として期待を裏切りません。さらに、シナリオの構成にもう一工夫あり、映画のラストにも注目です。また、主演の池松壮亮と忽那汐里の高校生らしい等身大の演技、そして脇を固める大泉洋と濱田マリの演技も好評で、こちらも見どころです。

2.どんでん返しに定評ありな乙一原作『きみにしか聞こえない』

内気な女子校生・リョウは学校でも孤立しがちで、クラスで唯一携帯電話も持っていませんでした。そんな彼女はある日、公園でおもちゃの携帯電話を拾い、なんとその携帯から着信音が鳴ります。電話をかけてきた相手はシンヤと名乗る少年でした。 原作は短編の名手乙一。かつての星新一を彷彿とさせる奇抜なアイデアと読みやすい文体はエンタメ性抜群で、本好きなら乙一作品にハマった時期があるのではないでしょうか。『きみにしか聞こえない』もそんな乙一の代表的な短編の一つです。 本編では、原作から映画用にアレンジが加えられており、作者の乙一は「原作でもこういうふうにすればよかったと、くやしい思いをしたところがたくさんあった」と太鼓判を押しています。ドラマチックな恋愛映画として見逃せない作品。

3.超豪華キャスト! 続編も公開された人気作『図書館戦争』

1988年、あらゆる創作物は良化特務機関(メディア良化隊)による検閲を受けていました。理不尽な言論弾圧に対し、公立図書館は武装した「図書隊」を設立し対抗、以来抗争は激化の一途をたどってきました。それから30年を経た正化31年(2019年)、笠原郁は憧れの図書隊に入隊し、上司である堂上篤と出会います。 『図書館戦争』は今では一般文芸で活躍する有川浩のライトノベルが原作で、映画もシリーズ化している人気作。ブラッドペリの『華氏451度』を思い出させるような検閲によるディストピア設定に、郁と上司の堂上の人間模様を軸にしたストーリーが展開します。イメージ通りのキャスティングと邦画では珍しいアクションシーンが見どころです。

4.美少女が戦うのはチェーンソー男!?『ネガティブハッピー・チェーンソーエッヂ』

高校生の山本陽介は平凡な学生生活を送っていましたが、ある日、夜の公園で不死身のチェーンソー男と戦う女子校生・雪崎絵理との出会ったことで一変します。陽介は、チェーンソー男と遭遇してから超人的な身体能力が身についたという絵理の闘いを手伝うようになり……。 『NHKにようこそ!』で知られる滝本竜彦のデビュー作の実写映画化作品です。闘う美少女とチェーンソー男という謎の組み合わせは妙に引き込まれます。また、「誰でも一度は死にたがる」と暗めのキャッチコピーを掲げていますが、本編はギャグ多めで明るい青春ものの雰囲気。終始楽しく見られるのも魅力です。

5.ラノベ界きっての問題作『嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん』

連続猟奇殺人事件と小学生姉弟の失踪事件が同時に起こっているとある田舎町。8年前に起こった誘拐事件の被害者である「僕」こと「みーくん」はいまだに精神病院に通っている高校生。ある日、みーくんは同じく8年前の事件の被害者で、以来精神を病んでいる「まーちゃん」と再会を果たし、二人は同棲を始めます。ところが、「まーちゃん」の家には失踪していたはずの小学生姉弟がいて……。 人気ラノベ作家入間人間のデビュー作が原作。「電撃小説大賞の最終選考会で物議を醸した問題作」という尖った設定と、8年前と現代で並行して事件の謎が解けていく構成が見どころです。原作を読むかぎりではかなり怖かったまーちゃんを大政絢がどんな風に演じるのかも必見です。

6.B級だけど癖になるジャンク感『赤×ピンク』

とある六本木の廃校では夜になると非合法の格闘イベント「ガールズ・ブラッド」が開催されています。そんな女性だけが参加できるガールズファイトの参加者の中には、性同一性障害に悩む空手家・天王寺皐月の姿もありました。 直木賞作家・桜庭一樹のラノベが原作。冒頭からサービス満載で始まり、ストーリーと演出はB級感が漂っています。そんな本作の魅力はズバリ「格闘」と「お色気」。アクションは想像よりもハードで見ごたえがあり、性同一障害に悩む空手家を演じた芳賀優里亜の絡みのシーンはかなり濃厚でした。刺激的な映画を求めている方はぜひ。

7.青春ジュブナイルの定番タイムリープもの『サクラダリセット』

住む人の半数が特殊な能力を持っている咲良田町。一度見聞きしたことは完全に思い出すことができる「記憶保持」の能力を持つ浅井ケイと、最大3日間世界を巻き戻す能力を持つ春崎美空はともに「奉仕クラブ」に所属しています。二人は能力者でありながら平穏な日々を送っていましたが……。 河野裕のラノベ原作で、「過去をやり直す」という最近流行りの時間移動もの。2009年発刊とブームより少し前の作品ですが、緻密な構成と物語のスケールが評価され、いまだ根強い人気を誇る作品です。映画も前後編に分かれており、シナリオの完成度に注目したいところです。

8.ハリウッドじゃなきゃ無理! 壮大なスケールのSF超大作『オール・ユー・ニード・イズ・キル』

「ギタイ」と呼ばれる異星生命体の侵略を受け、世界は滅亡の危機に瀕していました。軍属のウィリアム・ケイジ少佐はメディア担当の報道官でしたが、将軍の不興を買い兵士として最前線へと送られてしまいます。戦場で仲間が次々と死んでいき、ウィリアムもまたギタイと相打ちで戦死しますが、次の瞬間彼の意識は出撃の前日に飛び、目を覚まします……。 桜坂洋のラノベが原作。日本のライトノベルとして初めてハリウッドで映画化された作品です。ハリウッドを代表するアクション映画監督の一人ダグ・リーマンによるアクション、そして最新のVFXによる迫力ある映像は映画として申し分ない出来です。原作のシナリオは読者からの評価も高く、ハリウッドでも認められているので安心して楽しむことができます。