ロック好き必見!おすすめロックミュージシャン伝記映画

2017年7月6日更新

ロック界にはさまざまな伝説的ヒーローがいます。そして彼らを演じたさまざまな名優たちがいます。映画となった作品は、観客や多くの関係者たちに大きな影響を与えました。今回はその中から3作品を取り上げて、モデルとなったミュージシャンはもちろん、演じた俳優や作品の裏話を垣間見てみたいと思います。

ソウル・ミュージック界の頂点に登りつめた天才ミュージシャンを描いた『Ray/レイ』

名優ジェイミー・フォックス

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2015年公開『ANNIE/アニー』において、子どもと一緒に軽快なダンスと歌を披露しているジェイミー・フォックス。しかし2004年、レイ・チャールズの伝記映画『Ray/レイ』(原題:Ray)でレイを演じることが決定した当初はあまり期待されておらず、嘲り笑う人たちさえいました。

当時、彼は『In Loving Color』でコメディアンの仕事だったり、映画『Booty Call(邦題:ダブル・デート)』に出演したりと、シリアスなイメージとはかけ離れていたからです。

しかし彼は見事にレイ・チャールズの波瀾にみちた人生を演じきり、アカデミー主演男優賞を受賞しました。これはアフリカ系アメリカ人俳優としては史上3人目。本作は、彼の俳優人生の大きな転機となりました。

衝撃的なレイ・チャールズの過去

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映画は1960年代におけるレイの少年時代に焦点があてられており、彼の衝撃的な過去が赤裸々に描かれています。特に薬物使用と、悲惨とも言える女性関係は観客を引き込むのに十分な内容となっています。

ロック界関係者の多くが『Ray』ような伝記映画を作りたいと挑戦していますが、未だに成し遂げられていないと言われています。まさにロック界の金字塔とも言える傑作ですね。

1950年代のカリスマスターの生涯に迫った真実の愛の軌跡『ウォーク・ザ・ライン/君につづく道』

ジョニー・キャッシュとジューン・カーターの恋愛

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『ウォーク・ザ・ライン/君につづく道』(原題:Walk the Line)は、2005年公開のアメリカ映画。これは興業収入も莫大で、評論家や関係者たちの大きな話題となりました。

カントリー・ミュージシャンであるジョニー・キャッシュの伝記映画ですが、ジェームズ・マンゴールド(監督・脚本)は、キャッシュとジューン・カーター(キャッシュの2番目の妻)の恋愛に焦点をあてて描いています。

ジョニー・キャッシュの悲惨な時代

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映画はフォルサム州立刑務所を背景にした映像からスタート。その後、キャッシュのアーカンサスにおける複雑な幼少時代が描かれます。

そして彼のあまり幸せではなかった最初の結婚と、長期にわたる処方薬依存との闘いの様子がリアルに描かれ、観る者たちに衝撃を与えます。

主演のホアキン・フェニックス

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ホアキン・フェニックスとリース・ウィザースプーンは、映画中の曲をすべて吹き替えなしで歌い、それぞれゴールデングローブ賞主演男優賞・グラミー賞と、アカデミー主演女優賞を受賞。

この2年後、ホアキンは歌手への転向を宣言したことで話題となり、本作はさまざまな観点から注目の作品として完成しました。

伝説的なロック・グループ、ドアーズのボーカリストの半生を綴った伝記映画『ドアーズ』

評価が割れる伝記映画

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オリバー・ストーン監督の『ドアーズ』(原題: The Doors)(1991年公開)は、1965年から1970年代初めにかけて活動したアメリカのロックバンド「ドアーズ」の伝記的映画です。

これは評価が割れていて、バンドの3人のメンバーでさえ違う感想を持っています。ロビー・クリーガーとレイ・マンザレクは「馬鹿げている。事実と違う」とさんざんにこけ下ろしましたが、映画のコンサルタントも務めたジョン・デンスモアはそれほど非難しておらず、それなりに評価しているようです。

復活をはかるバンドメンバー

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「ドアーズ」はロック界の伝説的存在。とりわけ若い人たちにとっては、映画が「ドアーズ」を知るためのテキストにもなります。そこでバンドメンバーはイメージを一新するべく、映画ヒット後の数ヶ月でアルバムやグッズを売りさばきました。

映画作品としての『ドアーズ』

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映画に関する評価はさまざまですが、ジム・モリソンを演じたヴァル・キルマーの演技は、辛口評論家たちも黙って脱帽せざるを得ない名演技でした。

ところでオリバー・ストーン監督は、そもそもバンドの実態を描こうとしていたのでしょうか?映画はよきにつけあしきにつけ話題になります。その意味では「成功した映画」と言えるのかもしれません。評価の割れるこの作品、あなたの評価はいかに?