主役の存在すら脅かすほどの存在感!
まるで主人公の存在より目立ってしまう程の存在感を出す、気持ち悪い動きをするキャラクターは少なくはありません。中には、映画を観ている人を不安にさせるようなキャラクターもいます。 そこで、数ある映画作品の中から、めちゃくちゃ気持ち悪い動きをするキャラクターが出る映画を紹介します。 有名作品とマニアックな作品から合わせて6作品紹介します。気持ち悪いのが大好きな方もそうでない方も、気になって、観たくなるかもしれません。
サイレントヒル【2006年カナダ・フランスの合作】
キモキャラ多め
「サイレントヒル」と一言残し、失踪した娘を探すため、サイレントヒルという街を訪れた母親に降りかかる様々な恐怖体験を描いた『サイレントヒル』。この映画は、日本のゲームをベースに作られたものです。 劇中に、数多くの気持ち悪いキャラクターが出現します。例えば、目に有刺鉄線が巻きつけられた状態の痛々しいクリーチャー・ジャニターです。彼が触れるものはすべて腐ってしまいます。 気持ち悪さの度合いで言えば、昆虫界の嫌われ者、ゴキブリに似たクリーチャー・クリーパーも見逃せません。人間の顔をしていて、奇妙な声を上げるのです。しかも、大量に現れるところは、ゴキブリそっくりです。 他にも、レッドピラミッドやダークナース、アームレスマンなどの気持ち悪いキャラクターが出現します。
パンズ・ラビリンス【2006年メキシコ・スペイン・アメリカ合作】
ペイルマンの見た目のインパクト大
ファンタジー映画の「パンズ・ラビリンス」になぜ気持ち悪いキャラクターが?と思った方もいらっしゃるでしょう。この映画で最も気持ち悪い動きをするキャラクターといえば、ペイルマンを置いて、他にはいないでしょう。主人公の少女がパンという登場人物から与えられた2番めの試練に登場します。 まるで見た目は、日本の怪談に出てくるのっぺらぼうのようです。普段は、全く動かないのですが、彼の前に置かれたテーブルの上のごちそうに手を出そうものなら、その人に襲いかかるのです。のっぺらぼうだから目の前は見えないはずと思ったら甘いです。ペイルマンは手のひらに眼球を取りつけて、その手を、おそらく目があるであろう位置に持って行き、物を見るのです。 その様子はどう見ても、主人公の少女にとってはトラウマになりそうです。
IT【1990年アメリカ】
一度は目にしたことがあるあのピエロ
スティーヴン・キングのホラーとして有名な『IT』に出てくる気持ち悪いキャラクターといえば、ピエロの格好をしたペニー・ワイズという悪魔です。 ピエロという点ですでに、表情が読み取りにくく薄気味悪いのに、さらに悪行を働くというのが気持ち悪さを増しているポイントです。 ペニー・ワイズは超能力を使って子どもを誘惑し、捕食するという、残虐な悪魔です。彼は、大人には見えない不思議な悪魔です。ものの隙間から彼の顔が見えるシーンは、とても印象的です。鉤爪も、恐怖を煽りますね。 2017年のリメイク版を観て、子どもの頃の恐怖が蘇った方もいるのではないでしょうか。
共喰山【2011年オーストラリア】
友達が突然怪物に
知る人ぞ知る、いや、マニアックすぎる映画から、気持ち悪い動きをするキャラクターをご紹介します。オーストラリア映画の『共喰山』です。 キャンプをするために山へやってきた、仲間5人。ですが、そのうちの一人、メルという女性が、沼にはまった時に蛭に噛まれたところから大惨事が始まります。熱にうなされた後、メルは怪物になっていました。見た目は人間のままですが、鋭い牙がたくさん生えています。山に生息する生き物をむさぼり喰う姿は、まるで獣です。口の周りは返り血で真っ赤で、不気味です。 更には、仲間の一人がメルに容赦なく襲われてしまいます。そのシーンは観ているだけでも痛々しいので、苦手な人は覚悟が必要です。
遊星からの物体Xファーストコンタクト【2011年アメリカ】
探検隊がエイリアンに変化
1982年公開の『遊星からの物体X』の前日談を描いたこの作品は、最新のCGや特殊メイクで、ものすごく気持ち悪いエイリアンを作り上げています。 南極大陸で宇宙船を見つけたノルウェーの捜索隊の隊員が、エイリアンの被害に遭います。この作品には、人間に寄生した様々なエイリアンが出てきます。隊員ケイトが話しかけている最中に、ジュリエットがエイリアンになって、襲いかかろうとするシーンは気持ち悪いそのものです。 ケイトの目の前で、ジュリエットの胸のあたりから触手のようなものがうじゃうじゃと現れ、ジュリエットを宿主にして、エビ反り状態で追いかけてきます。 更には、隊員のアダムがエイリアンとなったエドヴァルドに擦り寄られ、ふたりがくっついてしまい、仰向けに這ってくるシーンもおすすめです。
エクソシスト【1973年アメリカ】
悪魔に憑かれた少女は有名
『エクソシスト』は紹介するまでもなくとても有名な作品です。少女・リーガンに取り憑いた悪魔と、エクソシストの対決を描いたものです。 リーガンは映画の序盤は、どこにでもいる可愛らしい少女の風貌をしていましたが、ある時悪魔に憑かれ、だんだん変貌していきます。気持ち悪い奇声を上げたり、果てには、悪魔が少女に自慰行為をさせたりと、観ている者をドン引きさせてしまいかねないシーンが出てきます。 久しぶりに『エクソシスト』を観る方は免疫がついているかもしれませんが、まだ観てないという方は、心して観ることをおすすめします。階段からブリッジしながら降りてくる悪魔が出てきてもしりませんよ……。
まだまだあなたの知らないキャラはいるかも
いかがでしたか。文章で気持ち悪さの度合いをお伝えするのは難しいのですが、おわかりいただけたでしょうか。そして、楽しんでいただけたでしょうか。中にはマニアックな作品を紹介したので、手に入りにくいかもしれませんが、ぜひご覧になってください。そして、まだまだ紹介しきれていないキモキャラも存在します。又の機会があればぜひご紹介したいので、楽しみにしていてください。