2018年5月10日更新

ゴダール2番目の妻の自伝を映画化、『グッバイ・ゴダール!』に迫る!

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グッバイ・ゴダール!
© LES COMPAGNONS DU CINÉMA – LA CLASSE AMÉRICAINE – STUDIOCANAL – FRANCE 3.

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ジャン=リュック・ゴダールと2番目の妻の生活を描いた話題作

ジャン・リュック・ゴダール
©Abaca Press/Khayat Nicolas/Sipa USA/Newscom/Zeta Image

フランス映画界の巨匠ジャン=リュック・ゴダール。監督の1967年製作の映画『中国女』に主演し、それをきっかけに監督と結婚し、監督の2番目の妻になったアンヌ・ヴィアゼムスキー。 そのアンヌ・ヴィアゼムスキーが監督との日々を綴った自伝的小説を原作に映画化された『グッバイ・ゴダール!』は第70回カンヌ国際映画祭パルム・ドールにも出品された話題作です。 その『グッバイ・ゴダール!』がフランスでの公開から約1年後の2018年7月にいよいよ日本で公開されることになりました。 フランスを代表する監督の私生活を垣間見ることができる『グッバイ・ゴダール!』を徹底解剖していきます。

哲学を学ぶ女学生がフランスを代表する監督と恋に落ちる!

アンヌ・ヴィアゼムスキーは哲学を学ぶパリに学ぶ学生。女優としても少しずつ活動を始めていた彼女はすでにフランス映画界を代表する監督として注目を集めていたジャン=リュック・ゴダール監督の『中国女』の主役に抜擢されます。 そして監督と女優という関係を超え、監督と恋に落ち、『中国女』が公開された1967年に監督と結婚をします。 結婚によって彼女の生活が一変。映画界また世界中から注目を集める監督との生活は刺激的な毎日。しかし次第にジャン=リュック・ゴダールは過激な革命運動に傾倒していき、製作する映画も政治的思想の表現の場と化していくのです。

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主演アンヌ役にはステイシー・マーティン

ステイシー・マーティン (ゼータ)
©WENN.com

主役アンヌ・ヴィアゼムスキー役には1991年フランス生まれのステイシー・マーティンが抜擢されました。 ステイシー・マーティンは幼少時に日本で生活していた経験を持ち、10代からファッションモデルとして活躍し、2013年の映画『ニンフォマニアック』で映画デビューを果たします。 その後はトロント映画祭でプレミア上映された『ハイ・ライズ』など話題作に出演を続け、またファッションブランド、ミュウミュウの広告塔に抜擢されるなど、女優としてモデルとして幅広く活躍を続けている、今注目の集まる若手女優です。

ジャン=リュック・ゴダール役はルイ・ガレルが好演!

フランスを代表する監督役には1989年生まれのルイ・ガレルが好演しています。 ルイ・ガレルは映画監督フィリップ・ガレルと女優ブリジット・シィの子供として生まれ、祖父は俳優モーリス・ガレル、妹も女優という芸能一家に育ちました。 子役として映画に出演しながらも、フランス国立高等演劇学校でしっかりと演技を学んだ演技派俳優で、2003年のベルナルド・ベルトルッチ監督の『ドリーマーズ』で世界中から注目を集めるようになります。 現在は俳優として活躍するかたわら、短編映画の製作にも携わっています。

監督はアカデミー賞受賞経験を持つミシェル・アザナヴィシウス

グッバイ・ゴダール ステイシー・マーティン プレス
© LES COMPAGNONS DU CINÉMA – LA CLASSE AMÉRICAINE – STUDIOCANAL – FRANCE 3.

『グッバイ・ゴダール!』を監督するのはアカデミー賞受賞経験を持つフランス人監督ミシェル・アザナヴィシウスです。 テレビ界でキャリアをスタートさせ、企業コマーシャルやテレビ映画の監督を経て1999年に映画監督デビューを果たします。 そして2006年に公開された1960年代のスパイ映画のパロディ映画『OSS 117 私を愛したカフェオーレ』が興行的に大ヒットし、世界中から注目を集めました。 その後2011年に製作した『アーティスト』がカンヌ国際映画祭で上映、またアカデミー賞で作品賞、監督賞など5部門で受賞を果たすという快挙を成し遂げます。 監督業のほか脚本家としても活躍しており、『グッバイ・ゴダール!』でも監督、脚本の両方に携わっています。

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『グッバイ・ゴダール!』日本公開は2018年7月!

グッバイ・ゴダール プレス
© LES COMPAGNONS DU CINÉMA – LA CLASSE AMÉRICAINE – STUDIOCANAL – FRANCE 3.

本国フランスでは2017年7月に公開された『グッバイ・ゴダール!』。1年の月日を経ていよいよ日本で2018年7月13日に公開されることが決まりました。 新宿ピカデリーを始め、その後全国で順次公開予定で、またそれに先立ち2018年6月21日から開催されるフランス映画祭2018でも公開されることが決定しています。 すでに映画の公式ホームページも開催され、また予告ムービーも公開されています。ぜひホームページや予告ムービーを見て公開を心待ちしましょう!