日本が舞台の『アースクエイク・バード』が映画化!アリシア・ヴィキャンデル出演【あらすじ・キャスト】
日本が舞台のサスペンス小説『アースクエイク・バード』をNetflixが映画化!
イギリスの人気サスペンス小説『アースクエイク・バード』。日本滞在の経験のあるスザンナ・ジョーンズのデビュー作である本作をNetflixが映画化することが発表されました。 『アースクエイク・バード』の主人公は日本で働くイギリス人女性。つまり本作の舞台は日本なのです。そのため、撮影も日本で行うことが発表されています。 日本が舞台のサスペンス小説がどのように映像化されるのか、すでに世界でも話題になっていますが、日本人としては特に興味が湧くところです。
日本が舞台のサスペンス!気になるあらすじは?
『アースクエイク・バード』の主人公はイギリス人女性ルーシー・フライ。日本で生活して約10年になるルーシーは翻訳の仕事に携わっていて、またカメラマンである日本人のボーイフレンドもいて、順風満帆な生活を送っていました。 しかしある日、ルーシーの知人であるイギリス人女性リリー・ブリッジズが変わり果てた姿で東京湾で発見されます。そしてルーシーにリリー殺害の容疑がかけられてしまいます。 ルーシーは自分の過去を思い起こし、奇妙な死を遂げるのはリリーが初めてではなく、過去にも友人や身内が奇妙な死に方をしていることに気がつきます。 本作はルーシーが巻き込まれる事件の真相を解明しながら、異国の地で暮らす女性の恋愛事情や心理も描き出した作品です。
『アースクエイク・バード』の気になるキャスト陣
『アースクエイク・バード』に出演する俳優、女優陣の多くは発表されていませんが、主役のルーシーはアカデミー賞助演女優賞受賞経験のあるアリシア・ヴィキャンデルが演じることが発表されています。またリリー役にはエルヴィス・プレスリーの孫であるライリー・キーオが抜擢されました。 ルーシー役の日本人カメラマンを誰が演じるのかなど、その他キャストにも注目が集まります。
主役はアカデミー賞受賞経験のあるアリシア・ヴィキャンデル
ルーシー・フライ/アリシア・ヴィキャンデル
主役を演じるアリシア・ヴィキャンデルは1988年にスウェーデンで生まれました。子どもの頃はバレリーナに憧れてバレエ学校で特訓を受けるも、ケガによりバレリーナになることを断念せざるをえなくなり、女優の道を志します。 スウェーデンの短編映画やテレビドラマなどでキャリアをスタートさせ、2010年の長編映画デビュー作『ピュア 純潔』でその演技に注目が集まりました。本作はストックホルム国際映画祭などを始め、様々な賞を受賞しています。 その後2012年に出演した『アンナ・カレーニナ』で国際的に知られるようになり、その後活躍の場をイギリス、アメリカに広げ、2015年の『リリーのすべて』でアカデミー賞助演女優賞を獲得しました。 現在はロンドンを拠点に活躍しており、女優としての活動のほか、フランスの高級ブランド、ルイ・ヴィトンのミューゼのひとりとしても活躍しています。
リリー役にはエルヴィス・プレスリーの孫、ライリー・キーオ
リリー・ブリッジズ/ライリー・キーオ
ルーシーの知人で東京湾で遺体で発見されるリリー役はライリー・キーオが演じます。 ライリー・キーオは1989年アメリカ出身の女優で、モデル、女優として有名のほか、アメリカの伝説的歌手エルヴィス・プレスリーの孫としても有名です。 14歳でモデルデビューを果たしたライリー・キーオは、2010年に『ランナウェイズ』で女優デビューを果たします。その後はオーランド・ブルームが製作した『グッド・ドクター 禁断のカルテ』やスティーヴン・ソダバーグ監督の『マジック・マイク』など、話題作に続々出演をしています。
EXILE小林直己も出演決定!ハリウッドデビュー
役名不明/小林直己
本作に出演が決定し、ハリウッドデビューを果たすEXILEおよび三代目J soul Brothersに所属する小林直己。2007年にJ Soul Brothersに加入して以来、ダンスパフォーマーとしての活躍が目覚ましい彼は、キャリアの当初から演技に挑戦し続けています。 2007年に「劇団EXILE」の旗揚げ公演に参加。その後も2つのグループでダンサーとしての活動をメインに据えながらも、毎年舞台に立っています。2013年にはつかこうへいの名作『熱海殺人事件』の40周年記念公演で大役である小山金太郎を演じ、好評を得ました。 ドラマなど映像作品の出演は少ないものの、映画『たたら侍』では主人公の親友を好演するだけではなく、流暢な英語で外国人記者クラブの会見に応じました。
日本で撮影される『アースクエイク・バード』
先の項目で紹介した通り『アースクエイク・バード』の舞台は日本。そのため、本作はもちろん日本でも撮影が行われます。 撮影は東京と佐渡島で2018年5月から開始されると発表されており、見慣れた風景が作品中に登場しそうです。 全世界に配信される作品が日本で撮影されることに、日本人としては誇りに思えますね。映画『アースクエイク・バード』のロケ地にも注目したいところです。
原作者は日本滞在経験のあるスザンナ・ジョーンズ
@sophiemorme Lovely big box of 'When Nights Were Cold' and 'The Earthquake Bird' paperbacks has arrived - exciting! pic.twitter.com/SuLowFEc
— Susanna Jones (@Susanna_Jones) January 11, 2013
『アースクエイク・バード』の原作者はイギリス人作家、スザンナ・ジョーンズです。 本作はスザンナ・ジョーズのデビュー作であり、本作で英国推理作家協会賞の最優秀新人賞を受賞。イギリスでベストセラーとなった作品です。 『アースクエイク・バード』は東京が舞台の作品ですが、スザンナ・ジョーンズ自身、英語教師として、またラジオのシナリオライターとして日本に滞在した経験を持ちます。 本作の撮影は2018年5月に日本で開始されました。ロケ地として使用されたのは、原作の舞台となった東京と佐渡島。東京の商店街や、東京都庁、佐渡島の酒蔵などで撮影された映像が、外国人の目を通して描かれた日本をどのように彩るのか楽しみですね。 本作はミステリー作品に分類されるものの、探偵役の主人公が事件の謎を追跡するような正統派ミステリーではありません。外国暮らしの女性の心理や、イギリス人女性から見た日本を描いた純文学的な側面も持ち合わせています。そのような描写がどのように映像化されるかもぜひ注目してください。
『アースクエイク・バード』はNetflixで配信!
具体的な日付は明らかになっていませんが、2019年内にNetflixで配信されることが発表されています。どうしても映画の内容が気になる方は、原作本を手にとってみるのはいかがでしょうか。残念ながら日本語版の書籍は絶版となっているものの、電子版はKindleで配信されています。 また、原語版もとても読みやすい英語で書かれていると好評ですので、英語で読んでみるのもいいかもしれません。