人気モデルが物語の中の憧れコーデにトライ。あの人のミューズは誰？【第一回は中田クルミさん！】

インスタグラムや雑誌で活躍する人気モデルたちに、人生やファッションに影響を受けた登場人物や俳優たち＝「ミューズ」についてインタビューする連載がスタート。憧れの彼女たちが、影響を受け、そして憧れたのは一体どんな人なのでしょうか。 物語に登場するファッションやその登場人物の生き様に注目してみれば、映画やドラマを観るのが、ますます楽しくなるはず。 第一回は、モデル、DJ、女優として活躍する中田クルミさん。古着をMIXしたコーデでインスタも大人気です。

A:80年代の青春映画『プリティ・イン・ピンク』のヒロイン、アンディ！ 自分らしく生きているところ、思いっきり悩んで、考えて、泣いて、笑って、それで幸せになるところ、誰になんと言われようと、自分の好きな服を思いっきり着てるところに憧れます！ どこにでもいるよねっていう、美人でもなくてパッとするわけでもない女の子が、こんなにもとびきりキュートに映し出されていることに衝撃を覚えました。 自分で服をリメイクして、お金がなくても自分が可愛いと思ってる格好を思いっきりする。そんな彼女のチャーミングな生き方に感銘を受けました。

私が入院してる時に友達が貸してくれたDVDが、この作品との出会いでした。 気分も上がらず、リハビリルームと病室を行き来する生活に退屈していた時この作品を見たのですが、世界が極彩色に彩られていくような気持ちでした。 お金がなくて、自分で服をリメイクしたりしてる姿は高校生の頃の自分と一緒でした。 田舎町で人に三度見されても、金髪のウィッグを被ってロッキンホースを履いて生活してたので、そんな私が間違ってなかったんだなって肯定してもらえたような気持ちでした。

すぐ古着屋に行って、おおぶりなイヤリングやアクセサリーを買って、丸メガネをかけました 笑 ザ・スミスを聞くようになったのもこの映画を観てからです。 古着で可愛いものをいくらでも着られる！そう教えてくれたのはアンディでした。片方だけのピアスはアンディの真似をして買いました。

ダッキーとアンディが一緒にデビット・ボウイの曲で踊るところが本当に好きです。結ばれない2人のダンス、もどかしさと儚さで胸がキューっとなります。

会ってみたい！この時代で、私も同い年のティーンで会いたい 笑

レースの襟が可愛いコーデが好きです。ピンクのシャツ、モヘアのニットに白いレースの襟。

特定の人物というわけではありませんが、矢沢あいさんの漫画に出でくる登場人物のようなファッションにすごく憧れています。自分で服を選ぶ時も、矢沢あいっぽいかという基準で選びます。vivienne westwoodのロッキンホースを履き続けるのもその影響です。

ファッションも含めてオススメするのは『シング・ストリート』と岩井俊二『スワロウテイル』。 ファッション関係なくオススメするのは『カッコーの巣の上で』。 アニメだったら「パプリカ」です。

Zipper専属モデルを経て、「GINZA」「NYLON」「VOCE」などのジャンルを越えた多方面の雑誌に出演。モードとストリート、どちらもこなすファッションアイコンとして活躍中。日本大学藝術学部を卒業した経歴を活かし女優としても活動。青文字系モデル初のDJとして全国のクラブでプレイ中。 Instagram：http://instagram.com/culumi_nakada WEAR：http://wear.jp/culuminakada/