実写映画『お前はまだグンマを知らない』が2017年7月に公開!
謎の多い土地「グンマ県」に引っ越すことになった主人公・神月紀。彼を中心に周囲で起こる出来事をグンマ県の実態とともに描いた人気漫画『お前はまだグンマを知らない』が実写映画・ドラマ化することに決定しました。ドラマは2017年3月6日から放送が開始。映画は2017年7月22日に公開することが決定しています。
作者が中学1年生の頃に経験した実体験を基に描かれているため、リアルなグンマの実態を知ることができます。
『お前はまだグンマを知らない』のあらすじ
高校生の神月紀はチバ県からグンマ県へ引っ越すことに。それまで引っ越し先であるグンマのことをあまり意識してこなかった神月ですが、引っ越しの電車に揺られている最中に幼馴染でグンマ在住の轟と連絡を取り、状況は一変。
轟にグンマに引っ越す旨をつたえると、彼からは「来るな。」「グンマに来て、生きて帰った者はいない。」との意味深なメッセージが送られてきたのです。
グンマという得体のしれない土地に、右も左もわからぬまま移住した神月紀の壮絶なグンマライフが描かれています。
作中に登場する勢力を解説!
グンマ
物語の中心となるグンマ勢力。上毛かるたを経典としており、神月紀らが通う高校の上毛かるた大会の上位入賞者で構成されているJKJのメンバーは、グンマの県章が入ったユニフォームを身に着けています。
計り知れないグンマ愛で、地元について語る際には妙にテンションが高いのが特徴です。
トチギ
鮭や野菜の切りくずと大根おろしを混ぜた“しもつかれ”などの郷土料理から地元愛をはぐくむ勢力・トチギ。グンマへ果たし状を送る際には、レモン牛乳で吹き付けるという荒技を見せつけました。
イバラキ
イバラキ県牛久市にある牛久大仏でグンマに戦いを仕掛ける勢力です。グンマ人を精神的に支えているシンボル「高崎白衣大観音」をライバルと見なしています。
実写映画&ドラマ『お前はまだグンマを知らない』で主人公を演じるのは間宮祥太朗
神月紀/間宮祥太朗
チバ県からグンマ県に引っ越し、グンマ社会に揉まれながら生活を送る主人公・神月紀を演じるのは俳優の間宮祥太朗。
中学時代にローティーン向けファッション誌で読者モデルを務めたことで人気に火が付き、2008年のドラマ『スクラップ・ティーチャー』で俳優デビューを果たします。
その後コンスタントに映画やドラマに出演し、2016年に放送された『ニーチェ先生』では、ツッコミどころ満載な主人公の仁井智慧を演じきりました。今回演じる神月紀のキャラクターにも注目が集まります。
間宮自身は神奈川県出身ということもあり、グンマ県のことを理解しながら県民に愛されるような作品になってほしいとコメントを寄せました。
実写『お前はまだグンマを知らない』に出演するその他のキャスト
轟一矢/吉村界人
主人公・神月紀の幼馴染で、幼少期にグンマに引っ越してきますが、一向に馴染めずにいる轟一矢。本作のキーパーソンである轟を演じるのは若手俳優の吉村界人です。
吉村は2014年から俳優として芸能界に足を踏み入れ、2016年には『ちはやふる』や『ディストラクション・ベイビーズ』を始めとする話題作5本に出演。『太陽を掴め』では初主演も飾っている、2017年勢いのある俳優のひとりです。
篠岡京/馬場ふみか
グンマ特有のからっ風に立ち向かっている神月を横目に、可憐に登校するグンマ女子・篠岡京。篠岡は「グンマ出身じゃない男は男じゃない」と言うほど地元愛に溢れている美少女ですが、チバ人である神月に一目惚れされてしまいます。
そんな篠岡を演じるのは新潟出身の女優・馬場ふみか。『仮面ライダードライブ』でメディック役を演じ、その存在を世間に広めました。
木村仁建/入江甚儀
グンマに戸惑う神月や視聴者(読者)に対して、グンマの風習や常識を説明する存在の木村仁建。
演じる入江甚儀(いりえじんぎ)は1993年生まれの俳優で、志田未来や神木隆之介に憧れて中学2年生で俳優デビューしています。デビュー直後から3クールも連続ドラマに出演するなど、着実にキャリアを積んでいる若手イケメン俳優です。
野汁先輩(やじるせんぱい)/加治将樹
2年の留年経験があるため20歳という野汁先輩。どこかゲイに見えないでもない仕草が特徴的な野汁を演じるのは主に舞台で活躍する加治将樹(かじまさき)です。
2005年に「テニスの王子様ミュージカル」で桃城武を演じたのが役者デビューとなり、過去には役者集団D-BOYSに所属していました。実写映画『曇天に笑う』では犬飼善蔵役を演じることも決まっています。
実写映画『お前はまだグンマを知らない』に出演する追加キャスト
レイザーラモンRGはトランプ大統領に?
映画から出演する個性豊かな追加キャストが発表されました。ある国の大統領役としてレイザーラモンRGが出演。“ある国”とのことですが、ネットに公開されたビジュアルから“どの国”を指しているかは想像がつきますね。
地元愛溢れる映画に!各地出身の有名人が出演
またトチギ代表のスーパースターにお笑い芸人のU字工事、イバラキ代表のスーパースターを磯山さやかが演じることも決まっています。それぞれの出身地を代表とする有名人の出演。地元愛が溢れる作品になるのではないでしょうか。
さらにオリジナル度が増すと思われる映画版『お前はまだグンマを知らない』。追加キャストの演技にも注目が集まります。
草津温泉公式ゆるキャラ・ゆもみちゃんも登場!
グンマ愛が随所に感じられる本作品で、グンマの観光名所である草津温泉の、ゆるキャラ・ゆもみちゃんが友情出演することになりました。
どの様に物語に関わってくるのかが気になりますね!
原作「おまグン」はウェブマンガ
ウェブコミックサイト「くらげバンチ」で2013年から2017年現在まで連載されている『お前はまだグンマを知らない』が原作です。原作者の井田ヒロトは、伊坂幸太郎による小説『グラスホッパー』を漫画として連載した過去も。
前述したように、ネタは井田の実体験が基になっています。井田は中学1年生の時にグンマに引っ越してきたときから現在までグンマ在住なんだとか。
本作は「くらげバンチ」で無料で読めるにもかかわらず、2017年現在までに発行された単行本は50万部を超えています。「おまグン」は井田ヒロトの代表作となりそうです。
グンマ愛さく裂!主題歌を担当するのは群馬出身のバンド
群馬出身バンド「G-FREAK FACTORY」が「おまグン」の主題歌を担当することになりました。
『お前はまだグンマを知らない』のために書き下ろしたという楽曲について、「群馬で活動してきて良かった、光栄です」とコメントしています。
からっ風に負けない勢いで全国へ!「第9回沖縄国際映画祭」で先行上映
3月27日にドラマ放送が無事終了した「おまグン」。ドラマ放送終了と同時に劇場版の公開日が発表されましたが、映画公開の7月22日に先駆けて第9回沖縄国際映画祭で封が切られました。
4月20日から開催される「島ぜんぶでおーきな祭 第9回沖縄国際映画祭」では本作の他にGACKTが出演する映画『カーラヌカン』や、ココリコ田中主演の『増山超能力師事務所(仮)』なども上映されました。
間宮祥太朗が面白撮影エピソードを披露!
「沖縄国際映画祭」で先行上映され、舞台に登壇した間宮。イベントでは撮影を振り返り、「毎日顔のストレッチを行って撮影に挑んだ」と独特な役作りを行っていたことを暴露。監督も「ほとんど顔の打ち合わせだった」と、本作での顔芸(?)の重要さに言及しました。
監督の「元ネタが分からないと笑えない」発言に対し、ネイティブグンマー(群馬出身)のロバート山本は「再現が細かくて面白い!間宮はグンマにきたらヒーロー」と太鼓判を押しました。
山本曰く、グンマでは国民的漫画『ワンピース』よりも『お前はまだグンマを知らない』の原作漫画の方が売れているらしく、その知名度は言うまでもありません。舞台となったグンマ県民に評価された、傑作映画となったようです。
映画『お前はまだグンマを知らない』を観る前に、ドラマネタバレで予習!
映画「おまグン」は全4話放送されたドラマの完全版として劇場公開されます。映画を観る前に、ドラマでの予習は必須!ドラマごとのあらすじを読んで、映画公開に備えましょう。
ドラマ『お前はまだグンマを知らない』第1話のあらすじ
「チバ県」から「グンマ県」へと引っ越してきた高校2年の神月紀。ところが転校初日から、独特の文化を育む「グンマ県」愛が異常に深く、地元ネタに盛り上がるクラスメイトたちの真っ只中に放り込まれてしまうことになります。
神月は、カルチャーショックにただ困惑するばかり。そればかりか、グンマ特有のからっ風吹きすさぶ通学路で出会った超絶タイプの美人女子高生・篠岡京からは、グンマ男以外は相手にしない、と軽くあしらわれてしまいます。
クラスにいた、たまたま小学校時代の幼なじみである轟一矢からも「グンマに来て生き帰った者はいない」と脅かしのような警告を受けてしまう始末。かたや、「グンマは異常」といった謎の落書きをする「キツネ」なる存在も……。
そんなおり、グンマ人と敵対関係にあるイバラキ人から宣戦布告を受けることに……。いったいここはなんなのか、と初日からひたすら恐れおののくだけの神月です。
ドラマ『お前はまだグンマを知らない』第2話のあらすじ
転校翌日、相変わらずのからっ風の中を自転車で通学する神月は、途中ヤンキーに「シャンゴ」はどこかと絡まれてしまいます。クラスでは、やはりクラスメイトたちの異常なグンマ愛に溢れた遊びが大盛り上がり。一向になじめない神月は、完全に浮いた存在でした。
そんな中、イバラキのヤンキー軍団として知られる「こうもんボーイズ」がグンマに遠征しているとの情報が入ります。グンマ人にとってそれはまさに侵略。侵略を許さないと腕を振り上げるクラスメイトたちから、神月は、通学途中にイバラキのヤンキーたちと話をしていたことでスパイ容疑をかけられてしまいます。
「シャンゴ」とはグンマ人行きつけのパスタ屋であり、そこにはやはり「こうもんボーイズ」たちの姿がありました。グンマの悪口に篠岡京が一人挑んで口論をふっかけるものの、偶然通りがかった神月・轟・木村の3人がヤンキーたちに絡まれてしまいます。
互いに自慢話を言い争い、はては篠原涼子と井森美幸の写真で踏み絵までさせられた末、ようやく逃げ出すことに成功したのでした。
ドラマ『お前はまだグンマを知らない』第3話のあらすじ
イバラギのヤンキーたちとの一件以来、神月はクラスメイトたちから少しは仲間として認められた模様で、グンマにも少しずつ慣れ始めていました。ただ、篠岡京からは相変わらず変態呼ばわり。轟からはもっとグンマの勉強をしろと「上毛かるた」を渡されます。
そんな中、神月は、やはり敵対関係にあるトチギ人の不良たちに絡まれてしまいます。「上毛かるた」を侮辱するトチギ人に何も言い返せない神月のふがいなさを見て、通りがかった篠岡は唇を噛んでいました。
一方、「キツネ」による「上毛かるた」になぞらえたイタズラが頻発。キツネとはどうせイバラギ人かトチギ人の仕業に違いないと、神月と篠岡2人で夜の校内を見張ることに……。
変態扱いされながらも、張り込みの間、二人の距離は微妙に縮まっていきます。そしてついに「キツネ」の姿を見つけ、2人してその後を追いかけるのでした。
ドラマ『お前はまだグンマを知らない』最終話のあらすじ【キツネの正体!ネタバレあり】
神月と篠岡は「キツネ」を倉庫に追い詰めますが、あと一歩のところで窓から取り逃してしまいます。しかし、どうやらそのときに足をくじいた様子であること、さらに篠岡はスマホを使って動画撮影することに成功していたのでした。
動画を見て、クラスメイトたちが口々に犯人の予想を口にし合う中、最初に真犯人に気づいたのは神月でした。
神月がトイレで問い詰めた相手は轟。からっ風で転んで足をくじいたというのはただの言い訳。そもそも轟は普段、自転車通学ですらなかったのです。
小学生で転校してきたとき、グンマの焼きまんじゅうを無理やり食べさせられてことがトラウマになり、それ以来グンマのことを憎んでいたと告白する轟。いつのまにか、グンマのことが好きになり始めていた神月は、一緒に謝ろうと轟を誘うのでした。
2か月が過ぎ、3年に進級したクラスの様子は、「キツネ」のことなど何もなかったかのよう。
最終話の結末で、いきなりの2ヶ月経過。どうやらその空白が映画で描かれるとのことです。
映画『お前はまだグンマを知らない』は未公開映像を含む完全版!7月に公開
映画はドラマの未公開映像を含む“完全版”として2017年7月22日に全国で公開されます。追加キャストも加わり、ますますパワーアップすると思われる映画『お前はまだグンマを知らない』。劇場公開が楽しみですね!