『いぬやしき』の悪役?たまたま公園に居合わせた獅子神皓とは?
獅子神皓(ししがみひろ)は、漫画『いぬやしき』に登場するキャラクター。主人公の犬屋敷壱郎の対となるようなキャラクターであり、犬屋敷にとってのライバルとも言え、悪役の立ち位置にもあるキャラクターです。 家族や友人には優しいごく普通の高校生だったのですが、犬屋敷壱郎同様、ある夜たまたま公園に居合わせた際に、宇宙人の引き起こした事故をきっかけに機械仕掛けの身体になってしまいます。 主人公の犬屋敷はその力を人助けに率先して使っていくのですが、対する獅子神はある意味対照的な方法でその力を使っていくのでした。
安堂直行を助けるだけに収まらないエスカレートする暴力性!
獅子神皓は、機械の身体になったのをきっかけにまずは、いじめられていた幼馴染の安堂直行を助けるためにいじめっこたちをやっつけてしまいます。それにより、引きこもり状態だった安堂は救われます。 ですが、獅子神はその能力の使い方を次第にエスカレートさせていきます。いじめっこたちを射殺してしまったり、ATMを不正操作して大金を手に入れるなど、悪行の域に及ぶ行動に移りだします。 犬屋敷は人を助けることに自分の存在意義を見出すのですが、それと時を同じくして、獅子神は人を殺めることで自分の存在意義を見出します。まさにこの力に対する対照的な使い方が『いぬやしき』の面白さでもあります。
獅子神皓の改心の一助になる?母親や渡辺しおんとは
【第七話「渡辺しおん」のあらすじに場面写真を追加????】
— TVアニメ「いぬやしき」公式 (@inu_noitamina) November 20, 2017
「もっともっと人を殺す...この国の人間を全部...」真実を知ったしおんは、それでも獅子神に「置いて行かないでほしい」と懇願します・・❗https://t.co/qozJRJjY3A#inuyashiki pic.twitter.com/7VBvNzCYtk
そんな悪行を繰り返す獅子神でしたが、ある登場人物のおかげで何度か改心のきっかけも得ます。最初のきっかけは母親。末期の膵臓ガンであることが発覚した自身の母親を、機械になった自分の力で治療することで殺戮を止めようと考えます。しかし、警察に連続殺人犯であることが発覚して逃亡するハメになってしまいます。 その後、獅子神に思いを寄せていたクラスメイトの女子、渡辺しおんの家に身を寄せます。渡辺の説得により、今後は特殊な力を人を救うために使おうと決心。しかしその矢先、渡辺やその家族がSATに襲われてしまったのをきっかけに全世界を相手に殺戮活動を始めることになってしまいます。 最終的に犬屋敷壱郎がその悪行を止めるために、獅子神との直接対決に挑みます。
ネタバレ注意!獅子神皓が迎えるラストとは!
獅子神は犬屋敷との激闘の末、体を負傷してしまううえ、自分の行なってしまったことがあまりにも犠牲が大きかったこともあり、安堂や渡辺とも疎遠になってしまいます。 そんな中、物語の終盤、地球に巨大隕石が迫ってきます。地球の人々はもはや諦めるしかないという状況下、犬屋敷が懸命にそれを食い止めようとするのですが、止めることができません。そんな時、獅子神が再び犬屋敷の前に現れます。 自分にも死んでほしくない人が居ると、犬屋敷に告げた獅子神は、犬屋敷に自分を自爆させて隕石の軌道を変えるように願い出ます。そのお願いに答えた犬屋敷は、自爆スイッチである獅子紙の目を押し込みは自爆します。獅子神は親しい人たちを救うために命を犠牲にして最後を迎えるのでした。
アニメや実写で獅子神皓役を演じているのはアノ人!
TVアニメシリーズや実写映画化を果たした『いぬやしき』。各メディアごとで獅子神皓役を演じているのは以下の方々です。
TVアニメ版の声優は村上虹郎!
声優初挑戦の「村上虹郎」さんに、アフレコ初日にインタビューしたザテレビジョンの記事はこちら???? 今夜放送の第二話をもっと楽しく御覧いただけると思いますので、ぜひみてみてくださいね⭐https://t.co/94uGwa8GNC#inuyashiki
— TVアニメ「いぬやしき」公式 (@inu_noitamina) October 19, 2017
2017年10月より放送されたTVアニメ『いぬやしき』で獅子神皓役を演じたのは、声優を本職にしている方ではなく、俳優の村上虹郎(むらかみにじろう)でした。村上虹郎のお父さんは俳優の村上淳です。 映画『二度めの夏、二度と会えない君』の主人公篠原智役やTVドラマ版『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』の宿海仁太(じんたん)役などを務めてきました。 主人公の犬屋敷壱郎役も俳優の小日向文世が務めており、TVアニメ『いぬやしき』は主要キャラクターをどちらも俳優が務めるという珍しい作品となっておりました。
実写映画版の獅子神皓役は佐藤健!
2018年4月20日、とんねるずの木梨憲武主演で『いぬやしき』は実写映画化も果たします。こちらの『いぬやしき』で獅子神皓役を演じるのは、人気俳優の佐藤健(さとうたける)。 『仮面ライダー電王』の野上良太郎役で一躍、人気俳優の仲間入りをした佐藤は、『るろうに剣心』の緋村剣心役や『亜人』の永井圭役など漫画原作作品の実写化でもたびたび主人公キャラクターなどを演じてきています。 今回の『いぬやしき』では正統派主人公というよりも悪役側のキャラクターとなるだけにどんな演技を見せてくれるのかに注目です。