©1984 Universal Studios. All Rights Reserved.

『ストリート・オブ・ファイヤー』リマスター版公開!色褪せぬ魅力に迫る

2018年5月3日更新

80年代のパワーあふれる痛快アクション、『ストリート・オブ・ファイヤー』のデジタル・リマスター版が公開されます。当時若者を熱狂させた「ロックの寓話」の魅力を紹介します!

伝説のロック映画が帰ってくる!

たくさんの良質な青春映画が製作された1980年代。日本でも公開されたアメリカ青春映画は多くのファンを虜にしましたが、これらの映画の多くが音楽と密接に結びついていました。80年代はまさにロックンロールの黄金期で、数多くの伝説のロックバンドが誕生しました。 映画ファンだけでなくロックファンの心をもわしづかみにした、伝説のロック映画『ストリート・オブ・ファイヤー』がデジタルリマスター版で帰ってきます。全編にあふれるロックミュージック、かつての恋人の危機を救うタフ・ガイと80年代のカッコよさがはじけるこの映画、見逃せません!

ロックの寓話『ストリート・オブ・ファイヤー』ってどんな映画?!

ストリート・オブ・ファイヤー デジタル・リマスター
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人気ロックシンガー、エレン・エイムが故郷での凱旋ライブの途中、レイヴェン率いる街のギャング、ボンバーズが乱入、エレンは連れ去られてしまいます。エレンのかつての恋人、トム・コーディは故郷の町に戻り、女兵士のマッコイと共に ボンバーズのアジトを急襲してエレンを救い出します。 かつては愛し合っていたものの、ロックスターになる夢を追うためにトムと別れたエレン。お金のために自分を助けに来たと誤解したエレンでしたが、そうではないことを知って2人の気持ちは 再び熱く燃え上がります。しかしボンバーズのリーダーレイヴェンとの壮絶な一騎打ちに勝利したトムは、ロックスターのエレンを支える人生は選べないとエレンに別れを告げ、町を去るのでした。

マイケル・パレがひたすらかっこいい!

ストリート・オブ・ファイヤー
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昔の恋人を助けるため街に帰ってきた流れ者のタフ・ガイ、トム・コーディを演じるマイケル・パレがなんといってもカッコいい!一見クールなトムですが、エレンを救うと決めた後は警察さえも関わりたがらないギャング団を相手に戦いを挑んでいきます。80年代のタフ・ガイの美学を体現したようなトムに心を奪われた日本のファンも多かったでしょう。 1958年生まれのマイケル・パレは、ニューヨークで有名レストランの副料理長として働いていた時に、スカウトされたそうです。この『ストリート・オブ・ファイヤー』の主演で一躍人気スターの仲間入りを果たしました。

美しいロックの女王はかつての子役スター

恋よりも歌の道を選んでスターの道を登り詰め、故郷の街で凱旋ライブを行う「ロックの女王」エレン・エイム。演じるのはダイアン・レインです。6歳のころから舞台に立ち、13歳のときに『リトル・ロマンス』のローレン役での演技が絶賛されました。 その後『ランブルフィッシュ』や『アウトサイダー』などで若手人気スターとなったころこの『ストリート・オブ・ファイヤー』に出演となりました。美貌のロックスターとして、圧巻のライブパフォーマンスを演じています。

監督は『48時間』のウォルター・ヒル

脚本家として『ゲッタウェイ』などの作品を手がけたウォルター・ヒルの監督デビュー作は、チャールズ・ブロンソン主演の『ストリートファイター』でした。以降『ウォリアーズ』や『ロング・ライダーズ』など、タフな男の美学を撮り続け、中でも『ストリート・オブ・ファイヤー』は、一味違う青春アクション映画として注目を集めました。 エディ・マーフィーの映画デビュー作となった『48時間』ではコメディ・アクションのセンスも高く評価されました。続編も作られたバディ・ムービーの傑作です。

日本人を熱狂させたアメリカン・ヒーロー

ストリート・オブ・ファイヤー デジタル・リマスター
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影のある流れ者が昔の恋人を救い出し、悪人をやっつける……そんなシンプルなストーリーと80年代のロックのパワーが結びついたこの映画は、日本でも熱狂的な支持を得ました。当時すでに日本でも人気のあったダイアン・レインの美しさと、このころはまだ無名だったものの、この映画で一気に人気に火が付いたマイケル・パレ。この主演2人のアイドル的な人気もヒットの要因でしょう。 『ストリート・オブ・ファイヤー』の日本公開は1985年でしたが、この映画はこの年のキネマ旬報ベストテンで、読者が選ぶ海外映画のベストワンに選ばれています。日本での人気の高さがうかがえますね。

ロックの名曲が勢ぞろいのサントラは必聴!

エレン率いる、“Ellen Aim and The Attackers”のライブで始まり、終わるこの映画は音楽が特に大きな役割を果たしていて、多くの名曲が生まれました。最初に歌う“Nowhere Fast” は観客と一体になれる疾走感あふれるロックナンバーですし、”Tonight Is What It Means to Be Young”も大ヒット。日本では椎名恵が「今夜はANGEL」という邦題でカバーして、ドラマ『ヤヌスの鏡』の主題歌となりました。 しかしいずれの曲もダイアン・レインは実際に歌っておらず、この映画のために結成されたロックバンド、Fire inc(ファイヤー・インク)によるものでした。

この映画から人気スターの座をつかんだ脇役たち

ウィレム・デフォー (ゼータ)
©Van Tine Dennis/ABACA/Newscom/Zeta Image

当時すでに子役としてのキャリアがあり知名度の高かったダイアン・レイン以外はほぼ無名だった他の出演者も、この映画で注目され、その後のキャリアを積み上げていきました。敵のギャング団のリーダー、レイヴェンを演じたウィレム・デフォーはこの映画での悪役ぶりが注目されて、『プラトーン』の出演につながりました。その後も性格俳優として存在感を発揮しています。 エレンの現在の恋人役はリック・モラニスで、映画の出演はまだ2作目でしたが、やはりこの作品で注目され、その後『ゴーストバスターズ』『リトルショップ・オブ・ホラーズ』などで高く評価されました。他にもエイミー・マディガンやビル・パクストンなどがその後のキャリアにつながる一歩をこの映画から踏み出しています。

『ストリート・オブ・ファイヤー』を彩る名車

トムが街のチンピラから「パクッた」車は、1950年式マーキュリーです。映画ではオープンカーにカスタムしてあり、真っ赤な車体がとにかくオシャレでかっこよく、それに乗るトムの姿と共に強烈な印象を残しています。映画のために2台制作されたこの車のうち、1台はなんと日本にあるそうです。 ボンバーズが乗り回すのはバイク好きにはたまらないハーレーで、こちらもカッコよさと美しさを併せ持つ、魅せるバイクといえるでしょう。どちらも一度は乗ってみたい、憧れの名車ですね。

こんなところにも!?『ストリート・オブ・ファイヤー』の魅力とその後

この映画の設定はゲームの分野にも影響を与えました。カプコンが1989年に製作したアーケードゲーム「ファイナルファイト」は『ストリート・オブ・ファイヤー』に影響をうけて作られています。誘拐された市長の娘を救い出すため、恋人のコーディ―が相棒と共に街のギャングに戦いを挑むこのゲームは、続編も発売されました。 『ストリート・オブ・ファイヤー』は当初、トムを主人公とした3部作構成となる予定でした。しかしこの作品は興行的には決して成功したとは言えず、それぞれ”The Far City"、"Cody's Return”となるはずだった第2作、第3作は製作されることはありませんでした。

80年代のアイコンと迫力のライブは大画面で楽しみたい

いかがでしたか?作品中にあふれる80年代のアイコンとロックンロール・スピリットは公開当時に見た人にはもちろん、初めて見る人にも強烈な印象を残すことでしょう。タフな男の美学に酔いしれるもよし、迫力のロックに身をゆだねるもよし。ぜひ大画面での鑑賞がおススメです! 映画『ストリート・オブ・ファイヤー』のデジタル・リマスター版は、7月21日(土)シネマート新宿ほか全国で順次公開です!