2018年2月25日更新

魔人ブウ復活の立役者、名悪役ダーブラとは【ドラゴンボール】

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ドラゴンボール フルカラー 魔人ブウ編 2

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ダーブラ、格闘・魔術・知力が揃った暗黒魔界の王

ダーブラは「ドラゴンボール」シリーズおよび鳥山明の原作漫画『ドラゴンボール』に登場する悪役です。名前の由来は呪文のアブラカタブラから。 現実世界の裏に存在する魔の世界のトップに君臨する「暗黒魔界の王」であり、その実力は東の界王神シンが恐れるほどです。格闘攻撃のほか、相手を石化させるツバや口から吐く炎などの魔術で相手を苦しめ、さらに剣や槍といった武器を使った戦闘もこなします。 また、敵を見抜く洞察力と知力にも優れ、悟飯との戦闘の最中、ベジータの邪心を見抜きバビディの手下へと寝返らせました。

初登場は「魔人ブウ編」!魔術師ダビディの右腕

ダーブラがはじめてその姿を見せるのは、原作では其之四百四十六「魔導師バビディ」、アニメ『ドラゴンボール改』では第107話「恐ろしき魔人の秘密 黒幕出現!!」。バビディの右腕として華々しく登場しました。 ダーブラは手始めに界王神の付き人キビトを消し去り、クリリンとピッコロをあっさりと石化させます。さらに悟空たちを宇宙船の中に誘い込み、罠にかけることに成功しました。 ですが、船内に用意された第1ステージのプイプイと、第2ステージのヤコンは、それぞれベジータと悟空にあっさりと倒され、続く第3ステージ、ダーブラが満を持して悟飯を迎え撃ちます。

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ベジータ曰く「セルと同じ程度」、悟飯と渡り合ったダーブラの真の戦闘力は!?

悟空たちとの初戦闘で圧倒的な力を見せたダーブラですが、ベジータは当初、ダーブラの戦闘力を「セルと同じ程度」と評していました。その後、セルを倒したスーパーサイヤ人2状態の悟飯と互角に渡り合う姿を見て、「思ったよりずっと強い」とその認識を改めています。 ブウが復活した後は、ダーブラはブウのことを「マヌケ面の生ごみ」呼ばわりして怒らせ、またたく間に吹き飛ばされる噛ませ犬っぷりを発揮。何とか生き延びたものの、魔人ブウにクッキーにされるという最後を迎えます。 こうした情けない経緯と、戦闘シーンも少なさのために印象が薄いですが、ダーブラは「魔人ブウ編」までに登場する敵キャラの中では、ブウに次ぐ強さを誇ります。まさに、ベジータの評通りの「思ったよりも」強いキャラなんです!

悪役ながら最後は天国行き!

死後のダーブラはというと、意外にも天国行きとなります。『ドラゴンボール改』では第129話「バイバイ みんな!! 孫悟空あの世に帰る」にて、閻魔大王は天国行きの理由を「暗黒魔界出身のダーブラは地獄行きを喜ぶ」と悟空に語っています。 さらに『ドラゴンボールZ』の方では、ダーブラのその後のエピソードを描いたアニメオリジナル回が放送され、天国で改心したダーブラが、悟飯を探しているブルマ、チチ、ビーデルに協力するというレアな姿を観ることができます。

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『ドラゴンボール超』では未来トランクス編の回想シーンで登場

『ドラゴンボール超』でダーブラは、「未来トランクス編」の第49話「未来からのメッセージ ゴクウブラック襲来」に登場します。 未来トランクスの世界でも、セルが滅びた地球にはバビディとダーブラが現れ、魔人ブウを復活させようと画策します。ダーブラの高い戦闘力と石化のツバは健在で、トランクスは大いに苦しめられましたが、最後は界王神に指示を受けたトランクスが激闘の末二人を打ち倒し、ブウ復活を阻止しました。

ダーブラを演じたのは悪役を得意とする声優の大友龍三郎

ダーブラの声を担当したのは声優の大友龍三郎(おおともりゅうざぶろう)です。 『ONE PIECE』のサー・クロコダイル役、『魔法陣グルグル』の魔王ギリ役など、迫力のある声を生かした悪役を演じることが多く、さらに『ドラゴンボール改』ではダーブラのほかに牛魔王役、閻魔大王役などを演じており、まさに八面六臂の大活躍です。 今回は、「ドラゴンボール」シリーズの名悪役ダーブラを紹介しました。「暗黒魔界の王」の通り名に相応しい実力を持ちながらも、失敗も多い愛すべき悪役ですね!次に「ドラゴンボール」シリーズを観るときは、是非ダーブラの悪役っぷりにも注目してみてください!