夜道は気を付けて!ストーカー映画特集

2018年4月7日更新

噂にはよく聞きますが、実際にはどんな人たちなのか?どう対処したらいいのか?意外と知らない「ストーカー」の出てくる映画を紹介します。

歪んだ愛情か妄想か?ストーカーの恐怖

一見普通の人なのに、じつは特定の相手に異様なほど執着し、つきまとったり待ち伏せしたり……そんなことをされたら誰でも恐怖を感じてしまいますね。無視したり対応を間違ったりすればその行動はエスカレートして、最悪監禁されたり、危害を加えられたりすることも。 好意を持った相手の全てを知りたい、そんな他愛ない動機がやがて自分を抑えられない衝動に変わっていくこともあるようですね。ストーカーを突き動かすのは歪んだ愛情なのでしょうか、それとも狂気なのでしょうか?

家族の仲間に入りたい!孤独な男の妄想

『ストーカー』

写真現像の仕事をするサイは仕事を愛する真面目な男。しかし孤独なサイは常連客のニーナ・ヨーキンから預かった写真を現像するうちに、幸せそうなニーナの家族に強い憧れを感じるようになります。そして写真をこっそり自分の分も現像し、自宅に飾るようになるのでした。 壁一面の写真をながめて自分がヨーキン家の一員であるという妄想にひたるサイですが、ニーナの家庭には夫ウィルの浮気という問題があることを知ります。幸福なヨーキン家という幻想を壊されたサイは、狂気に駆られ、ある行動を起こすのですが…… サイを演じるロビン・ウィリアムスの孤独と哀しみ伝わってくる映画です。

マネキンしか愛せない男の狂気

『マニアック』

幼いころのトラウマが原因でマネキンしか愛せなくなったフランク。マネキン修復師の仕事をしていましたが、夜ごと街をさまよい、若い女性を殺害して頭の皮を剥ぐという猟奇殺人者でした。剥がした頭の皮を自宅のマネキンにかぶせるのがフランクの密かな楽しみだったのです。 カメラマンのアンナに出会い、フランクは初めてマネキンではない生身の女性に恋心を抱きます。しかし、自分の気持ちがかなわないと知ったフランクは、ついにアンナにも狂気の魔の手をのばしてしまい……自宅に戻ったフランクを待ち受けている、さらなる狂気が恐ろしい映画です。

有名人はツライ!?熱狂的ファンの恐怖

『ザ・ファン』

仕事も家庭も失ったギル・レーバンは野球観戦だけが生きがいとなってしまいます。熱狂的なジャイアンツファンの彼は、同じくスランプ気味で苦境に陥っていたボビーに勝手に運命を感じ、ボビーを救う使命を自らに課すのです。 ボビーのライバルを消し、プライベートを監視し、執着心を募らせたギルは、真のファンである自分への感謝を要求してボビーの息子を人質にとり、驚愕の行動にでるのでした。 ストーカーという言葉を世の中に知らしめたともいえる名作ストーカー映画の1本。ギルを演じたロバート・デニーロの怪演が光ります。

恋は盲目、そして狂気

『アデルの恋の物語』

フランスの文豪、ヴィクトル・ユーゴーの次女アデルの激しい恋。去った元恋人、アルバート・ピンソン中尉を追いかけてカナダへ渡ったアデルは、下宿先からピンソンに何通も手紙を書きますが一向に返事はありません。ようやく会えたピンソンは冷たくアデルを捨てるのでした。 アデルはピンソンの心を取り戻そうと絶望的な試みをくり返します。嘘の結婚告知騒ぎを起こし、ピンソンの子を妊娠していると嘘をついて破談に追い込み、ますますピンソンに疎まれていくアデル。 正気を失い、荒んでいくアデルをイザベル・アジャーニが演じています。瞳に宿る狂気には凄みさえ感じられます。

一人暮らしの女性には怖すぎる愛情表現

『アンナと過ごした4日間』

病院で働くレオンは、同じ病院で働く看護師のアンナを毎晩双眼鏡で覗くのが日課となっています。以前、不幸な事件から関わりを持ったアンナを見守ってきたレオンでしたが、病院での仕事を失ってある行動にでました。夜、熟睡しているアンナの部屋に忍び込み、傍らで部屋の掃除をしたり、あんなにペディキュアを塗ったり……。 4日目の晩に修理した時計を戻しに来て警察に捕まったレオン。その行動はストーカーそのもので、やはり犯罪なのですが、レオンに妄想や狂気の雰囲気はなく、だんだんひたむきな純愛にさえ見えてくる、不思議な雰囲気を持つ映画です。

生還率0.00%!旅先の出会いには要注意【2018年公開】

『ベルリン・シンドローム』

ベルリンで自由な一人旅を満喫していたクレアは、教師のアンディと出会い意気投合。盛り上がった二人はそのままアンディの家で夜を過ごしますが、次の朝クレアが出かけようとするとドアには厳重な鍵が。クレアはアンディの家に監禁されてしまったのです。窓は強化ガラス、叫んでも外には全く聞こえない……そんな描写が恐怖をあおります。 外では真面目で穏やかな教師でありながら、自宅ではクレアに対しての異常な執着をみせ、それでも自分は正常だと言い張るアンディの二面性が不気味。脱出を試み、なんとか外部に気づいてもらおうとするクレアの様子も緊張感がある映画です。

いかがでしたか?多くのストーカーは、一見優しそうだったり、ごく普通の人に見えるため、その裏にある執着心や妄想、支配欲がむき出しになった時の豹変ぶりに恐怖が倍増します。何を考えているかわからない人間は、やっぱり幽霊よりも悪魔よりも怖いですね!